ゆづ英語コメント ~パラリンピックゲームに寄せて & 15歳のゆづインタ「僕は目立ちたがり屋なんです」
ペガサスドリームツアーの公式さんより、結弦くんのコメント。日本語版と英語版。
英語版の方がさらに可愛い感じがするな。小首の傾げ方とか、声も(笑)
世界を魅了するフィギュアスケート選手の羽生結弦選手からコメントをいただきました。コメントありがとうございました。#PegasusDT pic.twitter.com/5ORSHvLnFZ
— The Pegasus Dream Tour (@PegasusCity2021) June 25, 2021
We've received a comment from the figure skater that fascinates the world, Yuzuru Hanyu. Thanks for the message!#PegasusDT pic.twitter.com/KMXeMojBCn
— The Pegasus Dream Tour (@PegasusCity2021) June 25, 2021
では、結弦くんの貴重な15歳の対談など。
報道ステーションでも放送されたようですが、こちらは文字版です。
15歳ながら、すでに今の「羽生結弦」の原型というか、片鱗がみられます。
羽生結弦 15歳
— みずほ (@traveler_mizuho) June 9, 2021
「大きなリンクの中で、試合の時は一人だけで滑り、自分だけを見てもらえる。僕は目立ちたがり屋だったんです。それと、難しいことを達成した時の達成感というのがすごい良かったんで。それではまりましたね」https://t.co/Q8LuWN40zw pic.twitter.com/v6VzvzwdEl
羽生結弦(フィギュアスケート) 15歳「4回転どんどん」(2010年11月16日 朝日新聞)
今年シニア大会にデビューした男子フィギュアスケート界のホープ。15歳の素顔を見せてもらいました。
〈アサヒ・コム拡大版〉
武内:細いですねえ。顔も小さいし。身長はどれくらいですか。
羽生:170センチくらいです。まだ若干伸びています。足のサイズは25.5センチ。でもスケート靴は少し大きめの27センチです。イタリア製で幅が狭いので。
武内:フィギュアは「見せる」競技でもあるのですが、髪形へのこだわりは。
羽生:小さいころからお母さんに切ってもらってるんです。特にオーダーはなくて、勝手に切ってもらってます。
●デビュー戦4位
武内:先月のNHK杯でシニアデビューしました。
羽生:とにかく緊張しました。ジュニアでは考えられないお客さんの数だったし、周りの選手もすごかった。
武内:そこで4回転ジャンプを成功した。
羽生:公式練習でいろんな選手の4回転を見て、イメージが自分に入ってきていたんです。ちょっと自信がありました。着氷した時は「やったー」と思ったのと同時に「ここからだ。ほかのジャンプをミスしたらダメだ」と思いました。
武内:4回転を跳べるかどうかが勝敗を分けるようになってきていますね。
羽生:4回転にはすごい魅力があると思うんですよ。ダイナミックさ、回転の速さに引き込まれるものがある。自分たち若い世代はどんどん跳ばないと。キャリアや表現面ではベテラン選手に勝てないので。
武内:結果は4位でした。
羽生:勝負事なので負けるのはくやしかったけど、同時に多くのものを得ることができました。悔いはないかな。
武内:同じ15歳の村上選手が表彰台に上がっていたことはうらやましかったですか。
羽生:やっぱりメダルは欲しかったなと思いましたね。表彰式を見て、自分は次の日だったので、「表彰台はいいなあ、自分も取ってやろう」と思いました。ちょっとうらやましかったですね。
武内:初めてリンクに立ったのはいつですか。
羽生:4歳です。姉がスケート教室に通っていて、そのついでにちょっと滑ろうかなと。
武内:どうでしたか、氷の上は。
羽生:覚えてないんですけど、とにかく難しいなっていう感想はありましたね。
武内:転んだら痛かったのでは。
羽生:そのころはあまり痛くなかったですね。今の方が高いジャンプを飛ばなくちゃいけないんで痛く感じる時はあるんですけど。あのころはこけるのが楽しくてしょうがなかったです。やっぱりつるつるしてるんで、滑ってていいなあみたいな感じでしたね。
武内:それからのめり込んでいった。
羽生:大きなリンクの中で、試合の時は一人だけで滑り、自分だけを見てもらえる。僕は目立ちたがり屋だったんです。それと、難しいことを達成した時の達成感というのがすごい良かったんで。それではまりましたね。
武内:野球やサッカーには興味を示さなかったんですか。
羽生:野球は好きですね。小学2年生のころ、スケートをやりたくなくなったんです。先生が怖かったし、練習量が多くて練習に行きたくないと。フィギュアは女子のスポーツだという意識も僕の中にあって。学校の友達もサッカーとか野球とかやってて、野球をしたいと思った時期はありました。
武内:それでもフィギュアを続けた理由は。
羽生:母や父に「野球をやれば」って言われるんですよ。でもそう言われるとやっぱりスケートは手放しがたい。表面では「きらい」と言っても心の奥底では好きだったのかな。
武内:野球は今でもごらんになりますか。
羽生:みます。
武内:たとえばどこのファンとか。
羽生:広島カープファンなんですけど。
武内:でも、ずっと仙台ですよね。
羽生:楽天イーグルスももちろん応援しているんですが、広島ファンですね。ちっちゃいころから赤色が好きで、それこそ楽天がまだない時代から好きだったんで。ちょうど野球ゲームで遊んだ時に、赤色の広島カープをプレーしたのがきっかけです。
武内:前田健太投手とかいい選手がいっぱいいますからね。
羽生:あんなに細い体でしなやかに投球されるんで、自分のスケートにもそういうとこを生かしていけたらなあと思いますね。
武内:じゃあ野球からイメージを吸収することもあるんですね。
羽生:スポーツには共通するものが絶対あると思うのでいろんなものを見て吸収できたらなと思います。
武内:フィギュアスケートのヒントになるようなことはありますか。
羽生:うーん。自分の父親が野球部の顧問をやっていたんです。回転運動につながる腰の使い方や重心の移動など、野球のそういう動きはヒントになるんじゃないかなあと思いますね。
武内:いまの学校生活はいかがですか。
羽生:学校で友達としゃべるとストレス発散になるんです。スケートで跳べない時に愚痴をいっぱい言います。友達はフィギュアをやっていないからこそ言えるんです。
●しなやかさ自慢
武内:羽生選手の演技は本当にしなやかですね。自身の長所はどこだと思いますか。
羽生:柔軟性は男子の中では少し優れているかなと思います。生まれつきです。小学生の時も自慢してましたね。
武内:イナバウアーをする男子選手は珍しいようですが。
羽生:あまり見かけませんね。荒川静香さんがトリノ五輪で金メダルを取ったころ、ちょうど自分のプログラムにイナバウアーがあったんですよ。そこで「後ろに反ってみるか」と。ちょっとしたアピールポイント。ノリでしたね。最初は。当時はバランスが難しくてうまくいかなかったのですが、最近は慣れました。
武内:その最中はどんな景色が見えるのですか。
羽生:見てないです。息を止めてます。ジャンプの前なので、ジャンプで注意するところを考えたり。
武内:荒川さんはどんな存在ですか。
羽生:最初に会ったのは、僕がスケートを始めたころ。同じリンクで滑ってました。昔からすごいなと感じてたし、(宮城・東北高校の)先輩でもあるので特別な存在です。
武内:ビールマンスピンはどんなきっかけでできるようになったんですか。
羽生:スケートを始めてすぐに(ロシアの)プルシェンコ選手が好きになって。プルシェンコ選手がやってたからマネしようと。それが今や自分の代名詞みたいになっているんで、それはそれでうれしいんですけど。回るのが難しかったですね。筋力もなかったし、体幹の力もなかったんで。
武内:技はどのように磨き上げていくんですか。
羽生:コーチのアドバイスを何回も聞いて、それを何回も何回もやっていって。同じジャンプは二度とないと思うんですよね。人間の体なので機械のように同じようにはできないですけど、いいジャンプを飛べたときと同じように、少しでも近づけるようにやらないと試合では決まらない。アドバイスをちゃんと自分の体で覚えさせるというか、アドバイスされた通りに体を動かせるようにコントロールできるようにするのが練習だと思います。
武内:ほかの選手の演技を見て参考にする、インスピレーションを受ける、ということもあるんですか。
