22.4%!瞬間最高視聴率はゆづ!& 視聴率のからくり ~NHK杯2019

NHK杯の視聴率について、こういう報道がありました。
この視聴率の内容について、少し考えてみたいと思います。

紀平梨花2位のNHK杯女子フリー高視聴率16・2% 羽生結弦V男子フリーは14・5%(20191125 スポーツ報知)

 23日にNHK総合で放送された「NHK杯フィギュア 女子シングルフリー」(後6時05分)の平均視聴率が16・2%を記録したことが25日、分かった。

 女子フリーでは首位と5・15点差を追いかけた日本勢の紀平梨花(17)=関大KFSC=が予定していた4回転サルコーを回避。シニアデビューから13戦目で初めて3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)をSPとフリー3本そろえる会心の演技も、151・95点、合計は今季ベストの231・84点も2位だった。SPで世界最高を出したA・コストルナヤ(16)=ロシア=が合計240・00点で優勝した。

 なお、羽生結弦(24)=ANA=が出場した同日の「男子シングルフリー」(後7時半)も同局で放送され、平均視聴率14・5%を記録。22日に同局で放送した「男子シングル ショートプログラム」(後7時半)は平均視聴率13・3%だった。

 羽生はショートプログラム(SP)で首位に立ち、フリーで3種類の4回転ジャンプを4度降りて195・71点、合計305・05点で今季GP2連勝を飾った。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)



数字だけみると、視聴率は「男子<女子」であり、「紀平梨花2位のNHK杯女子フリー高視聴率16・2% 羽生結弦V男子フリーは14・5%」というタイトルは、あたかも、結弦くんより紀平さんの方が視聴率をもっているかのような印象を与えます。しかし、実際にそうでしょうか? まず、視聴率を計測した地上波放送の中身をみてみましょう。

<女子フリー>
16:40~18:05までNHK-BS1
18:05~18:45までNHK総合 ←16.2%はココ
※女子は第2G後半の4人のみ


<男子フリー>
19:30~21:45までNHK総合 ←14.5%はココ 
※男子FS 第1G&第2G 12人、男女の表彰式


男子は無名の選手から延々と12人の演技が流れました。これはコアなスケオタでなければ、一般の人が見続けることはかなりの苦行です。私でさえ、一応流してはいましたが、家事をしながらのながら見でした。テレビの前で正座してみたのは、結弦くんだけです。

しかも…です。女子の表彰式も男子の後にだらだら2時間以上放送された。 男子の下位選手だけでなく女子の表彰式も含まれているわけです。ロシア人が優勝した表彰式を、一般の人が見ますか? これだけすべてを結弦くん一人に背負わせるのなら、1.7%しか違わないのはむしろ健闘しているといえるのでは? 女子は表彰台争いの4人だけ、しかも相撲が放送された直後でした。

女子は分割視聴率。男子は全視聴率です。比較にならない数字を比較して、紀平さんの「羽生超え」の印象操作をしているように感じるのは、考えすぎでしょうか?


こちらは、某所から拾ってきたデータです。

<NHK杯フリー ピクセラ 全国>

女子 500-560ぐらい

NHKニュース  770-800ぐらい

男子フリー
19時54分 496
6分間の辺 527
20時40分 639

20時54分 821 羽生演技中
20時56分 830 羽生演技終了
20時59分 871 羽生得点 ← 瞬間最高視聴率!

21時11分 719 外国人
21時17分 667 羽生インタビュー

21時24分 587 男子表彰式
21時30分 570 男子表彰式
21時35分 533 女子表彰式
21時44分 507 表彰式終わり
21時42分 520 女子表彰式



ピクセラを見る限り、結弦くんの得点がでた瞬間が瞬間最高視聴率です。





阿部さんの仰ってることは、たぶん、このデータのことですね。

20191123視聴率データ


視聴率の報道といえば、スケカナのときも「???」と思うことがありました。

羽生結弦が自己ベストで大会初V「スケートカナダ」中継 平均15・6%、瞬間最高19・6%の高視聴率
https://hochi.news/articles/20191028-OHT1T50114.html
>女子フリーで紀平梨花(17)=関大KFSC=が演技中の午後10時2分に瞬間最高視聴率19・6%をマークした。

羽生結弦が圧巻演技でV「スケートカナダ」 平均15・6%、瞬間最高19・6%
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/10/28/kiji/20191027s00041000323000c.html
>瞬間最高視聴率は、午後10時02分の19・6%、紀平梨花(17=関大KFSC)が演技をしている場面だった。

修正される前はこうでした。

羽生結弦が圧巻演技でV「スケートカナダ」 平均15・6%、瞬間最高19・6%
27日に同局で放送された同大会の「男女フリー」(後9・00~11・09)の平均視聴率は15・6%。
瞬間最高視聴率は、午後11時02分の19・6%、男子フリーで羽生が優勝し表彰台に上がった場面だった。


瞬間最高視聴率、最初は結弦くんの場面だと報道されていたのが、あとから紀平さんの場面だと修正されました。私はいまだにどちらが本当だったのか、疑問に思っています。まさかそこまでやらないだろうとは思いつつ…。


日本のスケ連は「羽生人気隠し」に必死ですからね…。

フィンランドスケ連:施設に寄付するからたくさん投げ込んで!プレゼントするのにきれいにラッピングしてる画像UP
ロシアスケ連:フィンランドスケ連より我らはもっと迅速にプーを回収する!会場売店でプーも売るぜ!
カナダスケ連:プーさん回収のリハーサルしました! どんどん投げてー!

日本スケ連:NHK杯は投げ込みエリアはアリーナのみ。全日本は投げ込み一切禁止。バナー掲示も禁止。



紀平さんは大変実力のある良い選手です。このまま普通に頑張ってれば、皆が応援する本当の意味で人気選手になれるでしょう。でも、ワールドメダルすら取らないうちからの、不相応なごり押しは逆効果です。

紀平さんと結弦くんは今シーズン、オータム、スケカナ、NHK杯と、全く同じアサインでした。結弦くんと同じ試合なら、注目度が違います。報道陣もたくさん押しかける。したがって、報道量も段違いになります。実際、今シーズンの紀平さんの報道量は昨年より格段に増えたように見えます。

某写真家さんによれば、昨年、紀平さんが優勝したフランス大会、日本からのメディアはまったく来ていなかったそうです。写真家さんは、「注目株だったのにびっくりした」と言ってました。いくら紀平さんが日本女子の一番手とはいえ、結弦くんの力を借りずに、大勢のメディアを海外まで引っ張ってこれるかというと、それは微妙ではないかと思います。

これは紀平さんにはまったく責任はないことですが、結弦くんの人気に便乗しながら、「羽生超え」の印象操作はやめた方がいい。いかにも、芸能事務所(エイベックス)がやりそうな手口ですが、私はそれと同じやり方で人気がでるどころか、むしろサイレントアンチを増やした選手を知っています。この間ゴールデンに生中継したロステレは視聴率が7.9%以下(低すぎて数字でず)だったそうですよ。

レッドブルに続いて最近東進ハイスクールがスポンサーについた紀平さん。スケ連も事務所も「羽生よりも視聴率をもっている」という印象付けをして、もっともっとスポンサーを増やしたいという事情があるのかもしれません。でも、無理なごり押ししなくても、彼女ならスポンサーはつくでしょう。彼女しかロシアンモンスター軍団に対抗できる日本人女子はいないのですから。

まあ…それにしても、メディアも芸能事務所もスケ連も、このネット時代、SNS時代においても、まだ印象操作が自由自在にできるのだと考えているのですね。本当に愚かなことです。


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