長久保豊氏トロント公開練習レポ & ハビインタ「ユヅルとの友情について語る」
トロント公開練習ではロストバゲージで大変だったスポニチの長久保さん。公開練習のコラムきてます!
ロストバゲージで衣類なし。一脚もなし、70〜200ズームもなし。ジャージとクロックスというあまりに失礼な格好でのクリケットクラブ。本当に申し訳ありませんでした。https://t.co/niwF8UxDcP
— 長久保豊 (@YutakaNagakubo) 2018年8月31日
靴ヒモ結び、神速でした。https://t.co/sJ0snEnI3V
— 長久保豊 (@YutakaNagakubo) 2018年9月5日
トロントで描いたORIGINの地図〜クリケットクラブ、サンダル紀行 (20180905 スポニチ)
【長久保豊の撮ってもいい?話】仕事を終えてホテルのロビーで一人考え込む。「彼はまだ進化を止めない。あのステップは(振り付けの)シェイリーン・ボーンさんが鬼なのか?羽生さんが鬼なのか」。
素足にサンダル、スウェットの上下だけでは肌寒さを感じるカナダ・トロントの午後である。
8月30日、羽生結弦選手公開練習。前日、14時間の長旅に備えスウェット、サンダルで飛行機に乗り込んだまではよかったが靴、衣類一式を入れたカバンが勝手に旅に出た。商売道具のカメラはあるが問題はこの格好だ。選手に失礼だし、クリケットクラブという格式高い場所に出入りできる姿ではない。朝、ホテルのロビーで途方にくれているとお仲間のカメラマンたちがやってきて役に立たないことを言っては去って行く。「足を早く動かせば靴に見えますよ」(それこそ不審者だ)。「パンツ貸しましょうか」(じゃあ貸してくれって言ったらどうする。もじもじするオヤジ同士ってどうよ?。ジャパンスポーツの和田さんよ)。「サンダルはヤバイっす」とLINEで冷たく突き放す著名カメラマンT、もう1人の著名カメラマンNは時差ボケのポンコツ状態で他人に構っている場合じゃなかったらしい。まあ、あれこれ悩んでいても仕方がないのでクラブへ向かう。現地では出会う人たちに自分のスウェットを指差し「ロストバゲージ」と連呼していたのは言うまでもない。
ここに来た目的の一つは新プログラムの地図を作ること。リンクのどの部分でジャンプやスピンが行われるのか? 印象的なステップは曲のどの部分か? フィニッシュの位置は?。記憶に刻まれた地図が詳細であればあるほど本番ではカメラマンに有利に働く。オータムクラシックから来年3月の世界選手権まで計6、7枚の1面写真をそこから想像していくのだ。
70人近い報道陣が見守る中でリンクインした羽生選手は新フリープログラム「ORIGIN」をいくつかのパートに分けて披露してくれた。
ヒザをつき右手を前方に出してから左手を天に伸ばす印象的なフィニッシュ。レッツゴー・クレイジーのズサーッと同じようにオータムクラシックではこのシーンを撮るためにジャッジ席の左斜め上(陸上トラックに例えれば4コーナー)にカメラマンが殺到するはずだ。そしてお宝写真の宝庫と言えそうなのが、後半の3A―2Tからコレオシークエンス、3Aとたたみ掛ける道程。それはまさしく羽生結弦絵巻というものだ。レイバック・イナバウアーを撮るなら第3コーナー、ハイドロブレーディングを撮るなら撮影位置は第2コーナーのリンクサイドと地図に記した。
冒頭の「彼は進化を止めない」の言葉を感じたのは体のライン出し。以前から美しかったが今季はある種の妖しさをも纏った。音を抱く強さ、音に包まれる柔らかさの対比。それを一番表現できるであろう撮影ポジションは赤丸でグリグリと印をつけたが…内緒だ。
「ORIGIN」。ファンたちは息をするのを忘れるか、過呼吸で心臓がバクバクなっちゃうのが必至。彼の演技で泣き笑うシーズンがまた始まる。
一連の取材を終えスタッフと談笑する羽生選手の横を通り過ぎた。思い切り早く足を動かしたからサンダルとはバレてなかったに違いない。そんなことを考えていたらフロントの人が呼びに来た。「ミスター、荷物が届きましたよ」。
遅いって…。(写真部長)
▼長久保豊(ながくぼ・ゆたか)1962年生まれ。空港からのバス。運転手さんから「シルバーか?」と聞かれ「ゴールドだ」と答えそうになった56歳。羽生さんのことではなかったらしい。
「サンダルはヤバイっす」とLINEで冷たく突き放す著名カメラマンT・・・これ、田中さんね(笑)
もう1人の著名カメラマンNは時差ボケのポンコツ状態で他人に構っている場合じゃなかったらしい・・・能登さん、年々時差ぼけがひどくなるってつぶやいてました(笑)
