スケ連の強化選手発表とJOC杯受賞者について思うこと

スケート連盟からのお知らせです。



フィギュアスケート2019年度強化選手特別強化選手(敬称略)
<男子シングル>
宇野昌磨、高橋大輔、田中刑事、羽生結弦
<女子シングル>
坂本花織、紀平梨花、宮原知子、三原舞依、樋口新葉




この強化指定については批判が続出しています(あちら界隈は別として)。
高橋選手の特強指定。これは以下の認定基準によれば該当します。全日本2位だったからです。

フィギュア強化指定選手は以下の方法で認定する。
特別強化指定選手
全日本選手権の上位3位以内の選手、および、セレクション・ミーティングでシニアのグランプリ・シリーズの2戦選ばれる選手を指定する。また、これらの選手と同等のシーズン・ベストを持つ選手を指定する場合がある。


しかし、高橋選手は直近のインタビューでも「来シーズンも国内限定で」と発言しています。またブロック大会は免除されますが、ご本人はブロックから出場されるおつもりのようです。

2018年ブロック大会

まあ、そりゃこんな採点してくれるのなら、ブロック大会美味しいですよね。CSとはいえテレビ放送もしてくれるしね。それにしても、紀平さんの全日本のTESが82.95。半分もありません。それでPCS81点台。TESとPCSの乖離が40点以上。ブロックなのでまだ遠慮気味だけど、今年はブロックから遠慮なく全日本なみの90近いPCSだしそう・・・

スケート強化指定選手・強化スタッフ行動規範
公益財団法人日本スケート連盟
2.強化選手・スタッフ等の定義
強化選手・スタッフ等とは、連盟登録者の中において著しく能力に優れ、国際大会において好成績をもたらすことが期待される者(日本代表選手を含む)とその活動をサポートするスタッフで、連盟が指定する者をいう。


そうすると、この「国際大会において好成績をもたらすことが期待される者」という部分に該当しません。これからコーチと相談して最終結論をだすのかもしれませんが、本来なら結論を受けてから、強化指定するかどうかを決めるべきでしょう。また世界選手権のときのように、「辞退劇場」で美談にするつもりでしょうか? 

また、特強選手の結弦くんの名前の順番が最後になっています。
全日本順位なのでしょうが、これは今年からの決まりですかね。平昌五輪シーズンも結弦くんは全日本欠場でしたが、名前はトップにきていました。これでは、結弦くんの名前をどうしても高橋選手の上にあげたくなかったととられても仕方ないのでは?

20180428特別強化選手


次に、この話題ですね。こちらも疑問の声が続出です。

宇野昌磨と高木美帆がJOC杯受賞 スケート連盟表彰式 (20190425 時事通信)

 日本スケート連盟は25日、都内で18-19シーズンの表彰式と祝賀会を開催した。フィギュアスケートの全日本選手権王者で、四大陸選手権を制した宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=とスピードスケート1500メートルで世界記録を樹立した高木美帆(24)=日体大助手=が最優秀選手賞にあたるJOC杯を受賞した。



日本唯一の表彰台だった世界選手権銀でSP世界記録保持者の結弦くんと、四大陸選手権金&グランプリファイナル金&SP世界記録保持者の紀平さんは優秀賞です。
つまり、日本のスケート連盟にとっては、こういうことなのでしょう。

全日本選手権金 > 四大陸選手権金 > 世界選手権銀(=ファイナル金)

この賞は、あくまでもスケ連の内輪の賞で、JOCとついてるので紛らわしいですが、日本オリンピック委員会の賞である「JOCスポーツ賞」とは別ものです。この「JOCスポーツ賞」は、昨年度は結弦くんは平昌五輪金で特別栄誉賞を受賞しています。ソチ五輪金のときは最優秀賞を受賞しています。そして、今年度の「JOCスポーツ賞」では、最優秀賞は大坂さん。フィギュア界では紀平さんが新人賞に決まっています。こちらの賞は、全日本優勝や四大陸優勝程度で受賞できるようなチャチな賞ではありません。でも、名前が似てるので、内輪受けの賞でも一般層は騙せるかもしれませんけどね。

世界選手権で初優勝を・・・と期待していたのに、衝撃の台落ちでジョウ選手にも負けたことで、来年度からは受賞させるチャンスがないかもしれないと危機感もったスケ連が、慌てて全日本三連覇と四大陸優勝したのを理由に強引に今年度の最優秀賞に捻じ込んだ・・・という見方も多いですね。まあ、私もそんなとこかなと思っています。結弦くんやネイサンに負けたことより、格下だと思っていたジョウ選手に負けたことの方が地味にショックだったのではないかな。たまアリワールドのプログラムにはジョウ選手の紹介がなく完全スルーでした。つまりそれだけ敵だと思っていなかった相手だということなので。

今年度の活躍で数々の賞を受賞してる紀平さん。忖度なところでは正当に評価されてます。それだけに、JOC杯だけが悪目立ちしてますね。



そういえば、情報ラッシュで記事にできませんでしたが、上月スポーツ賞の受賞式が4月5日にありましたね。結弦くんも出席してました。
→ http://www.kozuki-foundation.or.jp/jigyou/spaward/hyosho2018_3.html


不透明なことは陸連もいろいろあるようですが・・・。



海外を拠点として活動している選手への根強い拒否反応を持ってる国内競技団体が多い」ってとこは日本のスケート連盟にも当てはまりそうです。堂々と「純国産ではない」というコーチもいるようですし。もちろん、特別スケ連の寵愛を受けている場合は別ですが。プラス、中京関西の有力派閥に所属してない自体で、結弦くんはすでに外様ですものね。どの派閥にも所属せず、しかも海外拠点でどんなに勝っても日本のコーチたちの手柄にはならない。それに、神輿に担ぐには聡明すぎるのも何気に気にくわないのでしょう。

こんな記事のこの言葉に笑っちゃいました。スケート連盟幹部もそう思っているんだろうね(笑)

「神輿は軽くてパーがいい」民主党政権は悪夢だったのか【後編】(20190426 FNN PRIME)
https://www.fnn.jp/posts/00044704HDK

無名の人を神輿に担いで首相にし、世間をあっと言わせるのは小沢一郎さんの得意技で、これまで無名だった2人(海部俊樹、細川護熙)を首相にしている。そして自分は「影」の首相として「ひなた」の首相を繰るのだ。

これについて、「神輿は軽くてパーがいい」と小沢さんが言ったという噂があったが、それは間違いで、小沢さんの側近が言ったというのが真相らしい。



神輿は軽くてパーがいい・・・聡明すぎると自分たちの思うとおり動いてくれない、アホな方が扱いやすい・・・というのはあると思う。神輿に自分の頭で考え判断する脳みそなどいりません。「豚もおだてりゃ木に登る」程度の選手の方が都合がいいのです、旧態依然とした組織にとっては。それに、結弦くん、こういう正論言っちゃうしな・・・。「あらら・・・またにらまれるわよ~」と思ったけど(笑)

羽生 弓道やりたい!?他種目への挑戦問われ「名前に弓という字が入っているので」(20170429 デイリースポーツ)

https://www.daily.co.jp/general/2017/04/29/0010139639.shtml

たたいた手拍子の数と同じ人数でグループを作るゲームでは、羽生が最後に残ってしまい、マイクを持って一言。
「橋本(聖子)会長は東京へタスキをつないでほしいと言いましたが、僕らは僕らです。(まずは)平昌五輪へ、しっかり(タスキを)取りましょう!!」と力強く宣言した。



結弦くんがスケ連のトップになったら浄化されると思うけど、おそらく結弦くんは引退後スケ連とは距離をおくと思う。というか、距離を置いてほしい。もうこんな汚い団体には引退後は接見禁止命令をだしてほしいくらいです(笑)


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2019/04/26 12:05 | その他(2018-2019)COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

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