ワールドは開催不可能? 全日本は? ~スウェーデンが集会制限を強化 & 長野県が特別警報発出

コロナ関連の国内外の情報をかいつまんで。

ストックホルムワールドの開催がいよいよやばくなってきました。
ここまでくると、無観客でも無理っぽい。



スウェーデンは、コロナウイルスの第2波が拡大し続けているため、8人以上の集会を禁止しています。スウェーデンのロベーン首相は、「ジムに行ったり、図書館に行ったり、夕食会を開いたりしないでください。キャンセルしてください」と述べた。

スウェーデンのミカエル・ダンベリ内務大臣は、集会の新しい制限(春の発生時に許可された50をはるかに下回る)が4週間適用されるが、クリスマスと年末年始に延長される可能性があると述べた。



フランスは全仏選手権を中止。


フランスフィギュアスケート連盟は本日、12月17日から22日までヴォジャニーで開催される予定の全仏選手権がキャンセルされたと発表しました。


ロシアのステブキと、彼らの練習拠点の選手・関係者がほぼ全員コロナに感染したらしい。


「みんな重病で、時も異なる。最初はサーシャ、次にヴァンヤ。シェフチェンコとエレメンコもそうでした。最初にソニア、次にイゴール。すべての主要なカップルが症状をともなう病気になっていた。私たち、コーチ、私たちの振付家アレナ・サマラは、発熱、頭痛、嗅覚障害など、すべての症状を持っていました。症状がなかったのは子供だけでした」




イケイケのアメリカですら、予断は許さない状況。


過度に悲観的にならないように努めていますが、現実には、コロナのせいで今後数週間でアイスリンクが再び閉鎖される場合は、2021年の全米フィギュアスケート選手権に別れを告げることもありえます。


全日本は長野。観客入れて開催は無謀すぎる。


宮城もとても大変。心配です。


大阪も感染者かなり増えています。大阪のNHK杯、本当に有観客でやるのでしょうか。
NHK紅白歌合戦が無観客なのに、なんでNHKフィギュアは客を入れようとするのか。
長野の全日本は中止した方がいいと思いますが、どうしてもやりたいのならせめて無観客にすべきです。


北京五輪のフィギュアスケートの会場です。美しいですね。開催できるかどうかは別として。



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2020/11/17 15:10 | 海外情報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

「卒論は3万字」「フィギュアの歴史変える研究」~教授が語る凄すぎるゆづの研究

明日発売の女性自身の記事が、1日早くネット記事で掲載されました。
女性自身のくせに、ちゃんと取材しているようです。
内容は、結弦くんの学生生活や、研究の内容について触れられています。

羽生結弦「卒論は3万字」ゼミ教授語った凄すぎ大学生活7年(2020/11/17 女性自身)

「入学時は今ほど有名になられる前でした。でも数年たったら“国民栄誉賞を”なんて言われる人間になっていったので。これは無理難題な課題を出してスケートがうまくいかないってことになったら大変だと。むちゃをさせたらいけないなぁと思いましたね(笑)」

穏やかな口調で羽生結弦(25)の大学時代を話してくれたのは、早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授。

羽生は、'13年に入学した早稲田大学の人間科学部通信教育課程を7年半かけて今年9月に卒業。在学中は五輪で2度の金メダルを獲得し、数々の世界大会で優勝するなど、フィギュア選手として輝かしい活躍を見せてきた。

西村教授は、そんな羽生が所属したゼミの指導教員で、卒業論文まで研究を見守ってきた人物だ。初めて羽生と顔を合わせたのは'12年の秋のことだという。

「大学入学前にパソコンを使ってスカイプで面接を行ったんです。そのときから“この人はただスケートだけをやればいいとは思ってないんだな”という印象でしたね。たとえば、彼は帰国すると積極的に日本の伝統芸能を見学していたようです。フィギュアだけでなく、それに関連するさまざまなことに興味を持っていたんです。

少し話しただけでも“勉強したい、研究したい”という彼の熱意がひしひしと伝わってきました」(以下、「」内は西村教授)

当初から、広い視野としっかりした考えを持って勉学に励む覚悟があったようだ。本人がインタビューで、大学進学について次のように語っていたこともある。

《陸上や野球はすごく科学的にも証明されていることが多いのに対し、スケートは、これだけ人気になってもまだまだ解明されていない部分が多いように感じます。だからこそ、自分で考えなきゃいけないし、それゆえの面白さもある。スケーターとしての視点の幅を広げたいというのが、大学進学を決めたきっかけです》('14年1月1日の産経新聞)

■「抑えめの課題を出しても3倍はやる」

在学中は、オフの日にまとめて授業をオンデマンド受講し、遠征の移動の飛行機の中でレポートを書く日々が続いていたという。そして、'16年ごろから西村教授のゼミへ所属。

「カナダにいる羽生さんとは時差の関係もあり、基本的に毎週月曜日に、研究の進捗報告を彼にメールしてもらい、私がフィードバックを返信するというかたちを繰り返して、授業を進めていきました。ほとんど個別指導でしたね」

羽生はどんな内容の研究に取り組んでいたのだろうか。卒業論文は、「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」というものだが……。

「モーションキャプチャといって、体中や指先に30本くらいのセンサーをつけ、動きを3Dで記録したり分析する技術があるんです」

羽生は研究のために、自らの体にセンサーをつけてジャンプを跳び、デジタルデータ化したという。

「これはなかなか1人で設定するのは大変で。でも、『仙台まで行って手伝おうか?』と私が言っても、『いやいや、なんとか自分でやります』と。彼はすぐに機械の使い方を理解して、使いこなせるようになっていましたね。私だったら、“そんなにセンサーをつけて1人でデータをとるなんて嫌だな”と思うのですが、彼はしっかり1人でやっていたから、すごい人だなぁと思いました。

やっぱり自分が納得しないと気が済まないみたいで、抑えめの課題を出しても私が言った3倍はやるんです。だから、羽生さんに『そんなにやらなくていいよ。もっとゆるく、ゆるく』と言うのが私の仕事になっていましたね。

彼の卒論も文字数にして3万字ほど。平均的な学生の倍はあります。完璧を目指している人なので、本当は10万字くらいは書きたかったんじゃないかと思いますね」

常に努力を惜しまない、実に羽生らしいエピソード。選手としてだけでなく、研究者としての姿勢も“超一流”レベルといえそうだ。

「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載



教授驚かせた羽生結弦のAI卒論「フィギュアの歴史変える研究」(2020/11/17 女性自身)

「モーションキャプチャといって、体中や指先に30本くらいのセンサーをつけ、動きを3Dで記録したり分析する技術があるんです」

教え子である羽生結弦(25)の大学時代とその研究について語ってくれたのは、早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授。

羽生は、'13年に入学した早稲田大学の人間科学部通信教育課程を7年半かけて今年9月に卒業した。'16年ごろからは西村教授のゼミへ所属。その卒業論文は、「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」というもの。

羽生が書いた卒論の文字数は3万字で、これは平均的な学生の倍はあるという。そこまで研究に入れ込めたのは、確たる動機があったからのようだ。

まず一つは、自分の競技に生かしたいという思い。

「“いいと思ったときと悪いと思ったときではどこがどう違うのか、自分の滑っているときの感覚的なものを数値化してみたい”と。どうなると失敗で、どう兆候が表れるのか、モーションキャプチャで調べようという話になりました」以下、「」内は西村教授)

そして、もう一つの動機は“フィギュア界の発展のために”。

「私の研究室は“遠隔教育”というのが一つの研究テーマなんです。たとえば踊りやスポーツなんかは言葉だけで伝えるのは難しいですよね。それらをインターネットなどを通じて教えていく仕組みを作れないかという研究です。

羽生さん自身もカナダに移住していますが、フィギュア選手は優秀な指導者の近くに引っ越すことが多いですよね。ですが、遠隔である程度、教えたり教わったりできれば、わざわざ引っ越さずとも練習ができるようになる。それを実現するために、選手が跳んだり回っている動きを、モーションキャプチャを使ってデータにして、コーチと共有すればいいのではないか。

羽生さんは、自分のことだけでなく、いろんな人のことを考えてこの研究テーマを選んだんです」

■「1番の成績」と指導教授も太鼓判

さらに発展して羽生が考えていたのが、モーションキャプチャ技術をフィギュアスケートのAIによる自動採点に生かすこと。

「たとえば、フィギュアスケーターのなかには、回転が足りないのに、4回転に見せかけるような、ごまかしがうまい人もいるようで。高度な技だと、審判が完全に正確なジャッジをできていないときもあるみたいなんです。羽生さんは“見えないところでごまかして跳ぶといったことも行われているけれども、それはよくない”と言っていました」

ルール違反でも審判がOKといえばセーフ、と考えるスポーツ選手もいるものだが……。

「“それじゃいけない。ちゃんと規定があるんだから、それを順守して試合に臨んでほしい”と」

史上初の4回転アクセルを目指す羽生としては、“ずるジャンプは許せない!”という気持ちは誰よりも強いのだろう。

こうした“正義の魂”が込められた研究は、卒業論文として7月に書き上げられた。

「羽生さんが卒論を本格的に書き始めたのは3月ごろでした。幸か不幸か、コロナの影響で5?6月のアイスショーが中止になって、卒論に集中できたのでしょうね。出来も非常によく、私の受け持ちのなかでは1番の成績をつけました。文章もうまいんです。

私自身、彼の卒論で新しい発見もありました。曖昧な部分もあるフィギュアの採点をAIを使ってクリアにする。この研究を続けていけば大がかりな装置も必要なく、普通のテレビカメラでもなんとかなるという可能性を示してくれました。これは本当にフィギュアスケートの歴史を変えるような研究になるのではないかと思います」

研究段階とはいえAIによる採点は本当に実現可能なのだろうか。

「あとはもうデータさえとれれば技術的には実現できます。羽生さんだけでなく何十人かの選手を集めて、モーションキャプチャと映像でいろんな技のデータをAIに学習させるんです。それをスケート連盟とオフィシャルデータとして共有すれば、どこでも使えるようになるでしょう」

■「先生に褒められたのがうれしかった」

研究のために定期的に連絡を取り合っていたとはいえ、主なやり取りはスカイプなどネット上だった羽生と西村教授。それだけに、実際に顔を合わせたときの思い出は強く心に刻まれているそう。

「羽生さんと直接、会ったのは4~5回ほどですね。アイスショーの後に研究の打ち合わせを兼ねて会ったときのことが印象に残っています。彼はショーが終わったのにずっとスケート靴を履いたままで、靴を脱ぐ間も惜しんでファンと写真を撮ったりして触れ合っているんです。本当にファンを大切にしていて、自分は最後にするんだなと思いました。

私のところにも『先生、一緒に写真を撮りましょう』と言って来てくれて。そのときの写真はいまでも大切にしてあります」

羽生の両親とも会ったことがあるという。

「お母さんは羽生さんの体調をすごく心配されていました。お父さんもケガやプレッシャーに悩む息子さんを見ていてつらかったと思います。お2人とも奥ゆかしいというか、それでもお子さんへの愛情が感じられて、やっぱり羽生さんのご両親だなと感じました」

卒業直前、西村教授は羽生にこんなことを言われていたという。

「日ごろ、論文のやり取りで彼からは感謝の言葉をたくさんもらいましたが、“先生に褒められたのがうれしかった”と言ってくれたのが、いちばんうれしかったですね」

最後に、多忙の合間を縫って卒業した羽生へ激励のエールを送る。

「少し休む時間があったので、まずはコンディションをしっかり元に戻して、焦らずにゆっくり再始動していただければと思いますね」

羽生の研究が、フィギュアスケート界を変える日も近いかもしれない――。

「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載



昨年のスケカナで「それも個性」と擁護しながらも、結弦くんは、氷上で回るジャンプを「下で回る」と表現しました。暗に「下で回る4Lz」は誰でも跳べる…という言い方もしていたと思います。下で回るだけでなく、エッジまでも怪しい「プレロテフルブレ」の問題ジャンプでも高いGOEがつくフィギュア界。ジャッジは「技術」ではなく、「選手」をみて採点しているのが現状です。採点のごまかしは、ジャンプだけでなくスピンなど他のエレメンツにまで及んでいる。「正直者がバカをみる」競技では、衰退は免れない。結弦くんにも、フィギュアがこのままではいけない。フィギュアの将来のために、現状を変えなければいけない…という気持ちが強いのだと思います。AI導入の署名運動のことも知っているでしょう。

結弦くんをアイスリンク仙台までストーキングして隠し撮りしたことで、バッシングされた女性自身ですが、これは良記事といえるでしょう。ただし、「彼はショーが終わったのにずっとスケート靴を履いたままで、靴を脱ぐ間も惜しんでファンと写真を撮ったりして触れ合っているんです」という部分は、もし教授が本当にそういったのであれば、教授の勘違いではないでしょうか。

彼はファンとは写真を撮りません。今はファンからもらったプレゼントですら、公では身につけないようにしている。「ファンには平等に接する」というのが彼の主義だからです。会場で写真を一緒に撮るのは、同じ大会やショーで共演したスケーターだけ。この記事の中で、ここだけがちょっとひっかかりました。ファンなら皆知ってることだけど、知らない人が読んだら誤解を招くからね。


過去にも、将来について問われ、そのときどきで色々な夢を語っていました。

こちらは2015年8月の公開練習のときの言葉。



こちらは平昌五輪メダリスト会見。



共通するのは、特定の生徒をもってコーチとしてキスクラに座る…という将来像はあまり描いていなさそうなこと。正直、私はそれは羽生結弦の無駄遣いというか、もったいなさすぎると思います。もっと広い視野にたった仕事ができる人だから。

平昌五輪での金メダルを当てた陰陽師の橋本京明さんが、平昌五輪前に、こんなことを言ってました。

オリンピック後に一度休養することはあっても、また引退はしないと鑑定結果ではでています。非常に頭がよく分析力が高いので、いかに高得点を狙えるかを考え、5回転ジャンプなどの新しい技も構想にあるかもしれません。

将来は教育関係の仕事が非常に向いています。フィギュアスケートのコーチもいいですが、それよりも学校の先生の方が向いています。人一倍責任感が強く、人に伝える能力が高いので、教える側でも力を発揮できると思います


私も、結弦くんは研究や教職の方が向いていると思う。教えるのがうまいのは教職一家の血でしょうか。

5回転ジャンプなどの新しい技も構想にあるかもしれません(5回転じゃなく4Aだけど)」「オリンピック後に一度休養することはあっても、また引退はしない」…これも当たってますね。「一度休養」というのは、今シーズンのことかな?(笑)  ワールドもたぶん開催は無理でしょうしね。


橋本さんのインタビューはこちらの本に掲載されています。

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