SOIは五輪アピ―ルショーか? & SOI2021横浜公演3日目TV放送プチ感想

昨日のスターズオンアイス3日目のオープニングのカメラアングルは神でしたね。TLをみても大絶賛です。グループナンバーの振付は佐藤有香さんですが、オープニングの結弦くんのソロパートだけは彼のセルフコレオのような気がします。

参考にしたのは、マイケルジャクソンの動き。
国別終わってから、ショーのために動画をみまくって研究したと思われる。そしてショーまでに完璧にマスターした。結弦くんのプロ意識にはいつもながら感服します。



アイスショーは試合でもなければエキシビションですらない。れっきとした興行です。お遊戯発表会ではない。高額なチケット代に見合うクオリティのショーを提供しなければならない。「つまらない。損した」と思わせたら終わりです。次の集客につながらない。羽生結弦は決して観客に失望させない。チケット代以上の満足をもってかえってもらうために全力投球する。だから、彼のショーは常に満員御礼なのです。スターズオンアイスはその企業努力を怠るから、じり貧になっているわけです。

北米のSOIの価格は日本の1/10ほどですがガラガラ祭。そしてつまらないと北米の客はショーの途中でも帰るそうです。私は2015年にSOIを見限りました。結弦くん出るかとフライングでチケとりしたら博打にまけて出なかった。それはそれで仕方ない。FaOIやThe Iceのように、彼がいなくてもそれなりに見れるショーはある。しかし、2015年のSOI大阪公演は卓袱台ひっくり返したくなるほどつまらなかった。今年のSOIは本当に結弦くんの存在に助けられましたね。

結弦くんのソロパートの後に他のスケーターの群舞に繋がっていくわけですが、並べると、身体の切れが違いすぎて、残酷なほどその差がわかります。まるでプロとアマチュア(それも上級者ではない)です。結弦くんは、幕の裏に消えるまで、指先まで気を抜いていません。でも、他のスケータはリンク上にいても、どこか手を抜いてるような感じを受けてしまう(全力でやってあれなのかもしれないが)。

結弦くんがベテランだからではない。彼は十代の頃からそういうプロ意識はもっていた。身体能力や天性の音楽性だけではなく、そういう意識の高さも、生来のものなのかもしれない。いくら手本をみせても、同じようにできる人はほとんどいない。あと、わかってはいたけど、彼は本当に日本人としては珍しいくらいテレがないなと。これもエンターテナーとしての、パフォーマーとしての彼の強み。他のスケーター、群舞とかみてると、テレが感じられ、そうなるとみてる方も恥ずかしくなる。


マッシさんも、このソロパートお気に召したのではないかな。


オープニングの曲、結弦くんのソロパートがよすぎて癖になる(笑)


宝塚歌劇の早着替えなみだね。FaOIのときも、オオトリだから慣れてるのだろうな。


爆笑!!! ギャグかよ(笑)


尊い。有能すぎると頼られて負担ばかり。疲れが心配よ。



ここからちょっと話が変わりますが…。
鍵コメで「フィナーレの曲は東京五輪2020の曲。このショー(昨年の全日本、こないだの国別も)は五輪アピールに使われてるんじゃないかという疑念をもっている」という意見をいただきました。

私は東京五輪に興味がないので(というか感染爆発が怖いので中止してほしいと強く願ってる)気づかなかったのですが、調べたら確かに、一番最後に流れる桑田佳祐の「Smile〜晴れ渡る空のように〜」は東京五輪に関係した曲でした。

「SMILE~晴れ渡る空のように~」(スマイル はれわたるそらのように)は、桑田佳祐の楽曲。作詞・作曲は桑田自身が行い、日本テレビ系列・フジテレビ系列・TBS系列・テレビ朝日系列・テレビ東京系列の民放5系列による2020年東京オリンピック共同企画「一緒にやろう2020」のために制作された楽曲。(WIKIより)

まず、国別対抗戦ですが、テレ朝が執拗に「東京五輪のコロナ感染対策の試金石」と強調していましたから、五輪アピールの大会であったのは間違いないと思っています。でなければ、ワールドのような「五輪の枠取り」という大義名分もない、ジャッジが着ぐるみきてはしゃいでいるようなお祭り大会を、このコロナ禍の中、あえてリスクを冒してまで無理やり強行する必要性がない。

ではなぜ、冬季種目であるフィギュアが、夏季五輪のテスト大会にされないといけないのか? 組織委会長が誰かを考えればわかりますよね? 古巣(しかも現会長は子飼いの国会議員)には無理がききやすいのでしょう。

そして、スターズオンアイス。昨年に開催が決まった段階では、横浜公演も八戸公演も「後援:日本スケート連盟」でした。しかし、今年の公式サイトをみればわかりますが、「共催:日本スケート連盟」になっています。つまり、スケ連が興行主のひとつになっているのです。

それならば、組織委会長の息がかかったスケ連共催のアイスショーのフィナーレの曲が「五輪応援歌」であることも腑に落ちます。スターズオンアイスもまた、五輪アピールの場のひとつであり、東京五輪のテスト興行だったということではないでしょうか。

フィナーレに五輪の曲を使って、さらっと五輪アピールする。これは、さいたまワールドの開会式が氷艶のプロモだったことを彷彿させます。そして有観客の実験台(それも密で)。スケ連のやりそうなことです。延期に次ぐ延期の中、あそこまで開催にこだわった理由もわかります。SOIの信用を失墜させてまで…もスケ連が絡んでいたのなら納得。誰も前会長には逆らえないでしょう。筋肉脳の五輪バカが無駄に大きな権力をもつと困ったことになるという見本です。

ファンとして心配なのは、外からみてて、マスクレスでの群舞、密々の客席など、感染対策が国別に比べてかなり緩い印象を受けることでしょうか。どうか、推しの健康が守られますように。


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2021/04/25 09:30 | アイスショー・イベントCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

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