あのステップは(振り付けの)シェイリーン・ボーンさんが鬼なのか?羽生さんが鬼なのか・・・ジェフが振り付けたバラード一番のステップも鬼ステップでしたね。ジェフが「これは絶対無理だよ」と言ったことでも、結弦くんはやってしまうらしいです(たとえば、イーグルからイーグルの四回転サルコウなど)。振付師達も、どんな難しい振付を与えても結弦くんがこなしてしまうので、じゃあ、もっと難しいものを・・・となっていくんじゃないかしら。だから、本当の鬼は結弦くんだと思う(笑)
ハビの話題です。ハビは今季で引退します。おそらく、来年のユーロが引退試合に。
「スケートは心も体もすり減らす。体にも無理がきて前と同じような状態ではない。若手が育ってきてるし、場所を空けなきゃね。だから、今季はいくつかの試合に出て、さよならを告げるんだ。プロジェクトがたくさんあって、それらを進めていきたいから。今後はショーやコーチをすることになるよ」 pic.twitter.com/C3Ni3l7Da1
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年9月4日
そして、ゆづハビが好きなオリンピックチャンネルさんより、ハビのインタです。結弦くんについて語ってます。日本語訳は自分用で、だいたいの感じなので、参考程度に。
⛸️ Exclusive interview: @javierfernandez opens up about friendship with Yuzuru Hanyu: https://t.co/Ld5yNpCClq @ISU_Figure pic.twitter.com/9Go6B8moT5
— Olympic Channel (@olympicchannel) 2018年9月4日
Javier Fernandez opens up about friendship with Yuzuru Hanyu
Yuzuru is a mystery, and he will always be a mystery, because he likes it like that.
He does already a lot of interviews and the people can have a follow up of what he's doing or how he is.
He's a good guy, pretty relaxed when he has to be relaxed,and when he has to be powerful,then he's powerful.
It's good train with him, just because you can see the power that he has and all the effort that he puts into the ice every day.
To be training with a partner like that it makes you try to improve.
That it really hard to say. If Yuzuru is around still and he's in good shape, he has a good chance to be on the podium,
ハビエル・フェルナンデス、羽生結弦との友情を語る
ユヅルはミステリーだ。これからもいつもミステリーだろうし、本人がそうであることが好きなんだ。
彼はすでにインタビューをたくさん受けてるし、彼が何をしていてどんな調子なのか、後からみんな知ることができる。
彼は良いヤツだ。リラックスすべきときは、リラックスしていて、パワフルにならなきゃいけない時はそうなる。
彼と一緒に練習することはいいこと。毎日、ユヅルがどれだけのパワーと努力を氷上に注いでいるかを見ることができるから。
そういう練習パートナーと一緒だと、もっとよくなろうと思うんだ。
北京について語るのは難しい。もしユヅルが現役を続けていて、体調がよければ、表彰台に上がる可能性は高い。
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2018/09/05 14:25 | 公開練習・新プロ | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP