「羽生結弦を生んだ男」 ~紹介記事とお勧めポイント
羽生結弦の金メダルは「彼」から始まった。異端の指導者は語る #フィギュアスケート #羽生結弦 https://t.co/jDSjSwr0J9
— ダ・ヴィンチニュース (@d_davinci) March 14, 2020
これはなかなか良い本です。価格も高くないですし、羽生ファンならお勧めです。
都築先生を通してみた日本フィギュア史でもあり、結弦くんの中にあるロシア愛のルーツが見えるようです。
都築先生は「異端」でした。都築さんと同様、日本フィギュア界では、羽生結弦は才能がありすぎて「異端」扱いされていると思います。一人突出しすぎていたり、人と違うやり方をする人間は、日本では今も昔も生きにくいのです。
点数の出し方にえこひいきがあったことなどもはっきり指摘しておられます。この本では、一応”過去形”になっているけど、そういう体質が早々変わるわけはなく、実際は皆さんもご存知のとおり”現在進行形”で続いている。
宇都宮さんは都築先生だけでなく、ミーシン、タラソワなど、3人のロシアの重鎮に取材して、結弦くんのことをどう思うかも聞いているので、そのあたりも注目です。今をときめくサンボ70にも取材しています。
宇都宮さんが「羽生結弦は表現力が優れていると思いますか?」と聞いたときに、ミーシンは「それは『太陽が温かいか?』と聞くのと同じですよ」と答えています。
タラソワも結弦くんについて「私は完全に羽生に魅了されています。まるで麻酔をかけられたように、身動きがとれない。食い入るように見つめるしかない。私にとって彼はそんな存在」と絶賛。また「怪我をしないでほしい」と、とても心配しています。
ルイシキンは「羽生は歴史にしっかり刻まれ、『現象』となって残っていくチャンピオン」だと語っていました。
都築先生は、結弦くんに「フィギュアスケートを文化にしてほしい」と期待しています。
でも、私は、最近、結弦くんが引退後、「フィギュアスケートを文化にする」仕事に携わるとしても、それは日本ではないのでは…と感じています。
本当に優秀な人材は組織を変える(高コスト)ことより組織を変える(転職、低コスト)を選んじゃうんだよな。そっちの方が合理的なので。だから会社は優秀な人材に残ってもらうための努力を続けなければならない https://t.co/ttVKwiSSBQ
— BTO (@bto) March 4, 2020
日本のフィギュア界は、優秀な人材(羽生結弦)に残ってもらうための努力はしない。
突出して優秀な人材はいらない。そんなのがいたら、派閥や利権のバランスが崩れてしまう。
でも海外は違う。ロシアが結弦くんに食指を伸ばしている。
クリケットも結弦くんに残ってほしいはず。ハビにも残ってほしいと言ってたみたい。
イチローも日本に帰ってこないし、もしかしたら結弦くんも…。
また一人日本の貴重な人材の流出があるかもしれない。
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2020/03/16 21:20 | スケート書籍感想 | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP