世界選手権2019観戦記 ~雑感 その1

世界選手権観戦のため、20日から留守にしていましたが、24日遅くに戻ってきました。
20日に東京INでしたが、観戦したのは、21日の男子ショートから24日のエキシビションまでの4日間です。大変充実した4泊5日でした。

前回の世界選手権が2014年、その前が2007年、さらにその前が2002年・・・という開催レンジを考えると、おそらく結弦くんが出場する自国開催のワールドは今回が最後になると思います。なので、今回、欲しいチケットがすべてとれた幸運に感謝したい気持ちでいっぱいです。そして、生まれて初めて世界選手権を見る機会がもてたことにも感激です。エルアン会員になって初めてよかったと思いました。

これまでの現地試合観戦というと、私は、全日本(女子のみ)とNHK杯くらいしかありません。
で、感じたのは、世界選手権はとにかく競技時間が長いということ。

全日本は女子シングルのある日にダンスやペアの試合があっても、ダンスやペアは日本の場合平均しても2組くらいしか出場しないのであっという間に終わります。実質女子シングルだけなのです。NHK杯などのグランプリシリーズは、シングルカテゴリでも12人ずつ。ダンスは10組。ペアは8組です。しかし、ワールドの場合はそれよりずっと多人数で、しかも1日2カテゴリ行われます。間の休憩時間を含むと、1日10時間くらい競技時間があるわけです。よほどのガチなスケオタでない限り、全員を集中して見れる限界は、GPシリーズくらいの人数ではないかと思いました。

あと、スケート会場はいつものことですが、トイレが激混みです。最長40~50分トイレ待ちしました。トイレ待ちもあるので、全部見るのは難しいということもありますね。男子トイレを一部つぶして女子トイレにしてることもあり、男子トイレに男性の行列ができている光景を、スケート会場ではじめてみました。

で、今回感じたことは・・・わかってはいたけど、私はスケオタではないということ。
そして、好きなカテゴリは、結弦くんを除いたら、実はこの順番なのだということでした。

①女子シングル ②アイスダンス ③ペア ④男子シングル


さて・・・では、各カテゴリの雑感です。あくまでも私的な感想ですが・・・。

〇 3月21日 ペア フリー
少ない競技現地観戦の感想でいうと、ペアは現地で見る方がテレビより面白いです。ペア独特のアクロバティックな演技の迫力は現地でないとなかなか伝わってきません。他のカテゴリも同じかもしれませんが、ペアは特にそれを感じます。

ペアは出場者19人。私は6番滑走の北朝鮮のペアから見ました。
その中で、衝撃を受けたのは、優勝した中国のスイハンの演技でした。ペアはそれほど興味あるカテゴリじゃなかったですが、スイハンのフリーには鳥肌がたちました。まさか、ペアの演技にこれほど感動する日がくるとは(笑) もちろん会場総スタオベでした。


〇 3月21日 男子シングル ショート
男子ショートの出場選手は35人。男子は第三グループの15番滑走のイヴァン(ウクライナ)選手から見ました。ぶっちゃけていうと、根がスケオタではない私にとって、35人見るのはしんどいです。しかも、結弦くんを別にすれば、一番興味がないカテゴリの男子シングルで。

これは全カテゴリに言えることですが、世界選手権とはいえ、前半に滑走する選手のレベルはそれほど高くありません。コアなスケオタでなければ、前半は「これは誰?」な選手も多いです。なにより、男子ングルの場合は、もう結弦くんが基準になってしまっているので、無理なことはわかっていても、比べてしまうのです。他のカテゴリではそれほど感じないですが、男子シングルを大量に見るのは・・・正直にいうと苦痛でした。私は「全員応援」タイプのフィギュアファンには絶対なれないと、男子シングルを見るとき痛感します。

日本選手はミスが続きました。田中選手も宇野選手もミスがたたりました。結弦くんも四回転サルコウが抜けたとはいえ、最小限のミスで押さえ、3位発進となりました。2014年のショートの順位と同じでした。あのときも、最初の四回転にミスがでたのです。

ミスはミス・・・でも、演技自体はえもいわれぬくらい美しかった。このプログラムを生で見たのは初めてでしたが、男子シングル選手で、これほど音楽と動きが調和しているスケーターは、いや、身体の動きに音楽の方からシンクロしているかのように感じられるスケーターは他にいない・・・そうあらためて思いました。そして、投げ込まれた大量のプーさんたち。アリーナ以外は投げ込み禁止だったので、プーさんの海が見れなくなるかと思っていたけど、なんのその。スタンド席の人達がアリーナ席の人達に委託していたとか。ゆづファンのゆづ愛の連携が、羽生人気を隠そうとする連盟の思惑を打破した光景でもありました。


〇 3月22日 アイスダンス リズムダンス
この日は、午前中に他のゆづ活してたので、午後から会場入りしました。27組出場。最終グループと最終前グループは全部みれました。

2位のシニカツ組、とてもよかった。ソチ五輪で銅メダルとったカツラポフ選手が、五輪後イリニフとコンビを解消し、シニチアとコンビを組みました。最初の頃はあまりしっくりいってない印象でしたが、最近は二人の息がすごく合ってきて、ようやく結果に結びついてきた感じです。すごく美人だけど、イリニフに比べて、少し華に欠けるかな?と思っていたシニチアが最近はすごく華がでてきたと思います。ビジュアル的にも、パパシゼと匹敵するくらいレベル5のお二人です(笑)

しかしとにかく圧巻だったのは、首位のパパシゼ。別格。場を制する空気感。王者の風格がありました。この二人、平昌五輪はつくづく不運でした。ショートダンスでの、パパダキスの衣装が乱れてのお乳ポロリの事故がなかったら、金のテサモエとの点差を考えると、パパシゼが金だったような気がします。もちろん、テサモエも好きなんですけどね。


〇 3月22日 女子シングル フリー
24組出場。第一グループの2、3人目くらいから見ることができました。フリーに出場してるとはいえ、やはり第1・2グループと第3・4グループは実力差があるなという印象でした。

紀平さん。最初の3A-3Tが決まったときはすごい歓声でした。2本目の3A以外は残念でしたが、それ以外はとても素晴らしい演技でした。宮原さんの演技も美しかったです。やはり所作の美しさ・繊細さは抜けていますね。坂本さんも最後のフリップが惜しかった。女子は最低でも1人は表彰台に乗れるだろうと期待されていたので意外な結果でしたが、やはり本番には何がおこるかわからないものです。

ザギトワ選手とメドベージェワ選手が見た目ノーミスしたのは大きかったですね。二人ともあれだけグダっていたのに、ワールドにはきっちり合わせてきた。やはりロシアの女子選手はピーキングが上手いなと思いました。


結弦くんも触れてましたが、21日は会場がすごく暑かったです。ペアのときはお客さんがそれほど多くなかったせいか、気温はちょうどいい感じでしたが、男子になってお客さんが増えるにつれて、暑いのなんの(汗) 上着をぬぎたくてしかたなかったけど、荷物になるので我慢していました。あれほど暑くなければ、もしかしたらサルコウの失敗がなかったかもしれないと思うと、ちゃんと温度管理しろよ!と運営の無能さに腹がたってきます(今回の運営は本当にダメダメでした、いろんな点で)。会場は寒くてもいいんです。観客は着こめばいいんですから。選手に最適なリンクを提供するのが運営の仕事でしょうに。


WC2019SP001


3日目と4日目の感想は後日に。


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2019/03/26 15:50 | 世界選手権COMMENT(10)TRACKBACK(0)  TOP

ゆづ新モニュメント、4月に除幕式 & 世選一夜明け会見一問一答

今日現地観戦記をUPする予定でしたが、こちらを先に。

毎日新聞の一夜明け会見一問一答。福田さんはいつも良記事書いてくれます。
やはり、練習できなかった2ヶ月間の影響は大きかったのですね(涙)

「練習できなかった2カ月間の重さ、すごく感じた」羽生、一夜明けての一問一答(20190324 毎日新聞)

 23日まで行われたフィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)で男子2位の羽生結弦(ANA)が競技から一夜明けた24日、報道陣の取材に応じた。

――今季、集中して自分のペースで練習できた利点はあったか
 ◆利点はなかったと思います。はっきり言ってしまうと。やっぱり、あのー、今回試合を終えてみて、やはりあのー、練習できなかった2カ月間の重さっていうのはすごく感じましたし、まあ、実際その2カ月間が、えー、それから練習をはじめるにあたって、ものすごく影響を及ぼす期間が長かったので、そうですね……。かなり大変でした。できればけがはしたくないです。はい。

――来季はフル参戦か
 ◆来季はそうですね、フルでやりたいですけど、うん。やっぱり足首の状態をみて、これからいろいろプラン立てをしていかなきゃいけないなというふうには感じております。

