全米視聴率は0.6%!米国のフィギュア人気は断末魔?& ISUの資産状況について

アメリカのフィギュアスケートの視聴率について、興味深い記事がありましたので紹介します。



1月15日に開催された全米フィギュアスケート選手権の女子フリーは、平均視聴率1.4(13%減)、視聴者数215万人(10%減)となり、少なくとも1997年以降のゴールデンタイムにおける最低視聴率、少なくとも2009年以降の最小視聴者数を記録しました。その2日後に行われた男子フリーは0.6、80.2万人で、NFLプレーオフと重ならなかった昨年(0.9、134万人)に比べ、それぞれ3分の1、40%の減少となりました。


女子の視聴率が下がり続けているのは、五輪どころか、世界選手権ですらメダルをとれる選手がいないからというのもあるだろう。アメリカ女子でワールドメダルをとったのは2016年のボストンワールドのワグナーが最後。そのワグナーの銀メダルですら、アメリカ女子の表彰台は10年ぶりだといわれてた。

男子は、ある意味女子より深刻。平昌五輪以降無敗の絶対王者(笑)で、ISUイチオシの、ディックバトン以来の全米5連覇様がいても、視聴率が上がらない。それどころか、ワールドメダルなしの女子の半分程度しか視聴率がとれていないのだ。


参考までに、こちらは2020年のスポーツ関連の視聴率。
アメリカでのアメフトの圧倒的な人気の高さ。すごいですね。


サイトの2ページ目にフィギュアスケートの全米女子フリーの視聴率がでてます。

2020アメリカ視聴率


全米女子フリーも1.6%と低いですが、全米オープンの決勝「大坂なおみ×アザレンカ」戦に勝ってるのか(笑) アメリカ人が決勝に進出してないこともあるんだろうけど、アメリカの大坂人気は日本のメディアが煽るほどではないのだろうか。それともアメリカのテニスの人気は日本人が想像してるほどではないのか。

なお、男子シングルはこの集計のランク外で数字はでてきませんが、2021年の記事のよれば、2020年の全米男子フリーは0.9%だったようです。それが2021年には0.6%にまで下がったということです。

ISUも米国スケ連も、いつまでこの現実に目をそらし続けるのだろうか。アメリカは日本と違う。女子のスターを作った方が効果的なのは、この数字をみてもあきらか。

NFLの驚異的な数字が示すように、アメリカ人はマッチョ好き。小柄なアジア男がフィギュアスケ―トで「男らしさ」を売りにしてることにそもそも無理がある。男らしさを求める層はフィギュアスケートなんてみない。過去を振り返っても、ライサよりジョニーの方が人気あった。その事実をみてもわかるだろうに。

アメリカのフィギュアスケート人気は断末魔の状態だとよくいわれてる。スターズオンアイスは今年の秋開催予定だがカナダのみ。アメリカの都市は除外された。コロナ禍の影響もあろうが、それだけが理由ではないだろう。そして視聴率。いつNBCがフィギュアスケートの放送から撤退してもおかしくない。


ISUの2020年の財務状況です。


2020いSU財務状況


2019年末と2020年末を比べると、コロナ禍の影響で、日本円にして30億円(スイスフランで2470万フラン。ISUの本部はスイスです)くらい資産を減らしてますが、これくらいなら、コロナ禍の影響は最小限といえるのでは。単純計算すると、むこう10年くらいコロナ禍が続いたら潰れそうですが、以前潤沢な資産をもった団体であります。この資産を減らすことだけを恐れているのだろうな、ISUは。


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2021/06/20 09:20 | 海外情報COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

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