ワールド開催ピンチ?~EUが入域規制を強化、ほか

限りなく世界選手権の中止フラグがたってるように見えるのですが…。

閉鎖はフィンランド側による措置のようです。







コロナによる人口当たりの死者数が世界最多の国が会場で、しかも、フィギュア界隈で感染者続出しているロシアの選手や関係者が乗り込んでくるワールド。しかし連盟が辞退しない限り、選手は怖くても、五輪枠のかかったワールドを拒否できないでしょう。他国の選手にとっては、どんな罰ゲームなんだと。

そこにきて、日本もアメリカもロシアもEU諸国に入れないとすれば、これでどうやってワールドを開催するのか。2週間ごとに更新されるようですが、3月までに解除されるのか。たとえ日本が解除されたとしても、あれだけ感染者の多いアメリカが解除されるのは難しいと思う。


スウェーデンのスケ連はワールドやる気マンマンなのですが…。


スウェーデンの主催者がストックホルムでバブル方式で世界フィギュアスケート選手権を開催しようという計画(3月22〜28日)には、ボランティアとしてサインした人への、バブルで7〜10日間いられるかどうかを尋ねる書面が含まれています。

ISU評議会は木曜日にバーチャル会議を予定していますが、ストックホルムワールドに関する決定はすぐには公表されない可能性があります。




世界フィギュアスケート選手権をバブルで行う難しさには、全米選手権をバブルで行うよりもはるかに複雑な理由がある。全米は、国内の74人の選手だけだった(カナダの2人をのぞく)。 2019年の世界には、42か国から167人の選手がきていたのだ。


全米やスケアメですら、米国トヨタが資金面でバックアップしなければバブル方式でできたかどうか。世界中から選手が集まる全米よりはるかに規模の大きなワールドを完全なバブル方式で開催するには、どれだけの費用がかかるのでしょうか。無観客はほぼ決定でしょうが、もう無観客とか費用とか、そういう問題すらも超えてきてるような気がします。


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2021/01/27 16:00 | 世界選手権COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

オーサー「ゆづがいなくて寂しい」~IFSマガジンインタより

インターナショナルフィギュアスケーティング(アメリカのフィギュア雑誌)に掲載されていたオーサーのインタがネットでUPされました。かなり長いインタなので、個人的に興味のあった部分だけ抜粋して訳してます。コンパクトにするために端折ってる部分もあります。



カナダのCOVID規制は州によって異なり、都市によっても状況は大きく異なる。トロントでは、11月下旬にロックダウンで制限され、パンデミックが始まってから2番目に厳しくなり、このカナダ最大の都市の多くのアリーナが閉鎖された。オンタリオ州は、エリートアスリートに免除を与え、クリケットクラブでトレーニングを続けることができるが、厳しい規制を受けることを意味している。1回のセッションで氷上で許可されたのはわずか10人で、その数にはスケーターとコーチが含まれていた。

オーサーは、クラブのスケーターがトレーニングできることが重要であり、あらゆる機会を祝福と見なしている。

「エリートアスリートのためにクラブを開くことができていることに感謝しています。3月からこのとおりです。5月27日に氷の上に戻ったとき(スポーツ施設がトロントで再開できて以降)、私たちはそのつど必要なガイドラインに従ってきた。ガイドラインは変化し続けています」

「最初は5人同時に氷上にあがることが許可され、次に10人、その次に25人が許可され、現在は10人に戻っています。スケートコーディネーターにとっては大きな仕事で、調整は大変でした。しかし不平を言うつもりはありません。私たちはルールに従うだけです」

これらのルールは、クリケットクラブでのスケーターの毎日のルーチンの事実上あらゆる側面に及ぶ。クラブへの出入りについては厳しい指示があり、スケーターがトレーニングセッションのために氷の上にいる場合を除き、どこでもマスクを着用する必要がある。

コーチは氷上でマスクを着用する必要はないが、オーサーは彼とクラブの他のスタッフもマスクを着用することに決めたと言った。「家を出ているとき、マスクを着用していないのはほとんど奇妙に感じます」と、彼は言った。

オーサーとクリケットチームはできる限り前に進もうとしているが、まだ完全ではない。クラブは世界のトップスケーターのトレーニング拠点として知られているが、オーサーの今の留学生のほとんどはまだ故郷に残っている。 2度のオリンピックチャンピオンである羽生結弦は日本にいる。ジュンファン・チャは韓国でスケートをしており、ポーランド王者のエカテリーナ・クラコワもまだ地球の反対側にいる。

パンデミックが収束の兆候を示すまで変わらないだろう。彼ら全員にとって最大の障害は、少なくとも1月21日まで続くカナダ政府によって課される現在進行中の国際旅行制限である。そのルールは、ジェイソン・ブラウンやイー・ジュー(中国を代表するアメリカ人)のように、カナダに車で国境を越えることができるアメリカ人とは異なる。

「陸路での移動なら、カナダ政府やアメリカ他他国政府の書状、自国のスケート連盟とオリンピック委員会からの書状、私とトレイシーの検疫計画など、すべての書類を準備し、対人で入国申請をすることができます。それからコロナ審査委員が調査します。しかし空路の場合は、審査委員にまで辿りつけないのです。基本的に彼らは「却下」と言いわたす習慣が身についていますから。そのことにイライラさせられました。私は、彼らが皆ここでトレーニングしたがっていることがわかっていますから」

オーサーはトロントでエフゲニア・メドベデワを2シーズン指導していたが、彼女は7月にモスクワに戻り、有名なエテリ・トゥトベリゼコーチの拠点に再び戻った。オーサーは、パンデミックはメドベデワの移籍に「100パーセント」影響していると考えている。

「彼女は母親のビザとは違うビザを持っている。保証はないが、彼女が戻ってくるチャンスはありました。彼女は当時日本にいましたが。しかし、彼女は彼女の日常生活の主軸である母親なしでカナダに戻りたくありませんでした。だから彼女はロシアに戻ることにしました。私はフェイスタイムで定期的に彼女を指導していましたが、それが彼女には困難になってきたのが移籍の理由です」

(氷上時間が限られている中でも全てのコーチが働けるようスケジュールを組むので、自分の持ち時間に、自分の担当以外のスケーターも見るようになった)

この配置がスケーター自身にとっても有益であることが証明されている。オーサーは、コーチたちが過去6、7ヶ月間、彼らの多角的コーチングによって、彼らのスケーターにとても良い影響を与えていることに気づいたと言った。「私も、このプログラムを通じて、普段見ることができない子供たちを見るのは楽しいです。しかし、私は”大物”がいなくて寂しい。ゆづとジュンファンとカーチャがいなくて寂しい。今は残念だけど、全員が戻ってきたら素晴らしい日になるでしょう」

トレーニングを続けていても、規制によりカナダにいるスケーターには競技の機会がない。クリケットの5人の競技者(ブラウン、ジュ、オルゼル、ファン、アリソン・シューマッハ)のグループは、10月下旬にスケートカナダで試合のチャンスが来ると考えていた(チャとクラコワものエントリーリストに載っていたが、それはカナダに戻れるかどうかに依った)。しかし、イベントの2週間前に、開催されるオタワでコロナの規制が強化されたため、スケカナがキャンセルされ、彼らの希望は打ち砕かれた。これは、中止になった2つのグランプリイベントのうちの1つだった(もう1つはフランス)。

「大変でした。5人のエリートスケーターがスケートカナダに向けて準備を整えることを楽しみにしていました。彼らはそれのために一生懸命訓練していました。彼らは調子がよかったから、とてもがっかりしました。正直に言うと、その後、彼らのモチベーションを上げるのは難しかったです」

2021年初頭の国際カレンダーはすでに混乱しています。2022年冬季オリンピックのテストイベントとなるグランプリファイナルと共に、四大陸、世界ジュニア、欧州選手権は中止になりました。

2021年の世界選手権は3月にストックホルムで開催される予定です。スウェーデンの主催者は「バブル」方式でイベントを開催する予定です。今シーズンの全イベントの中で、結果が2022年冬季オリンピックの各国の代表枠を決定するので、最も重要な大会です。今年のカナダ選手権の開催如何によっては、スケーターは今シーズンのライブ競技経験なしでストックホルムにいくことになる可能性があります。10月にスケートアメリカで銅メダリストを獲得したキーガン・メッシングは、秋のグランプリシリーズ唯一人カナダ代表を獲得しました。

「我々にとっても、コーチとしても悔しい思いをしている」とオーサーは言う。「毎週末ロシアでの試合を見ます。ナショナルを争う試合だろうが、ロステレコムであろうが、テストスケートであろうが、彼らが試合ができていることに苛立ちます。彼らは国内大会をやっているが、我々はそうではない。そして、あなたもご存じのように、オリンピックが迫っているのだから、彼らのためには良いことです。これがもっと長く続くなら、スケートカナダを高性能のバブルで開催して、チームとして一丸となって指導、訓練し、隔離をする必要があります。この状況が続くのなら、そういう手段もとらなければならない。全国から最高のアスリートを集めて、一緒にトレーニングできるようにしないと。中国でも似たようなことをしてるし、ロシアではすでにやっている」

※この記事はIFS 2021年1月/2月号に掲載されたものです。



インタビューは昨年のものです。

ロシアはどれだけスケーターや関係者に感染者がでようとかまわず、実戦訓練ともいえる「国内試合」をやりまくっている。ロシアの選手は試合を通じてモチベーションを維持し、プログラムを仕上げ、試合勘も失わずにいられる。アメリカや日本も、ロシアほど無茶はしてないものの、そこそこ国内試合は開催している。カナダだけが取り残されている…というオーサーのいら立ちは理解できます。しかし、比較的制限が緩かったスイスですら、全スイス選手権は中止になりました。なんだかんだロシアアメリカ日本のスケーターは恵まれています。ただ、国によってこれだけ不公平がある状況で、五輪の代表枠を決めることがフェアなのか…とは思います。

また、オーサーのインタにより、ジェイソンがクリケットに戻れて、他の外国人スケーターが戻れない理由も説明されています。今年中に、結弦くんは戻れるのだろうか…。カナダの入国制限の厳しさを考えると、最近はそこまで心配になってきました。


クリケット練習風景
こんな日常が早く戻りますように。


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2021/01/27 11:35 | クリケット・恩師COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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