全米狂騒曲まとめ その2 ~米国記者の記事「羽生は五輪2連覇してもまだ金を欲しがっている」と炎上ツィート
アメリカの女性ジャーナリストの記事とツィッターでの発言が問題になってるのでとりあげます。
まず、こちらはチームアメリカのサイトで、問題のジャーナリスト・ラザフォードが書いた全米選手権に関する記事です。男子シングルの部分だけ抜粋して訳をつけておきます。
My takeaways from #ToyotaUSChamps21: https://t.co/IdLGWJLO5l
— Lynn Rutherford (@LynnRutherford) January 19, 2021
1.ネイサン・チェンは北京での金メダル候補ですが、唯一の候補ではありません。怪我や機器のトラブルを除けば、チェンがラスベガスで5年連続の米国タイトルを獲得することは間違いありませんでした。 より大きな問題は、彼がまだストックホルムで3月に開催される予定の2021年の世界選手権をどれほど強く望んでいるかということです。 そして、今から13か月後に北京で開催される2022年の冬季オリンピックは?
強い、しかし、おそらく無敵ではない。
チェンは、フリースケートで5回の4回転ジャンプに挑戦しました。これは、2018年の世界選手権以来、1つのプログラムで最も多く試みたものです。 4本はきれいでした。 最初のクアドルッツだけが着氷時にステップアウトしました。
2度の世界チャンピオンは改善を続けるのが賢明です。 2度のオリンピックチャンピオンである羽生結弦は先月、フリースケートで4本の4回転ジャンプを成功させ、素晴らしい演技で、5回目の全日本タイトルを獲得しました。 彼はストックホルムに出場するつもりだと、記者団に次のように語りました。「私は世界選手権に参加できるようにするために(全日本選手権に)出場した。 この一歩を踏み出さないと、今後が難しいでしょう。」
チェンは直近の2回、羽生を破りましたが、2020年の世界選手権はパンデミックのために中止されました、羽生はその大会でクワドアクセルを計画していたという報道がありました。 すでに2つのオリンピック金メダルが彼のポケットに入っており、数え切れないほどの有利なプロ(スケーター)の可能性がある日本のスーパースターは、今でもアリーナの男でいたいと強く望んでいます。
チェンはもっと冷静です。
「もちろん、次のオリンピックに勝ちたいですが、(しかし)そうならなくても、私のレガシーを損なうものではありません」と、彼は先週言っていました。
羽生はすでにオリンピックのレガシーを2つ持っており、もっと欲しいと公に認めています。 チェンはそのような(羽生の)欲望に勝つためには、彼の武器庫にあるすべての4回転が必要となるでしょう。
回りくどくかいてますが、要はこういうことでしょう。
「羽生さん、あなたはもう2個も五輪金もっていて、すでにレジェンド。アメリカのフィギュア人気のために、ここは五輪金を譲っていただけないでしょうか! 3個目もなんて欲が深すぎますよ!! もう引退して好条件でプロになってはいかがでしょうか!」
「五輪金2個ももってるんだから、もういい加減に後進に譲れ!」とアメリカからすれば言いたいのだろうけど、五輪チャンピオンに相応しいと世間が認めないと、いくら五輪で金とらせても人気はでないのよ。バンクーバーのライサチェックのごり押し金の失敗から何も学んでいないのね。アメリカのフィギュア人気がもやは風前の灯、断末魔の状況で、他に手駒もないので、ネイサンに賭けるしかないのだろうけど。
そもそも、結弦くんは北京にでると一度も断言してない。でもアメリカは勝手に「羽生は必ず北京にでてくるだろう」と確信しているらしい。なぜか日本のメディアよりも。反対にいえば、それだけ羽生結弦が怖いんだろうけど。最近のアメリカメディア、北京五輪にでる男子スケーターは結弦くんとネイサンしかいないみたいな報道の仕方ね。
しかし、五輪2連覇して、もっと金欲しがったら強欲なのか?
五輪3連覇した自国のショーン・ホワイト、ディスってる?(笑)
そしてこのラザフォードの羽生ファンを侮辱したツイがまた批判の的に。
この米のジャーナリストひどくありません?彼女の全米女子WC代表のツイに、あるアカが「非常に腹の立つ不正」とコメントをした時の彼女の返事がこれ「あなた方ハニュウファンは皆似ているわね。Outrage (激怒、憤慨)が毛穴から流れ出ている」ですって。これ、HanyuのHの字も出てないんですけど。。続 https://t.co/mQjBDKzmRk pic.twitter.com/X4nn510GZl
— Shu-Pa! (@ShuPa93156524) January 20, 2021
インマンメールやローリー・パーカーが暗躍したバンクーバーより、今の方がアメリカに余裕がないように感じます。あの全日本選手権の結弦くんの演技は、アメリカにとってはかなりショックだったのではないでしょうか。なによりも、繋ぎが薄いという欠点があったプルさんと違い、羽生結弦には突っ込める「欠点」がない。そして20代も後半に入り、さすがに劣化してくるだろうと期待してたら、劣化するどころか進化し続けている。アメリカも頭の痛いところだと思います。
ただの「金のメッキを施しただけの木の棒」を「金の延べ棒」に見せようと必死になればなるほど、滑稽で…。私が羽生ファンでなければ、「アメリカ、おもろいわ~。三流喜劇かよ!」と、笑ってみてられるんですけどね…。
ハーシュも文武両道はネイサンの専売特許みたいに持ち上げていたけど、結弦くんが早稲田大学を卒業し、優秀な論文を仕上げていたことがわかると、突然「ネイサンと羽生はスポーツだけでなくどちらもガリ勉!」とか言い出した。実際、同じイエール大学の学生から、ネイサンの虚像とはかけ離れた実像もSNS等でバラされていて、アメリカも苦しいことしてるな~と感心しますね。
最近、海外メディアが東京五輪中止に言及したニュースをあげるようになってきました。
東京五輪が中止になったら、北京五輪も中止か延期の可能性が高くなりますね。
日本政府、東京五輪の中止で合意=英タイムズ紙https://t.co/JBbyab6lq6
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 22, 2021
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タグ : 2020-2021_season
2021/01/22 11:35 | 問題提起 | COMMENT(13) | TRACKBACK(0) TOP