ハーシュ氏が語る米国のフィギュア人気 & 現役ジャッジが見るPCS評価の問題点

ハーシュさんの記事です。フィギュアスケートの人気について。



フィギュアに関することで、注目した部分だけ。
エキサイトの機械翻訳ですが、だいたい意味は通じます。少し微調整してますが。
ロシアのこととかも語っておられますがそこはパス。読みたい方は機械翻訳でOKだと思います。

――では、なぜ世界はオリンピック運動を支持し続けるのでしょうか。

オリンピックの未来は1000%決心しているとは言えない。今、多くの民主主義政権は、オリンピックに応募したくない。2週間のパーティーには費用がかかりすぎる。

わが国は興味深い状況にある。アメリカでは学生やプロスポーツが発達しているため、オリンピックの重要性は他のどこよりも低い。しかし、米国は最大のテレビ契約を持っており、多くの企業がIOCを後援しています。

――今、アメリカではフィギュアスケートをしていますか?

日本とは違うし、ロシアも好きじゃない。近くでもカナダでは、人気も以前のレベルではありません。一つの事実以前は「チャンピオンズ・オン・アイス」というショーがあり、年間75回の公演を行いました。そのプロジェクトは10年ほど前に閉鎖された。そして今、私たちが残した唯一のショーは、スターズオンアイスです。すでに年間20公演未満。売り切れはありません。

ネイサン・チェンは2度の世界チャンピオンだが、今日シカゴで野球の試合に行って聞けば、少なくとも100人に1人が彼を知っていれば驚くだろう。彼が2022年にオリンピックチャンピオンになったら、彼の人気がどのように成長するか見てみましょう。アメリカには有名なアスリートがたくさんいるので、オリンピックの種が失われやすい。

アメリカのフィギュアスケートへの関心は、常に女子シングルスチャンピオンのペギー・フレミング、ドロシー・ハミル、ミシェル・クワンによって作成されています。後者は2006年に引退し、それ以来、米国はハイレベルのシングルを持っていません。また、初めてフィギュアスケートを見る人にとっては、評価システムが理解しにくくなっています。以前のシステムでは、多くの論争の結果がありましたが、(少なくとも数学的な観点から)理解しやすかった。

もう一つの要因は、テレビやケーブルテレビネットワークです。彼らはスポーツとエンターテイメント業界の両方で人々により多くの余暇のオプションを与えました。この事実は、有名なチャンピオンの不在と共に、米国でフィギュアスケートを作ることは30-40年前ほど人気がありません。

――フィギュアスケートは、米国だけでなく、世界全般でその地位を強化するにはどうすればよいでしょうか?

残念ながら、人気のトップに到達することはありません。競争が激しすぎます。一部の人々はまだそれが全くスポーツではないと思います。このスポーツの芸術的な部分を愛している人は、審判システムスケーターが運動主義にもっと注意を払うので、それを好まない。フィギュアスケートはロシアと日本でその地位を維持し、せいぜい米国とカナダで前者を回復するだろう。

私はこのスポーツに40年います。この間、トーナメントに向けて強いスケーターを擁立していた国は限られていました。そして、毎年、それらの数が少なくなっています。もちろん、フランスはダンスやペアで優れたチームを持っていますが、長い間強いシングルスを持っていません。ドイツでは、サフチェンコとマッソー以外は誰も。スウェーデンにはスケーターはいませんが、昔はいました。フィンランドにはそれほど多くはありません。

唯一のポジティブな変化は日本です。40年前、このスポーツは日本にはなかった。しかし、タイトルと非常に人気のあるチャンピオン羽生がいることで、信じられないほどの関心を引き起こしました。



今、日本はすごいフィギュアブームです。というより、明らかに羽生ブームです。
ただ、羽生ブームといってもソチ五輪以降6年目に突入し、一向に衰える気配がなく、むしろどんどん勢いが増しているので、もはや社会現象といっていいと思います。

メルマガ登録してるJTBからこんな抽選販売の告知がきました。トリノのファイナルツアーの案内です。
→ https://www.jtb.co.jp/sports/figure_gpfinal2019/index.asp?tour=gpf&source=mm20190704

ツアー代金 390000円
一人部屋追加代金 94000円
チケット代金 300000円
燃料サーチャージ他 約42000円

合計 826000円
・・・絶句。ワールドですらない。ファイナルでこれ・・・。

東京からミラノまで直行便があるはずですが、このツアーは乗継便。ミラノに到着してホテルにチェックインできるのはたぶん夜の10時を回るでしょう。帰りはホテルの深夜の3時半に出発という強行軍。それでこの価格なのですね・・・。食事はホテルの朝食のみ。現地での食事等も考えると、土産を別にしても90万円くらいは覚悟しないといけませんね。また、結弦くんがファイナルに出場しない場合、ツアーはキャンセルできますが、チケット30万円分は買取なので、返金されません。

今年になって、結弦くんが出場すると予想される試合のチケット代や海外ツアーの高騰が目立ちます。最前列確約とはいえ、20万円の通しチケットを1.5倍の30万で売るJTB・・・(汗)

ただ・・・こんな海外観戦ツアーバブルも、結弦くんが現役引退したとたん、一瞬ではじけるのでしょう。確かに、真央さんの絶頂期もフィギュアスケートはすごい人気でした。でも・・・それはほぼ日本限定だったと思います。海外にいってまで試合を見たいというファンをここまで増やしたスケーターは結弦くんしかいません。

アメリカのスターズオンアイスは、ネイサンがワールド2連覇しても客入りが悪くガラガラといわれてるし、ネイサンの知名度も上がってはいません。ハーシュさんは、アメリカ人100人に一人でもネイサンを知っていたら驚く・・・とまで言っている。双頭のワシさんのツイもそれを証明しています。



ハーシュさんは、「初めてフィギュアスケートを見る人にとっては、評価システムが理解しにくくなっている。以前のシステムの方が理解しやすかった」と言っておられます。旧採点も賛否両論あるところでしょうけど、わかりやすかったのは確かだと思います。

昨年の長野のアイスショーに出演していたストイコが、スケート誌のインタビューで「フィギュアスケート人気を取り戻すには、旧採点に戻した方がいい」と言ってました。やはり、今の一般層にわかりにくい採点方法が客離れの一因だと考えているのでしょう。昨年からまた採点方法が変わりましたが、スケオタにさえ評判がよくありません。これでは、一般層どころか、フィギュアはそのうちスケオタからも見放されそうです。

アメリカのナショナルバイアス採点もたいがいですが、日本国内でも「???」な採点はよくあります。たとえば、ジャッキーウォンさんですら、疑問を呈していた昨年のNHK杯の採点とかね。


一人のジャッジの今の採点方法について書いた記事です。現役ジャッジの告発です。
ちょうど、FaOIの遠征していたころに話題になったブログ記事で、遠征が終わったら読もうと思っていたら、削除されてしまいました。運よく魚拓を見つけることができたので貼っておきます。魚拓をとってくださった方、ありがとうございます。

プログラムコンポーネンツの評価基準って何だ!?
→ https://megalodon.jp/2019-0603-0807-10/https://ameblo.jp:443/h-suzuki-run/entry-12465359909.html

これが実情なのですね。まあ、薄々わかってたけど。結弦くんが正当に評価されていないことを憂いておられます。ここではPCSについてだけ語っておられますが、GOEの付け方もひどいものです。

これじゃあフィギュアの人気が「羽生人気」にとどまり、そこから広がらないはずです。ISUは自分で自分の首を絞めていますね。それにしても、ジャッジシステムの批判をしたら即削除とは・・・闇深すぎ。本当に気持ち悪い業界です。


練習着ゆづ


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2019/07/05 12:00 | その他(2018-2019)COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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