TSLのネイサン今季プログラム評価 & ネイサンSPにメキシコ人がクレーム?、振付師を輝かせる必要条件とは?
数日前のTSLのデイブとジョナサンのネイサンの今季プロについての感想です。
相変わらずバイアス無しの毒舌トークのデイヴとジョナサン、気になるとこだけの意訳です♪
— ウメドンumedon (@umedonguri) September 28, 2020
J ネイサンの新プロ見てどう思った?
D (肩をすぼめて)Fine!
J 僕もそう思ったよ。つまんないね。
D アタシは振り付けをローリー(ニコル)に戻した方がいいと思うわ。シェイもマリーもキャラの立った味付けは→ pic.twitter.com/lSZLDbXVi9
→上手いと思うけど…オリンピックにはダメよ。
J ネイサンのプロ見てると曲はただジャンプのための乗り物にしか見えないんだよ。惹かれないんだよね。クワドはすごいよ、そこには惹かれる。
D ネイサンは才能からしてGOATの一人になれると思うの。でもそれにふさわしい作品が無いのよ。すごい選手よ。言う人もいるわよ。つまんないけどネイサンはあり得ないくらいのジャンパーよ。で、この新プロはどうよ?まぁいいけど…これじゃユズルハニューが勝つと思うわ。同じジャンプが跳べるんだし、繋ぎやスケーティングもハニューの方がずっと上よ。彼がびっくりするような新プロ持ってきたらどうするのかしら?ていうかするわよ。こんなつまんないプログラムじゃねぇ
J ネイサンはスピンももっと良くしなきゃならないしスカスカのプログラムをもっと濃くできるよね。僕も全く同じ意見だよ。この新プロはまぁ良いけど、なんだかつまらないね。
D でもね。芸術という意味でアタシはどちらかを選べと言ったらジェイソンの演技を見るわ。
J 僕もだよ。スケートをしないスケートファンとしては絶対ジェイソンだね。
D もちろん逆のことを言う人もたくさんいると思うわ。ネイサンのクワドはすごいもの。スポーツなんだからネイサンはすごいって。
この場合のFine!は「まぁ、いいけど…」みたいなニュアンスだそうです。
このTSLの2人の言ってることは、多くのスケオタも思っていること。コーチのラファですら、ネイサンに「君の演技はつまらない」と言ってる。アメリカ人のTSLがここまで言うとは、よほど腹に据えかねたのでしょう。「いつか神プロをもってきてくれる」「いつか濃い繋ぎをいれて王者らしい滑りを見せてくれる」と期待し続けてきたけれど、ジャンプの安定以外は一向に進歩しないことへの、お二人のいら立ちを感じます。ほぼ同意ですが、ただひとつ。ネイサンが「GOATの一人になれる」については賛同しかねます(笑)
Shu-Pa!さんがさらに詳しい翻訳をあげてくださってます。いつもありがとうございます。
訂正:一部ジョナサンの J とデイヴの D が入れ替わってしまいました。削除してあげなおそうと思ったのですが、リツイしてくださった方もいらっしゃるので、訂正部分を赤字にしてここに添付しておきます。p1の終わりとp2のはじめのイニシャルのみで他の内容に違いはありません。すみませんでした。 pic.twitter.com/uhT0uczLeg
— Shu-Pa! (@ShukoD) September 28, 2020
そして、今回のシェイが振り付けたネイサンのショートですが、こんな批判がでています。
Mixing mexico and spain. The audacity oh my god.
— Kari 🌸 (@karikano8) September 22, 2020
メキシコとスペインの混合。なんて大胆な。
Evaさんのツイから
音楽はメキシコ/メキシコ人のテーマを持っています。しかし、手の動き/拍手はスペインのフラメンコ音楽/スタイルに典型的です。人々はしばしばそれらを混同/交換/混合しますが、これは一部の人々にとっては無知であると見なされることがあります。
marieさんのツイより
それがまさに問題です……メキシコとスペインの文化は互換性がなく、それらをそのように扱うことは失礼です。それらは2つの異なる文化です。問題は文化の流用ではなく、メキシコとスペインの文化を同じように扱っていることです。
Mariaさんのツイから。彼女はスペイン人のようですが。
スペイン人として、私はそれが完全にキーオフであることを確認できます。 私たちが同じ言語を話すからといって、同じであるとは限りません。メキシコとスペインの文化、伝統、音楽、人々…はとても違います。 プログラムでそういうことをしている彼は実際に恥ずかしいです。..
メキシコの音楽で、振付はスペイン。メキシコとスペインは同じじゃない!と特にメキシコの人達がオコみたいです。メキシコは、かつてメキシコに上陸してきたスペイン人によって征服された歴史があります。スペイン人によって、メキシコ人が大量に虐殺され、貴重な遺跡が破壊され、アステカ王国が滅ぼされ、300年にわたって植民地にされた。そういう歴史がありますので、ネイサンのプログラムはメキシコ人としての誇りを傷つけるものなのだと思います。
驚くのは、これがシェイの振付だということです。シェイはどうしちゃったんでしょうか? SEIMEIでは、「陰陽師」の映画を鑑賞し、日本の文化を学び、プログラムに安倍晴明の魂を見事に吹き込んだシェイが、こんな不勉強なプログラムを作るなんて信じられません。
いずれにしても、シェイが振り付けたショートとフリー。いずれもシェイとは思えない駄プロ…というのが個人的感想。結弦くんに振り付けたプログラムはどれもフィギュア史上に残るような名プログラムばかり。「マスカレイド」…ショープログラムでさえ、あれだけのクオリティのものを作れるのに。
メドベの今季のショートはマスカレイド(仮面舞踏会)。曲は真央さんの使ったのと同じですが、衣装は結弦くんのマスカレイドに被せてきてますね。メドベのタグがついているので、今季のショートの衣装と思われます。まあ、あのマスカレイドと似た衣装なら話題作りにはなるでしょう。SAYURIの衣装も「あれは芸者じゃなくて娼婦の衣装だ」と憤慨してる人がいました。おそらく、彼女はそのプログラムの背景まで理解しようとはしないのだと思います。
→ https://www.instagram.com/p/CFkeRGHgQk7/
メドベの今季のショートもジェフとは思えない駄プロだなと感じました。調子が悪かったのを割り引いても。ジェフも良プロと凡プロがあるけど、こちらは凡プロの方ですね。そもそも彼女は北米の振付師とは合わないってのもあるんですが。
ネイサンとかメドベの新プロみてると、結局、振付師を生かすも殺すも演者次第ということがわかります。演者本人に、高度な技術とともに、プログラムへの理解や思い入れ、情熱がなければ、どんなに優れた振付師であっても、それなりの作品しかできないのだと。
オフィシャル本。能登さんからもお墨付き。
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2020/10/03 10:20 | 羽生結弦以外 | COMMENT(13) | TRACKBACK(0) TOP