アリ氏の予想「北京金は羽生かチェン」 ~ロシア記事より

アリ氏のインタビュー記事です。
激長で、どうでもいいこともたくさん話しているので、重要そうなところだけ。



フィギュアスケートの事業についての公開インタビュー。(20200522 SPORT24)

スポーツと世界全体の変化
世界は確実に変わります。肉体的にも道徳的にも物質的にも、私にとっては大きな打撃でした。
私たちのスポーツは最近かなり低迷しています。私たちのスポーツには多くの問題があります。カナダで開催される世界選手権では一種の勝利、フィギュアスケートの台頭となることでした。

私たちは大打撃を受けたと思います。すべてが正常であれば、日本ツアー(Fantasy on Ice)が始まります。クールなチームが結成され、とても良いショーでした。みんなが稼ぎ、遅れることはありませんでした。多くのショーがヨーロッパ、ロシア、さまざまな国や大陸で計画されました。しかし、今は何もありません。

フィギュアスケート改革
私たちの次の重要なイベントはタイでのISU会議でした。そこでは私たち全員が新しいルールを採用し、会い、コミュニケーションし、次に進む方法を決定しなければなりません。残念ながら、これは実現しませんでした。
最近、新しいルールがリリースされ、ジャンプの基礎点が変更されました。この変更が良い人もいれば悪い人もいます。しかし、私が絶対に同意しない1つのポイントがあります。4回転アクセルの基礎点です。4回転フリップよりも高いポイントというにすぎない。たとえば、100メートルのレースを5秒で走るか10秒で走るかようなもの。どちらの場合も金メダルを獲得できるが、5秒で走ったことに誰も気づかない。

4回転ジャンプには真剣な準備が必要です。多くの体力と集中力を奪うので、多くの選手が2010年まで四回転を行おうと試みなかったのも不思議ではありません。十分なエネルギーがなかったので、4回転ジャンプのために、プログラム全体をバラバラにしたスケーターがたくさんいます。
今は、4回転はほとんどすべてのスケーターが武器にしています。しかし、4回転アクセルは異世代のジャンプです。ボーナスはをもらえなくても、二人の優れた男、ネイサンチェンか羽生結弦だけが、最初に跳んだという栄誉と名前を残すためだけにこの要素に参加できます。

私の意見では、そのような要素(4A)には12ではなく少なくとも20〜22ポイントは必要です。

シーズンは始められますか?
ISUと各国スケ連は、特定の試合をまだ中止しておらず、楽観的でいようとしています。しかし、ご存知のように、すでに2つのジュニアグランプリシリーズがキャンセルされました。
人が病気で死んでいるという事実は明らかであり、隠すことはできません。しかし、すべてがどうなるか、私はまだ言うことはできません。

すでにアイスリンクがドイツでオープンしていることを知っています、3人のコーチだけが許可されています。スケーターは10人だけです。各学校には、この問題に関する独自の規制があるでしょう。試合があるかどうかは、今は誰も具体的に答えることができるとは思いません。

組織的な問題もあります。たとえば、アメリカでグランプリシリーズを開催する場合。今年もこれまで通りラスベガスで開催されます。10月です。通常、大きなイベントを行う場合は、少なくとも6か月前にはアリーナをおさえ、賃料を支払い、特定の手配をする必要がある。ホテル、交通手段、チケット、契約書、ビザ。しかし今、私たちは困難を抱えている。国境が閉鎖されているのです。

選手が試合をするにはそこに移動する必要があります。これがどうなるかわからない。国境を6か月間閉する国もあれば、閉鎖しない国もある。すべてルール、航空機、国境に依存します。結局のところ、スケーターがトレーニングを開始することが必要であり、今はほとんどできていない。しかし、今は5月末、そして6月から7月になり、準備はすでに本格的になっているはずです。

ISUスケート賞
私は(ロシアのホッケー選手の)サーシャ・オベチキンと一緒にラスベガスに旅行し、シーズンの終わりに彼は伝統的なNHLアワードを受賞しました。そのとき、私はフィギュアスケートはアワードからクールなショーを作ることができる唯一のスポーツであることに気づいたのです。私はプレゼンテーション全体を作成しました。

ISUは非常に保守的な組織。すべてを完全に明確にし必ず100回チェックする必要があります。とても時間要しました。
昨シーズンの日本での世界選手権のとき、ISUから承認されました。2番目はカナダ連邦でした。
アートオンアイスの主催者で私の親友でもあるオリバーがメンバーになりました、そして私たちはアワード成功のために毎日密に仕事にとりくみました。

保険料の解約による経済的損失について
多くの作業が行われました。フライト、送迎、ディナーの支払い。すべてはISUによって支払われました。たくさんの配当を得ることができました。完全に異なる道がスケーターのために開かれるでしょう。(アワードは)私達のスポーツの財政能力を、最低でも30パーセント増加させると思います。

フィギュアスケーターとエージェントの収益
裕福になれるような収入はありません。フィギュアスケートのエージェントは非常に貧弱なビジネスです。そして今、市場はショーの1回のパフォーマンスで20〜30万ドルを受け取った90年代ではありません。私のアスリートに70〜75千ドルの価格が提示されたとき、私たちは次のように答えました。「ばかじゃないの?」と。

オリンピックの予測
-2022年のオリンピックで団体戦の優勝は?
「ロシア」
-女性シングルは?
「今は話したくない。ロシア選手の誰か1人」
-男性シングルは?
「羽生結弦かネイサンチェン」
-ペアは?
「アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー」
-アイスダンスは?
「ロシアの2組のカップルのうちのどちらか1つ」

ザギトワとメドベデワ
どちらもかっこいい。どちらも価値があります。90年代後半のプルシェンコとヤグディンのようなもの。どちらがいいか答えるのは難しい。二人はとてもクールな女の子。彼女たちはチャンピオンとしてのキャラクター、ルックスを持っています。
ー彼らは代表チームに戻ることができますか?
アイスオスカーがキャンセルされて惑星全体が閉鎖された今、私は何がおこっても驚かないでしょう。クジラが話し始めたとしても。



友達のホッケー選手と一緒にホッケーのアワードに参加したアリ氏が、その華やかな世界をみて「これだ!」とビビッときて、ISUに企画を持ち込み、時間がかかったがようやく承認をもらったということのようです。

唯一賛同できるのは、「4Aの基礎点が低すぎる。20~22点は欲しい」と言ってることでしょうか。実際、日本でも佐野さんや無良さんは、「4Aは5回転のカテゴリ」と発言しているし、ジスランも「5回転の方が簡単かも」と言ってますね。

ただ、最初に跳ぶのは羽生かネイサン…という発言は賛同できません。ネイサンはスキッド型に変えて、今は3Aも安定してるけれど、元々はアクセルは得意ではありません。

アリ氏の仕事の範囲は知らないけど、フィギュアスケーターのエージェントだけに限れば、今は儲からないかもね。ショーも減ってるし、ギャラも安くなってる。エージェントは歩合制だから、スケーターのギャラが安くなれば、アリ氏の取り分も減る。90年代の華やかな時代に戻れば、アリ氏も潤う。だから、こんなに躍起になるのだろうね。

北京五輪の男子シングル予想が「羽生かネイサン」…こんな答えなら誰でも答えられるよ。それより、結弦くんはまだ北京に出るとは明言してないけどね。


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2020/05/31 07:30 | 海外情報COMMENT(16)TRACKBACK(0)  TOP

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