タラソワ女史が羽生結弦を絶賛 「これが天才の真の行為」
ロシアの重鎮・タラソワ先生が結弦くんのこと絶賛してくれてますね。
羽生結弦を「手本とすべき」 露の名伯楽が自国選手に提言「これが天才の真の行為」(20180925 THE ANSWER)
羽生をお手本に―タラソワ氏が提言
フィギュアスケートのオータムクラシックは五輪連覇の王者・羽生結弦(ANA)が合計263.65点で今季初戦を優勝で飾った。憧れのエフゲニー・プルシェンコ氏が演じたナンバーをアレンジした「Origin」の新プログラムを優雅に舞い、新シーズンで好スタートを切った。浅田真央や、荒川静香ら名スケーターを何人も育てた、フィギュア界の重鎮・タチアナ・タラソワ氏が、ロシアのスケーターたちに「羽生を手本とすること」を呼びかけたという。ロシアメディアが報じている。
フリーでは4回転サルコーで転倒するシーンもあったが、まずは復帰戦を優勝という結果で終えた羽生。貫録を見せた王者の姿に、ロシアからも熱い視線が注がれていた。
「タラソワ氏がロシアのスケーターに(難しいプログラムを)諦めずにユヅル・ハニュウを手本とすることを呼びかけた」と題して特集しているのは、ロシアメディア「R-sports」だ。
「ロシアフィギュアスケート界の重鎮・タチアナ・タラソワ氏がロシアのフィギュスケーターにソチ五輪と平昌五輪の金メダリストの羽生結弦を手本としプログラムにおける難易度を維持するように呼びかけた」
記事ではこうつづり、今季からのルール改正によって、多くのスケーターが難易度の高いジャンプを敬遠している状況を伝えている。
「なぜなら失敗した場合大きな減点となるからだ。ロシアのミハイル・コリヤダはオンドレイネペラ杯で合計274.37点で優勝したが、ショート、フリーの両方で4回転ルッツを跳ばず、3回転ルッツに変えた。ショートとフリーでコリヤダは3回、4回転ジャンプを跳んだが、すべてトウループだった」
コリヤダのプログラムをこう説明。一方で羽生はショートプログラムで4回転トウループ、4回転サルコー、フリーでは4回転ループ、4回転トウループ、4回転サルコーを跳んだことも伝えている。
「困難を避けないで」と羽生の姿勢を称賛
同メディアの電話取材に回答した、タラソワ氏はこう話している。
「コリヤダはとてもうまく滑った。ただSPでコリヤダは悪い踏切で3回転ルッツを跳んだ。これはとても不思議だ、なぜなら彼はこのジャンプをとてもうまく跳ぶから。しかも彼は4回転ルッツも跳べる。私が男子スケーターに何を言いたいか分かりますか?日本のユヅル・ハニュウを見てください、彼は以前大きな怪我を負った。でも彼はオータムクラシックのショートプログラムで2回、4回転ジャンプを跳びました。これが男性の行為です。天才の真の行為です」
コリヤダの演技と比較し、羽生のチャレンジする姿勢を称賛しているのだという。さらにロシアのスケーターにはこう呼びかけている。
「困難を避けないでください!ハニュウは驚くべき人物だ。男子フィギュアスケート界を牽引し(難しいプログラムを)あきらめない。私達ロシアのスケーターも利益にならないことも考えに入れる必要がある。シーズンの初めは難しいジャンプ(4回転ジャンプ)を試してみて、SPで2回跳ぶことを私は勧める」
リスクを恐れずにトライする必要性を力説している。またタラソワ氏はコリヤダが3種類の4回転ジャンプを跳べることを挙げなから、「私は今、批判しているのではないのです、自分の見解を述べているだけです」と強調しているという。
大幅なルール改正や、演技時間の短縮により、“確実性”をより重視する風潮があるとタラソワ氏は指摘。一方で羽生のようにさらに高みを目指す姿勢には、惜しみない拍手を送っていた。名伯楽の発言がどんな影響を与えるのか、注目が集まりそうだ。
この記事の元になってるのは、こちらのロシアの記事ですね。
→ https://rsport.ria.ru/figure_skating/20180923/1142388336.html
asappoさんが、ブログで翻訳してくださっています。
→ http://kurkuma.blog.fc2.com/blog-entry-2595.html
asappoさんのブログでは、この「THE ANSWER」の記事に抜けてる最後の締めくくりの部分もフォローしてくださっています。
新規則に関してタラーソワは次のように指摘する:それは「アスリートの動機付けになるのではなく、不当な均等主義を作り出します」。「私たち、コーチだけでなく、ISUの人たちも間違いを犯そうとしています。コーチたちとISUは、別々の方向で仕事をしています。一方で優秀なコーチたちは、やはり高難易度のエレメンツに向かって進んでいます。エテリ・トゥトベリーゼが自分の生徒の女子選手たちと行っているように」。コーチはこのように締めくくった。
ジャンプの基礎点を下げ、フリーの演技時間を短縮してジャンプを1本減らした。でも、ジャンプ偏重を正したいだけなら、4分半を4分に減らす必要はなく、ただジャンプを減らせばよかったのです。かえって選手の負担が増え、演技に余裕がなくなり、つなぎが減り、「助走→ジャンプ」の繰り返しの演技が増えてしまっている。元々、ショートをなくして、フリー1本にしようかという話も以前でていたくらい、ISUは競技時間を短縮したがっていましたから、「ジャンプ偏重を正す」を、短縮の口実に使っただけのような気がします。
息をする力もない!最高のセンス、芸術的なプレゼントをありがとう!最高に難しいジャンプで、完璧な音楽性を作り上げてくれてありがとう!私達のスポーツの全てのアスリート達に、そのような姿を示してくれてありがとう!尊敬と愛を込めて!

氷の国の王子と魔王と春の妖精(もしくは天女)が今年の衣装ラインナップ。
2018-2019シーズンはファンタジーシリーズで攻めてますね。
その美しさを見初め、氷の国の王子を魔界にさらおうとする魔王。そこに春の妖精が・・・みたいなファンタジー1本書けそうだわ(笑)
※ 画像はツィッターよりお借りしています。
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2018/09/25 13:05 | チャレンジャーズシリーズ | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP