「記憶より記録」 ~NHK杯2019 羽生一夜明け会見より
スポニチの一夜明け会見の一問一答です。
お待たせしました。一夜明け会見です。
— Sponichi on Ice (@SponichiF) November 24, 2019
羽生結弦と一問一答「やっと演技が安定」「勝つことに意味」「一皮むけた」「常に追ってます」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ https://t.co/QoDS3MWJwY
――昨日ステップを抜いたのは、つなぎのステップ?
「つなぎのステップ!そう、イーグルとかは外したって意味です。イーグルを外したんです。ありがとうございました、またお願いします」
デイリーの記事が2本ありますが、重なる部分と重ならない部分があるので、重なる部分を調整して合わせました。
打倒チェンへ、羽生結弦ギラギラ「勝ちたい」連発「銀メダルは記録に残らない」/スポーツ/デイリースポーツ online https://t.co/3VOgSnDDdG #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) November 24, 2019
心からスケートが好きっていう気持ちが出せれば、それが1番強い自分だと思う。大人の自分として、それが出せれば、それが最終的に羽生結弦なんだと思うhttps://t.co/GwOWXnkglY @Daily_Onlineさんから
— みずほ (@traveler_mizuho) November 24, 2019
「フィギュアスケート・NHK杯」(24日・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
男子シングルで3年ぶり4度目の優勝を飾った羽生結弦(24)=ANA=が一夜明け取材に応じ、3年ぶりの出場となるGPファイナルへの意気込みを語った。
3年ぶりとなるファイナルの舞台への権利を掴み、羽生は野心を隠さなかった。13年から16年まで4連覇を果たしたが、怪我で欠場したこの2年はネーサン・チェン(米国)が連覇。チェンには3月の世界選手権で敗れている。勝ちたい。その思いを隠すことなく、言葉にした。
「ファイナルはネーサン選手との戦いとしか思ってない。やはり勝ちたい。勝つことに意味があると思っている」-。
銀メダルに終わった世界選手権。「見てないんですけど」とした上で「フリーはそこそこだったけど、勝てなかった。やっぱり結果は本当に大事。銀メダルは記憶には残っても、記録には残らない。それでは意味がない。記録に残ってなんぼ。そういう強い気持ちがある。優勝したい。その思いが1番強い」と、瞳をぎらつかせた。
もちろんライバルの力は誰よりも認めている。今季世界最高得点は羽生がスケートカナダでマークした322・59点。チェンは299・09点(スケートアメリカ)に止まっているが、「彼もこんなもんじゃないのは凄く分かっている。彼のベストと戦いたい」と、見据えた。
前日、ブライアン・オーサーコーチが「4回転ルッツの練習はしている」と明かしていた。羽生は「ブライアンは何も考えずに言うことがあるんですけど」と苦笑いしつつ、ファイナルでの投入については「言えない。先発ピッチャーが誰かいうようなもの」と“予告先発”はせず、情報戦からこの頂上決戦がスタートしていることを感じさせた。
究極の理想がある。それは9歳の時の自分。「僕の中でずっと9歳の自分を追っている。初めて全日本ノービスを優勝した時。自信しかなかったし、自信の塊だった。(当時の自分に)“まだまだだぞ”って言われている感じがするんです」と、明かした。年齢を重ねるにつれて「大人になると、言葉とか物事とかルールに縛られて、意味づけしていく」と理想からは遠ざかる。だからこそ「ただ心からスケートが好きっていう気持ちが出せれば、それが1番強い自分だと思う。大人の自分として、それが出せれば、それが最終的に羽生結弦なんだと思う」と、熱弁した。
結果は本当に大事。銀メダルは記憶には残っても、記録には残らない。それでは意味がない。記録に残ってなんぼ。そういう強い気持ちがある。
日本では「記録より記憶に残る演技を」というスケーターがよく見受けられますが、記録に残らない演技は記憶には残りません。リアルタイムで見た人々はいずれはこの世からいなくなる。そうなれば残るのは記録だけ。動画は残るにしても、記録に残っていない演技動画を、後世の人は誰も見ようとはしないでしょう。
ANA総監督でもある城田憲子さんもこう言っていました。
歴史に名を刻むことができるのは金メダリストだけ。
それもオリンピック金メダリストだけだと。城田さんはスケート連盟の強化部長時代も、結弦くんをサポートする今も、その信念を変えていません。城田さんの金メダルへの執念は、結弦くんと似ているなと思いました。でも、その城田さんですら、こうも言っている。
類稀なスケート技術に加えて、強い精神力と負けん気の強さ。彼はオリンピック金メダリストたるにふさわしいすべて持ち合わせているー。これまでに幾度、試合に臨む彼の背中を見てそう感じたか数えきれません。と同時に、圧倒されてしまうのです。(城田憲子著「金メダルへの挑戦」より)
城田さんも相当の負けず嫌いなのですが、その城田さんの物差しでも測れない負けず嫌いが羽生結弦という人間なのです。「記録より記憶」なんて、アスリートとして逃げでしかありません。「金メダルより感動のフリー」などと意味不明なことを言うのも、おそらく日本のメディアだけ。
こういう当たり前のことをズバッと言ってくれるのも結弦くんの魅力です。あ~、よく言ってくれた。スッキリしたわ(笑)
ただ心からスケートが好きっていう気持ちが出せれば、それが1番強い自分だと思う。大人の自分として、それが出せれば、それが最終的に羽生結弦なんだと思う
羽生結弦の完成型・・・それは最強の羽生結弦ですね。ファンはいつまでも楽しみに待っています。
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2019/11/24 22:50 | グランプリシリーズ | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP