公式練習の調子もよかったので、期待はしてましたが、やはり羽生結弦は期待を裏切らない男でした。2位に21点近く差をつけて、ぶっちぎりのSP首位。フィンランド大会でだした世界最高得点をまた更新です。
これまで、ショート110点倶楽部の会員はバラ一さんだけでしたが、めでたくオトナルさんも仲間入りですね(笑) 情報の激流がすごいので、とりあえず少しずつUPしていきます。
1 羽生結弦 110.53(62.44/48.09)
2 モリス・クヴィテラシヴィリ 89.94(51.48/38.46)
3 アレクサンデル・マヨロフ 82.33(45.04/37.29)
男子SPのプロトコル
http://www.isuresults.com/results/season1819/gprus2018/gprus2018_Men_SP_Scores.pdf
各国ジャッジの詳細です。
結弦くんのあの至高の4SにGOE3をつけたアメリカジャッジは死になさい(怒)
では、ニュースを3本ほど。一問一答は、朝日のが最近詳しいですね。
羽生また世界最高!2位に20点超差 異次元SPで首位発進 (20181117 スポニチ)フィギュアスケートGPシリーズ第5戦ロシア杯第1日・男子SP ( 2018年11月16日 ロシア・モスクワ )
男子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪金メダリストの羽生結弦(23=ANA)は110・53点でルール改正後の今季世界最高得点で首位発進した。3つのジャンプを全て成功させ、自身初のシリーズ連勝とファイナルを含む日本人GP10勝目を視界に捉えた。友野一希(20=同大)は82・26点で4位スタート。17日にフリーが行われる。
絶対王者は、想像の先をいく。自身の世界最高得点106・69点を3・84点上回る110・53点。その表示を見ると、自らを祝福するかのように拍手をして喜びに浸った。「目標は106点。フィンランド大会と同等くらい取れれば満足と思っていた。頑張れたかなと思います」。納得した表情で首を縦に振った。
冒頭の4回転サルコーに成功。3回転半も完璧に決め、4回転―3回転の連続トーループもこらえて着氷した。今季初めてスピン、ステップを全て最高のレベル4でそろえる完璧な演技だった。2週前のフィンランド大会後に調子を崩したが、追い込みと休養のメリハリを意識するアプローチに変更。密度の濃い練習で仕上げ「この構成では、これが実質マックスじゃないかと思います」と振り返った。
あふれる感情が、細部にまで宿った。SP曲「秋によせて」は憧れの存在であるジョニー・ウィアー氏のオマージュ。その振り付けを担当したロシアの名伯楽タラソワ・コーチが立って見守っていた。11〜12年のフリー曲「ロミオ&ジュリエット」の振り付けの手直しをしたボブリン夫妻も正面の席で応援。「僕のスケートのルーツをたどるとロシアなので、ここでいい演技がしたい思いが強くあった」。自らのスケーティングに大きな影響を与えた人々へ向け「感情がこもったものになった。指先、表情、一つ一つの音の感じ方を凄く大事にした」
ロシア杯は4回目の出場となる。シニア1年目となる15歳の10年は7位に終わり、翌11年には優勝の味を知った。昨季は4回転ルッツを初成功させた思い出もある。17日のフリーではファイナル進出だけでなく自身初のGPシリーズ連勝、日本男子初のGP10勝目が懸かる。「まだフリーが奇麗にできていない。ショートとフリーをそろえてナンボ」。思い入れのあるロシアで世界初の超高難度の4回転トーループ―3回転半を完璧に決め、快挙に花を添える。 羽生結弦「ルーツ」のロシアで首位発進 恩師に一礼 (20181117 日刊スポーツ)<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)
男子SPで羽生結弦(23=ANA)がGP第3戦ヘルシンキ大会で出した106・69点の世界最高点を更新する110・53点をマークして首位発進した。
ロシアへの感謝を込めた。3つのジャンプ要素をすべて決めて、ステップに入るところで、リンクサイドに立つロシアの名将タチアナ・タラソワ氏の姿を見つけた。今季のSP「秋によせて」は、憧れの元全米王者ジョニー・ウィアー氏のプログラムをカバーしたもの。その元の振り付けをしたのがタラソワ氏。前日の練習でも「がんばってね。いつも見てるから」と声をかけてもらっていた。「立って見てくださるのは、ありがたい」と、ステップ中の見せ場であるジャンプを目の前で披露した。
正面上段の席には11-12年シーズンのフリー「ロミオとジュリエット」を手直ししてくれたボブリン、ベステミアノワ夫妻がいた。演技後、スタンディングオベーションしてくれた2人を見つけ、「ありがとうございました」と深々と礼した。
記者会見では「自分のスケートをたどっていくとロシアがルーツ」とロシアとの縁を口にした。17日のフリーで滑るのは、ロシアの“皇帝”ことエフゲニー・プルシェンコ氏の代表作「ニジンスキーに捧ぐ」をカバーした「Origin」。「明日はプルシェンコさんに向けて頑張りたい」と、再び思いを込める。
「実質ほぼマックスじゃないかな」 羽生結弦の一問一答(20181117 朝日新聞) 16日に開幕したフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯の男子SPで、羽生結弦(ANA)が今季世界最高の110・53点をたたき出して首位発進した。演技後の報道陣との主なやりとりは次の通り。
――どのような調整をしてきた?
「(自身が出場した前回大会の)フィンランドからロシア杯まで思ったより時間がなくて、すごくコンディションを整えるのが大変だったんですけど、大変なトレーニングをしたり、休憩に力を入れて過ごしたり、いろいろコントロールしながらコンディションを整えることに努力しました。結果的には、今日は良かったと言えるので、明日またベストの演技をしたいと思います」
――ロシアで開かれる大会への思いについて。
「僕はこの大会がもう4回目で。初めて来た時は、シニアに上がったシーズンだったんですけど、その時にジュニア男子のファン投票みたいなものがあって。ロシアのファンの方々に選んで頂いた記憶がすごくうれしかったなって思っています。僕のスケートのルーツは、たどっていくとロシア。そういった意味でも、ここで良い演技をしたいなっていう気持ちも強くあります。明日のプログラム、今日のプログラムは、とてもロシアにゆかりのあるプログラム。また明日も、ロシアのファンの方々に喜んでもらえる演技がしたいなと思っています」
――冒頭のサルコーには切れがあった?
「スコア以上に自分の感覚がすごく良くて。公式練習もできなかったですし、(前回大会の)フィンランドもできなかったんですけど、下りた足でそのままカウンター(ターン)したりとか。自分でも納得できるような、トランジション(演技要素のつなぎ)へつなげられたので、すごく満足しています」
――初めてステップ、スピンがレベル4。
「今回のルールでは、っていうか、このプログラムで取れたので良かったなーとは。もちろんステップシークエンスに関しては『無事取れるだろう』って想定はしていたんですけど、若干心配なところがあって。それがフィンランドで出てしまったかなっていう感じだったので、しっかりこの1週間で体調を整えながらいろいろ調整できたかなとは思っています」
――最後は天井を見上げていたが?
「ハハハ、あんまり覚えていないです。今回、準備段階であまり集中できていなかったりとか、気合は入っているんですけど、ちょっと空回りしていたりとか、いろいろあったので。ある意味良い経験をさせていただいたなって思っています。課題という意味で良い経験をさせてもらったなって。その状態でも、サルコーとトーループの構成ではノーミスすることができるんだなっていう、ある意味での自信になったりとか。本当に、シニア7シーズン目ですけど……、違う、もっとやってる」
――9シーズン目では?
「そんなにやってます? え……」
――2010年からシニア。
「9年目ですか。9年もやっているんだ……、そうか……。はい、本当に毎年毎年、毎試合毎試合、いろんなことを感じて、いろんなことを学んでこられているなって。いまだに新鮮な気持ちが試合に臨めているなって思います」
――先ほど言っていた「休憩に力を入れる」とは?
「あの、日本語が出てこなくて、『何て言ったらいいんだろう』って。(コーチの)ブライアンのしゃべっていることが、自分の英語のボキャブラリーなので、何て言えば良いんだろうってちょっと思っちゃって。言いたかったことは『コントロールした練習をしたよ』っていうことなんですよね。ただ張り切ってダーってやるんじゃなくて、一歩引いて練習したりとか、しっかり追い込んだりとか。そういう日をバランス良く配置して。自分で考えているんですけど。そこをうまくやれたかなという感じです」
――コントロールとは時間的なもの?
