1/29放送 羽生結弦オリンピック連覇『最強伝説』 情報まとめ その2
昨日、ヨーロッパ選手権の男子シングルの試合が行われ、ハビはまずはショートで3位発進となりました。4回転2種類を着氷。3週間の練習でよくここまで戻したと思います。ジャッキーさんは「バケモノだ」と驚いてました(笑) 短期間でここまで戻せるのも、ハビが天才肌であることもさることながら、クリケットで培った基礎技術がしっかりしているからでしょう。フリーは、現役として、本当に最後の演技となります。本人が満足いく演技で現役生活を締めくくれますように。
ハビと同じスペインスケーターのラヤくんがインスタで動画をあげてました。後ろで滑っているのは・・・もしかして?
ラヤくんのインスタストーリーに💖💕https://t.co/cI87UwZaBo pic.twitter.com/kuht2oYGCB
— 林檎の花 (@OTsmXxv5cC1kj88) 2019年1月24日
さて・・・では、昨日の記事の続き「その2」です。
阿部修英さんは、1月29日に放送される、結弦くんの特集番組のディレクターです。
1/29 21時からNHKBSプレミアム
— nobuhide abe 阿部修英 (@noanswerbutq) 2019年1月23日
「アナザーストーリーズ」
1時間と限りある番組ですが、お三方の言葉を、表情を、出来るだけ込めました。
思いの丈はこちらに。既にたくさん読んで頂き、本当にありがたく。ぼくらは反響を飛躍の源にしています。ありがとうございます。https://t.co/4hFuxL1xLz
ツィートにある阿部さんの「思いの丈」は、以下のとおり。一応、覚え書きとしてコピペしておきます。
アナザーストーリーズ 運命の分岐点「羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説」
判官贔屓が昔から嫌いだった。源頼朝の何がいけないのか? 坂本龍馬も苦手だった。船中八策大いに結構、だが自らの手で叶えてこそ完成ではないか? 夢半ばで倒れたことの背景に彼彼女の不幸は勿論あるけれど、ずっとずっと先を見据えて、結果を、未来を実現するために、言葉にならない思いを抱えて生き抜き、そして、勝った者を貶める輩の多い日本に、僕はずっと辟易していた。
いま日本で絶対的勝者と言えば彼以上の人はなかなかいない、羽生結弦さん。「勝つ」と公言して勝つ、そして勝った後に、笑顔や、涙を隠さない。日本では一部の層にとことん嫌われたり、苦手とされる人でもある。だが僕はそんな層こそ、ちゃんと観ろ、と言いたい。結果だけを斜に見て、笑顔や涙だけをうがって、あなたは最も魅力的な部分を何も観ていないのではないか、と。
作家の浅田次郎さんは言う。「芸術とは天然の人為的再現だ」と。僕が今回、羽生さんのピョンチャン五輪での演技を見返した時、アッと頭に浮かんだのもこの言葉だった。フィギュアスケートではなく、稀少な鳥の命懸けの求愛を見るような、天然への近しさを感じたのだ。それは、語弊を恐れずに言えば、以前取り上げた浅田真央さんのソチ五輪のフリーともまた違うものだった。人為の極限とも言うべき浅田さんのソチとは違い、あのピョンチャンの演技は、もはや世界にハニュウユヅルという生き物しかいなくて、ずっと見つからない、つがう相手を求めるような、孤にして高を感じた。人では無いのではないか…そう思うほどの域。
同じ舞台におけるほかのどんな人為も超越しているのだから、勝つのは当然。そんな天然と人為の境が極めて薄い感覚。それは、数で追い込める身体の鍛錬以上に、心をどこまでも追い込まねば出来ないものである。そしてそこまでの追い込まれた心の内実は、たとえどんなに羽生さん本人の言葉を用いても、表しきれないものだろう。
羽生結弦は何が凄くて、オリンピック連覇というとてつもないことを成し遂げられたのか?
そんな、正解のない問いに対し、今回自分なりの答えを模索してくれたのは、フィギュアスケートの世界で頂点に立ったことのある3人。
羽生さんとは他を圧倒する「勝利」の度合で並ぶ、五輪連覇者のディック・バトンさん。羽生さんとは怪我にも負けぬ「努力」の度合で並ぶ、皇帝エフゲニー・プルシェンコさん。羽生さんとは背中を見せ合う「友情」の度合で並んできた、ハビエル・フェルナンデスさん。スポ根じみるけれど、どこか1つの尺度でも並ぶもののある彼らだからこそ観える羽生結弦の高みを、それぞれ全く違う表現で語ってくれた。
そしてそれは、同じ国籍同じ言葉を使う間柄の我々の大半よりも、はるかに、ハニュウユヅルという存在の心の奥に迫るものだった。
羽生結弦の最も魅力的な部分。
それは、どれだけすごい人が説明しても全ては分からないほどの域に彼が立っていること。ぜんぶ分からないから、面白いのだ。
分からないからと厭う人、分からないから分けまくって分かった気になる人、どちらも勿体無い。
そして、だからこそ。
今回の番組でハビエル・フェルナンデスさんにどうしても聞きたかった、表彰式前、メダリスト3人だけが抱き合った時の、羽生さんの涙の理由。
何で聞きたかったかと言えば、羽生結弦が笑う時、泣く時。それは、彼がハニュウユヅルから羽生結弦に変わる時だと思ったから。きっとそこには、僕らにも言葉で分かるシンプルな理由があると思った。
ハビエルさんの答えは、それはそれは感動的で、そして、とことん分かりやすいものだった。
羽生結弦はハニュウユヅルであり、羽生結弦である。彼の演技をまだ観られる僕らはとても幸せだと思う。
(阿部修英)
阿部さんは、特集番組に携わったから結弦くんを持ちあげているわけではありません。
昨年の4月にもこんなツィートをしておられます。
彼は記者会見見ればわかるように言葉の達人。
— nobuhide abe 阿部修英 (@noanswerbutq) 2018年4月15日
そんな彼が敢えてこう語ったのは、事実であり、それ以上に怒りなのだろう。ゴシップは世界中にあるけれど、日本は幅を効かせすぎ。
1人しかいない人にはまず最大のリスペクトを。そして、1人しか出来ない記事や番組を。https://t.co/2z6wECtt2L
リンク先の記事はもう期限切れで見ることができませんが、阿部さんが指している結弦くんの言葉は、たぶん、CWWでの「何度も死にたいと思った」という発言のことではないかと思います。「1人しかいない人にはまず最大のリスペクトを。そして、1人しか出来ない記事や番組を」という、マスコミ関係者には珍しく、マトモな視点をもっておられる人なので、今回の特集番組は期待ができるのではないかなと思っています。
うーん、、、野村忠宏さん。
— nobuhide abe 阿部修英 (@noanswerbutq) 2018年6月1日
僕は羽生選手を心の底から尊敬していて、演技はもちろんのこと、言葉選びの優、始まりと終わりの優、まさに才の極みと思うけれど、
オリンピックでの評価基準はすべて結果論で平行にして欲しい。記憶より記録。記憶に国の賞は要らない。https://t.co/zlYyVYD1qO
6月1日。結弦くんの国民栄誉賞受賞が決まった日のツィートです。五輪三連覇の野村さんが受賞していないこともあり、国民栄誉賞の受賞基準に疑義をもっておられるようですが、はるかに年下の結弦くんについて「羽生選手を心の底から尊敬していて、演技はもちろんのこと、言葉選びの優、始まりと終わりの優、まさに才の極みと思う」と素直に讃えることができる人なので、歪んだ見方はしない人だと思うのです。
阿部さん、このツィートをリツィートされてました。阿部さんも会見落ちしたのかな(笑)
報ステ。ここを放送してくれてよかった😌 pic.twitter.com/iSVrrcASRr
— maimai✨2019-20も全力応援 (@11272yuzu22320) 2018年2月27日
NHKといえば、ソチ直前の羽生特集があまりにもクソ番組だったこともあり、いささか不安はありましたが、ここまで紹介したとおり、阿部さんのツィートや今回のコラムを読む限り、結弦くんへのリスペクトがとても感じられるので、そこは安心できるかなという気がしてます。
バトンさんの結弦くんへのツィートをまとめてくださっています。ありがとうございます!
平昌五輪の羽生くんの演技の時のディック・バトンさんのツイートと新聞の関連記事です
— 🇯🇵✨🥇✨🇯🇵もっちゃん🇪🇸✨🥇✨🇪🇸 (@mmmmiiiyyyuuu) 2019年1月22日
素敵な言葉を紡いでくださってます
フリーではTerrific theatre! (theatre=theater、素晴らしい劇場)との感想もあり非常に嬉しいです pic.twitter.com/Q9XsG6DGMH

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2019/01/25 09:00 | テレビ番組・コラム(2018-2019) | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP