羽生結弦は最高にフォトジェニックでメディアジェニックなアスリートである

としさんのプレエキシビションンチケット、ソールドアウトですって!
としさん、良い風吹いてますね。またしても、羽生結弦の「風の法則」が(笑)



テレ朝チャンネル2での神戸公演の放送予定。会場音のみ。




本日のメインテーマにいきます!
羽生結弦はアスリートとして、最高に”フォトジェニック”かつ”メディアジェニック”であるという、ファンにとっては当たり前といえば当たり前な真実について(笑)



田中宣明さんもこんなことを言ってました。「ゆづが出てくるまで、男子の公式練習にカメラマンが入ることなんてなかった。それまでは男子の練習着に需要があるなんて考えられなかった」と。試合であれ、公式練習であれ、オフリンクであれ、彼の一挙手一投足を追うカメラマンは、そのときどきで万華鏡のように変わる羽生結弦の表情を一瞬も逃したくないという気迫で臨んでいます。お名前は忘れましたが、「羽生結弦には捨てる写真が一枚もない」と発言してたカメラマンさんもいました。

田中さんは「フィギュアスケート」専門のカメラマンで、日本人フィギュア選手が出場するすべての試合を追い掛けているそうです。その田中さん曰く「羽生結弦が出場しない試合はカメラマン・メディアの数が激減」なのだそう。「全部行ってるのは、僕とタチアナさんくらい」と(笑)

昨年のGPSフランス杯は、注目されていた紀平さんが出場しているにも関わらず、田中さんによれば「日本からの取材陣は自分一人だけだった」そうです。このあたりは、メディアもけっこうシビアで、世間の需要と海外出張費を冷静に天秤にかける。写真専門会社から写真を買えば十分、と判断すればわざわざ高額な費用をかけてまで海外出張しない。

メディアは”推すだけならタダ”だからいくらでも推すけど、費用対効果が絡んでくると対応が変わってくるということね。それどころか、日本国内の国別対抗戦ですら、国内外のトップクラスの選手が大勢出てるのに、取材陣の数はすごく少なかったそうです。「能登さんすら行ってなかったよ」と笑っておられました。反対に、結弦くんが出場する試合は、カメラマンやメディア関係者が大量にやってくるので、写真を撮る場所取りが大変だとか。

今年はメディアに配慮したわけではないのでしょうが、スケカナ、NHK杯と、紀平さんは結弦くんと同じアサインです。反対に、この二試合以外のグランプリシリーズは、報道陣がかなり少なくなりそうです。


結弦くんは、メディアジェニックという意味でもアスリートとして並はずれています。
この記事の全文はリンク先でどうぞ。下に主な部分だけ抜粋します。


羽生のすごさはフィギュアの実力だけではない。彼のメディア対応能力は、今までの日本人アスリートのなかで並みはずれている。


インタビュアーに史上初の300点超えを達成した気持ちを聞かれると、こう語った。

「……練習をしてきたので、まずその練習をさせてくださった僕のまわりの方々、サポーターのみなさん、そしてカナダのクリケット(クラブ)のリンク、そして自分が生まれ育った仙台のリンク……すべてに感謝したいと思っています」

トレーニングしたリンクにまで感謝の言葉を捧げ、羽生は小さく会釈する。会場から大きな拍手と歓声が起こる。インタビューに応える声の出し方、観客とテレビ視聴者へのアイコンタクト、感謝の言葉を捧げる相手。すべてが完璧だ。

メディアジェニックな天才・羽生結弦は、どこから来て、どこまで行くのだろう。


アスリートの言葉の変遷をたどってみると、アスリートとメディアの仲がしだいに縮まってきたように思える。アスリートはメディアの前で振る舞うことに慣れていき、ときには利用することも覚えてきた。

メディアの側もアスリートが平均的にメディア慣れしてきたことに気づき、ずば抜けてメディアジェニックなアスリートがいることも感じ取るようになった。こうして、テレビカメラの前でのアスリートの振る舞いや新聞に載る彼らの言葉は、どんどんクオリティを上げてきた。

そんなメディアジェニックなアスリートの系譜の頂点にいま君臨するのが、まちがいなく羽生結弦だ。インタビューに「神」のような受け答えをしてファンを魅了するだけではない。ときには記者会見そのものまで、羽生が「進行」してしまう。

バルセロナでのグランプリファイナルを世界最高得点で制し、帰国したあとの記者会見。その場を羽生本人が取り仕切る場面を、NHK『ニュース7』が流した。

「スチル(写真)の(カメラマンの)方、先に撮ってください」
「IC(レコーダー)を置く方は僕がお預かりします」

NHKも羽生の仕切りを「神対応」と認めざるをえなかったようだ。


羽生結弦がある意味で、日本人の重要なロールモデルになっていることはまちがいない。2014年12月にグランプリファイナルで連覇したあとの会見で、羽生にこんな質問が飛んだ。

「わが子を羽生選手のように育てたいというお母さんが多いのですが、どうしたら羽生選手のように育つと思いますか?」

私がこの記者会見に参加していたとしたら、とてもじゃないがこの質問は恥ずかしくてできない。現役時代の中田英寿に聞いたら、「……それは、僕にはわからないんで」と話を打ち切られそうな問いだ。しかし、羽生はこう答えた。

「僕は『僕』です。人間はひとりとして、同じ人はいない。十人十色です。僕にも悪いところはたくさんあります。でも悪いところだけではなくて、いいところを見つめていただければ、(子どもは)喜んで、もっと成長できるんじゃないかと思います」

こんな言葉を聞かされたら、半分は冗談で、けれども半分は本気に、羽生結弦は実は「人間」ではないのではないかと思えてくる。本当は、彼が例えられることも多い「ピーターパン」ではないのか、と。いつまでもみずみずしく清潔で自由闊達なピーターパンは、人間とも妖精ともつかない「永遠の少年」だ。


羽生結弦のメディアとの距離の取り方は、これとはまた違う。イチローがメディアに映る自分を見ることのできる「もうひとつの目」を持っているとしたら、羽生の場合はすでにそんなものは必要ない。

なぜか。羽生はいわば、つねに「メディアの中」に生きているからだ。リンクでの演技はもちろん、インタビューでの受け答えも、ちょっとした表情の変化もアイコンタクトも、すべてメディアを「意識」しているわけではない。

羽生は「メディアの中」に生きていて、そこでごく自然に振る舞っているだけだ。その結果生まれたのが、今の「羽生結弦」なのだろう。

ではメディアジェニックすぎる永遠の少年は、メディアをどう思っているのか。その質問に、羽生はこんなメディア受けする答えをしている。

「メディアは多くの方々に、自分の声を届けていただける場だと思います」

これが現在の羽生結弦。あくまでも、現在の「ゆづくん」。まだまだ羽生結弦は、リンクの外でも成長を続ける。



修造さんも言ってましたね。「羽生結弦ほど自分の考えを言語化できるアスリートは他にいない」と。

日本男子フィギュアスケートFan Book Cutting Edge 2011+Plus (SJセレクトムック No. 99 SJ sports)」の中で、元NHKアナの杉林昇さんが結弦くんの「話術」の才能に着目して、将来の「テレビ解説者候補」と言っておられました。結弦くんがまだシニア1年目の15~16歳の頃です。専門家にはすぐわかったのでしょうね。年齢とは思えない結弦くんの聡明さが。


ところで、これが15歳のシニア最初のジャンプだそう。シニア一発目はやはり3A(笑)


今は高難度ジャンプ時代で、15歳で3A跳べる男子選手は他にもいますが、他の選手の3Aとは質・美しさが全然違うのがわかりますよね。それもシニア最初のジャンプで成功させてしまう。やはり宇宙人です(笑)


フィギュアのとびぬけた才能だけでなく、美しい容姿だけでなく、並外れた聡明さまでもちあわせた、天から二物も三物も、いや数えきれないくらいの才能を与えられた羽生結弦という人が、スケーターとして、人間として、さらにどんな進化をしていくのか、本当に楽しみです。


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2019/08/06 11:10 | その他(2018-2019)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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