マッシ節炸裂「羽生はGOAT」 & ラファインタ「羽生は無敵?」

「まもなく・・・スクープです」のギャラガーさんのインタビューです。「どこがスクープやねん!」と突っ込みそうなときも多いですが、これはちゃんとしたスクープですね。通訳ありなので、英語難民でも大丈夫です。ありがたい。



結弦くんについての発言は、10分30秒前後から始まり12分30秒頃に終わります。

ギャラガー:3月にネイサンが2度目の世界チャンピオンになった後、とても興味深いことを言ってましたね。「羽生結弦を無敵と思ったことはない」と。その意味を説明してもらえますか?

ラファ:私の生徒が世界選手権を2連覇したとき、私は世界で一番幸せな男になりましたよ。二連覇は非常に難しいと思っていましたから。私は羽生をとても尊敬していますよ。皆そうです。彼のようなスケーター、彼がフィギュアスケートのためにしてきたことをとても尊敬しています。そんな彼を日本で打ち負かすのは簡単ではありませんでした。そういう・・・そういうことがいいたかったんです。


羽生結弦に母国開催の日本で勝つのは難しい・・・まあ、普通に考えたらそうだよね。でも、ラファは知らないのね。結弦くんにとって、日本は世界で一番アウェーなのよ。エッジジャンプが得意な結弦くんに不利なコンディションの氷にされちゃったりね(笑)

イム・ウンスとマライア・ベルの世界選手権でのトラブルについて語っているときに、ラファはこんなことを言ってます。

(チームの中に)ライバル意識や緊張感はある。今年(世界選手権で)おこったことも、そういったライバル意識の類で、私が思っていた以上に大きいものでしたが、それでもワールドでおこったことは、何も故意におこったことではないと思っています。ハプニングなのです。でも、悲しいのはメディアがコトを大きくしすぎてしまった。

この事故について、本当に多くのメディアから問い合わせがありましたよ。なのに、誰一人として、私の愛弟子、世界選手権二連覇のことについて、聞きもしませんでしたよ、誰もね。いったい、この世界に何がおきているのでしょうね。

誰一人として、彼が、日本で、オリンピック二連覇のスケーターを破ったことについては問い合わせをしないんです。皆、この事故のことばかり。バカバカしいことですよ。何かが起こりましたが、大きくしすぎたのです。


ラファは、メディアが、ネイサンのワールド二連覇をまったくスルーして、ウンスとベルのトラブルばかりを問い合わせしてきたことに相当オコですね。「誰一人として」って、アメリカのメディアも二連覇ガン無視だったのかしら。それはさすがにちょっとネイサン気の毒かも。アメリカのメディアも現金だなあ。平昌前はネイサンのこと散々「五輪金候補」で煽っていたくせに、五輪表彰台逃したらワールド連覇しても関心がないのか。特に、生徒が世界選手権を2連覇して世界で一番幸せな男になり、「羽生結弦を無敵と思ったことはない」と口走るくらい有頂天になっていたラファからすれば、「なんでやねん!」と文句のひとつも言いたかったでしょうね。


「世界選手権のフリー、羽生選手の直後の滑走となったシチュエーションについて」も語っています。

実をいうと、ああいうシチュエーションは初めてではないんですよ。彼はいつもユヅの後に滑っています。すでに何度も経験しているんです。ロシアでもありましたし、他の場所でもありました。いつもユヅの後に滑りますが、とても大変なことですよ。でも、すでにどうするべきかわかっているんですよ。リンクには、ファンからの人形やプレゼントが溢れていて、まるでナイアガラの滝のようです。でも、私達は準備ができていました(その後、どういう準備をしてたか説明)。


ネイサンのことは可愛くて仕方がない感じでベタ誉めですね。あと、ゴゴレフのことすごく気に入ってます。ゴゴレフはロシア語を話せるので、コミュニケーションがすごくとりやすいとのこと。

ラファは、「1日は24時間しかないし、もう自分は手一杯」と、これ以上の生徒の受け入りにはそれほど積極的ではないようにみえます。「若いスケーターを教えたいが、うちに来たがるのは何か問題を抱えた年長のスケーターばかり」だそうで、それだけに4月に14歳のゴゴレフからコンタクトがあったときは、1秒も考えずにOKしたそうです。本当は4月からすぐに合流したかったけど、ゴゴレフの学業の都合で6月になった。6月では本当は遅いのだがと。

「今は手一杯」といいつつも、(私に師事したいという)そのスケーターが魅力的なら受け入れるだろうとも。12~14歳くらいの若いスケーターを教えたい。コーチ業はあと数年。ゴゴレフを育てあげるくらいまで(2~4年、あるいは3~4年くらい)。

あと、本田真凛選手とのコミュニケーションに苦労してるようで、ロシア語が話せるゴゴレフ絶賛をみても、語学力も必要と考えているみたいです。英語が話せない日本人選手は、もうあまり受け入れたくない空気を感じました。


ギャラガーさんのインタと関連しますが、コーチングについて、ロシア語インタでこんなことも。
ソースはこちら https://m.sportsdaily.ru/articles/rafael-arutyunyan-v-otlichie-ot-mishina-ya-ne-gotovlyu-konkurentov-svoim-figuristam

翻訳は某掲示板から拝借しました(翻訳のソースは不明ですが、一部機械翻訳してみたら合ってたので大丈夫だと思います)

――ロシアでは、ほとんどのコーチが独裁的だ。
しかしアメリカ(師弟関係)ではより多くのパートナーシップが築けるようだが...

ラファ:アスリートとのパートナーシップははるかに難しい。
それが、平昌オリンピックでチェンの状況を引き起こしたものだ(5位フィニッシュ)
彼自身が、SPでどの要素を実行するかを自主的に決定し、それがミスを引き起こした。
私は完全に異なる計画を持っていたが、結果的に、ネイサンはSPを17位で終了した。
いま、チェンは私の提案を注意深く聞いている。

――現在、あなたはコーチとしてアメリカで高い需要にある... あなたと一緒にやりたい、
と思っているスケーターを拒否したことはあるか?

ラファ:もちろんだ。
今、私はさらに多くのスケーター達に、ノーと言わなければならないだろう。
多くのスケーターが私とのトレーニングを望んでる、と思ってる。(略 ミーシンについて)
スケーターは、私と契約を結ぶレベルに到達したいだろうが、残念ながら、私たちのスポーツではあまり起こらない。
スケーターは、理由を説明せずにやって来て、私からここで何かを得て、いつでも去っていく。
私たちはスポーツ管理の石器時代に住んでいる。



「語学力の問題」「生活環境・文化の違い」「若い子を育てたい(来たがるのは何かの問題を抱えている年長選手ばかりだが)」「合流は6月でも遅い」・・・に加え、ロシア語インタでも、コーチのオファーをかなり断っているということなので、あらゆる点において、後輩くんのラファ組入りはないなと感じるインタビューでした。


次にマッシさん。熱すぎるマッシ節で、これでもか!ってくらい羽生礼賛してます。
一部抜粋しますが、リンクに飛んで全文読んでください。マッシさん、最高です(笑)


羽生結弦
彼は、彼が勝ち取ったタイトルと、何よりもどんな風にこのスポーツを変革したかを考えると、この瞬間、絶対的なナンバーワンだ。
彼の名声を考えたら、他の道に進むという選択肢もあるのに、何度も怪我を負った後で彼は今も勝つために闘っている。
彼は危険なゲームを好み、シーズンごとに戦略を変えてみせる。
他を超越するメンタルを持っている
リンクでやっていることを別にしても、彼は他を上回るメンタルを持っている。
彼のような人間はスポーツ界全体を見渡しても、ごく稀にしか生まれない。
僕にとっては彼がナンバーワンだ。

僕は「技術的万能と芸術的卓越の融合」というフレーズをよく好んで使う。
万能と卓越を逆にしてもいい。意味はほとんど変わらない
つまり僕達が目にしているのは北米で言うところの「トータルパッケージ」だ
そうだろう?
絶対的な規格外の選手

マイケル・ジョーダン
彼は羽生結弦と同列で語ることが出来る選手だ。甲乙をつけずにね。
彼らはメンタルという点において他の選手達よりずっと先にいる
彼らは他の選手達とは異なる特別な「勝利」の観念を持っている。
彼らは自分達の弱点に徹底的に取り組み、これらを強みに変えることが出来る。
これが彼らとその他の選手達の違いなのだ。

彼らは客観的に見て、他を超越する特別な何かを持っている。
メンタルでもフィジカルでも
メンタルというのは勝ちたいという意志、尽きることのないモチベーションという意味だ。
羽生は別のことをして裕福な人生を楽しむことも出来る。
偉大なコーチにも名振付師にもなれるし、彼なら何でも出来るというのに、彼には目標があるのだ。
彼の目標はフィギュアスケートの歴史を変えること、それだけだ

彼らは稀にしか見ることの出来ない一握りの規格外の選手だ。
勿論、他の競技でも言及に値する偉大な選手は存在するけれど、この2人(羽生とジョーダン)は同列で語ることが出来る選手だ。
羽生は驚異的なアスリートで、彼の物語は深く掘り下げる価値がある。
だから、彼の生い立ちやキャリアを取り上げるポッドキャストを始めというイニシアティブは可能だと思う。
でも執筆するとなると、彼が現役の間はまだ書きたくない。

何度も言っているけれど、フィギュアスケートでのオリンピック二連覇は驚異的なことだ。
特に現在のフィギュアスケートのシングルは高難度のジャンプによって身体を酷使する競技だから猶更だ。

今のこの時代、議論の余地のあるルール改正のせいで芸術面は疎かにされている。
でも、例えば羽生はこれらの2つの側面(技術と芸術)を融合させることが出来る。
これだけでも彼は偉大なのだ。そして勿論、彼にはそれ以外の全ても揃っている。

例えば僕にとって羽生は戦歴に関係なく、フィギュアスケートのG.O.A.Tだ
何故なら競技の進化に貢献した選手だからだ。
実際、彼はルールを改正させた。
しかも、彼が有利にならないように改正された。
でも彼はそんなことは絶対に言わないだろう。
それよりも、このルールでも全勝出来る選手になるために自分自身を磨く。
この点からも、この選手の偉大さが伺える。


執筆するとなると、彼が現役の間はまだ書きたくない・・・結弦くんが引退したらぜひ出版してください。日本でも翻訳されると思いますし、売れます! マッシさんは羽生ファンの間では有名な応援団長ですから(笑)


この写真好き。神とアイドルと手繋ぎ。FaOIは結弦くんにとっても幸せな時間だね。

FaOI2019ユヅプルジョニ


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2019/08/19 08:40 | その他(2018-2019)COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

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