「通信」が100%羽生本を出せた理由

本日発売のメディアックスの「フィギュアスケート通信」を買ってきました。


通信フィンランド大会-1

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謳い文句に嘘はなく、100%羽生本でした。

「応援ブック」と「ニュース」が発売中止になったとき、「羽生サイドからストップがかかったのでは?」という噂がTLなどでまことしやかに流れました。根拠は、新書館がだした「魂のプログラム」の奥付にあった「協力 株式会社team Sirius」という文字です。「羽生サイドが、肖像権を管理する会社と契約して、そこからストップがかかったのだろう」と。

SNS時代というのは恐ろしいもので、誰かがそれらしい憶測を流し、それが一定数の共感を得て広まると、まるでそれが真実であるかのごとく語られるようになります。実際、真実は部外者にはわからないにも関わらず・・・です。

発売中止にまで追い込まれたシリーズが、なぜ今回は100%羽生本という形でだせたのか?
その謎は、奥付に書かれていた「協力 公益財団法人日本スケート連盟」という文字で解明されました。もちろん、これまでの「通信」にはなかったもの。メディアックスさんは、羽生本を出版させてもらうために、スケ連の許可を得たのです。


通信奥付


ちなみに、最新号のキスクラにも、同じ文字がありました。

キスクラ奥付


出版業界の一連の動きを見ると、羽生サイドからストップをかけたというより、スケ連がストップをかけた・・・と考えた方が自然ではないでしょうか。ここからは、あくまでも私の妄想ですが・・・。

「通信」のメディアックスや「応援ブック」のダイアプレスは、「羽生本」でボロ儲けをしていた。スケ連が標榜する「平等主義」に反する商品であることや、自分ところの”商品”をタダで使われてることにカチンときたスケ連は、何度か「平等に」という指導(圧力ともいう)をしたものの改善されなかったため、「販売中止命令」という強硬手段にでた。


黙ってみてたら、うちの商品(結弦くん)使うてえらく好き放題してくれてるやないかぁ。ごっつうボロ儲けしとるらしいな? うちのシマ(フィギュアスケート界隈)で、金儲けしとるくせに、うちに挨拶のひとつもなしとはええ度胸やないけ。それですむと思っとるんか? ああ?(関西ヤクザ風に)


挨拶だけで、何の対価もなく許可がでるほど、世の中甘くない。スケ連の商品で「平等主義」に反する商売するなら、代償としてそれなりの”めかじめ料”を払えということではないでしょうか。そう考えられる根拠は、ページ数の減少です。

これまでは、「通信」も、先日発売された「ニュース」も、表紙裏表紙合わせて116ページありました。最新号の「通信」は84ページです。3割近くページ数が減っていることになります。もちろん、他の選手も載せてページ数が多くても嬉しくないので、減るのかまいませんが、3割減となると、結弦くんのページだけを考えても、従来よりは減っていることにはなります。

価格は同じなので、このページの減少分が、めかじめ料分と考えるのは、私の考えすぎでしょうか?(笑) そうでなければ、大幅ページ減の説明がつきません。

キスクラが、スケ連の許可をとったにしろ、羽生本の前に、宇野本や高橋本を出すという気遣いをしたり、ようやく遅れてだした羽生本も100%羽生成分までにはできないでいる中、「今まで遠慮(?)していたが、金を払った以上、これからは堂々と100%でいかせてもらうぜ!」とばかりの、メディアックスさんの開き直りっぷりが面白い(笑)

本誌は、公式練習、ショート、フリー、表彰式、エキシビション、という内容で構成されています。100%羽生成分なので、ストレスフリーです。個人的には、エキシビションや表彰式のお写真が気に入りました。

でも・・・そう考えると、100%羽生結弦写真集でも、利益が入るのはスケ連の懐であって、結弦くんにじゃないんだよなあ・・・。そう考えると、もやるわあ。

羽生結弦公認書籍にも関わらず(ここは公認なので、パブリシティ権の侵害だの、肖像権だのという問題はないはず)、「アイスジュエルズ」の発売が遅れています。これも大人の事情がありそうですね。

なお、以上のことは、私の妄想です。想像の産物です。違っていても責任はもてません。気に入らない方もいらっしゃると思いますが、あくまでも日記であり、独り言なので、そこはスルーしてくださいませね。


通信裏表紙

裏表紙はお春さんです。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/11/24 14:40 | スケート書籍感想COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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