羽生:それはありますね。(カナダの)パトリック・チャン選手であったり、あと小塚選手、高橋選手、織田選手に関してはすごくスケーティングが伸びる。スケーティングがほんとうにきれいな選手なので、自分でもまねしたいなと思います。
武内:ジャンプに関しては。
羽生:ジャンプはいろんな選手をマネします。自分の理想の形に少し近いなと思う選手をピックアップして、取り込んだりしてますね。
武内:トリプルアクセルの話をお聞きしたいんですけど。
羽生:合宿の時だったんですけど、浅田選手がトリプルアクセルを跳んでいて。「タイミングで跳んでいる」というのを、すごく感じたんですよね。やっぱり生で見るのとテレビで見るのとはまた違っていて、その感覚というかイメージが無意識に入っていった。そのおかげで僕もトリプルアクセルを跳べたのかなと思いますね。浅田さんがトリプルアクセルを跳んでるのを自分の体で具現化するというか、想像と一致させるようにすると跳べてましたね。
武内:19日開幕のロシア杯に出場されますね。どんな演技をしたいですか。
羽生:後半のジャンプを決めたいし、4回転も決めたい。パーフェクトな演技を目指して、表彰台を目標に頑張りたい。
武内:その先にあるグランプリファイナルにも出場したいですよね。
羽生:出場したい気持ちはありますけど、一戦一戦を大事にして、経験して得られるものがあったんだったらちゃんと得て、それをちゃんと生かせればいいかなと思います。
武内:シニアのグランプリファイナルというのはイメージはありますか。
羽生:ないですね。第1戦のグランプリシリーズが終わって、映像を見てもまだ実感がないですし。何で僕の次にこんな人が滑ってるんだろうって感じもありました。まだシニアで戦ってるって実感はないですね。
武内:将来の夢は。
羽生:(2014年)ソチ五輪に出場して経験を積んで、その先の五輪で金メダルを取れたらなと思います。
武内:本当にしゃべるのが上手ですよね。
羽生:いやあ緊張してますよ。
武内:しゃべることに対しての意識は高いんですか。
羽生:僕の理想の選手スタイルというか、選手像というのは(ゴルフの)石川遼選手なんです。インタビューとかも気を付けるようにしています。
武内:石川選手のどういったところがすごいと思いますか。
羽生:自分のことを冷静に評価している点ですね。それと、英語を使えるのは大きいなと思いますね。英語は大事ですね。自分はまだまだですけど、勉強しないといけないなって思いましたし、しゃべりたいなって。そうすれば友達も増えるんで。
無意識の後ろ姿 くぎ付け
取材が終わって、迎えに来ていたお母さんと一緒に帰る羽生選手の後ろ姿にくぎ付けになりました。「今、見られている」という意識はないはずの後ろ姿です。すっと伸びた背筋。その上にある細くて長い首。とても小さな頭。その後ろ姿には柔らかな日光が当たっていて、まるでリンクの上でライトを浴びているように見えたのです。自ら「目立ちたがり屋」と話していた羽生選手。無意識の後ろ姿すら見る人を魅了してしまうというのはきっと、生まれながらの「魅(み)せる人」なのでしょう。(テレビ朝日アナウンサー)
■インタビューは19日の「報道ステーション」でも放送する予定です。
はにゅう・ゆづる 1994年生まれ、仙台市出身。宮城・東北高1年。今年3月の世界ジュニア選手権で優勝、10月のNHK杯は4位に入った。170センチ、53キロ。
広島カープファンなんです
平昌五輪前、KENJIの部屋でマエケンのサイン入りユニフォームをもらって大喜びの結弦くん。
KENJIの部屋って、スケーターへのプレゼントって普通は番組のグッズだけなのよ。それがわざわざマエケンにサイン入りユニフォームもらってくるって…すごいVIP待遇よ(笑) 番組プロデューサーは、結弦くんが出演してくれたのがよほどうれしかったんだろうな。

この番組でも、結弦くんは、はっきりと「平昌でも金をとって二連覇したい。そうすれば、絶対歴史に名前が残るレジェンドになるから」と言ってた。はい、有言実行です(笑)
回転運動につながる腰の使い方や重心の移動など、野球のそういう動きはヒントになる
野球選手の動きからもフィギュアスケートの上達のヒントを盗もうとする。この貪欲さは、内村さんなど体操選手の動きを参考にしているという今となんら変わらない。今の羽生結弦の原型がみえます。
野球といえば、大谷くんの会見後、ちゃんと椅子を直す礼儀正しさが外国人にも感心されている。
私たち羽生ファンにとっては、全然普通に見慣れた光景ではあるのだが(笑)
Shohei Ohtani (大谷翔平) tucking in a chair is all you need to see today. pic.twitter.com/qTo5JrvjgN
— Dayana Villalobos Dimare (@_dayanavdimare) June 24, 2021
大谷くんも、実力があって、ビジュアルがよくて、性格もよかったら、変なごり推ししなくても、勝手にスターになるという見本ですな。
TLみてると「羽生×内村」対談が見たい!という声が多いけど、私は「羽生×大谷」対談押しです。

ビッグスポーツ賞の表彰式で共演したときの、結弦くんを前にして大谷くんがメチャ緊張していて、はるかに身体が大きい彼がとても可愛く見えたので。まあ、単にイケメン同級生対談がみたいだけかもだが。この二人のツーショットの絵面はなかなか萌えた(笑)
ソチ五輪に出場して経験を積んで、その先の五輪で金メダルを取れたらなと思います
これは100%本心ではなかったかもしれない。子供の頃から五輪二連覇するのが目標だったから。でもシニア1年目。高橋小塚織田の3強の壁はまだ厚く、自分はグランプリシリーズの表彰台にも上がれてないポジションだった。まず、ソチ五輪に出場できなくては話にならないから、目先の目標がそこだったのだろうなと。そして、この対談はまだ震災前のもの。震災を経験したことが、彼を早く大人にさせた。ウィルソンへの手紙でもわかるように、震災を経験したことが、彼の中で「ソチ五輪で金メダル」という目標をはっきりと固めさせたのではないだろうか。
本当にしゃべるのが上手ですよね
ここにも、数々の「羽生語録」を生み出す羽生結弦の片鱗が。シニア1年目くらいから、某NHK論説委員に「羽生選手には引退後はぜひ解説者になってほしい」と言わしめていた。
無意識の後ろ姿すら見る人を魅了してしまうというのはきっと、生まれながらの「魅(み)せる人」なのでしょう
一般に「オーラ」とか「華」という。そして、これは「生まれながら」のものなので、残念ながら努力で身につくものではない。でも、フィギュアスケーターとしてスターになるには、必須条件でもある。「実績」だけではダメなのだ。ましてや、その「実績」ですら、信頼性がなくなった今となっては。
大きなリンクの中で、試合の時は一人だけで滑り、自分だけを見てもらえる。僕は目立ちたがり屋だったんです。それと、難しいことを達成した時の達成感というのがすごい良かったんで。それではまりましたね。
個人的には、フィギュアスケーターは目立つのは「リンクの上の演技」だけでいいと思っている。結弦くんはSNSをしないのは、その必要がないと思っているからだろう。SNSで発信しなくても、常に「意味のある演技」をすることが、ファンへのなによりのメッセージだと考えている。
これもあくまでも個人的な考えだけど、ジュニアからインスタライブしたり、シーズン中でもyoutuberしてみたり、SNSにどっぷりハマっていたり…というのは、どうなんだろうか。スケーターはリンク上のパフォーマンスで目立つべきで、リンクで目立てないからSNS活動で承認欲求を満たそうとしてるようにしかみえない。
それがその選手の「趣味だから」と言われたらそれまでだけど、インスタやtwitterで過剰発信してる選手は、正直あまり好感がもてない。それは、SNSをしない羽生結弦のスケーターとしての姿勢が好きだからというのもある。もうひとついえば、フィギュアスケートほど、SNSを多用する現役選手の多い競技はないのでは。もちろん、それは2線級以下の選手でもチヤホヤする日本のスケオタの気質に責任の一端はあるのだが。
では、最後にきゃわわな結弦くんを。メチャ可愛いんですが。いくつだろ?
女の子みたいね。このときから、順調に正しく美しく成長されてなによりです。
yuzu so small i might cry pic.twitter.com/A1bOX6uDp6
— beetina🍓🐝✨ ia (@nosecrinkleyuzu) June 20, 2021
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2021/06/26 10:30 | 雑談 | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP