ISUはどこへ向かっているのか ~放映権の高額化、アメリカ主導のルール改正と運営
昨日、「炎の体育会TV」が放送されました。リアルで見てないし、録画予約もしてなかったけど、「おまかせ」機能で勝手に録画されていました。たぶん、おまかせ登録しているキーワード「羽生」に引っかかったのだと思います。
マトモに見る価値はないので、超高速(笑)で早送りでチェックしたところ、画面上に「羽生に勝った金ネイサン・チェンが初ドッキリ」という言葉がず~っと貼られていました。五輪で結弦くんに負けたことは伏され、世界選手権で結弦くんに勝ったことを殊更強調。フィギュアだけでなく、ピアノも上手く、世界大学ランキングで8位のイェール大学に在学で医者志望…とネイサンを絶賛に次ぐ絶賛。「完全無欠の完璧男」と、ネイサン持ち上げ方がすごかったです。子供達へのスケート教室?の場面では「五輪さながらに本気でスケーティング!」という文字が貼られてた。その五輪でネイサンは台落ちしているのですけどね…。
TBSって、フジと並んで要注意局だと思っていたけど、本当にひどいな…。ちなみに、ネイサンは医者ではなく、経営学かIT関連に進路を変えたという話もありますね。五輪金の勲章を活かすのは、一人前になるのに時間がかかる医者より、そちらの方が手っ取り早いという計算があるのかもしれません。本当に頭がいいのは、ネイサンではなくジョウだと言われてます(飛び級で16歳で高校を卒業。アメリカ大統領教育優秀賞の受賞歴あり)。でも、ジョウは自分が秀才であることをひけらかしません。メディアも悪いんですが、ネイサン、大学のことだけでなく、女の子との際どい写真インスタにUPしたり(モテ自慢?)、ちょっと品がないなと感じてしまいます(ちなみに、イェール大学も学力での入学ではなく、スポーツ入学です)。
さて、GPSのアメリカ大会の男子シングルが終わりました(見てないけど)。ネイサンの優勝は規定路線でしょうが、ジェイソンくんが2位に入ったのはよかったと思います。ネイサンが安定していることは百も承知ですが、このモヤモヤは、そもそもネイサンに有利なルール変更がなされていること(つなぎの軽視、シリアルエラーなど)。そして、オータムのテクニカルを見てもわかるように、ジャッジ判定も、明らかに公平ではないと感じるからでしょう。
ネイサンのPCSの高さは謎。ワールド二連覇PCS? 五輪二連覇PCSはないのに。
繋ぎだらけの羽生選手と対照的に米選手は両足で漕いでクロスばかりなのがこの映像で分かりやすい。問題はこれほど技術に差があるのにジャッジがPCSで差をつけないこと。できないことを省き得意なことに集中するのは戦略としてありかも知れないけど省いてる部分まで高得点にしては競技として成立しない https://t.co/lNjeH8hKLs
— nori (@nnori123nori) September 25, 2019
でも、私達シロウトが感じることは、専門家は皆知ってるよね。
まあ、そういう競技だと諦めてるんだろうけど。
何の動画見てる時だったか・・・外国人解説者が 羽生選手の演技が終わった後 (セイメイだったかな)凄く賞賛しててアメリカのジャッジはいるか確認して!とか言ってた。アメリカは点を出さないって。その時からアメリカには不信感しか無かった。今、ルールまで細工してると感じてる。皆 知ってるのね
— Haruka (@Haruka85308283) October 18, 2019
なので米スケート連盟、審判員、解説者などが揃って盛り上げようとしており、ネイサンの点数爆上げや、最近だとアリサリウのことも絶賛、回転不足関係なく、点数爆盛りされてます。ネイサンは正直日本のフィギュア人気を賞賛していて、ショーの仕事も日本のほうが多く、ギャラもいいのでしょうね。
— Junie N (@JunieN16) October 18, 2019
続き→ 羽生選手が以前からスケートアメリカに出ないのはこういう状況もあると思いますし、出なくて正解!ただ米スケート連盟は権力があり、米テレビネットワークのNBCもオリンピックにかなり力を持っているので、こちらでの自国選手上げは凄まじいなと感じます。
ネイサン本人に責任があるとはいいませんが、こんな一部の選手達の点数を操作するような事を続けてたら衰退する未来しか見えません。昔ならいざ知らず、youtube全盛の今、スケオタも目を皿のようにしてチェックしています。クワドレス選手に有利なルールを作り、ライサに五輪金を与えたけど、それでアメリカは栄光を取り戻しましたか? 現在でも、日本とロシア以外では人気は無い競技ですが、さらに地盤沈下していくだけのような気がします。
ところで、今季は、ユロスポとCBCでフィギュア放送する形跡がないのが英語の掲示板で話題になっていたとか。CBCのキャスターがISUから課せられる放映権がとんでもなく高額になったといってたそうです。そのせいで、ヨーロッパには放送を諦めた国もあるとか。さすがに、CBCも自国開催のワールドは放送するそうですが。詳しくは知りませんが、スピスケとセットで放映権を高額設定にしたとか。カートやマッシさんやイタリアのママンの実況が聞けなくなって、アメリカの「羽生下げ&ネイサン上げ上げ」の実況ばかり聞かされるのかしら?(日本の実況より、海外実況が楽しみだったのに) も…、もしかして、それで「ネイサンは羽生よりすごい!」っていう印象操作を世界規模でしようとしてるの?(汗)
放映権の高額化で、放送する国が減ると、人気はさらになくなり、世界的にスケーターを目指す人が減ります。本当に少数のコアなスケオタだけの競技になる。そうすれば、アイスショーの客入りにも影響するでしょう。日本も、今は羽生人気でなんとかもっていますが、結弦くんが引退後は、そんな高額な放映料を払ってまで、いつまで放送できるか。昔のように、NHKと深夜放送のみの競技に逆戻りするのでしょうか。
あのオータムの採点は、今後も不正なジャッジの代表格として語り継がれるでしょう。これ以上、黒歴史を増やすことがないよう、アメリカには少しはプライドをもってほしいと思います。強引な国だとは知ってましたが、ここまで恥知らずな国だとは思ってもいませんでした。
いいか、アメリカ、よく聞け。金メダルという物質に価値があるんじゃない。金メダルに見合う傑出したパフォーマンスに人は魅力され、褒め称えるんだ。それにふさわしい事を成し遂げた人の首にかかる金メダルに価値があるんだ。
— ナルシス・ノワール (@2020Fly_High) September 21, 2019

これ、羽田空港ですって。メチャ綺麗!(ツイよりお写真お借りしました)
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2019/10/20 12:25 | 問題提起 | COMMENT(14) | TRACKBACK(0) TOP