羽生選手 3日目公式練習ニュースと動画 ほか

3日目の公式練習です。フリーの曲かけ練習。

羽生、公式練習で4回転トーループ―3回転半着氷 試合で成功なら世界初 (20181104 スポニチ)

 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦、フィンランド大会の男子フリーは今日4日にヘルシンキで行われる。ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(23=ANA)は同日午前、公式練習に参加。フリー「Origin」の曲をかけた際には4回転ループを降り、4回転サルコーでは着氷後に軽く手をついた。試合で成功すれば世界初となる4回転トーループ―トリプルアクセル(3回転半)の連続技も着氷し、上々の仕上がりだった。

 前日のSPでは3つのジャンプを完ぺきに決めて、ルール改正後の世界最高となる106・69点をマークした。

 男子フリーは日本時間午後9時開始。最終組5番滑走の羽生は午後10時28分頃登場予定。





マッシさんはジャンプだけ抽出してくださってます。フリーのランスルー全容はこちら。
→ http://p.weibo.com/show/channerWbH5/1034:4302665816188006


羽生結弦、SP世界最高「自分の記憶と戦っていた」6年ぶりGP初戦首位発進(20181104 スポーツ報知)

 ◆フィギュアスケートGPシリーズ第3戦 フィンランド大会第2日(3日)

 【3日=高木恵】男子五輪連覇の羽生結弦(23)=ANA=がショートプログラム(SP)で106・69点をマークし、首位に立った。今季からのルール変更で昨季までの成績がリセットされたため、世界最高得点。2位に14点近い大差をつけ、4日のフリーで自身初のGP初戦Vに挑む。

 終盤の曲の盛り上がりとともに羽生は気持ちを解放し、思うままにステップを刻んだ。大歓声を感じながら「秋によせて」を全身で演じきった。フィニッシュを決めると、大きく息をついた。得点には驚きの表情。「とりあえず100点を超えられたのは大きい。ほっとしている」。106・69点の世界最高得点(旧ルールでは羽生が17年オータム・クラシックで出した112・72点)で今季GPシリーズを踏み出した。

 「信じて跳び切れた」。つま先を外に広げて滑るイーグルからの冒頭の4回転サルコーは、今季から上限5に広がった出来栄え点(GOE)で4・30を引き出す完璧なジャンプ。続く3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)も相変わらずの美しさだった。ただでさえ高難度の3つのジャンプを、すべて難しいステップから入り、流れるように降りていった。

 勝つための構成に変えた。今季からSPは後半に跳ぶ最後の1本のみ基礎点が1・1倍になる。9月のオータム・クラシックでは曲調に合わせた滑りを最優先し3つのジャンプを前半に入れたが、4回転―3回転の連続トウループを後半に動かした。「勝たなきゃ意味ない。その上に、自分の表現したいことは絶対譲れないという思いがある」。後半に4回転を入れつつ、ジャンプ以外の要素もすべて後半に詰め込んだ。

 羽生の意地だった。「後半に盛り上がるところでスピンとステップをやりたい」。このプログラムを表現する上で後半の3つのスピン、ステップは必要な要素だった。音楽をアレンジし直し、振り付けにも手を加えた。必死の滑り込みで、1か月でこの領域まで完成させた。「満足は出来ていない。ジャンプの出来に関してもまだ出来る」。さらなる記録更新に自信を見せた。

 2010年NHK杯でのGPデビューから昨年まで、8年連続で優勝を逃している鬼門のGP初戦で好スタートを見せた。「この点数から新たに身を引き締める力をもらって、明日につなげたい」。自信をもって、勝ちに行く。

 ◆ユヅに聞く

 ―オータム・クラシックでは0点だったスピンがレベル4に。
 「すごく気持ちを込められた」

 ―どれも難しいジャンプの入り。
 「ジャンプが決まらずにPCS(演技構成点)がつかないことが怖かったが、ジャンプを跳びますよ~という感じはこのプログラムで出したくない。リスクを取りながらも、自分のなかで安定した気持ちで入るようにしている」

 ―ヘルシンキは17年世界選手権優勝の思い出の地か。
 「17年世界選手権ではSPでパーフェクトな演技が出来なかったので、今日は自分の記憶と戦っていた」

 ―曲の表現について。
 「この曲自体、自分がやりたいと思ってやったプログラム。表現したいことはできた」


フィンランド大会SP首位発進。羽生結弦はそれだけでは納得しない(20181104 Sportiva)

 11月3日のグランプリ(GP)シリーズ・フィンランド大会2日目の男子ショートプログラム(SP)。羽生結弦の最初のジャンプの4回転サルコウは、踏み切りで少し力が入っているように見えた。

 羽生は、直前の6分間練習でトリプルアクセルと4回転トーループ+3回転トーループをきれいに決めていた。他の選手よりジャンプを跳ぶ本数も少なく、余裕を持った雰囲気で練習をしていたが、6分間の終盤になってから跳んだサルコウは2回転に。そして、終了時間ギリギリでもう1回挑んだサルコウは1回転になっていた。

「6分間の最初のジャンプがすごくきれいに決まっていましたが、そこからだんだん崩れ始めたなというのはありましたけど……。でも、自分では氷に上がってすぐのジャンプがよかったということもあったので、それを信じて跳び切れたかなと思います」

 こう話す羽生の4回転サルコウは、9人中8人のジャッジがGOE(出来栄え点)で+4点、5点を出し、加点は4.30点と高い評価を受けた。その後のトリプルアクセルもきれいに決めると、後半にした4回転トーループ+3回転トーループはセカンドの3回転が着氷で少し止まってしまう流れのないジャンプになり、加点を稼げなかった。

 羽生本人が「こだわりを持っている」と言う後半のパートでは、大きさと緩急をつけてダイナミックに滑ったステップこそレベル3に止まったが、3種類のスピンはすべてレベル4の評価を獲得。

 演技構成点もトランジションの9.39点からコンポジションの9.64点の間でまとめて2番手のミハイル・コリヤダ(ロシア)に4.35点差をつける47.60点を獲得。合計を新ルールでは世界最高の106.69点にし、2位のミハル・ブレジナ(チェコ)に13.38点差をつけてトップに立ったのだ。

「とりあえず100点を超えたのは大きいかなと思います。まずはそこが一番です。まだまだ自分のベストの点数ではないかもしれないけど、とにかく明日も残っているという気持ちも含めて、この点数からまた新たに身を引き締めて明日につなげられればと思います」

 SPのジャンプはすべてを手の内にしていると言ってもいいジャンプばかりだ。本人も「この構成でミスなんかしていられない」という気持ちでやっているという。だが、それだけで納得しないのが羽生である。

「ジャンプも安心してやるのであれば、たとえばイーグルを抜いたりツイズルを抜いたりとか、ダブルスリーを抜いたりとか、いろんなことができると思います。でもこのショートプログラムに関してはだいぶ滑り込めてきているとも思うし、何より自分がジャンプに入るにあたって『ジャンプを跳びますよ』というプログラムにはしたくないので。リスクをちょっと取りながらも、自分の中で安定して気持ちを入れられるようにと心がけています」

 ジャンプ以外の要素をすべて後半に入れ、観客の声援や盛り上がりにも後押しをしてもらうことも考えて作った構成は、「とくに今日はスピンのところでは自分の中ですごく気持ちも込められたと思うし、あとは自分のステップの部分も後半の曲の盛り上がりだけではなく会場の雰囲気もすごく盛り上がって後押しをしていただけるような雰囲気もあったので。そこはすごく自分自身も気持ちよくできたかなと思います」と話す。

 だが、そんな構成だからこそ、ジャンプを跳べないなどの大きなミスをしてしまうと点数が出にくいということを、初戦のオータムクラシックで感じたという。だからこそジャンプを大事にし、なおかつ自分がやりたいプログラムとしての完成度を高めるために、スローな曲調に合わせた柔らかなものにしようとしている。

 そんな意識を持って臨んだGP初戦のSPでの高得点。それは昨季より体力を消耗するうえに、終盤に難度の高いジャンプが続く構成のフリーに向けても大きな力になるものだ。(取材・文:折山淑美)



羽生結弦、「106.69の衝撃」に米記者が粋な賛辞「羽生を超える人間は1人、それは…」(20181104 THE ANSWER)

圧巻SP世界新に熟練記者が最大級賛辞「羽生を超えられる人間は、この世に1人だけ」
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会は3日、男子ショートプログラム(SP)で五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が106.69点の今季世界最高点をマークし、首位に立った。演技後は「プーさんの雨」が降り注ぐ壮観な光景が広がり、10袋以上に膨れ上がった贈り物の“舞台裏”をIOC運営の五輪専門サイトが画像付きで紹介。大きな反響を呼んだが、海外記者は「106.69の衝撃」について「ハニュウを超えられる人間は、この世に1人だけ…それはハニュウだ」と粋な賛辞を送っている。

 五輪連覇を達成してなお、進化を目指し、挑戦を続ける。それが、羽生結弦という男だ。高いジャンプに美しいステップ、スピン。大きなミスなく新SP「秋によせて」を演じ切ると、耳をつんざく大歓声が響いた会場に「くまのプーさん」の雨が降り注いだ。得点は106.69点。新採点方式に移行後、SP世界最高得点だ。

「オリンピックチャンネル」は演技終了直後、リンク中央で羽生が両手を広げ、ポーズを決める中、黄色く銀盤が染まった壮観な1枚を画像付きで公開。さらに羽生が自前のプーさんを会場裏に持って引き揚げてくるシーン、10袋以上に膨れ上がったプーさんやプレゼントが集められたシーンと熱狂の舞台裏も切り取り、合わせて公開している。

 GPシリーズ初戦で強さを発揮し、断トツの得点を叩き出した羽生。反応した一人が米国の熟練記者、フィリップ・ハーシュ氏だ。演技直後、自身のツイッターに粋な表現で最大級の賛辞をつづっている。
「羽生を超えられる人間は、この世にたった1人だけ…その人物は…」
「たった今、ハニュウが出した106.89点を超えられる人間は、この世にたった1人だけ…その人物というのは…ハニュウだ」

 新しい採点方式で、あっさりと群を抜く得点を叩き出してしまった絶対王者に対し、もはや羽生を超えられる人間は羽生しかいないだろうと評している。ミハル・ブレジナ(チェコ)、金博洋(中国)ら歴戦のライバルを抑え、首位に立ったSP。海外メディアも続々と絶賛していたが、フィンランドから世界に与えたインパクトは日本のみならず、絶大だったようだ。

 しかし、当然、絶対王者がここで満足することはない。まずは目前にあるフリー。羽生が羽生を超える演技で、GPシリーズ初戦Vを掴みに行く。




プルさんも見ていてくれたようですね。




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2018/11/04 19:00 | グランプリシリーズCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手 SP・Bユーロ実況動画&プレカン動画(翻訳あり) ほか海外の反応 ~GPS2018フィンランド大会

オリンピックチャンネルさんのツィートや、ジョニーのコメントなど。

羽生結弦、断トツ首位発進で鬼門突破なるか? GP初戦は8年連続V逸(20181104 デイリースポーツ)

 「フィギュアスケート・GPシリーズ・フィンランド大会」(3日、フィンランド・ヘルシンキ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=は、今季世界最高得点となる106・69点で首位発進を決めた。冒頭の4回転サルコーをほぼ完ぺきに決めると、トリプルアクセル、4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプもしっかりと決めきり、SP「秋によせて」を見事に演じきった。2位のブレジナ(チェコ)に13・38点差の大差をつけた。

 もはやフィギュア界の七不思議といっても過言ではないジンクスがついに破られるかもしれない。羽生のGPシリーズ初戦は2012年から6年連続2位で、10年のシニアデビューから8年連続のV逸中となっている。

 羽生の2010年以降のGPシリーズ初戦の成績は次の通り。

10年 NHK杯     4位

11年 中国杯      4位

12年 スケートアメリカ 2位

13年 スケートカナダ  2位

14年 中国杯      2位

15年 スケートカナダ  2位

16年 スケートカナダ  2位

17年 ロシア杯     2位

 シニアデビュー以降、出場大会では45戦23勝と、5割を超える勝率を誇るが、なぜかGP初戦は鬼門となっている。SP同様、羽生らしい滑りを出し切れれば、悲願のV発進は濃厚。皇帝プルシェンコへの憧れを体現したフリー「Origin」で、鬼門をぶち破る。



羽生結弦、今季も「プーさんの雨」到来に海外仰天「ユヅルのSP新記録に観客狂乱」(20181104 THE ANSWER)

10袋以上の贈り物が降り注いだ舞台裏をオリンピックチャンネルが公開

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会は3日、男子ショートプログラム(SP)で五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が106.69点の今季世界最高点をマークし、首位に立った。演技後はお馴染みのプーさんの雨が降り注ぐ壮観な光景が繰り広げられ、10袋以上に膨れ上がった贈り物の“熱狂の舞台裏”を海外メディアが画像付きで紹介。「ユヅル・ハニュウのSP新記録に観客は狂乱」と驚きをもって伝えている。

 GPシリーズの到来に合わせ、ヘルシンキに「プーさんの雨」が降り注いだ。羽生は欧州初披露となった新SP「秋によせて」を演じ切り、会心の表情を見せた。その直後だ。日の丸が無数に揺れる客席から黄色いぬいぐるみが次々と投げ込まれた。羽生が演じ切ったばかりの銀盤がみるみるうちに黄色く染まる。今年も羽生とGPシリーズがやってきた。それを感じさせるシーンだった。

 IOCが運営する五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」は演技終了直後、リンク中央で羽生が両手を広げ、ポーズを決める中、黄色く銀盤が染まった壮観な1枚を画像付きで公開。さらに羽生が自前のプーさんを会場裏に持って引き揚げてくるシーン、10袋以上に膨れ上がったプーさんやプレゼントが集められたシーンと熱狂の舞台裏も切り取り、合わせて公開している。

 羽生のフィンランド参戦は17年世界選手権以来。以降、五輪2連覇を達成し、日本のみならず世界にファンは一層増えた。投稿では「ユヅル・ハニュウの106.69点のショートプログラムの新記録に観客は狂乱」とつづり、驚きをもって伝えている。演技のみならず、会場を自分色に染められるのが羽生の強さでもある。絶対王者が熱狂のフィンランドで力強く第一歩を踏みしめた。









一番上のツィート。日本人ではなく、海外ファンですね。右上の海外ファンが結弦くんのロッテのクリアファイルもってるのは、日本人ファンからのプレゼントでしょう。海外遠征のときに、海外ファンに結弦くんのクリファをあげると、とても喜ばれるのだそう。結弦くんのクリファは、国際交流にも役立っているようです(笑)


羽生結弦のSP「秋によせて」に本家ウィアー氏が「とてつもなく素晴らしい」(20181104 デイリースポーツ)

 「フィギュアスケート・GPフィンランド杯」(3日、ヘルシンキ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=は、今季世界最高得点となる106・69点で首位発進を決めた。今季は元全米王者のジョニー・ウィアー氏が採用していた「秋によせて」をSPで用いているが、その“本家”がツイッターで絶賛した。

 ウィアー氏はツイッターで羽生の結果を紹介したのに続けて「Absolutely brilliant skating」(訳・とてつもなく素晴らしい滑り)と絶賛した。

 羽生は冒頭の4回転サルコーでは出来栄え点(GOE)で9人のジャッジのうち4人が“満点”の+5をつけた。演技の質にこだわる羽生の思いが今季も得点につながっている。

 また、羽生は演技後のテレビ朝日によるインタビューに、11月3日が敬愛するスケート界の帝王、エフゲニー・プルシェンコの誕生日であることにも言及している。フリーのプログラム「Origin」はプルシェンコの演目をアレンジしたもの。2人の大先輩への思いを胸に、フリーの演技に力を注ぐ。





プルさんのお誕生日に新ルール下でのSP最高得点を更新したわけですが、ジョニーのお誕生日は7月2日。結弦くんの国民栄誉賞授与式は、推しの誕生日でした。結弦くんて、本当に不思議な符合が多いよね(笑)


B.ESP(HD). Yuzuru HANYU 羽生結弦 SP - 2018 Grand Prix Helsinki


きゅーさんが、解説を翻訳してくださっています。ありがとうございます。
http://www.twitlonger.com/show/n_1sqn5n6


Helsinki Grand Prix 2018 - MEN - Short Program - Press Conference


みかんさんが、男子SPプレカンの翻訳してくださっています。ありがとうございます。
https://skate-rough-translate.hateblo.jp/entry/2018/11/03/230127


20181104スポニチ

今日の関西版のスポーツニッポンです。お写真美しい。
関西版は、カラーはスポニチと日刊スポーツのみでした。日刊はお写真がイマイチだったので、スポニチのみ購入。


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2018/11/04 12:30 | グランプリシリーズCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手、今季世界最高106・69点でSP首位!~GPS初戦

結弦くん、ショート首位発進。幸先の良いスタートです。

1 羽生結弦 106.69(59.09/47.60)
2 ミハル・ブレジナ 93.31(51.14/42.17)
3 金博洋 85.97(45.86/41.11)


プロトコル
http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfin2018/gpfin2018_Men_SP_Scores.pdf


主なニュース記事をまとめておきます。

羽生結弦、SPで今季世界最高106・69点で首位!今季GPシリーズ初戦(20181103 スポニチ)

 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦、フィンランド大会の男子ショートプログラム(SP)が3日、ヘルシンキで行われ、今季GPシリーズ初戦となる羽生結弦(23=ANA)が9番滑走(最終組4番手)で出場。106・69点を記録し、今季初戦だった9月のオータム・クラシックの97・74点を大幅に上回り、ルール変更後の自己ベストを更新、堂々の首位発進をした。

 106・69点は、今季のルール改正後の9月に宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がロンバルディア杯でマークした104・15点を抜き、今季世界最高得点。

 SPは「秋によせて」の曲に乗って滑走。4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)、4回転―3回転の連続トーループの3つのジャンプに挑み、連続ジャンプで着氷が乱れたものの持ち堪えた。

 今回のGPシリーズは中国が開催を返上したため、急きょフィンランドで初開催となった。ジュニア時代に初めて国際大会に出場し、17年の世界選手権で優勝した思い出の地で好発進した。

 2位にはミハル・ブレジナ(チェコ)で93・31点、3位に金博洋(中国)が85・97点、田中刑事(倉敷倉敷芸術科学大大学院)は7位で80・60点だった。



羽生に聞く 100点超えも「まだできることある」「身が引き締まった」(20181104  スポニチ)

◇フィギュアスケートGPシリーズ第3戦 フィンランド大会第2日 男子ショートプログラム(2018年11月3日 ヘルシンキ)

 今季GP初戦の羽生結弦(23=ANA)はルール改正後の世界最高得点となる106・69点で首位発進した。以下は試合後の一問一答。 

 ――滑り終えて

 「満足できていないところが結構ある。トランジションやジャンプの出来でも、まだできることはたくさんある」

 ――4回転サルコーが決まった

 「6分間練習の一番最初のジャンプがきれいに決まって、だんだん崩れ始めた。自分の中では陸から上がってすぐのジャンプが良かったので、信じて跳べた」

 ――4回転―3回転の連続トーループは基礎点が1・1倍になる後半(1分20秒)ぎりぎりだった

 「取れてますよね。練習よりちょっと早かった。曲の尺としては(1分)23、24秒くらいを狙っていた。始まりの動作が1・5秒くらい遅かったので、22秒とか23秒とかになったかな。後半に入る、入らないより、ジャンプが全部決まらないと、演技構成点がつかない。そこが怖かったので、とりあえずは満足しています」

 ――ジャンプについて

 「安心してやるのであれば、イーグルを抜いたり、いろんなことができるが、ジャンプに入るにあたって、“ジャンプを跳びますよ”というのは出したくない。リスクを取りながらも安心して気持ちを入れられるようにしたい」

 ――「表現したいことは譲れない」と話していたが

 「今回のスピンはすごく気持ちを込められた。ステップも会場の雰囲気が後押ししてくれた。楽しく、気持ちよくできた」

 ――得点を見て

 「とりあえず100点を超えられたのが大きい。そこが一番ホッしている。まだまだベストの点じゃない。明日も残っているし、新たに身が引き締まった」

 ――演技構成点が9・5点前後と高い

 「重大なエラーがあると点数が出にくいと今季は感じている。オータムクラシックの時に特に感じた。SPの構成がはまっているというよりも、ジャンプが決まったからかなと思う」



羽生「きょうはプルシェンコさんの誕生日なので」 首位発進で皇帝祝福/フィギュア(20181103 サンスポ)

 フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会第2日(3日、ヘルシンキ)男子ショートプログラム(SP)で、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=が今季世界最高の106・69点で首位発進した。田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=は80・60点で7位だった。

 羽生との一問一答は以下の通り。

 --首位発進

 「完璧ではない。反省点がある。100点を超えられたので、少しはホッとしている」

 --今季はルールで変更点が多い

 「いろいろなルールの中で勝てる演技を考えていた」

 --4回転サルコーは

 「納得できるジャンプだった。フリーへしっかり調整したい」

 --「秋によせて」は

 「自分がやりたいと思ってやったプログラム。自分が表現したいことができた。きょうはプルシェンコさんの誕生日なので、気を引き締めてがんばりたい」

 --フリーへ

 「いい調整をしてきたので、自分のことを見つめ直して、地に足をつけて氷に足をつけてがんばりたい」



【採点詳細】羽生結弦4回転サルコーでGOE最高点の+5が4人(20181103 デイリースポーツ)

「フィギュアスケート・GPフィンランド杯」(3日、ヘルシンキ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=は、今季世界最高得点となる106・69点で首位発進を決めた。冒頭の4回転サルコーでは出来栄え点(GOE)で9人のジャッジのうち4人が“満点”の+5をつけ、質にこだわる羽生の思いが今季も得点につながっている。以下、採点の詳細。

【技術点】59・09点

(1)4回転サルコー  9・70/4・30/14・00

(2)3回転アクセル  8・00/2・29/10・29

(3)4T-3T×  15・07/1・36/16・43

(4)FCスピン4   3・20/1・10/ 4・30

(5)CSスピン4   3・00/1・16/ 4・16

(6)StSq3    3・30/1・51/ 4・81

(7)CCoスピン4  3・50/1・60/ 5・10

各スピンでFCはフライングキャメル、CSは足換えシット、CCoは足換えコンビネーションの略。StSqはステップシークエンス。各要素後の数字は獲得レベル。4Tは4回転トーループ、3Tは3回転トーループ。

【構成点】47・60点

滑りの技術 9・50 つなぎ 9・39

身のこなし 9・46 構成  9・64

曲の解釈  9・61

【合 計】106・69点

 冒頭の4回転サルコーは高い加点を得た。3回転アクセルも成功させ、後半に入っての連続ジャンプも万全とは言えなくとも減点なしにまとめ、しっかりと3本のジャンプで高い得点を確保した。

 3つのスピンはすべてレベル4を獲得。ステップはレベル3だったが、5人がGOEで+5をつけた。

 名スケーター、ジョニー・ウィアーへのあこがれから「秋によせて」を採用した新SP。羽生とすれば手応えと、今後の伸びしろの両方を感じられる結果だったと言える。



羽生結弦 フリーは10番滑走、最終の前 今季GPシリーズ初戦V狙う (20181103 スポニチ)

 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦、フィンランド大会の男子ショートプログラム(SP)が3日、ヘルシンキで行われ、今季GPシリーズ初戦となる羽生結弦(23=ANA)がルール変更後の自己ベストを更新。今季世界最高得点となる106・69点で堂々の首位発進をした。3日のフリーは最終から2番目の10番滑走(最終組5番手)で優勝を狙う。

 羽生はフリーで4回転トーループから3回転半を跳ぶ高難度の連続ジャンプに挑む予定。時間は日本時間の午後10時28分頃開始予定となっている。

 93・31点でSP2位のミハル・ブレジナ(チェコ)は11番目の最終滑走。85・97点で3位の金博洋(中国)は9番目。80・60点で7位の田中刑事(倉敷倉敷芸術科学大大学院)は第1組の3番目となった。



羽生結弦が今季世界最高点で首位発進、貫禄の全着氷(20181103 日刊スポーツ)

<フィギュアスケート:GPシリーズ第3戦フィンランド大会>◇3日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)ほか
男子で五輪2連覇の羽生結弦(23=ANA)が、SP今季世界最高の106・69点で、12-13年スケートアメリカ以来6季ぶりにGP初戦で首位発進した。9月の初戦オータム・クラシックから演技構成を変更。連続ジャンプを後半に入れた攻めの演技で、GP初戦初勝利へ前進した。

王者の貫禄だった。最後のジャンプだった4回転-3回転のトーループ。羽生は2つめのジャンプで腰が落ちかけたが、ぐっと耐えて体勢を持ち直した。これですべてのジャンプを着氷。今季初実戦のオータム・クラシックで0点になったスピンもきっちりとクリア。SP今季世界最高となる106・69点をマークした。

初戦のオータムクラシックを終えると、羽生はすぐにある人にメールを送った。相手は信頼する音響デザイナー矢野桂一氏。SP「秋によせて」の内容を変えるためだった。SPでは1分25秒を過ぎた時点からジャンプの得点が1・1倍になる。流れを重視し3つのジャンプを続けて跳ぶのはそのままに、得点アップのため、最後の4回転-3回転トーループを少し後にずらすよう編曲を頼んだ。

音には徹底的にこだわる。五輪フリーで使用した「SEIMEI」でも、羽生は矢野氏に「無理なことを言っているのは承知の上ですが…」と言葉を置いたうえで、冒頭に自分の息を入れる、イナバウアーの箇所で金切り音を入れるなど細かく指示。33度も作り直して完成形に至った。矢野氏は「今回も(指示は)相変わらず細かいです。腕が試されます」。10月はじめ、数秒単位の調整を加えた新バージョンを受け取り、それに合わせて準備してきた。

GP初戦は、シニアデビューから8季連続で優勝を逃してきた。しかも、ソチ五輪金メダルの後の14-15年中国杯では衝突事故で流血するなど、嫌なイメージも残る。ヘルシンキは17年世界選手権でフリーの歴代最高点を出した場所。今季、中国杯から代替開催となった縁起のいい地で、GPのジンクスを破る。



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2018/11/04 07:00 | グランプリシリーズCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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