「密度ですかね。だいたい、試合が終わると急に調子が落ちるので、そこからどうやって上げていくか、また、体のコンディションをどうやるかっていうのはすごく考えました」
――110点超えという得点については?
「点数については、うーん……、まあ目標はとりあえず106点。フィンランドと同等くらい取れれば、自分的に満足かなって今回の試合では思っていたので、頑張れたかなと思います」
――内容的には満足?
「でも、トーループがぐらついていることはぐらついているので。もっと、きれいに跳びたいなとは思っています」
――後半の連続ジャンプは、よく詰まりそうなところをつなげた。
「フィンランド大会ほど『ミス』って言えるようなミスではなくて。今回の演技くらいだったら『ノーミス』って自分でも胸を張って言えるぐらいなんですけど。でも、やっぱりちょっとぐらついたところは悔しいなって思っています」
――サルコー、トーループの構成は自分の中で安心感がある?
「でも、ちょっとやっぱり感覚が違いますね。やっぱり4回転サルコーを最初に一発跳んで、スピンを2本やって、アクセル、トーループっていう構成がすごく慣れているので」
――今は、最初にジャンプ。
「やっぱりちょっと難しいなって思います。音楽自体もそんなに早い音ではなくて、割とゆっくりな曲。あまりエッジの音とか立てたくないですし、あんまりゴリゴリとスケートを滑らせたくないので、そういったジャンプにつなげる難しさみたいなものも感じながら滑ってはいます」
――演技とスコアとのギャップは?
「でも、ありがたいなって思いながら見ています。とりあえず、今回のルールはGOE(出来栄え点)を取れて、なんぼだと思っているので。しっかりレベルも取れたし、GOEも取れ始めているし、それは良い傾向だなと思います」
――この先、何点までいけそう?
「たぶん、これがマックスじゃないかなって。実質ほぼマックスじゃないかなって思います。この構成では」
――すると、今後は構成を上げる?
「まだフリーがきれいにできていないので。自分の中で、SPとフリーをそろえてなんぼだと思っているので、まずはそろえられるように明日またしっかり。今日しっかり調整して、明日に向けて何とかしたいなって思っています」
――ステップにも感情がこもっていた。
「(ロシア人コーチの)タラソワさんが立って下さっていて、すごく見えて。自分が憧れていたプログラムの一つの『秋のよせて』の振り付けがタラソワさんなので、やっぱりどっちのプログラムもすごくロシアにゆかりがあって。その振り付けをしていた方が、こうやって立って見て下さるっていうのは、非常にありがたいことですし。あと、もう一つ、昔のロミオとジュリエットの手直しをして下さったロシアの方々(ボブリン夫妻)がいて。その方々もスタンディングオベーションして見て下さっていたので、そういった意味もあって、すごく感情はこもったものになったかなと思います」
――オーサーコーチは「今日の演技は美しかった」と言っていたが?
「今日、ここに来る時に、割と『ジャンプに集中しよう』って考えていたんですけど、どっちかっていうと表現に振った試合でした。本当に指先だとか表情だとか、一つ一つの音の感じ方っていうのをすごく大事にしたSPだったので。そういうのは、自分の中でも評価できると思います。これがずっと続くかって言ったら、難しいところではあるんですけど。でも、表現面に関しては、今日はすごくうまくできたかなと思ってはいます」
――ちなみにタラソワさんたちはどこにいた?
「タラソワさんは、ステップのジャンプ跳ぶとこあたりで立って見て下さっているのが分かって、そこに向かって結構跳んでいて。あと、ボブリン夫妻は正面の一番上の席で立って拍手して下さっていたので、あいさつした時に『ありがとうございました』ってやりました」
――ゆっくり休んで下さい。
「はい、休みます。ありがとうございました。また明日お願いします」(構成・吉永岳央)結弦くん、今の構成でも、MAXまで、まだ6点くらいはあるみたいですよ・・・。

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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ
2018/11/17 10:55 |
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