羽生選手 3日目公式練習ニュースと動画 ほか
3日目の公式練習です。フリーの曲かけ練習。
羽生、公式練習で4回転トーループ―3回転半着氷 試合で成功なら世界初 (20181104 スポニチ)
フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦、フィンランド大会の男子フリーは今日4日にヘルシンキで行われる。ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(23=ANA)は同日午前、公式練習に参加。フリー「Origin」の曲をかけた際には4回転ループを降り、4回転サルコーでは着氷後に軽く手をついた。試合で成功すれば世界初となる4回転トーループ―トリプルアクセル(3回転半)の連続技も着氷し、上々の仕上がりだった。
前日のSPでは3つのジャンプを完ぺきに決めて、ルール改正後の世界最高となる106・69点をマークした。
男子フリーは日本時間午後9時開始。最終組5番滑走の羽生は午後10時28分頃登場予定。
#YuzuruHanyu seemed in very good shape during the last run through before the free skate. He performed 4Lo(+5), 4S(-1), 3Lo(+5), 4T(+5), 4T+3Aseq.(+5), 3F+3T(+4) He didn't make the last jump element (3A+euler+3S) #gpfigure #helsinki #羽生結弦
— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) 2018年11月4日
Full routine https://t.co/RqkFU55v9h pic.twitter.com/dXNrpHzU9g
マッシさんはジャンプだけ抽出してくださってます。フリーのランスルー全容はこちら。
→ http://p.weibo.com/show/channerWbH5/1034:4302665816188006
羽生結弦、SP世界最高「自分の記憶と戦っていた」6年ぶりGP初戦首位発進(20181104 スポーツ報知)
◆フィギュアスケートGPシリーズ第3戦 フィンランド大会第2日(3日)
【3日=高木恵】男子五輪連覇の羽生結弦(23)=ANA=がショートプログラム(SP)で106・69点をマークし、首位に立った。今季からのルール変更で昨季までの成績がリセットされたため、世界最高得点。2位に14点近い大差をつけ、4日のフリーで自身初のGP初戦Vに挑む。
終盤の曲の盛り上がりとともに羽生は気持ちを解放し、思うままにステップを刻んだ。大歓声を感じながら「秋によせて」を全身で演じきった。フィニッシュを決めると、大きく息をついた。得点には驚きの表情。「とりあえず100点を超えられたのは大きい。ほっとしている」。106・69点の世界最高得点(旧ルールでは羽生が17年オータム・クラシックで出した112・72点)で今季GPシリーズを踏み出した。
「信じて跳び切れた」。つま先を外に広げて滑るイーグルからの冒頭の4回転サルコーは、今季から上限5に広がった出来栄え点(GOE)で4・30を引き出す完璧なジャンプ。続く3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)も相変わらずの美しさだった。ただでさえ高難度の3つのジャンプを、すべて難しいステップから入り、流れるように降りていった。
勝つための構成に変えた。今季からSPは後半に跳ぶ最後の1本のみ基礎点が1・1倍になる。9月のオータム・クラシックでは曲調に合わせた滑りを最優先し3つのジャンプを前半に入れたが、4回転―3回転の連続トウループを後半に動かした。「勝たなきゃ意味ない。その上に、自分の表現したいことは絶対譲れないという思いがある」。後半に4回転を入れつつ、ジャンプ以外の要素もすべて後半に詰め込んだ。
羽生の意地だった。「後半に盛り上がるところでスピンとステップをやりたい」。このプログラムを表現する上で後半の3つのスピン、ステップは必要な要素だった。音楽をアレンジし直し、振り付けにも手を加えた。必死の滑り込みで、1か月でこの領域まで完成させた。「満足は出来ていない。ジャンプの出来に関してもまだ出来る」。さらなる記録更新に自信を見せた。
2010年NHK杯でのGPデビューから昨年まで、8年連続で優勝を逃している鬼門のGP初戦で好スタートを見せた。「この点数から新たに身を引き締める力をもらって、明日につなげたい」。自信をもって、勝ちに行く。
◆ユヅに聞く
―オータム・クラシックでは0点だったスピンがレベル4に。
「すごく気持ちを込められた」
―どれも難しいジャンプの入り。
「ジャンプが決まらずにPCS(演技構成点)がつかないことが怖かったが、ジャンプを跳びますよ~という感じはこのプログラムで出したくない。リスクを取りながらも、自分のなかで安定した気持ちで入るようにしている」
―ヘルシンキは17年世界選手権優勝の思い出の地か。
「17年世界選手権ではSPでパーフェクトな演技が出来なかったので、今日は自分の記憶と戦っていた」
―曲の表現について。
「この曲自体、自分がやりたいと思ってやったプログラム。表現したいことはできた」
フィンランド大会SP首位発進。羽生結弦はそれだけでは納得しない(20181104 Sportiva)
11月3日のグランプリ(GP)シリーズ・フィンランド大会2日目の男子ショートプログラム(SP)。羽生結弦の最初のジャンプの4回転サルコウは、踏み切りで少し力が入っているように見えた。
羽生は、直前の6分間練習でトリプルアクセルと4回転トーループ+3回転トーループをきれいに決めていた。他の選手よりジャンプを跳ぶ本数も少なく、余裕を持った雰囲気で練習をしていたが、6分間の終盤になってから跳んだサルコウは2回転に。そして、終了時間ギリギリでもう1回挑んだサルコウは1回転になっていた。
「6分間の最初のジャンプがすごくきれいに決まっていましたが、そこからだんだん崩れ始めたなというのはありましたけど……。でも、自分では氷に上がってすぐのジャンプがよかったということもあったので、それを信じて跳び切れたかなと思います」
こう話す羽生の4回転サルコウは、9人中8人のジャッジがGOE(出来栄え点)で+4点、5点を出し、加点は4.30点と高い評価を受けた。その後のトリプルアクセルもきれいに決めると、後半にした4回転トーループ+3回転トーループはセカンドの3回転が着氷で少し止まってしまう流れのないジャンプになり、加点を稼げなかった。
羽生本人が「こだわりを持っている」と言う後半のパートでは、大きさと緩急をつけてダイナミックに滑ったステップこそレベル3に止まったが、3種類のスピンはすべてレベル4の評価を獲得。
演技構成点もトランジションの9.39点からコンポジションの9.64点の間でまとめて2番手のミハイル・コリヤダ(ロシア)に4.35点差をつける47.60点を獲得。合計を新ルールでは世界最高の106.69点にし、2位のミハル・ブレジナ(チェコ)に13.38点差をつけてトップに立ったのだ。
「とりあえず100点を超えたのは大きいかなと思います。まずはそこが一番です。まだまだ自分のベストの点数ではないかもしれないけど、とにかく明日も残っているという気持ちも含めて、この点数からまた新たに身を引き締めて明日につなげられればと思います」
SPのジャンプはすべてを手の内にしていると言ってもいいジャンプばかりだ。本人も「この構成でミスなんかしていられない」という気持ちでやっているという。だが、それだけで納得しないのが羽生である。
「ジャンプも安心してやるのであれば、たとえばイーグルを抜いたりツイズルを抜いたりとか、ダブルスリーを抜いたりとか、いろんなことができると思います。でもこのショートプログラムに関してはだいぶ滑り込めてきているとも思うし、何より自分がジャンプに入るにあたって『ジャンプを跳びますよ』というプログラムにはしたくないので。リスクをちょっと取りながらも、自分の中で安定して気持ちを入れられるようにと心がけています」
ジャンプ以外の要素をすべて後半に入れ、観客の声援や盛り上がりにも後押しをしてもらうことも考えて作った構成は、「とくに今日はスピンのところでは自分の中ですごく気持ちも込められたと思うし、あとは自分のステップの部分も後半の曲の盛り上がりだけではなく会場の雰囲気もすごく盛り上がって後押しをしていただけるような雰囲気もあったので。そこはすごく自分自身も気持ちよくできたかなと思います」と話す。
