情報洪水で、途切れ途切れになってますが、「どうして誰もが羽生結弦を好きになるのか?」のその3です。全文はサイトに飛んでお読みください。
羽生の爆発的な人気の恩恵を受けているのはフィギュアスケート界やフィギュアスケートの大きな大会の主催者たちだ。彼のおかげで多くの試合のチケット取りは激戦で、羽生の出る練習ですらチケットが販売される。
いつも寄り添うファンの応援は羽生結弦の商業的価値も生み出している。スポーツの中でフィギュアスケートの選手の商業的価値はこれまで殆ど語られることがなかったが、羽生結弦はこの種目の中で独自の道を歩んでおり、まるで大黒柱のような存在になっている。
近年羽生結弦はフィギュアスケート種目を強力に支配し続けており、国際スケート連盟や日本スケート連盟を含む多くの人がその恩恵に預かっている。例えば、アイスショーのチケットの売り上げ、衛生用品の売り上げなどを通して日本スケート連盟が得る収益は数十億円、更には百億円近くにも達している可能性がある。競技の発展への功績云々は別にしても、マイナー競技であるフィギュアスケート界への結弦くんの商業的貢献度は破格のもので、もし結弦くんがいなかったらどうなっていたことでしょう。試合もアイスショーも、どの会場もガラガラ祭、ソチ五輪後のフィギュア誌ブームも起こらず、離れたスポンサーもあったでしょう。彼がいるといないとではテレビの放映権料も変わる。その前に、彼がいなかったら、地上波から消えた競技会もあったのではないかと思います。
この中国記者が言う通り、彼が今のフィギュア界の経済的大黒柱になっている。たまアリワールドでは10万円だった通し券が、モントリオールやストックホルムのワールドでは倍近くに高騰していますが、こんな強気な価格設定ができるのは、結弦くんが出場してくれるからです。
「
一人のスターだけ注目され、強くなっていくようではいずれ衰退する。誰がチャンピオンになっても不思議ではないレベルにまで持っていく。その姿勢を変えるつもりはない」という身の程知らずなアホ発言が有名なスケ連本部長の某氏は、真央さんが引退したら自分もスケ連をやめると言っていたともいわれています(ソースがわからないのであくまでも噂とお考えください)。これが本当なら、真央さん引退後は、スケ連の収入がガタ落ちしてうまみがなくなると考えていたからではないでしょうか。しかし、絶妙のタイミングで結弦くんが現れ、商業的大黒柱の役割を、真央さんからバトンタッチしてくれた。いや、商業的価値という意味では、真央さんをも凌駕する存在として。某氏はスケ連が潤っている間は居座わるつもりかもしれません(役員の任期の問題もありますが)。
羽生結弦の試合の応援の為に毎年百万円以上費やすことも珍しいことではない。結弦くんが出る国内外の試合とアイスショー、ほぼ全通しているというファンの方が「1年の観戦費用で、毎年乗用車が買える」と言っていました。毎回ツアーを利用してたら余裕でそれなりの乗用車が買えるだろうし、個人手配で節約したとしても優に軽自動車は買えるでしょうね。いくら”生命維持費”とはいえ、そこまでできるのはかなり暇と資金に余裕がある人達でしょうが、さすがに今年のワールドは、HISもJTBも当選祭だったと目にしました。今年はいろんな意味でリスクが大きすぎますからね…。
先日、Jスポーツで、ミヤケンさんの対談番組が放送されていました。ゲストが安藤美姫さんの回をチラっとだけ見たのですが、質問コーナーで「男子選手になったら何をしたいか?」という質問がありました。そこで安藤さんが「キャーキャー言われたい」と言ってました(笑)
「もちろん、女子選手も応援はしてくださるけど、フィギュアのファンは女性が多いので、異性と同性では応援の質が違うから」みたいな趣旨のことを言っておられました。実は、鈴木さんも、以前「男子になって、キャーキャー言われてみたい」と、安藤さんとまったく同じことを言ってたことがありました。男女で応援の質が違うなというのは、私も普段スケオタに感じていることだったので、やはり女子スケーターも同じように感じてるんだなあと思ったものです。
フィギュアという競技では、普通は視聴率的には「女子>男子」です。一般人は野郎のスケートより、やはり女子のスケートの方が見たいからです。結弦くんだけは別格で、「フィギュアにはあまり興味ないけど、羽生結弦だけは見たい」という一般層が多いからこそ、結弦くんが出る試合だけは「男子>女子」になるのです。コアなファンは男子につきやすいけど、それはあくまでスケオタ限定です。
安藤さんや鈴木さんが言うとおり、女子選手はトップレベルでもなかなか「キャーキャー」は言ってもらえません。GPSで台乗りもできない、ワールドどころか四大陸も出場できないレベルでも、並(或いは並以下)の容姿でも、男子選手は、日本ではけっこう「キャーキャー」言ってもらえる。「一度でもそういう気分を味わってみたい」という女子スケーターの気持ちはわからないではありません。
「羽生ファンはアイドルオタ」と言ってた、ロシア国籍の元ペアの日本人OGがいましたが、それなら、男子オタは単にストライクゾーンの広い男子アイドルオタではないでしょうかね。あまり大きな声ではいえませんが、「男ならなんでもいいのかな?」と思うようなスケオタさんもいますしね。
その一方で、「アイドルオタ」と言われている羽生ファンが一番ルールを勉強していて、AIの導入やカメラの増設、ジャッジの再教育など、競技の将来のためにフェアジャッジの必要性を訴えている。その日本人OGは「全員応援が本当のフィギュアファン」などとも言っていましたが、全員応援の人に限ってフェアジャッジの興味がないのはなぜなのでしょうね?
真央さんの時代には男子は女子のオマケでした。かなりレベルの低い男子でも応援してもらえる土壌を作ったのは間違いなく結弦くんの存在です。真央さんの時代に女子がフィギュアの中心であったように、今、女子より男子に注目が集まっているのは結弦くんのおかげであるのは間違いないでしょう。男子選手たちがそのありがたみをどこまで認識してるかわかりません。見てるとあまりわかってないような気もしますが(笑)
中国においても羽生結弦の影響力は軽視できない。国内には柚子ファンの巨大なグループもある。日本では結弦くんだけでなく他の男子も応援している「全員応援」タイプの羽生ファンも多いですが、中国の羽生ファンはほぼオンリーです。ボーヤンとの兼ねオタすらほとんどいないそうです。それだけに一途で、国民性的にはっきりモノをいうので、私は中国ファンは大好きです。中国的には、北京五輪には、結弦くんとショーンホワイトさえきてくれたら、あとはどうでもいいと思ってるんじゃないですかね(笑)
さて、今日はシチズンに24時間テレビと立て続けにやってきます。忙しい1日になりそうです(笑)


← アマゾンサイトへ
参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
フィギュアスケートランキング
- 関連記事
-
テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ
タグ : 2020-2021_season
2020/08/22 11:20 |
コラム・雑誌記事
| COMMENT(6)
| TRACKBACK(0)
TOP