全日本選手権2018 女子SP 現地観戦記
昨日、全日本選手権リズムダンスと女子ショートを現地観戦してきました。座席はSS席Eブロック4列目。
ショートの結果は、首位宮原さん、2位坂本さん、3位三原さん、4位樋口さん、5位紀平さん。1位~4位までは全員ノーミス演技で、70点超えの攻防でした。レベル高かった。6分間練習も、最後の2グループはスピード感が違いますね。
三原さん
今シーズンで一番よかったのではないでしょうか。優しさがにじみ出てるような演技でした。美しいスケーティングは三原さんの魅力ですね。
坂本さん
美しいスケーティングからつなぐ質の高いジャンプ。着氷からの流れが素晴らしかったです。高いGOEも納得でした。プログラムが洗練されてきたと思います。坂本さんの振付師はリショーの印象が強いけど、ショートはウィルソンだったのか。
樋口さん
足の故障がまだ完治してないそうですが、頑張りました。このプログラムはノーミス演技すると、会場がすごく盛り上がりますね。最初の頃は変プロ?イマイチ?と思ってましたが、すべてがぴったり嵌るとなかなかの名プロです。さすがシェイリーン。昨年の007もですが、樋口さんの個性にぴったりのプロをもってくるなと。
紀平さん
まさかの5位発進でした。3Aが転倒、コンビネーションジャンプもファーストジャンプの着地がよくなく、セカンドジャンプは2回転しかつけられませんでした。とはいえ、ジャンプ2つにミスがあっても、68点台を出せるのは紀平さんの強み。不調は靴問題らしいですが、なんとか靴がフリー終了までもってくれますように。
宮原さん
素晴らしかった。本当に美しい演技でした。感動しました。会場で見れてよかった。下からどんどん上がってくるので、プレッシャーもあると思いますが、ここは修羅場を何度も経験してる強みかなと思いました。貫禄でてきましたね。新星・紀平さんの追い上げも期待したいけど、伊藤みどりさん以来の全日本五連覇も見てみたいところ。
会場のどこからかわかりませんが、選手がすでに名前をコールされてるのに、「〇〇ちゃ~ん」と大きな声で気持ち悪いかけ声をかけるオッサンがいて、すごく悪目立ちしてました。あれは、選手の集中を阻害する迷惑行為じゃないのか。ツィッターで「あれは有名な名古屋の飲酒オヤジ」だというツイがありましたが、名古屋から出張して迷惑行為するロリコンオヤジなの? 真偽はわかりませんが、中京所属の山下さんのときだけ「愛してる~」もつけて声かけてたから、やはりそうなのか。山下さんの演技がミスが多かったのは、あのオヤジも影響してるのでは。気持ち悪くて集中できなかったとか。
2014年の日本開催の世界選手権で、結弦くんのショート、スターティングポジションに入っているのに、「ゆづ、愛してる~」と叫んで顰蹙を買ったドアホなファン(たぶんマナー知らずのニワカファンだったのでしょうが)を思いだしました。声援は力になるとはいえ、一発勝負でやり直しがきかないわけですから、迷惑な声かけは本当にやめてほしい。
とはいえ、結弦くんの出場していない観戦は、自分的にはまったりムードで、純粋に競技を楽しめる感じでした。
さて、会場に、羽生オルゴールのショッピングバッグタイプが売られていました!
クリスタルオルゴールやジュエリーボックスタイプは会場では購入できませんが、現物が展示されてて、音を視聴できます。通販で買うにしても、やはり現物で確認したいですよね。私は、すでにSEIMEIのクリスタルオルゴールはもってますが、バッグタイプもちょっと欲しいなと思っていました。いい機会なので、お買い上げしました。
家にあったクリスタルオルゴールと並べてみました♪
フジテレビは、こんな試みをしているようです。
フジテレビ新技術でジャンプを“可視化”/フィギュア(20181222 サンスポ)
21日に開幕した全日本選手権を放映するフジテレビは、ジャンプを“可視化”する独自の計測システム「アイスコープ(I-Scope)」をこのほど開発し、中継に導入している。選手の演技中にリアルタイムで飛距離、高さ、着氷時速を測る世界初の技術で、リプレー映像とともに測定値を表示。視聴者は一目で精度を認識できる。
映像解析を手がける「Qoncept(コンセプト)」社(東京・千代田区)と11月から共同開発を始め、BSフジで中継した同月下旬の全日本ジュニア選手権(福岡)で初めて導入した。
結弦くんが出場していたら、結弦くんのジャンプのクオリティの高さが科学的に証明されたかしら。
紀平さんの不調については、靴問題が大きいのでしょうけど、モモ博士のこんな記事を思いだしました。モモ博士はカナダ在住で、カナダ開催のフィギュアの大会で、いつもボランティアをされています。そのモモ博士からみた今年のグランプリファイナルについての記述の一部です。
ソースはこちら https://ameblo.jp/mkp2012/entry-12425344959.html
最後にもう一つ:GPFバンクーバー大会は確かに大規模なイベントでしたが、選手たちはそこそこリラックスして、ホテルからシャトルに乗り、試合会場へと向かっていました。私が見た限りでは、ファンに追いかけられることもなく、出待ち入り待ちも少なく、試合中もほとんど(*)過剰な接近はありませんでした。
日本のトップ選手でさえ試合翌日の朝に一人でポヨ~ンと気軽にシャトルに乗り込み、中でフォトグラファーたちと談笑し、会場入りできていました。
とすると、もしかしたらこれがファイナルと言えど国際大会の「普通」の姿で、羽生選手が参加する大会だけが「別物」なのかな、と思えてきました。
以前も羽生選手が何ゆえ史上最高のスケーターなのか、ということに関する記事を書きましたが、あの異様なほどのメディアやファンからの注目に四六時中、対応しながらもそれを乗り越え、制覇して、あの演技を披露できる点も羽生結弦の凄さである、とちゃんと加えなければならないと思ったことでした。
紀平さんは、グランプリファイナルでザギトワを破って、シニア1年目でグランプリファイナル優勝という快挙を成し遂げてから、メディアやフィギュアファンの注目を一身に集めるようになりました。人生で初めての経験だと思います。過剰な注目を力にできるか、重圧と感じるかは、選手によるでしょう。今回の不調は関係ないとは思いますが、結弦くんはそういう注目の中で、もうずっと何年も戦ってきたわけです。ソチ五輪で金をとる前でも、新旧エース対決とずっとメディアに煽られていた。
とはいえ、紀平さんでも、試合に参加するのにボディガードをつけなければならないわけじゃない。いや、世界のトップスケーターの中にそんな選手は誰もいない・・・結弦くん以外は。ネイサンだって、普通に大学生活を送っている。結弦くんの立場が異常なわけで、それがソチ五輪で金をとってからずっと続いている。いや、むしろ、年々世界規模ですごくなっているといっていい。どの試合だったか忘れましたが、2~3年前のアメリカ実況で、解説者が「彼は、他の選手と違って、どこに行ってもメディアやファンに追いかけまわされる。あれでよく戦えると思うよ」と言ってたことがありました。その中で、結果を残し続けている結弦くんは、やはり人間離れしてるなと思います。って・・・全日本の記事なのに、最後はゆづ語りになってしまいました。
気楽に見れる全日本もいいですが、やはり彼の姿がないのは寂しいです。
参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
フィギュアスケートランキング
- 関連記事
2018/12/22 15:15 | 羽生結弦以外 | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP