臨海出身4人の後輩が「羽生結弦の凄さ」を語る
以前ブログでもとりあげましたが、正式に出版社から告知されました。
羽生結弦選手の自叙伝『蒼い炎』(扶桑社)のベトナム語版が、3月に現地出版社AZ Communication & Cultureより発売されます。『蒼い炎Ⅱ』は11月刊行予定。また同時に中国と台湾の現地出版社とも正式に契約し翻訳版を制作中です。こちらも発売時期が決まり次第、追ってお知らせします。 pic.twitter.com/AlDoDQyvIq
— フィギュアスケートLife (@fskating_Life) March 19, 2020
うちのブログ的には全然お勧めではないですが、クワドラプルアクセルの最新号。
【誌面見本】「Quadruple Axel 2020 シーズンクライマックス」(3月13日発売)羽生結弦選手のページ見本です。自分らしくあるために──。全日本選手権を経て、四大陸選手権でスーパースラムの偉業を達成するまでの過程を、密着レポートで振り返ります。 https://t.co/UdsryeHIDj #figureskate pic.twitter.com/t2Asz12IgU
— Quadruple Axel 編集部 (@AxelQuadruple) March 5, 2020
この4人の座談会が評判良いらしいです。
【誌面見本】「Quadruple Axel 2020 シーズンクライマックス」 #友野一希 選手 #山本草太 選手 #山隈太一朗 選手 #須本光希 選手の豪華座談会。臨海スポーツセンター出身の親友4人が、涙あり笑いありの本音トークを繰り広げます。熱い友情と固い絆に、胸を打たれます。 https://t.co/UdsryeHIDj pic.twitter.com/Qd3Vrz40If
— Quadruple Axel 編集部 (@AxelQuadruple) March 5, 2020
4人が全日本選手権のときの結弦くんのことを語っているところがあり、そこが羽生ファンに注目されてるようです。某掲示板でその部分のスクショをたまたま拾ったので、転記しておきます(発売早々の本のスクショそのまま貼るのはアレなんで)。
―そして、須本選手は、「羽生選手と一緒の試合に出る」というジュニア時代からの夢が、今年の全日本でようやく実現しました。一緒に写真も撮ってもらったんですよね。
草太:写真、バズってたね(笑)。
光希:素直に嬉しかったですね。4年ぶりに全日本に出てくれて、久しぶりに生で演技が見られて、やっぱりすごいなと思いましたし、人柄もめっちゃやさしいなと思いました。
―「写真を一緒に撮ってください」とお願いしたのですか?
光希:みんなで羽生くんを囲む時間があったんです。一人ずつツーショットを撮らせてもらって、そのあと羽生くんが「全員、集まって!」って、みんなを集めて自ら集合写真を撮ってくれて。
一希:あれは嬉しかったね。
草太:うん、めっちゃ嬉しかった。
太一朗:あのときの羽生くんの対応、すごかったよね。
光希:羽生くんが「どんどん来い!」って人を集めてくれて。
一希:あの写真は宝物。
草太:フリーのあとで絶対しんどいやろうに、わざわざ人を集めて撮ってくれて。本当にすごい人だなと思う。
一希:本当にそう。
太一朗:人がよすぎる。
草太:あんなの、できひん。
光希:記者会見の前で忙しいのにね。
―フリーのあとに、そんな対応をされていたんですね。
一希:もし僕やったら、考えられない。
草太:うん。
太一朗:先輩のああいう姿を見ると、本当に感動する。
一希:今年の全日本は羽生くんがいたからやっぱり違う感じがしたよね。
草太:華やかになる。
一希:うん、試合が締まるというか。ロッカールームに入るだけで雰囲気が変わる。
太一朗:それにしても、オンとオフの切り替えがすごかったね?
光希:すごかった。
一希:練習前と練習後の顔が全然違う。練習のあとはふっと切り替えて。
草太:僕らのレベルに合わせて話してくれる(笑)。
一希:そう。今回、そのオンとオフの切り替えを学ばせてもらった。
光希:うん。
結弦くんの出る試合では、常にツーショット希望の列ができます(笑) 全日本でも同じだったようで。
後輩達への”神対応”は4人をいたく感動させたみたいですね。某写真家さんが「ゆづにはもっと後輩スケーターと一緒の試合やショーに出てほしい。後輩達が見習う部分がたくさんあるから」と言ってましたが、まさにその通りだったようです。四大陸では、鍵山選手が、表彰式で国旗を丁寧にたたむ結弦くんの真似をしてました。
「今年の全日本は羽生くんがいたから違う感じがした」…それは海外選手も感じていることでしょう。結弦くんの出る試合はなぜか神演技が増えます。公式練習から多くの観客が入り、満員の観客席と試合に生まれる独特の緊張感が選手たちの神演技を引き出すのではないでしょうか。反対に、結弦くんが出ないワールド、ファイナル、四大陸は自爆大会が多い印象です。「羽生結弦が出る試合は格が上がる」と言われる所以だと思います。
カムデンくんが「五輪二連覇の選手と同じ試合に出れるなんて、ジュニアじゃ考えられなかった!」といたく感激してましたが、同じ思いの海外選手は多いと思います。日本男子は、国際試合に出れないレベルの選手であっても、怪我がないシーズンであれば、五輪二連覇のレジェンドと一緒の試合(全日本)に出れるのです。これがどれだけ恵まれていることか。たまたま同時代に日本に生まれ、同時期に現役でなければ実現しないこと。4年ぶりに結弦くんが全日本に出場したことで、後輩達もそれを実感したのではないかと思います。
今、男子シングルが注目を浴び、日本の男子選手はジュニアでもメディアにけっこうとりあげられますが、これは結弦くんの力に他なりません。結弦くんはジュニアで2冠をとり、最年少でシニアにあがったけれど、注目されたのは同時期にシニアにあがった佳菜子さんの方でした。そのときは真央さんの時代、つまり女子シングルの時代だったからです。結弦くんがいるから、後輩達もその恩恵を受けているのです。今の日本の若い男子たちはこれが普通だと思ってるかもしれないけど、これは普通じゃない。あくまでも羽生特需現象なのです。男子シングルへの注目が、結弦くん引退後も続くかどうかは、後輩達の力次第ということになるでしょう。
後輩達の座談会を読むにつけ、羽生結弦という人は、単にスケートの天才というだけでなく、真にリーダーとなるべく生まれてきた人なのだなと感じます。この貴重な人材を大事にして、将来のリーダーになってもらえば、日本のフィギュア界にはどれほど明るい未来が待っていることか。でも、それは期待できないでしょう。日本のフィギュア界はつくづく「宝の持ち腐れ」ですね。
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2020/03/19 17:30 | スケート書籍感想 | COMMENT(11) | TRACKBACK(0) TOP