羽生選手 GPファイナル欠場 & ボーヤンからのメッセージ
結弦くんのファイナル欠場が発表されました。
羽生結弦がGPファイナル欠場 右足首負傷で 3週間の安静固定(20181129 デイリースポーツ)
日本スケート連盟は29日、フィギュアスケート男子で平昌五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が右足首の負傷のためGPファイナル(12月6日開幕、バンクーバー)を欠場すると発表した。
診断結果は右足関節外側じん帯損傷、三角じん帯損傷、右腓骨筋腱部損傷。3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1カ月を要する見込みという。
羽生は今月17日のGPロシア杯フリー朝の公式練習中に4回転ループを跳んだ際、右足首を負傷。その後、フリーに強行出場し、優勝を果たしたが、試合後の会見や翌日の表彰式に松葉づえで現れ、状態が心配されていた。ロシア杯後は日本に帰国し、精密検査を受けていた。
羽生は今年2月の平昌五輪でソチ五輪に続いて男子66年ぶりの連覇を達成。今季もGP初戦となったフィンランド大会で、新採点法で世界最高得点となる297・12点をマーク。万全ならGPファイナルでも優勝候補の本命と見られていた。
GPファイナルはGPシリーズの成績上位6人が出場。平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=、世界王者のネーサン・チェン(19)=米国=らが進出を決めている。
欠場はほぼ予想通りかと思います。結弦くんにとっては練習拠点のある地元カナダでのファイナル、出たかったと思います。でも、怪我をしてしまったことは仕方がない。練習再開ができれば、仕上がりが早いのは平昌五輪で証明ずみ。焦らずじっくり治療に専念してください。
テレ朝さんも欠場はすでに想定していたようですね。ファイナルの放送予定がこうなっていました。
開催地:カナダ・バンクーバー
12月7日(金) よる7時30分〜 ※一部地域を除く 男女ショート
12月8日(土) よる6時56分〜 男子フリー
12月9日(日) よる9時〜 女子フリー
男女ショート、「一部地域を除く」となっていて、放送しない地域があります。結弦くんが出場する試合ならありえないことなので、テレ朝さんも、欠場は折込済みの放送予定だったのだろうと思います。
以下は、負傷直後の結弦くんの談話です。結弦くんの選手生活は怪我との戦いでもありましたから、自分の身体の状態は、怪我をした時点で、彼本人が一番わかっていたのだと思います。
羽生結弦「スケートって、治ったら終わりじゃない」一問一答(20181128 AERA dot.)
フィギュアスケート男子のGPシリーズロシア大会で、右足首を痛めながらも渾身の演技で優勝を飾った羽生結弦。試合後に怪我の状態や今後についてなどを語った。
* * *
──苦しみながらもやりきった?
構成を落としているので普通に体力自体はもったんですけど、最後はフワフワしちゃいました。
──プログラムの構成を変えようと決めたのはいつ?
朝の練習の曲かけで転倒した時に、もう「(足首が)イッちゃったな」ってすぐに分かったので。確認作業をして、「ここで何をやろう、あれで何をやろう」とかっていうのを若干考えながら。あの時にはもう組み立てていました。
──右足首には痛みがある?
まだ痛み止めも効いていますし、まだいいのかもしれないけど、明日はたぶん厳しいと思うし、GPファイナルについては考えないといけないかなと思っています。ただ、自分の中では、それも羽生結弦だから。そういうコケ方をするようじゃ、まだまだ技術不足だなっていう悔しさがあります。そのもろさも含めて、また積み重ねて、強い演技をできるようにしないといけないなって思います。
──今回の転倒は普段以上?
(4回転ループの)回転が足りなくてコケちゃったんで。ちょっとでも回転が足りなくて横にパタッて折れちゃうと、すぐに靱帯であったり、骨であったり、もう本当に切れる靱帯も無いくらいなので。無理したところの靱帯がすぐに切れちゃったりする。弱いっていうか、もろいっていうか。それも羽生結弦です。すみません。
──欠場という選択はなかった?
何と言うか、ここまでトレーニングしたことが何かすごく自分にとって重いものだったので、ここであきらめたくないなっていうのと、何とかして、トレーニングの成果を少しでも出したいなっていう感じはありました。
──(親交の深い)タラソワさんからは何か言われた?
「足は大丈夫?」「よく頑張ったね」っていう話はしてもらって。でも、本当は「素晴らしかったよ」って言ってもらえるような演技をしないといけなかったと思うんですけど……。本当に僕がスケートに熱中するきっかけになった方々がいるこのロシアという地で、こういう結果になってしまったのはすごく悔しいです。
──GPファイナル、全日本選手権の出場は様子を見ながら?
そうですね。それはちょっと……そう思います。今日みたいな構成で勝てるとは全く思っていないですし、今日もはっきり言ってかなり(怪我を)悪化させるような演技をしているので。
──今後については?
スケートって、治ったら終わりじゃないので。そういうことも踏まえながらトレーニングをできるかどうか。ちゃんと自分のしたいスケートができるかどうかを考えながら、今後を考えないといけないかなと思います。
(構成/朝日新聞スポーツ部・吉永岳央) ※AERA 2018年12月3日号
羽生結弦ロステレコム杯FSプレカン
オリンピックチャンネルのボーヤンの談話。ボーヤンも昨シーズン、足を負傷しています。
中国のジン・ボーヤン、負傷の羽生結弦にエール | Olympic Channel
— blue_cosmos (@BluecosmosH) 2018年11月27日
昨シーズンに同じ足首の負傷に苦しんだ中国のフィギュアスケーターは、羽生が今回の負傷から得られる教訓について語った。 https://t.co/n2wBw2jyIj
翻訳はこちらのブログが詳しいです。
→ https://gamp.ameblo.jp/yuzuemon1207/entry-12422204933.html?__twitter_impression=true
怪我は昨年から完全に完治したとは言えない。
まだ違和感を感じる。
痛みもある。
今シーズンのボーヤンの絶不調は、ルール変更や、つなぎを増やしたことが原因かなと思っていたけど、怪我の影響もあるのかな。実際、結弦くんもまだ完治したわけじゃなく、回復途中だったのです。あまりにも演技のクオリティが高いので、ウッカリ忘れていたというか、完治したような気になっていただけで。
私事で恐縮ですが、数年前に、捻挫で靭帯損傷したとき、やはり3週間ちかく足首を固定していました。スポーツをしたわけではなく、ただ街を歩いていたときに、道の窪みに足をとられ捻ってしまったというドン臭い事故でしたが・・・。固定が外れた後、徐々に回復していきましたが、治った後も2年くらい違和感が残りました。さすがに今はもう違和感はないですが・・・。結弦くんやボーヤンの場合は、若いとはいえ、ジャンプの強い衝撃による損傷なので、普通の捻挫とはわけがちがう。それでも、アスリートは違和感が完全になくなるまで休むことはできません。そこが辛いところですよね。
結弦くんは、2014年のソチ五輪とさいたまワールドの後、「五輪も世界選手権も優勝したけど、次は何をモチベーションにやっていくのか?」と聞かれたとき、「五輪王者らしい演技をしよう」ということがモチベーションになる・・・と答えていたそうです。いかにも求道者らしい言葉です。今は、クワドアクセルがモチベーションだと言っているけど、「五輪王者らしい演技をしたい」という気持ちは、今も同じだと思います。でも、そのためには健康でなくてはいけません。
「Sportiva 羽生結弦 王者の凱旋(集英社ムック)
羽生結弦には、美しくあってほしい。
もう、ケガはしないでほしい。
私が彼に願うのはそれだけだ。
まさに、羽生ファンの想いを代弁してくれてる言葉だと思いました。
羽生結弦は必ず蘇る。それはもうわかっている。
だから、今は1日も早い回復を祈って、復活の日を待っています。
また美しい演技を、私たちに見せてください。
そう、願うのはそれだけです。
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2018/11/29 15:10 | グランプリシリーズ | COMMENT(6) | TRACKBACK(0) TOP