泥船はどこまで沈むのか?~ISU、新シーズンのルール発表

皆さん、こうご存じでしょうけど、ルールの件、メモとして貼っておきます。



 国際スケート連盟(ISU)は8日、フィギュアスケートのジャンプについて、今季はちょうど4分の1回転足りないジャンプを回転不足扱いにせず、100%の基礎点を与えて出来栄え点(GOE)を減点すると発表した。昨季までは回転不足の判定で基礎点が80%になっていた。 

 ISUはこのルール改定を5月に発表したが、世界的な新型コロナウイルスの影響に加え、リンクや練習の再開が遅れていることなどを考慮して6月に保留としていた。4回転のルッツとループをフリップと同じ11点にする変更などジャンプの基礎点に関する改定は取りやめた。(時事)


2020/21シーズン実施のルールのガイドラインの詳細
https://isu.org/inside-isu/isu-communications/communications/24665-isu-communication-2334/file


ジャンプエレメント(旧)
 今回変更後
ジャンプエレメンツ(新)


ISUは、6月18日、4回転ジャンプのルッツとループの基礎点を変更など2020-2021シーズンから適用するはずだった規定変更を保留にすると発表していました。関係者によると新型コロナウイルスの影響で練習再開が遅れる選手やコーチ、ISU役員から疑問の声が上がり方針転換したとのこと。そして、今回保留されていたものが、正式に決まったわけですが…。

チートジャンプの減点はなくなり、着氷の回転不足は基礎点はそのまま与え、GOEで減点する。下回り族に甘いままです。着氷の回転不足も先シーズンまでは基礎点が80%に減らされていたので、以前よりゆるゆるになりました。ジャッジがqを適正に判定できるなんて、期待してる人は誰もいないでしょう。qをとられてGOEで減点されるのは下げ選手だけで、上げ選手は見逃されると誰もが知っている。全選手の中で一人にしか適用されないシリアスエラーも残された。アワード開催で唯一良かった点は、ずっと物議を醸してきた不審な採点の数々が、ジャッジの勉強不足などではなく、ISUという組織ぐるみの仕業だったことがついに白日の下にさらされたことでしょうか。


プラネットハニューさんも疑問視を。


プラネットハニューさんといえば、マッシさんですが、この件については沈黙を守っています。もう匙を投げられたのでしょうか…。マッシさんは、アワードの紹介文の羽生下げについてもこんな風に言っておられた。

厚顔無恥。無知と欺きの組み合わせ。でも、この人たちはこれが初めてではないので、驚く必要もありません。こういうことはこれからも度々あるでしょう。

マッシさん、今回のルールの据え置いた部分と取り消した部分の運用が結弦くんに有利に働くとは絶対思っていない。「こういうことはこれが初めてじゃない。これからも度々あるでしょう」といっていたくらいだから。このところの沈黙をみると、マッシさんももう競技としてのフィギュアを見放しているのかもしれないなと思います。


どうでもいいけど、一応。アワードの審査員の面々です。

インスタはこちら。
https://www.instagram.com/p/CCYO_IfqTC2/?utm_source=ig_web_copy_link

⭐️ Miki Ando (JPN)
⭐️ Surya Bonaly (FRA)
⭐️ Lu Chen (CHN)
⭐️ Todd Eldredge (USA)
⭐️ Tatiana Navka (RUS)
⭐️ Eric Radford (CAN)

なお、同国人には投票できないそうです。



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2020/07/09 15:30 | ISU/JSF/IOC/JOCCOMMENT(9)TRACKBACK(0)  TOP

「MVSの最も明白な候補は羽生だが敗者になる可能性は非常に高い」~ロシア記事より

アワードのやらかしに続き、ルール変更の撤回やらなんやら、ISUの迷走が止まりません。
そちらも取り上げたいとは思っていますが、お蔵入りになりそうな記事があるのでそちらを先に。
以前に書いたのが寝かせたままになっていました。少し古い話題になりますが…。


ロシア記事です。重要そうなところだけ抜粋します。
基本機械翻訳で、少し意訳してます。だいたいの感じとお考えください。



オスカーのアイデアの発案者は、スポーツエージェントであり、アルメニアのフィギュアスケート連盟アリ・ザカリアン副会長です。 彼はしばしば、彼のお気に入りのスポーツはスポンサーとメディアの注目を欠いていると不平を言っていました。例えば、観客がスターと一緒に最前列に座る機会のために余分に支払う米国バスケットボール選手権よりも試合のチケットが安いことを悲しく思っていると。

賞のプロモーションは4年前に始まりました。「MVSは可能な限り客観的に決定されます。 この場合の審判の役割は、スケーター自身、各国連盟の代表者、指導者委員会、ジャーナリスト、さらにはオンラインで投票できる一般のファンにゆだねられます。この膨大なリストの中から一番支持を集めた人の名前が載るのです」