――右足首の特別な治療はするか。リハビリか
 ◆いろいろ相談はしているんですけれども、まあ、手術してどうなる問題でもないですし、ほんとに大きく痛めてしまってから、より簡単な衝撃でけがをしてしまう。または同等の衝撃でもより大きくなっていくっていうのが、すごく感じています。なので、もちろん平昌オリンピックの時の前のけがの仕方と、今回のけがの仕方というのはまったく違う方向なんですけど、明らかに今回のほうが治りが遅いですし、状態も悪かったっていうのは、やっぱりその足首の耐久性、これからの足首の寿命みたいなものですかね。そういうものもやっぱり加味したうえで、リスクを負いながら練習しなくてはいけないなっていうことを改めて突きつけられました。

――けがした時にエフゲニー・プルシェンコさん(ロシア)と、(五輪2連覇の)ディック・バトンさん(米国)とハビエル・フェルナンデスさん(スペイン)の言葉が支えになったと。大事にしたり、来季に励みになる言葉は
 ◆まあ、はっきり言ってしまえば全部なんですけどね。ただ、あのー、プルシェンコさんはやっぱり、彼が競技者としてやってきた心得だとか、そういったものをあらためて感じたことによって、あー自分もやっぱり何て言うか、自分がいうのもおこがましいんですけど、同類だなというか。そのー、こだわり、勝ちにこだわる心の覚悟とか、スケートへのその情熱っていうかそういうものが一緒だなあというふうに思って改めて火がついたのと、ハビエルはやっぱり一緒に戦ってくれるというか一緒に背中を押してくれる、本当に素晴らしい友達だなというふうに思いましたし、バトンさんはほんとに「もう彼は好きに滑らせてやれ」とかって言ってくれてましたけど。でもたぶん、まあ今回世界選手権を通してですけれども、このシーズン通して、世界選手権をふくめて通して、えー、自分のために滑るというのはやっぱり素晴らしいスケーターたちと、尊敬しあえるスケーターたちと一緒に戦って、で完璧な演技をしたうえで、やっぱりそこで勝つことっていうのがたぶん一番うれしいですし、それこそが自分のために一番なるんじゃないかなっていうのに気がついたので、ある意味また、うん。原点に戻れたのかなという感じがしました。

――4回転について。来季プログラムに入れ込むとしたら、どのあたりまでか。
 ◆状況次第ですよね。まあ、それもはっきりと明言は難しいです。あのー、ほんとに若い頃みたいにがんがん練習すれば跳べるっていうようなジャンプではないですし、もちろんルッツに関してはすでに跳べていたジャンプではあって、えー、まあ筋力的にもだいぶ戻ってきてはいますし、強くもなっているので、たぶん1週間2週間ほど練習したら何回かに1回かは、何十回に1回かは跳べるような確率には戻ると思います。ただ、それをやることによってのそのリスク。僕の場合は、失敗するというよりも、けがをするリスクっていうのをかなり多く考えなくてはいけないので、そのリスクを踏まえたうえで練習をしていかなくちゃいけないのかなということで、ちょっと明言は難しいです。ただ、やる気ではいます。はい。全部。はい。

――負傷した右足首。前回よりも治りが遅いというが、オリンピックであれだけの演技ができた。今回も大丈夫という気持ちは
 ◆あのー、ショートは若干ありましたね。あのー、そのー、オリンピックの前はあまり練習が積めなかったんですね。で筋力もしっかり戻っていなかったですし、体力も戻っていなくて。でどちらかというと、体力をあり余らせた状態で試合に向けなきゃいけないという感じがあり、そうやって公式練習を組んでいたんですけど、今回はしっかり追い込んでこられた。ある意味痛みはしっかり止めてますけど、痛みを止めた上で、追い込みきれてきたうえでの演技だったので、ちょっと体力を余らせすぎたかなっていう感じがあって。で最初のミスにつながったのかなというふうには分析しました。なのである意味、今回ショートのあと1日あったことで、またトレーニングとして再開できたと思ってますし、そのトレーニングができたからこそ、次の日にしっかり足がしまった状態で、もちろんみなさんの声援の仕方っていうのもものすごく感じてはいたんですけれども、体の状態もちょっと疲れた状態として、いいバランスになったのかなというふうには感じました。

――ショートの日にイチロー選手が引退したが、イチロー選手について
 ◆いやあ、えーっとお……、うーん……。さみしいなっていうのが率直な感想ですかね。もちろん、本当に世界のレジェンドなんで、もう何回も素晴らしいバッティングセンスや、あのー、盗塁とか走塁のセンス、べーランのセンス……。へへへ。あの方。もうほんと語り出したらとまらないんですけど、でもほんとになんか……、いろんな言葉で僕も支えられましたし、いろんな言葉にいろいろ影響を受けて練習方法を変えたり、トレーニング方法も変えたりしてきたので、やっぱ素晴らしい方だなって改めて思うと同時に、これからもなんか言葉っていうのはいろいろな媒体で残っているので、それをまた研究しつつ、自分にも生かせたらいいなというふうにも改めて思いました。

――子ども新聞サミットのアンケートで好きなスポーツ選手の1位
 ◆ありがとうございます。はい。

――子どもたちへメッセージを
 ◆えっとー、まずオリンピックであのー活躍できて、多分あのー、スケートを見たいと思って見てる方々じゃなくて、オリンピックとして見てくださった方がたくさんいたのでそういう結果になったのかなと自分では思っていて。やっぱりでもオリンピックの印象ってすごくものすごく強いのでこれからもやっぱチャンピオンらしく滑りたいなと思いますし、それと同時にえーもっと貪欲に、もっと強くなっていく、向上心を持っていくというところも見ていただけたらなと思ってます。

――平昌五輪後、ちょっとだけ現役を続けると。あふれるモチベーションはある
 ◆いやあ、ほんとなんか、うーん……。正直な話をすると、平昌後、結構ふわふわしてたんですよね。でシーズン始まる前もけっこうふわふわしてて、なんか目的がきっちり定まってなかったのかなという感じがしてました。あのー、まあでもやんなきゃいけない。なんかやんなきゃいけないんだなあ、って思いながらなんかスケートをやってて、今こうやってさっきも言ったように、自分の原点がこのシーズン通して見えましたし、なんか、やっぱスポーツって楽しいなって。へへへっ。この強い相手を見たときに沸き立つようなあのー、なんだろう、ぞわっとするような感覚。もっと味わいつつそのうえで勝ちたいなって思えたので、それのためにアクセルも今はあるという感じですかね。すみません。語りすぎました。

――イチローさんの一言で、印象にのこってる言葉。一言お願いします
 ◆えー。あー。(少し考えて)あー、言いたいこといっぱいありすぎてまったく浮かばない……。すみません。ありがとうございました。



毎日は、他にも結弦くんへの一問一答を端折らずに全文のせてる記事があり感謝です。来月初めにマガジン復活するので、山口さんもいつもどおり全文載せてくれると思いますが。

→ フィギュアスケートマガジン 2018-2019世界選手権特集号[ピンナップ付き] (B.B.MOOK1448)

出版社: ベースボール・マガジン社
発売日: 2019年4月2日
価格:980円


<内容紹介>
フィギュアスケートマガジンが再始動!
2019世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)特集号

山口記者とMカメラマンの名コンビが復活!
羽生結弦選手の一挙手一投足を追いかけます。

羽田空港到着から公式練習、SP、会見、エキシビションなど、完全密着。
写真満載~羽生結弦ダイジェスト~

ISU World Figure Skating Championships 2019SAITAMA
国別選手権会見など。
ピンナップ付き



結弦くんは、24日のエキシビションの後、国別の辞退を申し入れ、25日の午後に空港の出発ロビーを通過し、カナダに向けて出国しています。これから、治療についてドクターと相談しつつ、これからの練習方針もチームと話し合いすることになるのでしょう。


4月に結弦くんは日本に一度帰ってきます。

<羽生結弦>五輪連覇たたえるモニュメント 本人出席し4月20日デザイン発表(20190326 河北新報)

 平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で2連覇した仙台市出身の羽生結弦選手(24)=ANA、宮城・東北高出=の功績をたたえ、市が市地下鉄国際センター駅に設置するモニュメントのデザイン発表式が4月20日、羽生選手が出席して青葉区の市青年文化センターで行われる。

 発表式は市や宮城県スケート連盟などで構成する実行委員会の主催。羽生選手もあいさつし、地元へのメッセージを発信するとみられる。実行委などは一般参加者を募集する方針。

 除幕式は同29日に国際センター駅南側広場である。羽生選手は出席しない。

 広場には市が2017年、羽生選手と、仙台で育ったトリノ冬季五輪金メダリスト荒川静香さん(37)のモニュメント2基を設置。横160センチ、高さ230センチのガラス製パネルで、両選手のポーズを等身大で描いた。国内外のファンが訪れる「聖地」となっている。

 新しいモニュメントも並べて設置され、同じパネル形式になる見込み。


デザイン発表会は観覧できます。600人限定。
詳細はこちら
http://www.city.sendai.jp/sports-jigyo/event/figyuasuke-to-monyumento_designunveiling2019.html

20日のデザイン発表式には出席するけど、除幕式は欠席ですね。トンボ帰りかな? 除幕式も出席したかっただろうけど、今は治療優先ということでしょう。新観光スポットが誕生ですね。FaOI仙台公演のときはすごいことになりそう(汗)


現地観戦記だけでなく、あげたい話題は満載なのですが、国別に出ないことですし、少しは余裕があるかな? これから少しずつあげていきたいと思っています。


WC2019EX002


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2019/03/26 11:25 | 世界選手権COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手、国別対抗戦を欠場 & 世界選手権の視聴率でました!

7~8割がたそうなるだろうなと思っていましたが、結弦くん、国別対抗戦欠場です。

羽生結弦「さらに右足に負担をかけることは厳しく」世界国別対抗戦欠場(20190325 スポニチ)

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦(4月11日開幕、マリンメッセ福岡)に出場する日本代表選手が25日、都内で発表され、五輪連覇で先の世界選手権では銀メダルを獲得した羽生結弦(ANA)は、エントリーしなかった。

 日本連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は、「ロシア杯で痛めた右足は完治していませんが、世界選手権に向け頑張ってきました。しかし、今さらに右足に負担をかけることは厳しく、医師からも引き続き加療が必要と言われました。国別対抗戦に出場できないのは残念ですが、一日も早くケガを完治させ、来シーズンに向け練習に励みます」と羽生のコメントを発表した。

 4月11日に男女のショートプログラム(SP)、アイスダンスのリズムダンス、12日にペアSP、アイスダンスのフリーダンス、男子フリー、13日に女子とペアのフリー、14日にはエキシビションが行われる。



羽生結弦、古傷の右足首痛で国別対抗戦欠場(20190325 日刊スポーツ)

フィギュアスケート国別対抗戦(4月11日開幕、マリンメッセ福岡)の記者会見が25日、都内で行われた。男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で争う団体戦で国際スケート連盟(ISU)公認で今季最後の大会になる。

日本のシングルは男子が田中刑事、宇野昌磨、女子は坂本花織、紀平梨花が出場することが発表された。

代表発表を行った伊東フィギュア委員長は「なお羽生選手はけがのため、欠場させていただきます」と説明した。

羽生は、4カ月ぶりの復帰戦となった23日までの世界選手権で銀メダルだった。ネーサン・チェン(米国)と激闘を繰り広げた。銀メダルを獲得したが、2カ月間、痛み止めを服用しながら、練習を重ねていたことを明かしていた。17年、18年と2年連続で右足首を痛めており、慎重に患部の状態を見極めていく必要があることを口にしていた。

大会は09年にスタートして、2年に1度開催されている。今大会は日本、ロシア、米国、フランス、カナダ、イタリアで争われる。



実は、今回は、結弦くんの足はよくなっているのだと思っていました。なぜなら、平昌のときと違って、ジャンプを練習のときから積極的に跳んでいたからです。でも、違った。痛み止めを飲んでの出場だと知った時、国別は厳しいだろうと思っていました。でも、これで引退ならともかく、まだ来シーズンもある。結弦くんは爆弾を抱えた足首を抱えてこれからも戦っていくのです。ここで無理できるわけがない。おそらく、欠場だろうなと思っていたので、それほど驚きはありませんでした。

通し券が当たっているのですが、結弦くんの足首の方がはるかに大事。ましてや、2ヶ月後からはファンタジーオンアイスが始まります。国別対抗戦に出場する責任はないし、欠場しても他の選手で替えはききますが、ファンタジーオンアイスには結弦くんの替えがありません。スポンサー関連やFaOIの実質的な座長である関係上、ここで無理をしてFaOIを欠場する方がまずいでしょう。

国別ランキングで1位の選手には怪我等の理由がない限り出場義務がある・・・ということになってるようですが、国内ランキング1位は現在宇野選手で、結弦くんは2位です(世界ランキングは3位。現在WS1位はネイサン)。とはいえ、今回の出場選手、国別ランキングで国内1位(WS2位)の宮原さんが怪我でもないのに外されていることを考えると、実際はスケ連が興行的に出したい選手を出すってことなのかなと。チケットは羽生効果ですでにほぼ完売してるはずですし、テレ朝には・・・可哀想だけど泣いてもらいましょう。ネイサンも大学があるので、出るかどうかは微妙ですしね。

おそらく、これから国別チケット投げ売り祭りが始まるでしょう。私の手元にはチケットはまだありませんが、処分することになります。定価は大幅に下回ることになるでしょうが、福岡までの交通費やホテル代を他のゆづ活資金にまわすつもりです。


世界選手権の視聴率がでましたね。

羽生VSチェン“神演技”に熱視線 世界フィギュア瞬間最高30・4%(20190325 スポニチ)

 22、23日にフジテレビ系で放送された「世界フィギュアスケート選手権2019」第3日、第4日の視聴率(関東地区)が25日、ビデオリサーチから発表され、男子フリーを放送した23日は平均24・3%(後8・26~9・30)だったことが分かった。女子フリーを放送した22日は平均20・6%(後8・11~9・27)だった。

 瞬間最高視聴率は23日が午後9時15~16分の30・4%で、最終滑走のネーサン・チェン(19=米国)がノーミスで演技を終えるまでのシーン。ショートプログラム(SP)3位の羽生が直前に合計300点超えで首位に立ち、ライバル・チェンの演技に注目が集まった。羽生が欠場した昨年は平均10・0%。羽生が大逆転で3年ぶりの優勝を果たした17年は平均で18・1%、瞬間最高は22・7%だった。

 22日は午後9時26分の26・4%で最終滑走のエリザベート・トゥルシンバエワ(19=カザフスタン)の得点が出て、アリーナ・ザギトワ(16=ロシア)の優勝が決まったタイミングだった。

 23日の「男子フリー」はショートプログラム(SP)で3位発進となった羽生結弦(24=ANA)が206・10点、合計300・97点の自己ベストをマークし銀メダル。2年ぶり3度目の優勝はならなかったが、復帰戦で表彰台に上がった。SP首位のネーサン・チェン(19=米国)が216・02点で合計323・42点とルール改正後の世界最高得点を更新し、連覇を達成した。

 また、22日の「女子フリー」はSP首位発進のザギトワが圧巻の演技を見せ、初の世界選手権優勝を飾った。日本勢は紀平梨花(16=関大KFSC)が4位、坂本花織(18=シスメックス)が5位、宮原知子(20=関大)が6位に入った。



昨年の世界選手権の男子シングルの平均視聴率は10.0%です。五輪直後のワールドでした。ネイサンは出ていました。男子シングルで五輪銀メダルをとった日本の選手も出ていました。それでこれです。そして、羽生結弦がでるとなると、視聴率は平均24.3%に跳ね上がった。スケ連は意地でも認めなくないようですが、これが現実です。

男子シングルの時代といっても、それは羽生時代とイコールということ。結弦くんがいなければ、男子の視聴率は女子にも負けるのですよ。スケ連の幹部の皆さん、もう少し結弦くんに感謝できませんか? 謙虚になれませんか? 意味不明な平等主義を掲げたところで、人気や人を惹きつける魅力は、ケーキを切り分けるように平等に分配できるものではないんですよ。

それにしても、いつもはサゲ報道ばかりしてるフジテレビが急に気持ち悪いくらい結弦くんを持ちあげ始めたと思ったら、この視聴率のせいですか(笑) いずれにしても、日本開催のワールドで、唯一の日本人メダリストなのですから、持ち上げたくなくても持ち上げざるえないでしょうが。全日本欠場してワールドに出ることにあーだこーだという外野の声がうるさかったですが、結局、いつも一番結果を残しているのは結弦くん。アンチは悔しいでしょうが、それも現実。


ということで・・・私の今シーズンは終わりました(笑) でも、満足です。世界選手権を現地で見ることができたから。「通信」さん、国別対抗戦号は中止ね。でも、世界選手権号はすごく売れると思いますよ。これからも頑張って(笑)

できれば、現地観戦記を何度かにわけてあげたいと思います。


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2019/03/25 15:10 | 世界選手権COMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

お知らせ

いつも来訪いただき、ありがとうございます。

世界選手権観戦のため、留守にします。
その間、更新とコメントレスはお休みさせていただきます。

では、よろしくお願いいたしますm(_ _)m


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2019/03/20 09:00 | お知らせCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

羽生選手が帰国!& フジTV独占インタ

結弦くん、昨日帰国しました。主なニュースをさらっと。



羽生、王者復活「大丈夫」右足首OK 世界フィギュア20日開幕(20180319 スポニチ)

 20日に開幕するフィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の男子に出場する羽生結弦(24=ANA)が18日、羽田空港着の航空機で練習拠点のトロントから帰国した。昨年11月に負傷した右足首の回復をアピール。約8カ月ぶりに日本で姿を見せた五輪連覇の絶対王者は19日、公式練習と公式会見に臨む。また、女子は公式練習と会見を行い、初出場の紀平梨花(16=関大KFSC)は計15度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。2008年イエーテボリ(スウェーデン)大会を17歳で制した浅田真央を超える、日本人最年少優勝へ好調を印象づけた。

 無数のフラッシュを浴びながら羽生が到着ゲートに現れると、声援が湧き起こった。笑顔で応えながら歩いていく王者。黒のジャージー姿に、右手には大きなスーツケース。世界選手権開幕まで、2日と迫ったこの日、頂点を決める日本決戦が一気に熱を帯びてきた。

 しっかりとした足取りで、40メートル先の関係者専用ゲートに消えていった羽生。矢継ぎ早に飛ぶ報道陣の質問に答えた。昨年11月のロシア杯で負傷した右足首は「大丈夫です」。2年ぶり3度目の頂点が懸かる世界選手権に向けて「頑張ります」と笑顔で言い切った。オーサー・コーチも「いい感じだ。まあ見ててよ」と仕上がりに太鼓判を押した。

 長い沈黙だった。昨年11月17日、ロシア杯のフリーの練習中に4回転ループで転倒。極秘帰国して受けた精密検査で「右足関節外側じん帯損傷」「三角じん帯損傷」「右腓骨(ひこつ)筋腱部損傷」と診断され、3週間の安静固定とリハビリ加療に約1カ月と発表された。GPファイナル、全日本選手権を欠場し、年明けに氷上練習を再開。公式戦は約4カ月のブランクとなるが、ケガからカムバックし五輪連覇を果たした体験がある。

 約8カ月ぶりの“来日”だ。日本で公の場に姿を見せるのは、はかま姿で国民栄誉賞の授与式に出席した昨年7月2日以来となる。日本での公式戦は17年4月の世界国別対抗戦(東京)、個人戦は16年11月のGPシリーズNHK杯(札幌)が最後だった。今回の舞台「さいたまスーパーアリーナ」は、14年に世界選手権初優勝を飾った場所。思い入れのあるリンクで、5年分の成長を見せる。

 昨年11月18日、優勝したロシア杯の表彰式を最後に空白は120日間。絶対王者はいかにして、世界王者へと返り咲くか。その答えは、日本の銀盤にある。

 《“ジョニー・デップ級”警備》羽生が帰国した羽田空港の到着ロビーは一時、騒然となった。ゲートから羽生が姿を見せると、待ち構えたとみられる100人以上のファンや報道陣30人ほどが殺到。羽田空港にVIPが来日した際は特別動線を敷き、多くの警備員が配置されるが、この日も同様。過去にはジョニー・デップらがそうだったように、今回も羽生は空港職員に導かれながら立ち入り禁止区域に入っていった。



スポーツ日刊の記者さんのツィート。やはり超スーパースター級なんだ・・・。



ゆづスマイルに羽田騒然!世界フィギュア3度目Vへ「頑張ります」(20190319 サンスポ)

 フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(24)=ANA=が18日、世界選手権(20日開幕、さいたまスーパーアリーナ)に出場するため練習拠点のカナダ・トロントから羽田空港着の全日空機で帰国した。昨年11月に右足首を負傷した絶対王者が公の場に姿を見せたのは、120日ぶり。3度目の優勝を果たし、完全復活をファンに届ける。

 右足首故障からの復活へ、準備は万全だ。羽生が公の場に現れるのは昨年11月18日のグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯の表彰式以来、120日ぶり。短い言葉に自信をにじませた。

 「(右足首は)大丈夫です。頑張ります」

 午後7時半頃、羽田空港の到着ロビー。上下黒のジャージー姿で絶対王者が姿を見せた。100人以上の女性ファンの悲鳴がとどろく。関係者に警護されながら、右足を気にするそぶりもなく関係者のみが使用可能な出入り口まで約80メートル歩く。そして振り返り、ファンに向かって一礼した。

 “チーム羽生”も来日した。ブライアン・オーサー・コーチ(57)はまな弟子について「いい感じだ。まあ見ててよ」と余裕の表情。前日17日に一足早く到着したジャンプコーチのジスラン・ブリアン氏も、報道陣に「(状態は)ベリーグッド」。4回転ジャンプは跳んでいるかという問いにも「ベリーグッド」と応じていた。

 羽生は昨年11月17日、ロシア杯のフリー当日の練習で右足首を負傷。同大会は優勝したが、3週間の安静と患部固定、その後約1カ月のリハビリ加療を要すると診断された。同12月のGPファイナルと全日本選手権は欠場。年明けから氷上練習を再開した。19日にも会場入りして調整を始め、21日のショートプログラム(SP)、23日のフリーに備える。

 会場は、2014年2月のソチ五輪を制した後の同3月に世界選手権を初制覇した場所だ。宇野昌磨(21)=トヨタ自動車、2連覇を狙うネーサン・チェン(19)=米国=との“三つどもえ”が予想される世界一決定戦。4カ月ぶりの実戦で、ファンの心を揺さぶる復活演技を見せる。 (石井文敏)

★羽生と世界選手権
 羽生は初出場の2012年から17年まで6年続けて出場し、2度優勝。今回と同じさいたまスーパーアリーナが舞台の14年大会ではSP3位発進。2本の4回転ジャンプを決めたフリーで逆転し、浅田真央との日本勢男女同時優勝を飾った。2位の町田樹とは0.33点の僅差。GPファイナル、ソチ冬季五輪と合わせた同一シーズン3冠はアレクセイ・ヤグディン(ロシア)以来史上2人目の快挙だった。

 17年大会も優勝。15、16年は2位、12年は3位で13年は4位だった。平昌五輪で金メダルを獲得した後の昨年大会は、右足首痛で欠場した。



羽生結弦が帰国直後に明かした自信 「苦しいのは幸せの前段階」「己に勝ったうえで勝ちたい」(20190319 Sports Watch)

18日放送、フジテレビ「PRIME news alpha」では、フィギュアスケートの世界選手権に向け、同日帰国したばかりの羽生結弦にインタビュー。負傷からの復帰後初となる大会への自信を伝えた。

昨年11月のグランプリシリーズ・ロシア大会で、公式練習中に右足首を負傷した羽生。この4カ月で「やれることはやってきた」という羽生は、「完治とは言えないが、しっかりと自分が納得できるレベルまでは戻ってきた」と明かした。

もちろん、「精神的にもつらかった時もある」。羽生は「前回のケガとはまた違った部位だったので、治療方針とか治り方の違いとか、歯がゆい思いや難しいと思ったりすることもあった」と明かす。

そのうえで、羽生は「五輪で復活できたという自信もあった」とコメント。「苦しいのは幸せの前段階と思ってやってこられた」と振り返った。

トロントでの練習で「120%やれることはやってきた」という羽生は、「ここでいかに100%を出せるかが大事」「現段階の自分の理想としては100%かなと思っている」と話している。

平昌五輪の時は「ある程度滑り込んだプログラムだったのでまだ良かった」が、今回は新プログラムということもあり、羽生本人も「ちょっと難しいところがあった」と認める。だからこそ、「とにかく滑りきることを重視してきた」とし、「完全に滑りきるまでがすごく大変だった」と述べた。

もともとは「自分が一番滑りたかった曲で、あこがれの方々へトリビュートして滑れたら気持ちいいだろう、楽しいだろうってつくってもらったのがきっかけ」の新プログラムだった。だが、今では「まったく違った気持ちで滑っている」という。

羽生は「自分自身を超えたいという意味では、もっと熱いものがこもったものになっている」とコメント。「ずっとくすぶり続けていたので、練習の時もしっかり燃やしながらやってこられた」「この舞台でどれだけ燃やし尽くせるか」と意気込んだ。

「勝ちたいという思いはすごくある。みんながどういう演技をしても、自分が頂点に立つという気持ちは、もちろんある。まずはノーミス、完璧な2つのプログラムを目指したい」

羽生は「競技者としてやっているからには、勝つことが最高の喜び」と、勝ち負けは大事だとコメント。「五輪という一番大きな試合で一番高いところに行けて、幸せはつかみ取っている」としたうえで、「貪欲なので。競技者としての幸せをつかみにいきたい」と、さらなる勝利に意欲を表した。

ライバルのひとり、ネイサン・チェンは、非公認ながら342.22点という記録を出している。だが、「みんながピークの中で勝ちたい」という羽生は、「自分がやってきたことを振り返ると、しっかり試合に向けて調整しきれれば問題ないと思っている」と自信をうかがわせた。

「だれに勝ちたいとかじゃなくて、己に勝ったうえで勝ちたい」

「今シーズン、ちょっとしか試合できなかったけど、その中での羽生結弦を超えたい」



プライムニュースは、私も録画してましたが、良いインタでした。今朝のめざましも同じインタを使っていましたが、プライムニュースの方が編集がすっきりしてました。



コーセーさん、紀平さんと宮原さんともアンバサダー契約とのこと。この二人はメイクアップ担当かな? 基礎化粧品は結弦くんで。



20190318ゆづ帰国


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2019/03/19 10:15 | 世界選手権COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP