フライデーの捏造記事と橋本会長発言記事について

最近拾った記事を二つほど。ネガティブな話題で申し訳ないですが・・・。

まず、フライデーの捏造記事です。雑誌読み放題アプリからの抜粋です。
これはネット記事にはまだでていないようなので。

宇野昌磨×羽生結弦 世界選手権で決着を!(FRIDAY 2019年3月1日号)

男子フィギュア界に新たな”王者”が誕生した。
2月9日に行われた四大陸選手権男子フリーで、宇野昌磨(21)が五輪金メダリスト・羽生結弦(24)の持つ今季世界最高記録を塗り替え、初優勝を飾った。

そんな宇野が次に出場するのは3月の世界選手権だ。この大会では、羽生との王者対決が期待されている。
「宇野選手が跳べる4回転の種類は4つで、羽生選手は2つです。ジャンプの技術では宇野選手が勝っているとも言えます。さらに今大会の宇野選手は、柔軟性やジャンプの安定感が以前より増しており、名実ともに羽生選手のライバルになってきたと言えるでしょう」(元フィギュア女子日本代表・渡部絵美氏)

今でも羽生の実力が宇野を上回っていると言うの話を、日本フィギュアスケートインストラクター協会副理事長の大西勝敬氏である。
「羽生選手は縁起構成点が高く、ジャンプやスピンなどの技の完成度も高いので加点されやすい。宇野選手は今回のフリーでミスが少なかったから優勝しただけで、まだ羽生選手の実力を上回ったとは言えません」

互いに切磋琢磨し、成長を続ける宇野と羽生だが、思わぬところでもう一つの闘いが勃発している。羽生ファンvs宇野ファンの”場外乱闘”だ。

「羽生ファンが『宇野なんかより紀平梨花のほうが視聴率がとれる」と言えば、宇野ファンは「羽生はただの捻挫を”靭帯損傷”とか大げさに言ってウザイ」などとやり返し、双方が激しく応酬しています。そもそも’17年に中国で行われた国際大会で、羽生ファンの投げたプーさんグッズが宇野に当たり、宇野ファンが『わざとだ!』と騒いだことがあった。本人は仲が良い先輩後輩で、絵にかいたような良きライバルなんですけれどね」(スポーツライター)

羽生がケガから無事復帰できれば、3月には「決着」がつく。リンクの内側も外側も、氷が溶けるほどヒートアップしていきそうだ。



ツイッターで「週刊誌によくでてくる匿名の〇〇関係者というのは、ほぼ全部嘘だと考えていい」とつぶやいている出版関係者がいましたが、匿名スポーツライターのこの話は、その最たるものだと思います。

’17年に中国で行われた国際大会で、羽生ファンの投げたプーさんグッズが宇野に当たり、宇野ファンが『わざとだ!』と騒いだ

2017年、結弦くんも宇野選手も、中国の国際大会にはでていません。
どこのパラレルワールドの話なのでしょうか?(笑)


捏造も、ここまでくると、怒りを通りこして笑えてくるな・・・。

そう考えると、実名で「宇野選手が跳べる4回転の種類は4つで、羽生選手は2つです」という大嘘をつけた渡部絵美氏はある意味すごい(笑) 数で嘘をついているだけでなく、「ジャンプの技術では宇野選手が勝っている」という「質より量」的考え方も、とても元選手の発言とは思えません・・・が、村上さんも「二人のジャンプ技術は同じレベル」的発言をどこぞでされていたらしいので、日本のフィギュア界では、そういう”常識”がまかり通っているのでしょう。

結弦くんが4回転ループを成功させクワド3種持ちで、ネイサンもボーヤンも3種以上もっていたけれど、宇野選手がまだ4Tと4Fの2種しかもっていなかったころです。その頃は、織田さんが「あさチャン!」の週1回のスポーツコーナーのレギュラーでした。ちょうど、織田さんがグランプリファイナルの解説で日本を留守にしていたので、ズン子さんがピンチヒッターでスタジオに入ってました。そのときに、宇野選手が「4T,4F,4S」の3種もっていると盛って紹介されたのです。その明らかな間違いを、ズン子さんも訂正することなく・・・。

しかし、盛るにしてもよりにもよって4S・・・宇野選手は4Sが苦手で、入れるとしても4Loの方が可能性があると、全然ファンでもない私ですら知っていたのに。盛るならせめて4Loにしろよ、どこまでいい加減なんだよ!・・・と突っ込んだのを覚えています。そのときから、私のズン子さんへの信用度はゼロになりました(それ以前から信じてなかったけど)。織田さんがいたら、さすがにこういう嘘は放送できなかったのでしょうが・・・。

その後、織田さんは多忙を理由に、「あさチャン!」のレギュラーを降りましたが・・・こういう「あさチャン!」の体質に嫌気がさしたのかなともちょっと思いました。

結弦くんはクワドの数をいつも少なく捏造報道されるのに、宇野選手はいつも多めに捏造報道される不思議。そういえば、飛距離を大きくみせるように偽造した宇野選手のジャンプの連続(分解)写真が、複数の新聞に堂々と掲載されていたことがありました。嘘でもなんでもでっちあげて「羽生と宇野のジャンプの飛距離は変わらない! いや宇野の方が上!」と印象操作するのが日本のメディア。


次に・・・桜田大臣よりもひどいのに、なぜか、この人の発言は桜田大臣ほどは騒がれませんでした。

桜田発言よりひどい! 橋本聖子議員が池江選手の病を利用し「コンプライアンス、ガバナンスに悩んでいる場合じゃない」(20190219 LITERA)

長いのでポイント部分だけ抜粋します。サイトはこちら。全文読めます。
https://lite-ra.com/2019/02/post-4557.html

 16日、日本オリンピック委員会(JOC)の副会長でもある橋本聖子参議院議員は、都内で行われた東京オリンピック・パラリンピックに関するイベントの講演で、このように発言した。

「私はオリンピックの神様が池江璃花子の体を使って、オリンピック、パラリンピックというものをもっと大きな視点で考えなさい、と言ってきたのかなというふうに思いました。あらゆる問題が去年から頻繁に、スポーツ界には起きました。池江選手が素晴らしい発信をしてくれたことによって、スポーツ界全体がそんなことで悩んでいるべきではない、ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合じゃない、もっと前向きにしっかりやりなさい、ということの発信を、池江選手を使って、私たちに叱咤激励をしてくれているとさえ思いました」(2月16日付朝日新聞DIGITAL)

 橋本議員は「オリンピックの神様」が池江選手の身体に試練を与えて、「スポーツ界全体がそんなことで悩んでいるべきではない、ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合じゃない」とメッセージを送っているのだと解釈しているのだ。ようは「ガバナンスやコンプライアンスなんてどうでもいい」と言っているのに等しい。これこそ、政治利用以外の何物でもないだろう。

 周知のとおり、日本のスポーツ界をめぐっては2020年東京オリンピックを前に、「ガバナンス、コンプライアンス」の問題が次々と噴出してきた。

 数々の不祥事が表面化したが、いずれの問題でも、競技団体のコンプライアンス意識の欠如、ガバナンス不在が露呈した。対策や改善が急務である一方、暴力的指導や強権支配など悪しき体育会体質は根深いものがあり、その道筋はいまだ不透明と言わざるを得ない。

 そんな渦中に、橋本議員はあろうことか選手の病にかこつけて、「ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合じゃない」と言ってのたのだ。周知のとおり、橋本議員はオリンピック出場歴もあるアスリート出身の国会議員で、スケート連盟という競技団体の会長であり、オリンピック選手団の団長を務めたこともあるなど、スポーツ界に多大な影響力をもつ人物である。そんな人物が選手の立場に寄り添うどころか、選手の病を利用してスポーツ界の不祥事を放置すると宣言するとは、一体どういう神経をしているのか。

 申し訳ないが、頭がどうかしているとしか思えない。こんな人物が議員バッジをつけて権力を有していることに恐怖すら感じる。

 しかも橋本議員といえば、自身もパワハラ・セクハラで大問題を引き起こしたことも記憶に新しい。フィギュアスケートの高橋大輔選手に対して強引にキスを迫った一件である。

 このスキャンダルは「週刊文春」(文藝春秋)2014年8月28日号で報じられたもの。

 記事によれば、ソチオリンピックの閉会式が終わった後に選手村で行われた打ち上げパーティーで、橋本議員は高橋選手に抱きつき何度も強引にキスをしたという。「週刊文春」ではキスの様子が写真付きで掲載された。

 前述のとおり、スポーツ界で強大な権力を手中におさめる橋本氏に対して「いちアスリート」である高橋選手が抵抗することは難しい。権力を利用した悪質なパワハラ・セクハラであるとして批判されたが、結局、JOC、スケート連盟、自民党、どこからも処分されることはなかった。

 さらに、ハラスメントの加害者である橋本議員が書面で謝罪するだけであった一方、被害者であるはずの高橋選手が会見を開いたうえ、「パワハラ、セクハラがあったとは一切思わない。大人と大人がちょっとハメを外しすぎたのかなと思います。すみません」と謝らされるという、一般的な感覚では容易には納得しがたい事態にもなった。

 橋本議員はこの一件で「ガバナンス、コンプライアンスの問題などというものは権力で捻り潰せばいい」という学びを得たのだろうか。

 とくに橋本議員は、オリンピアンとして活躍したうえ、セカンドキャリアでも政治家として権力を手にした人物であり、体育会体質のなかでの成功体験を積み上げてきたことから、よりその傾向が強いのだろう。

 今回の橋本暴言を見れば、東京オリンピックを前に、ガバナンスやコンプライアンスの問題が絶えないのは、橋本議員のような類の人材がJOCの上層部にいる以上は必然。このままでは今後も問題が噴出する状況は変わらないことは明らかだろう。(編集部)



ハラスメントの加害者である橋本議員が書面で謝罪するだけであった一方、被害者であるはずの高橋選手が会見を開いたうえ、「パワハラ、セクハラがあったとは一切思わない。大人と大人がちょっとハメを外しすぎたのかなと思います。すみません」と謝らされるという、一般的な感覚では容易には納得しがたい事態にもなった。

高橋さんは被害者じゃないのよ。彼女を庇うのは当たり前。聖子にスケ連トップから降りられて一番困るのは高橋さん。あんな強力な後ろ盾を失うわけにはいかないの。彼女がいるから、今シーズンの復帰も可能になったんでしょう。というか・・・あの事件は、高橋さんにはむしろラッキーだったと思うわ。彼女を庇うことで、ちゃっかり恩を売れたものね。


あの美しい器に、あの類まれなる才能と高潔な精神が宿ったのは奇跡だと思っています。でも、だからこそ敵も多い。

五輪二連覇して、国民栄誉賞をとってから、いやがらせが以前よりなりふりかまわず露骨になってきたことで、いっそう業界の汚さがあぶりだされてしまったように思います。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2019/02/20 13:05 | コラム・雑誌記事COMMENT(21)TRACKBACK(0)  TOP

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