最も熱い議論は、MVSというカテゴリによって引き起こされました。主催者は、「フィギュアの普及に最も高い貢献を選手に授与する。スポンサー、ファンの数、メディアの関心、魅力が考慮されます」としています。

MVSのタイトルの最も明白な候補は羽生に見えますが(それは彼が参加した国際大会に行ったことのある人なら誰でも理解されています)、彼が敗者になる可能性は非常に高い。エレナ・ヴァイセホフスカヤとの10月のインタビューで、アリは2018/19シーズンの最高のスケーターは誰かと尋ねたら、10人がみなネイサン・チェンをあげたと言いました。氷上での結果は基準とは何の関係もないので、アリがこの特定の質問をした理由は明らかではありません。

来年までにいくつかの問題を解決する必要があります。

1)「最も貴重なスケーター(MVS)」をわけて選出。ペアやアイスダンスはシングルと比較・競争することはできません。今年のショートリストは悲しい結論になっています。ISUはペアスケートに原則として興味がありません。

2)地理的多様性が主な基準になるべきではない。アンナ・シェルバコワのかわりに韓国のユヨンが最優秀新人賞に置き換えられたのは、成績とは関係なく、ノミネートがあまりにも親ロシア的であったからであることは明らかです。

3)投票基準と手続き自体は可能な限り透明にする必要があります。ファンの声はいかに正確に分配されたのか。最優秀新人賞やMVSはどのような理由で選ばれたのか?
 


プログラム賞について、こんなことが書かれていました。

2シーズン連続で1つのプログラムを滑るアスリートを奨励する価値がありますか? 答えは明らかです。競技プログラムの再演は罰せられませんが、プログラム賞を与えることは、毎年新しい振り付けを演じるスケーターにとって公平ではありません。ISUが昨年の作品のノミネートリストに羽生結弦とアレーナ・コストルナヤを含めるのを妨げませんでしたが、最終選考には残りませんでした。

結弦くんのフリーやコストルナヤのショートは持越しでした。昨年の候補リストにはあがっていましたが、最終選考には残りませんでした。これは確信して言えますが、「オリジン」はファン投票ではダントツで首位だったと思います。この記事のとおり、首位でも再演という理由で残らなかったのだとすれば、最初から候補にあげなければいい。なぜオリジンが最終に残らなかったのか不思議でしたが…かなりファンをコケにした話だと思います。

再演より新プロの方がジャッジ受けがいい…いつからこういう風潮になったのでしょうか? 昔は再演は珍しくなかったそうだし、パトリックだって、ソチまでは再演が多かったけど、それをどうこう言われてましたか? 再演をディする風潮って、結弦くんがプロを再演することが多くなってからのような気がするのは被害妄想でしょうか…。


これは他のブロガーさんも先に取り上げておられるので、ご存じの人も多いと思います。
ロシアスケ連名誉会長ピセエフさんの発言です。
MVSに関する部分の最重要ポイントと思われるところだけ抜粋します。



世界選手権はなかったけれど、羽生とチェンがいるのは理解できます。しかし、欧州選手権で敗れたパパダキスがいるのは理解することは困難です。

ノミネート者が「ファン層、メディアの注目、スポンサーの誘致によるフィギュアスケートの人気の向上への最大の貢献」を考慮して決定されたと述べています。

うーん、なぜアレーナ・ザギトワじゃないの? ネイサン・チェンは、すべてのコーチがより人気のあるスポーツの支配について不平を言う同じ米国で、米国に大きなファン層を持っていますか? チェンはアメリカの報道機関の英雄ですか?

フランス人カップルの代わりに、アリノ・ザギトワが含まれていたら、誰も動揺しないでしょう。オリンピックチャンピオンである世界のスターは、ひとつのノミネートにも残らなかった。



こちらの記事にも。


正論です。おそらく多くの人が疑問に思いつつも、口にしにくいことをズバリと言ってくださってるように思います。そもそも矛盾の塊のような賞なので、突っ込みどころは満載なのです。北米側の人は誰も指摘する人はいないみたいですが。


これちょっとザギちゃんがかわいそうだ…。


アリーナがオリンピックに勝ったときを覚えていますか? 国内チャンネルのライブで、「これは本来あるべき姿ではない。これは本来あるべき姿ではない!」というタラソワやその他の泣き叫ぶ声があります。

タラソワさんが、メドベのフリーのときに号泣していたというのを目にしたことがあります。タラソワさんがメドベが大のお気に入りなのは知っています。それでも、実況放送中に解説者がいうべき言葉ではないのでは…。メドベが負けたのが外国人ならまだわかりますが、ザギちゃんもロシア人なのです。あとからこの実況放送を録画で見ることもあったでしょう。彼女はどんな気持ちがしたでしょうか。

常々、タラソワさんが、メドベは何をやらかしてもかばうのに、ザギちゃんにはえらく塩対応だと感じていましたが、これをみてなるほどと思いました。理屈じゃないのでしょうね。



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