WCでのアワード消滅!& アリも暗躍? ラスベガスでアイスショーツアー復活計画

朗報です。ストックホルムワールドでのアワードはないそうです。



来年3月に予定されている2020-21年シーズンのフィギュアスケート世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)に関するFAQ(よくある質問)が、公式サイト上で13日までに更新された。

会場はエリクソン・グローブ・アリーナで、来年3月22日から2日間が公式練習、24日から27日までの4日間が競技、28日にエキシビションが行われる大会日程が、あらためて紹介された。

その最終日について「ISU(国際スケート連盟)スケーティング・アワードは、2021年のストックホルム大会では行わない。従来型のエキシビションが開催される」との明示があった。

ISUスケーティング・アワードは、今年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)最終日に初めて開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による大会中止を受けて延期。今年7月にオンラインで実施され、日本の羽生結弦(25=ANA)が初代MVS(Most Valuable Skater)に輝いていた。

今季は世界選手権の最終日に行われるのか注目されていたが、公式サイトが否定した形だ。一方でアワードに関するISUの言及はなく、世界選手権で実施しないとなれば時期や場所はどうするのか、オンラインかどうか、そもそも2回目を開催するのか、すべて流動的となっている。

世界選手権のオールイベントチケットは、中央ヨーロッパ時間(CET)の8月25日正午(日本時間午後7時)から発売される。昨季のチケット販売開始は5月だったため、世界情勢を受けて今季は約3カ月遅れとなった。当日券は11月に発売される(詳細は9月に案内予定)。

来春も新型コロナ禍が収束せず大会が中止になった場合や、渡航制限により、スウェーデン当局やISUが無観客開催を決断した場合のみ返金されるという。



ネタ元はこちら
https://stockholm2021.se/content/faq/


大がかりな準備を必要とするアワードをやめ通常通りのGALAにしたのは、一種のリスクヘッジかなと思っています。来年のストックホルムワールドの開催自体がどうなるかわからない状況ですからね。コロナ渦による理由だけなのか、それともあまりにもスケオタから不評で、youtubeライブの視聴者も予想より少なかった(海外のファンはボイコット運動していました)上に、第1回目の受賞者が、このアワードを一番推していた面々が望む形にならなかったので2回目以降をやる気をなくしたからなのか…その点はわかりません。もしかしたら、来年の夏ごろ、今年のようにオンラインで別にやるつもりかもしれません。できれば、このままコロナ渦のドサクサでフェイドアウトしてもらえるといいのですが…。


本日付けのポプラさんのブログでも、アワード中止の話題がとりあげられていますが、この中でこんなくだりが…。

ファンが望んでいるのは、「伝統的なガーラ」、つまりこれまで通りにメダリストとその他多くの競技選手たちによる、そして地元のスケーターによるエキシビション演技なのである。 見たいものは寒いリンクでスーツを着たスケーターたちや、Art on Iceのビジネスプロパガンダではないのだ。

―(中略)―

ところで、Art on IceのCEOは、あの悪名高いアリ・ザカリアン氏だ。 彼は自分のアイスショーをプロモートしようとして、アワードを考え出し、強引に推し進めたのだ、と私は思っている。 せっかく競技会のメダリストと競技選手たちのエキシビションを見に行くのに、頼んでもいないArt on Iceを見せられるなんて、押し売りにゴムひもを売りつけられるようなものだ。



アートオンアイスって、アリがCEOだったの? それは知らなかった。なるほど、それならアワードがAOIのプロモーションに利用されてるわけだわ。それってアリの職権乱用じゃね? まあ、日本のスケ連も、たまアリワールドのオープニングセレモニーを、氷艶のプロモーションに使ってたけどな(笑)

AOIは、スイスの歴史あるアイスショーで、今年(2020年)は25周年だったようです。昨年(2019年)までランビがメインスケーターとして出演していました。このAOI2020について、スイス在住のブロガーさんが出演メンバーが発表されたときの感想を書いておられます。

かなり、微妙~(Art on Ice 2020)

もしも本日発表された出演者で 
全てのメンバーが出揃っているのだとすれば、
正直なところ、

えーっ??
うっそ〜〜!?

というのが、個人的な本音です。



つまり、今年のメンバーはスケーターでは、ハビとザギちゃんとボロトラ以外はまったく無名。アーチストにいたっては、全員「これ誰?」状態だったと。25周年の節目の公演なのに…です。

AOI2020にも出演したAloe Blaccという黒人シンガーが、先日のオンラインアワードでもアーチストとして出演してました。AOI、かつてはスコーピオンズや、数年前ですらジャクソンファミリーなど、洋楽音痴の私ですら知ってるアーチストが大勢出演していたことを考えると、失礼ながら大幅な格落ち感は否めません。想像ですが…たぶんスポンサーが集まらないのでしょう。要はアイスショーは世界的に斜陽産業なのです。日本以外では。そこにアリの焦りがあるのだと思います。


そして、今年開催される予定だったAOI台湾公演が来年に延期されています。


ポプラさんも指摘されてますが、問題は「未成年の少女に下半身写真を送り付けたモーガン・シプレが招待スケーターとして加えられている」ということです。ルーズな仏スケ連はシプレを不問にしたらしいですが、スケートファンの印象は最悪のままです。スケオタが、AOIのボイコットを呼びかけているとか。アリの倫理観が出演者の人選にもはっきりでていますね。


そして、絶対アリが関わってるに違いない案件がこれ。


WIKIより 「Champions on Ice」 

1969年、トム・コリンズと世界フィギュアスケート選手権のメダリストが中心となり、"Tour of World Figure Skating Champions"としてツアー化された。
―(中略)―
1998年に名称を現在のチャンピオンズ・オン・アイスと改め、年に100を超える公演を行うようになったがその後人気は低迷。2005年には年に20回余りの公演しか行えない状況となっていた。フィギュアスケート人気の低迷、現役選手のショーツアー参加のための長時間の拘束による参加選手の成績不振による敬遠等、様々な複雑な背景事情もある中で経営難がささやかれる中、2006年11月よりアメリカの大手エンターテインメント会社のアンシュッツ・エンターテイメント・グループ(AEG)が経営権を取得したものの建て直しはならず、2007年12月に経営破綻。



経営破綻したCOIの権利を、オクサナ・バイウル(1994年女子シングル金メダリスト)が買い取り、現役とプロスケーターを集め、ラスベガスを本拠地にアイスショーツアーとして復活させようと計画しているようです。再開は「観光がピーク数に戻り、プロダクションショーが再びラスベガスのストリップで上演することができる」ようになってからでしょうが、シルクドソレイユ(コロナによる長期休演により経営破綻、現在民事再生中)など、スケオタ以外にはアイスショーよりはるかに魅力的なショーが目白押しのラスベガスで、はたして昔の夢をもう一度…になるのでしょうか?

言えるのは、このバイウルの計画には、絶対アリが噛んでいるだろうということ。バイウルはロシアと歴史的にも地理的にも縁の深いウクライナの出身で、今はアメリカに住んでいます。ラスベガス在住のアリとの接点は想像に難くありません。アワードの創設のときには、ラスベガスでのCOI復活のシナリオがすでにアリの頭の中にあったのかもしれません。アワードで箔をつけたスケーターをCOIに送り込みたかったのでしょうか。しかし、コロナ渦で出鼻をくじかれた上に、諸事情により、COIには出演してくれそうにない結弦くんがMVS受賞という結果になってしまった。アリはさぞ落胆したでしょう。

COIが再開された暁にはネイサンをメインに据えたいところ。MVSで箔をつけるつもりだった。それは失敗したけれど、なにがなんでも五輪金をとってもらって、ショーの集客に結び付けないといけない。アメリカスケ連が手段を選ばず必死になるわけです。

アリとしてはメドベも米国のショーにねじ込みたいところでしょう。彼女も、コロナ渦による緊急時代宣言下での日本放浪記でアンチを増やした日本より、北米のショーに軸足をおこうとしているような気がします。どうも最近のメドベの言動をみてると、日本人からの好感度はどうでもいいと思ってるような気がしてならないのですよね。


ところで、ポプラさんのブログによれば、以下の場合チケット代金が戻ってくるそうです。

・イベント自体がキャンセルになった場合。
・スウェーデン当局からの制限で無観客で行われる場合。
・スウェーデン当局の制限により、他国からの旅行者の入国が禁止になった場合



日本のツアー会社に問い合わせた人の情報ですが、スウェーデンへの渡航レベル3の場合はツアーキャンセル。レベル2の場合は通常はツアーキャンセルだけど、相手国の状況とか総合的にみて判断するとのこと。ちなみに今はレベル3。

ワールドが観客を入れて試合が開催されると決まったら、そのときどれだけスウェーデンでコロナが猛威を振るっていようと(ほかの国では開催はありえないが、スウェーデンならありえる)、日本側の事情でツアーキャンセルになった場合、チケ代はISUから払い戻しされません。そしてそのチケ代についてはツアー会社は旅行者に責任を負わない。となると、レベル3の現状でチケットを購入するのはかなり博打ですね。来年の3月にレベルが緩和されてる気がしない。個人手配でレベル3でも渡航するのなら話は別ですが…。


いずれにしても、ワールドでアワードがなくなったのは朗報。あとでオンラインでやる分にはご勝手に…です。

それにしても、アワード、AOI…そしてCOI。アリのあるところ利権の匂いがプンプンします。
フィギュアを一番スポーツとしてみていないのは、このオッサンかもしれません。本当に金儲けの道具ですね。



8月9月発売の羽生本。

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タグ : 2020-2021_season

2020/08/14 12:30 | 問題提起COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

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