だが、そんな構成だからこそ、ジャンプを跳べないなどの大きなミスをしてしまうと点数が出にくいということを、初戦のオータムクラシックで感じたという。だからこそジャンプを大事にし、なおかつ自分がやりたいプログラムとしての完成度を高めるために、スローな曲調に合わせた柔らかなものにしようとしている。
そんな意識を持って臨んだGP初戦のSPでの高得点。それは昨季より体力を消耗するうえに、終盤に難度の高いジャンプが続く構成のフリーに向けても大きな力になるものだ。(取材・文:折山淑美)
羽生結弦、「106.69の衝撃」に米記者が粋な賛辞「羽生を超える人間は1人、それは…」(20181104 THE ANSWER)
圧巻SP世界新に熟練記者が最大級賛辞「羽生を超えられる人間は、この世に1人だけ」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会は3日、男子ショートプログラム(SP)で五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が106.69点の今季世界最高点をマークし、首位に立った。演技後は「プーさんの雨」が降り注ぐ壮観な光景が広がり、10袋以上に膨れ上がった贈り物の“舞台裏”をIOC運営の五輪専門サイトが画像付きで紹介。大きな反響を呼んだが、海外記者は「106.69の衝撃」について「ハニュウを超えられる人間は、この世に1人だけ…それはハニュウだ」と粋な賛辞を送っている。
五輪連覇を達成してなお、進化を目指し、挑戦を続ける。それが、羽生結弦という男だ。高いジャンプに美しいステップ、スピン。大きなミスなく新SP「秋によせて」を演じ切ると、耳をつんざく大歓声が響いた会場に「くまのプーさん」の雨が降り注いだ。得点は106.69点。新採点方式に移行後、SP世界最高得点だ。
「オリンピックチャンネル」は演技終了直後、リンク中央で羽生が両手を広げ、ポーズを決める中、黄色く銀盤が染まった壮観な1枚を画像付きで公開。さらに羽生が自前のプーさんを会場裏に持って引き揚げてくるシーン、10袋以上に膨れ上がったプーさんやプレゼントが集められたシーンと熱狂の舞台裏も切り取り、合わせて公開している。
GPシリーズ初戦で強さを発揮し、断トツの得点を叩き出した羽生。反応した一人が米国の熟練記者、フィリップ・ハーシュ氏だ。演技直後、自身のツイッターに粋な表現で最大級の賛辞をつづっている。
「羽生を超えられる人間は、この世にたった1人だけ…その人物は…」
「たった今、ハニュウが出した106.89点を超えられる人間は、この世にたった1人だけ…その人物というのは…ハニュウだ」
新しい採点方式で、あっさりと群を抜く得点を叩き出してしまった絶対王者に対し、もはや羽生を超えられる人間は羽生しかいないだろうと評している。ミハル・ブレジナ(チェコ)、金博洋(中国)ら歴戦のライバルを抑え、首位に立ったSP。海外メディアも続々と絶賛していたが、フィンランドから世界に与えたインパクトは日本のみならず、絶大だったようだ。
しかし、当然、絶対王者がここで満足することはない。まずは目前にあるフリー。羽生が羽生を超える演技で、GPシリーズ初戦Vを掴みに行く。
There is just one person in the world who can top the 106.89 Hanyu just got...and that person is....Hanyu. #GPHelsinki
— Philip Hersh (@olyphil) 2018年11月3日
プルさんも見ていてくれたようですね。
羽生さ〜ん!
— 🇯🇵ゆら🇷🇺 (@tamayura_yura) 2018年11月3日
アカデミーでプル家そろって見てたっぽいよ!!!
「天才、ユヅ❤️💪🏻」だって!ヤナさんが!!!
良かったね、届いてるよ!!!https://t.co/G7z2QnPVvo pic.twitter.com/L8FXvZMlpr

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2018/11/04 19:00 | グランプリシリーズ | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP