ゆづハビ共同受賞! 西日財団賞授賞式まとめ

結弦くんとハビが共同受賞した西日財団賞受賞式のおまとめ。



第7回西日財団賞受賞式には、ハビと、結弦くんに代わって、在スペイン日本国大使館の清水公使が賞を受け取られました。



結弦くんのビデオメッセージ!


西日財団賞授賞式ビデオメッセージ






FCEJアワードのスペイン語のツイート。
オリンピックチャンネルさんの動画2つが紹介されています。
1つはハビがゆづのことを、もう1つはゆづがハビの事を語ってます。




20180301_hanyu_javier


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2019/10/31 17:45 | クリケット・恩師COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ナム「まるで神業のようだった」、マガジン山口さん初の書籍発売!、Number人気表紙投票

来月、マガジンの山口さんの本がでます! 楽しみ!



価格、発売日などの詳細はまだわかりませんが、わかり次第UPします。これは嬉しい。


皆さん、もう投票されました? こちらの投票の締め切りは11月14日です。
結弦くんが24表紙中16表紙なので、どれにするか迷うと思いますが…。
ちなみに、私は迷った末、9番のファントムに投票しました。



 Numberが初めてフィギュアスケートという競技をテーマに第一特集を組んだのは、2010年2月4日に発売された747号「バンクーバー五輪特集 あなたの知らないフィギュアの世界」。浅田真央、安藤美姫、鈴木明子、髙橋大輔といった日本代表選手や海外選手たちを網羅しながら、目前に迫ったバンクーバー五輪の展望を語るものでした。

 それからおよそ10年、フィギュアスケーターが表紙となったNumberは、本誌・別冊を含めて歴代通算で実に24冊を数えるようになりました。

 初の特集から10年を迎える今シーズン、最初のフィギュアスケート特集号は991号(11月28日発売)を予定しています。ついてはこの節目に合わせて、歴代24冊のフィギュアスケート表紙の人気投票を実施したいと思います。

 投票結果は同991号にて発表を予定しています。また1位になった表紙の写真は、同号で予定している別冊付録「Numberフィギュアスケート特集クロニクル」(仮)の表紙としてもう一度掲載をさせていただきます! 皆様の記憶に残る表紙をぜひご投票ください!



11月28日発売のNumberで投票結果が発表され、1位の表紙が別冊付録の表紙になるのね。これさ、総合得票数は結弦くんがぶっちぎりの圧勝なのは間違いないけどさ、一人ひとつしか選べないから票がバラけて、復帰さんの1点集中の組織票で4番が1位なんて事態もありえない?(汗) そういう意味では、真央さんも6表紙だから不利だけど、まだ16表紙よりマシよね。真央さんのはたぶん5番か6番あたりに集中すると思うし。一人3点くらい選べるようにしてほしかったわ。いずれにしても、不利な状況を打破すべく、羽生ファンの皆さん頑張って投票してね!(笑)


ナンバーのスケカナ記事です。
田村さんなので需要はあまりないと思いますが、気になる人もいると思うので、一応内容を貼っておきます。ジャンプの「静止」「下」発言のあたりは触れていません。ま、書けないなら最初から触れないのが無難でしょう。折山さんより賢いわね。




「まるで神業」スケートカナダ圧勝。羽生結弦自身は「まだ完成度30%」。(20191030 Number Web)

「快調なときのユヅの演技は、ちょっと他に比べるものがない。ジャンプだけでなく、全てにおいて質が高いんです」
 そう言ったのは、ソルトレイクシティ五輪銅メダリスト、当時4回転王と呼ばれたティモシー・ゲイブルだった。

 10月27日に終了したGPシリーズ第2戦、スケートカナダで羽生結弦が見せたのは、まさにそのような演技だった。

4度目の挑戦での完勝。

 フリー『オリジン』では、冒頭の4ループの着氷で余分なターンがついた以外、ほぼ完璧と言える演技だった。

 軸の細い4回転や3アクセルが要所要所で音楽に合わせてピタリとはまり、かねてから本人が主張していた「ジャンプを振付の一部として跳ぶ」ということを、体現してみせた。

 フリー212.99、総合322.59で、今季の男子最高点をマーク。平昌オリンピックの翌シーズンからリセットされた自己ベストスコアを更新させた。

 今回のスケートカナダでは羽生を脅かすランクの選手は出場していなかったとはいえ、2位のナム・グエンに60ポイント近くの点差をつけた圧勝だった。

 羽生はオリンピックを2連覇していながらも、スケートカナダのタイトルはまだ持っていなかった。

 過去に3度出場したが、パトリック・チャンに次いで毎回2位に終わっていた。験が悪いので、もうカナダには出ないのではないか。

 一時そう言われていた時期もあったが、3年ぶり4度目の挑戦でみごとなまでの完勝だった。

「やってきたことが間違いじゃなかった」

「(9月初戦の)オータムクラシックで全然点数が出なかったこともありますし、スケートカナダで結構苦戦していたので、今回そういうことがあるかもと覚悟していたからこそ、演技として評価していただいたことで、やってきたことが間違いじゃないんだなと思った。自分の演技、自分のジャンプを評価していただけるというのは、ちょっと安心材料、自信材料になりました」

 決勝の翌日、羽生は報道陣に囲まれてそう口にした。

 シーズン初めに出場している初戦のオータムクラシックでは、毎回試行錯誤して来た。今年も総合279.05と羽生にしては低いスコアで、しかもフリーでは4回転で回転不足が取られるなど、予想外の評価もあった。

 だがこのスケートカナダでの目標は、ノーミスで滑ること、300点越えをして勝つことなどもあげてはいたが、それだけではなかったという。

「高難易度のジャンプに偏ってきた」

「オータムの時みたく、なんかがむしゃらにひたすらノーミスがしたいっていう感じではなくて、本当に1つ1つのステップを踏みながら、まず最初のサルコーであったり、その後のスケーティングであったり、アクセルの入りであったりと、段階を踏んできれいなジャンプを跳べたらいいなっていう風に思った上でのノーミスを目指したいっていう気持ちです」

 羽生が言葉を探しながら語った要点をわかりやすくまとめてみると、単にジャンプをノーミスできめるだけではなく、プログラム全体を大事にして仕上げたい、ということなのだろう。

 このところ、4アクセルの話題ばかりが先行しがちな羽生だったが、自分の武器は単に難易度の高いジャンプを降りるだけではない、と再認識したのだという。

「自分の中でなんですけど、ちょっとずつ高難易度のジャンプに偏ってきたという印象があって、自分自身もそうならなくてはならないという感覚があって、アクセルもそうですしルッツもそうなんですけど……それにちょっとだけでもその流れを止めることができたのが今回の試合だったんじゃないかなと自分の中では感じているので、それが一番良かったです」

高評価の理由。 

 この試合で羽生は、もっとも難易度の高い4ルッツも、次にポイントの高い4フリップも入れていない。

 だがそれでも2019年埼玉世界選手権で歴代最高スコアを出したネイサン・チェンに迫る総合点が出たのは、1つ1つの技に対するGOE/加点が高かったことと、5コンポーネンツ/演技構成点がほとんど満点に近い評価を受けたためである。

「ステップからのジャンプだったり、ジャンプを降りてからのステップだとかそういうものが本当に評価されているのか、すごく疑問を持っていた。こういうことをすごく重要視してきたし、そこが自分の武器だと思っている。今後ルッツ、アクセルをやっていくうえでも、それをやったうえでそっちの道に行きたいと思っている。今回それをしっかり評価していただいた」

 がむしゃらに難しいジャンプを降りるだけでは満足できない。あくまで音楽の流れの中で、振付の一部として跳ぶ。今後、4ルッツや4アクセルを跳ぶにしても、この彼ならではの持ち味を犠牲にする気はないということだ。

まだ完成度は20〜30%。

 今回、羽生の後でフリーを滑って2位になったナム・グエンは会見で、羽生の演技を「まるで神業のようだった」と評した。

 それほどの演技を見せながらも、フリーの完成度はと聞かれると羽生は、「自分のプログラムについては、まだ30%か20%かなどと思っています。最終的にはこのプログラムに4アクセルを入れたいと思っているし、もしかしてルッツも入れたいと思うかもしれないし、それはまだわからないんですけど。せっかくこういう演技ができるようになってきているからこそ、より高いものを目指していきたいと思っています」と答えた。

 羽生本人には、おそらく自分の理想とする演技というものが見えているのに違いない。

 留まるところを知らない羽生の進化は、まだまだ続きそうである。



オーラ診断したら、結弦くんからあふれるオーラは「美少女」(笑)



20191031halloween
そして今日は、ハッピーハロウィン!! はにゅーピーもハロウィン仕様で。


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2019/10/31 11:40 | 書籍・商品発売情報COMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

忖度? 指導? 「下で回る」を捨てたメディア、捨てなかったメディア

スポーツ報知の高木記者が一夜明け会見一問一答全文をあげてくださいました。





スポニチと同様、忠実に再現してくださっています。ありがとうございます。内容的にスポニチと被るのでこちらは転記しません。また、マガジンの山口さんが紙版で文字テロしてくださるでしょう。


さて・・・そんな中、Sportivaの記事で、TLがザワザワしていますね。


<スポニチ版>
自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいたので。言ってみればなんですけど、ジャンプ跳ぶ前に凄い固まって静止状態から下で回りながらジャンプを跳ぶことが果たして正しいジャンプなのかどうか

<Sportiva版>
自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかというところで、少し迷っていたんです。ジャンプを跳ぶ前にすごい静止状態から跳ぶことが、果たして正しいジャンプなのかどうなのか……。

<スポニチ版>
4回転ルッツが本当に難しいのかと言われたら、やろうと思えばみんな跳べるのかもしれないですし。それはもうタイプによりけりですし。僕はどう頑張って練習しても下で回ることができないので。

<Sportiva版>
4回転ルッツが本当に難しいのかと言われれば、やろうと思えばみんな跳べるかもしれないけど、そこはもうタイプによりけりですし……。(省略)


「下で回る」という部分が、Sportivaでは、2ヶ所とも端折られています。1ヶ所ならたまたま…とも思えますが、2ヶ所となると意図的と思わざるえません。「静止状態から跳ぶ」方は端折られていないのに、どうして「下で回る」方は省かれたのでしょうか。

結弦くんは名指しはしていませんが、この発言をみたとき、一般的にスケオタの頭の中には、「静止状態から跳ぶ」方はネイサン(助走が長いのはネイサンだけではありませんが)、「下で回る(プレロテ)」方は日本二番手選手が頭に浮かんだようです。ジャンプの質のわりに高いGOEが出る代表格選手だからです。とはいえ、二番手選手の方はプレロテだけでなく、最近はどんどん入りの工夫を省略してきていますので、両方装備してると言えるかもしれません。なので、さすがに同じ括りにしたらネイサンに失礼だけどね。

二番手選手のプレロテフルブレは、海外では多くの専門家から指摘されていますが、日本ではそういった指摘をほとんど目にしません。テレビ番組で、結弦くんのジャンプと比較して、ライサチェックのジャンプをプレロテだと指摘し「ちょろまかしジャンプ」とまで言っていた佐野さんですら、二番手選手についてはスルーでした。想像ですが、暗黙の了解で、そこに触れることはタブー視されているのかなと思っています(ルール上はセーフだが、高いGOEとの整合性がとれなくなる)。また、結弦くん以外はほとんどの男子選手が「静止状態から」跳んでますので、そこには特段に忖度する必要がなかったのかもしれません。

スポニチと報知は忖度せずにそのまま掲載しました。報知も「下で回る」という部分を端折ってはいません。それだけに、Sportivaの記事が悪目立ちしてしまったように思います。折山さんは概ね悪いライターさんではないと思いますが、たまに「?」と感じる記事を書かれることがあります。今回もその典型で残念に思いました。

私は、毎年、年1回発行されるBL人気ランキング本の作品紹介記事を頼まれて何本か書いてます。一度だけ、記事を納品してだいぶたってから、編集プロダクションから「出版社からもっと作品を誉めてくれという要求があったので書き直してほしい」と言ってこられてびっくりしました。それまで何度も納品してましたが、そのときはじめて事前に出版社のチェックが入ることを知りました。フィギュア誌はもしかしたらスケ連あたりのチェックが入るのかもしれませんね。あるいは、指導されなくても、出版社の方で忖度しちゃってる可能性もありますけどね。ただ、それが透けてみえると…しらけちゃうのよね。

他のメディアは「下で回る」も「静止状態から跳ぶ」もスルーしていました。とりあげた新聞社は知り限りではスポニチと報知だけです。Sportivaもとりあげるのなら、中途半端なことをせずにすべて忠実に書くべきだった。それができないのなら、いっそほかのメディアのように完全にスルーしていた方がマシだったかもしれない。スポニチや報知と比較されて信頼を失っただけのような…。

信頼を築くのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。折山さんの記事の信憑性が、今後、読者から疑われるようなことがないといいのですが…。


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2019/10/30 16:10 | グランプリシリーズCOMMENT(7)TRACKBACK(0)  TOP

ゆづ関連の11月発売書籍まとめ

カナダ大会が終わりました。もう10月も終わりますので、11月の書籍販売予定を。
現在わかっている分だけ。また新たな発売が分かりましたら、追加していきます。

<11月8日>

20191108マガジン

フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.2 スケートカナダ特集号 (B.B.MOOK1469) ← アマゾンサイトへ

出版社: ベースボール・マガジン社
発売日: 2019年11月8日
価格:1320円



 ← アマゾンサイトへ

出版社: 集英社
発売日: 2019年11月8日
価格:1980円



<11月11日>

 ← アマゾンサイトへ

出版社: メディアックス
発売日: 2019年11月11日
価格:1100円



<11月13日>

 ← アマゾンサイトへ

出版社: NHKサービスセンター
発売日: 2019年11月13日
価格:380円



<11月18日>

 ← アマゾンサイトへ

出版社: カンゼン
発売日: 2019年11月18日
価格:1430円



<11月22日>

 ← アマゾンサイトへ

出版社: 新書館
発売日: 2019年11月22日
価格:1980円



<11月27日>



出版社:ベースボール・マガジン社
発売日: 2019年11月27日
価格:1760円



なお、マガジンは、すでにNHK杯号の発売が決定しているようです。発売は12月とのこと。

ステラはNHK杯特集です(表紙:羽生結弦)。それ以外の書籍はスケカナです。

Numberが発売する「Number plus figure skating trace of stars」ですが、結弦くんが元気でほぼ大会をフル出場するシーズンは春と秋の年2回発行してるようです。秋の発売はだいたい11月か12月。2017年と2018年は彼が怪我であまり大会にでなかったので秋は発売されず、春だけでした。今秋は発売されるかもしれません。明らかに羽生ファンの財布を当て込んでいるくせに、羽生成分が少ないのが気に入らないんですよね、この雑誌(笑)

応援ブックとプリンスとスケーターズは、今のところまだ告知ありません。

Lifeとクワドラプルアクセルはたくさんの選手のインタを載せるのが特徴なので、11月には間に合わないかもしれません。平等本なのでオンリー派にはあまり関係ないですが、12月にずれ込む可能性が高いかなと思ってます。


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2019/10/30 11:35 | 書籍・商品発売情報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ゆづがフィギュアへの想いを熱く語った ~SC2019一夜明け会見全文

スポニチさんから一夜明け会見の一問一答全文きました。
サイトに飛んでも読むことはできますが、大変貴重な内容を含んでいるので、自分用の覚書に長文ですが全文貼っておきます。



羽生結弦と一問一答1 自己最高得点も「全然、伸びしろはあると思います」(20191028 スポニチ)

 フィギュアスケートグランプリシリーズ第2戦スケートカナダの男子で、自己最高得点を更新して初優勝を果たした羽生結弦(24=ANA)が27日(日本時間28日)、現地のケロウナで一夜明け取材に応じた。一問一答は以下の通り。

 ――昨日の演技後は何を。

 「ドーピングの検査があって、思ったよりもスムーズに終わったので、その後しっかり食事をとってケアしてもらって。今日に備えてきました。フフフ」

 ――エキシビションは凄く懐かしい曲になった。

 「うーん。特に深い意味はないんですけど、ちょっと懐かしいものをやっていきたいなっていうのが、またちょっとずつよみがえってきてて。今このトーループ1本の構成のショートをやったらどのくらいできるのかなっていう挑戦でもあって。ちょっと楽しみにしながら、しっかり備えてやってます」

 ――いい点数を取って、一夜明けて満足感は?

 「まあうれしいなとは思うんですけど、実際まだグランプリの初戦ですし、まだまだ気を引き締めないとなと思っているので。浮かれてはないです。すごい地に足をつけている気持ちでいますし。あとは今回の試合で自分がやってきたことが少し肯定されたような感じがしたので。その肯定感と、あとは自分が本当に勝つために、勝ち続けるために何が必要かというのを常にすり合わせながら練習していかないといけないとな、という気持ちでいます」

 ――肯定感とは?精神的なもの?

 「点数的にですかね。やっぱりオータム・クラシックで全然点数でなくて悔しかったというのも、もちろんありますし。まあ点数に関してどうこう言うっていうことはではないんですけれども、スケートカナダで結構苦戦していたので。それから考えてみると、今回そういうこともある程度覚悟していたからこそ、今回、演技としてしっかり評価していただいたというのはちょっとホッとしたというか。やってることは間違いじゃないんだなと肯定していただけたような気がしています」

 ――ループを入れた構成で点数を出した。

 「自分の演技を評価してもらえるというか。自分のジャンプを評価していただけるというのがちょっと見えたので。ちょっと安心材料にはなりました。安心というか、自信の材料にはなりました」

 ――チェンの世界最高得点とほぼ同じ。

 「あっ、でも僕ノーミスじゃないので。あと3点、4点ぐらいはジャンプだけでも上げられますし。全然、伸びしろはあると思いますし。今回の構成だったとしても。だから、ワールドの時とはまた、たぶん採点のルールも違っていますし。単純比較はできないんですけど。久しぶりに210を超えたというのがやっぱりうれしかったですし。まだショートで110は超えてないですけど、また、ショートもフリーも110、200。220はたぶんもう今のルールでは難しいと思うので、とりあえず110、215を目指してやっていきたいという気持ちでいます」

 ――大会前に言った“自分にしかないもの”はどれくらい出せたか。

 「自分の中でなんですけど、ちょっとずつ高難度のジャンプに偏ってきたなという印象がちょっとあって。自分自身もそうならなくてはいけないという感覚があって練習してきていて。まあ、アクセルもそうですし。ルッツもそうなんですけど。それにちょっと、うん。ちょっとだけでもその流れを止めることができたのが今回の試合だったんじゃないかなと自分の中で感じているので。それが一番良かったかなと思っています。自分の武器が認められたからこそ、その流れにちょっとでも歯止めをかけることができたのかなという感じがしているので。それはたぶん、全スケーターの健康状態にも影響はあると思うんですよね。もちろん、4回転ルッツが本当に難しいのかと言われたら、やろうと思えばみんな跳べるのかもしれないですし。それはもうタイプによりけりですし。僕はどう頑張って練習しても下で回ることができないので。昔からそういうジャンプじゃなかったので。なかなか4回転ルッツに対してのルッツのジャンプじゃないのかもしれないですけど。やっぱりそれぞれのスケーターにそれぞれの個性があって、それがやっと評価されるような採点システムになったのに、それがだんだん高難度のジャンプに傾倒していって、PCSとの比率がだんだん合わなくなってきてるというのが、現在の状況だと思うので。それに対して、ジャンプでも表現できるよ、というところを今回見せられたと思うんですよね。それは非常に良かったと思ってます。特に後半の4回転3回転。ト―ループ―フリップにですけど。あれに関しても、しっかり音に合わせた状態で難しいことをやったので。難しくてもジャンプでも表現できるというのは自分の武器だと思いますし、それによって評価を得られるんだよというところをちょっとでも出せたんじゃないかなという感覚はあります。すいません、ちょっとなんか話が、ばく大、膨大なことですけど(笑い)」

 ――自分の試合に加え、競技の形をつくりだす、と。

 「そういう訳でもないんですけどね。ただ自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいたので。言ってみればなんですけど、ジャンプ跳ぶ前に凄い固まって静止状態から下で回りながらジャンプを跳ぶことが果たして正しいジャンプなのかどうかというのと。例えば、ステップから跳んだジャンプだったり、ジャンプ終わったあとにステップをやったりとか、そういうものが果たして全部評価されきれているのかということとかに関して凄く疑問を持っていたんですね、ずっと。今シーズン始まってから。一番そこを重要視してきて、ずっとスケートやってきましたし、そこが自分の武器だと思っていたので。今回それをしっかり評価していただけたっていうのは、この道でよかったんだなという自信になりましたし。これからまたルッツとかアクセルとかやっていくにあたっても、そういう道を進んだ上で難しいことをやらないといけないなという確信になりました」

 ――昨日の会見でロシアのジュニアの選手も名前を挙げていた。研究しているか。

 「研究してます。やっぱり女子の選手って偏見とかではなくて、人間的にどうしても男子よりもやっぱり力が弱かったりとか、筋質的に骨格的に違かったりというのがある中で、あれだけスムーズに4回転が跳べる、アクセルが跳べるというのは、やっぱり魔法ではないので。ちゃんとしたパターンがあるので。そのパターンを見つけたいなということで、凄い研究してます。それはやっぱり自分が線が細いというのもあるし、力を使わないで跳びたいっていう自分の信念みたいなものがあるので、そういう面でも凄い参考にしてます」

 ――今日、エキシビションの練習でトルソワと練習して何か感じたか。

 「トルソワはどっちかというと力で跳べるタイプの選手なので、体幹も凄く強いですし、体のバネ自体がすごくあるんだろうなという感覚を受けました。あとは回転に入るスピードが非常に早いなという風に思ってて、それは自分に生かせるかといったら、どっちかというと自分のタイプではないかもしれないんですけど。ただそういう強さも、これから高難度をやっていくにあたって、安定感をあげるためには必要だと思うので、そういうところも見ながら一緒にやらせていただいてました。(取材終了で)ありがとうございます。またよろしくお願いします」





羽生結弦と一問一答2「自分は羽生結弦なんだって言い聞かせながらまた練習したい」(20191028 スポニチ)

 フィギュアスケートグランプリシリーズ第2戦スケートカナダの男子で初優勝を果たした羽生結弦(24=ANA)が27日(日本05時間28日)、現地のケロウナで一夜明け取材に応じた。一問一答は以下の通り。

 「(ボイスレコーダーを確認し)あ、大丈夫じゃないですね。止まってますね。しかもホールドされてますね。ファイルがいっぱいらしいです(笑い)」

 ――スケートカナダ、4度目の正直で初優勝。

 「ははは。4度目の正直って言うんですか?(笑い)。うん。本当にあの、やっとホッとできました」

 ――あらためて一夜明け、優勝はどんな感じか。

 「まあ初戦の勝てないジンクスは去年、ヘルシンキというフィンランドという自分にとってすばらしい環境の中で、やったことでそのジンクスが晴れていたので。今年もそれを一つずつ晴らしていこうという風に思っていて。実際、達成してみてうれしいですけど。今の感触としては、一夜明けた感触としては、まずは演技内容としてここまで評価していただいたのが、まずはホッとするところです」

 ――ジャンプのつなぎなどを意識してやってきて、それが評価されたのか。

 「まあ、凄くざっくり言えば、つなぎをだいぶ外そうかなという風に思っていたのと。やっぱりジャンプの確率を上げるためにはスピード落として、しっかり静止した状態から態勢を整えてから跳ぶという方が明らかに確率上がりますし、力も使えるので。ジャンプ自体も高くなったり、幅が出たりということもあったんだと思います。ただそれをしようと思ったんですけど、僕にはやっぱりその道ではないなということ感じながら、このスケートカナダに来ていて。実際、それをもう1回ぶつけてみようと思って、ぶつけた結果、こういう結果になったので。この自分の武器を生かしてやっていきたいなという風にまた思いました」

 ――今回、壁が見えていると言っていた。乗り越えた時にいっそう強い姿が見られるのか。

 「なんか核心みたいなところを突いているんですけど、その確信がまだ自信になっていないというか。まだ手探りな状態を繰り返している状態なので。だから、それが確信に変わった時に、もっと強くなれるかなという風に思ってはいます」

 ――手探りとは課題がまだあるのか。

 「うーん。なんかちょっと、まだうまく自分の中でコントロールしきれていないみたいな状態ですね。なんかそこのいいところに入ったり、入らなかったりみないなものを繰り返しているので。その曖昧な部分ではなくて、しっかりとそこのいいところにストンと入りたいなという風に思っています」

 ――子供の頃からずっとハイレベルな戦いがやりたいと言っていた。今はループや世界初の3連続ジャンプを成功させて、夢がかなってきた現状については。

 「フフフ。まあ、でもト―、フリップはやっぱりおまけみたいなものなので。ト―アクセルもそうだったんですけど。まあそれで世界初って。まあ世界初かもしれないんですけど、コンビネーションなので。そこまで喜ぶようなものではないかなと思っています。ただ、得点を上げるという点に関しては着実に強くなってはいかないとなっていう風には思っているので。強くなる上で、こういうことができていることはうれしいなという風に思います」

 ――練習でしゃがんでからループをやっていた。具体的にいつからやっている。

 「小学校2年生くらいから全ジャンプをあの入りから全部やっていて。その当時まだ小学生だったので。何が目的かなんて分からずに先生に言われるがままにやっていました。実際は、最終的に今感じているのは軸の取り方とか、足の滑らせ方とか、そういったものに今は生きているなと思っています」

 ――「Origin」は20-30%と言っていた。70%は何がある。

 「なんか、自分の中のイメージみたいなものですかね。やっぱり自分の中のイメージをもっと表現しきりたいというのもありますし。言葉で表現するのがちょっと難しいんですけど。理想型としての表情の付け方だったり、表現の仕方だったり、または、そのプログラムとしてのオーラだったり、雰囲気だったり。そういったものに関しては全然足りないなという風に思っています」

 ――高難度ジャンプと自分の武器とどうバランスを取っていくか。

 「もちろん難しいジャンプはやりたいと思っています。それは絶対必要だとは思っているので。ただ、ちょっと今回、自分のジャンプにまた自信を持つことができ始めてはいるので、しっかりとその自信を持ちながら、ただ、高難度になった場合でも、この自分の質を消さないように。この質の状態のままで高難度ができるようにというのを意識して練習はやっていきたいと思っています」

 ――今回300点やスケートカナダ優勝など強いプレッシャーをかけた。その結果を受け手、次のNHK杯のテーマは。

 「次のNHK杯は…。NHK杯はNHK杯で、まず考えようかなと思っています。もちろんファイナルに行くために必要な試合というような位置づけももちろんありますし。またはファイナルまでの期間が短いからこそ、凄く慎重にやらなくてはいけないというのもありますし。また、2戦目でケガをしやすいというのももちろん頭の中に入れつつやっていかなきゃいけないと思っていて。とにかく、いろんなリスクとかを考えながら。またその上で最大限、自分ができることをトレーニングとして積んできた上で、試合に臨みたいと思います」

 ――3連続ジャンプやト―ループ―アクセルは少しでも点数に影響しなければやる意味がないと言っていた。五輪終わったシーズンは自分のやりたいスケートをやりたいと言っていた。それがどのように自分の中で変化があったのか。

 「やっぱりオータム・クラシックの時に、去年のですけど。去年のオータム・クラシックの時に凄いフワフワした状態でやっていて。それが、なんか、まあ、アクセル跳んで早く辞めたいみたいな…感じのところが若干あったはあったんですね。やっぱり競技続けることがどれだけ大変かというのを覚悟しなきゃいけないと思ってますし。実際、今、競技を続けている上で、もの凄くいろんなものを削ってやっているとは思っています。だからこそ。あの、なんか削っている上でそんな中途半端なことしたくないなと思ったんですよ。で、今やっとこのスケートカナダが終わった段階で、やっと、その自分がしたいスケート、自分が目指したい理想のスケートと、高難度ジャンプ、自分の夢だったアクセルだとかルッツだとか。そういったものが、やっとイコールになってきた状態なんですね。だからこそ、それも含めて質の高い演技をしたいなって思っています」

 ――今回はどうだったか。

 「そうですね。かなり大きかったです。やっぱり320を超えたのが本当に久しぶりだったというのもありますし。ヘルシンキ以来ですかね。ヘルシンキワールド以来だと思うので。あの時はまだエレメンツももう一個多いですし。あの時以来に久しぶりにいい演技ができたので。これからまた自信を持って、自分は羽生結弦なんだってまた言い聞かせながらまた練習したいなと思っています」



4回転ルッツが本当に難しいのかと言われたら、やろうと思えばみんな跳べるのかもしれないですし。それはもうタイプによりけりですし。僕はどう頑張って練習しても下で回ることができないので。昔からそういうジャンプじゃなかったので。なかなか4回転ルッツに対してのルッツのジャンプじゃないのかもしれないですけど

それぞれのスケーターにそれぞれの個性があって、それがやっと評価されるような採点システムになったのに、それがだんだん高難度のジャンプに傾倒していって、PCSとの比率がだんだん合わなくなってきてるというのが、現在の状況だと思う

自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいた

ジャンプ跳ぶ前に凄い固まって静止状態から下で回りながらジャンプを跳ぶことが果たして正しいジャンプなのかどうか

ステップから跳んだジャンプだったり、ジャンプ終わったあとにステップをやったりとか、そういうものが果たして全部評価されきれているのかということとかに関して凄く疑問を持っていた

つなぎをだいぶ外そうかなという風に思っていたのと。やっぱりジャンプの確率を上げるためにはスピード落として、しっかり静止した状態から態勢を整えてから跳ぶという方が明らかに確率上がりますし、力も使えるので。ジャンプ自体も高くなったり、幅が出たりということもあったんだと思います



結弦くんが言ってることは、羽生ファンが以前から指摘していたこと。私達シロウトが感じるくらいだから、スケーターは皆わかっていると思う。結弦くんが疑問に感じていなかったわけがない。

「下で回りながらジャンプを跳ぶ」→「プレロテ」
「ジャンプ跳ぶ前に凄い固まって静止状態から跳ぶ」→「ジャンプを跳ぶ前に長い助走からステップも入れず入りの何の工夫もなくよっこいしょと跳ぶ」


結弦くんなりに精一杯オブラートに包んだ言い方をしたということかな。それでもかなりはっきり言ってる。これから羽生ファンはプレロテと言わず「下で回る」って表現したりして(笑) 「プレロテ+静止状態からよっこいしょ」両方装備してる人も見受けられますよね。バトン氏が「誰も彼もぞうきんを絞ったようなジャンプ跳びやがって」と仰ってましたっけ。

プレロテジャンプが多くなった。「やろうと思えばみんな跳べるのかもしれない」・・・確かに、最初からプレロテで教えられていたら4Lzのハードルは低くなるよね。だから最近は、最初からプレロテジャンプで教えるコーチが増えている。マッシさんの言うとおり、筋力の弱い女子のプレロテは多少大目にみるとしても(それでもアリサはひどすぎるけど)、男子のプレロテはもっとGOEでちゃんと反映させるべきだと思う。まともなジャンプを跳んでる男子がいるのだから。

ショートのシングルジャンプの前にステップを入れる要件もなくなった。といっても、運用がいい加減で、それ以前から、ステップを入れなくても減点されないことが多かった。つまり「レベルの低いスケーターとジャッジに合わせた」ルール変更だった。これもクワドの前にステップを入れられないネイサン救済のルールのひとつかなと私は思っている。高難度ジャンプを跳ぶ選手にしても、一見増えてるように見えるけど、プレロテやステップ要件を厳格に取り締まったら、クワド跳べる選手は激減するだろう。

結弦くんは今のトレンドに合わせてつなぎを減らすことを考えていたらしい。迷いがあったのね。そりゃそうだろう。つなぎをギチギチに入れてもスカスカでもPCSがたいして変わらない。ネイサンのジャンプが安定してるのはつなぎが薄く、助走が長いから。それはそれでもいい。そうしないと跳べないんだから。でもそれは技術が拙いからだ。しかしGOEに反映されてない。しかも、ジャンプを失敗すればシリアスエラーとしてPCSまで抑えられる。つなぎを重視しても全く割りが合わない。

結弦くんは、スケアメのネイサンの演技をみて、ワールドで負けたネイサンへの幻想が覚めたようなことを言っていた。私もネイサンのスケアメのフリーは見たけれど、感想は「なんじゃこりゃ」。正直ガッカリした。結弦くんと同じ競技だとは思えなかった。あれは王者のスケートじゃない。結弦くんは、ネイサンと同じスケートをしたら、羽生結弦ではなくなってしまうと感じたのだと思う。ハビやパトリックはちゃんとフィギュアスケートをしていた。でも、今の男子シングルは、私にはただのジャンプ大会にしかみえない。音楽はただのBGM。男子シングルはどんどんつまらなくなってる。フィギュアスケートを愛するからこそ、結弦くんは今の採点傾向に危機感をもっているのだと思う。

自分が満足いく演技ができて、かつそれが評価を得た…だからこそ本音を言えたのかもしれない。引退後ならともかく(OBOGですら、どこかへの忖度なのか言える人はほとんどいない)、現役選手がこういう発言をすることがどれほど勇気がいることか。五輪二連覇した、そして現在もトップ争いをしている選手だからこそ、この発言はとてつもない説得力をもつ。

他のメディアも同じ話を聞いていたはずだけど、記事にしたのスポニチさんだけ。ほかのメディアはこの部分端折ってる。まあ、マガジンの山口さんが文字テロで載せてくれたとは思うけれど、メディアの取捨選択の傾向が如実にでてるなと思う。どこのメディアも切り取って載せるところはたいがい同じ。そして捨てるところも同じ。

結弦くんは本当に孤高の王者だなと思う。もっと楽な道はあるのに、あくまでも自分の信じる道を、自分のプライドをかけて突き進んでいく。あえて不利な横綱相撲をしようとしている。そんな羽生結弦だからこそ、愛しくてたまらない。

この貴重なインタ、翻訳されて、ぜひ海外のファンにも広く読んでほしいと思います(たぶん既に翻訳されてると思いますが)。


そう、どんなに心の中に燻っていても、結果をださないと言えなかったのだと思う。
でも…それでも、現役スケーターとしてすごく勇気のある発言。また惚れ直してしまった。



SC2019FS-3


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2019/10/29 08:00 | グランプリシリーズCOMMENT(17)TRACKBACK(0)  TOP

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