ネイサン同性愛差別発言続報まとめ その2

8月1日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。

本日は、以下の記事の続きです。

ネイサンの爆弾発言が大炎上!~「FSはゲイのスポーツ」

ネイサン同性愛差別発言続報まとめ その1


ネイサンの発言が炎上した後、ネイサンが公に謝罪しました。
本人が…というより、事務所が早めの火消しが必要と判断したのでしょう。



ある意味、ネイサンがこれほど注目を浴びたことがあったでしょうか(採点問題以外で)。すごい反響ですね。リプ以外にも、引用RTだけで422件もついてるし。引用RTの一番を紹介します。ネイサンの謝罪については賛否両論ですが、否定的な意見には「PR臭がして、誠意が感じられない」というものがけっこう目につきました。私もそう思います。IMGがセッティングしたのは丸わかり。ことの重大性は本人より、IMGの方がわかっている。完全に地雷踏んでるので、早く火消ししないと、スポンサー逃げたら困るものね。


https://twitter.com/OrihimeFurukawa/status/1420068429453795333

正直なところ、この謝罪文はPR文のようで、誠実さが感じられません。
私は彼の演技を特に好きではありませんでしたが、少なくとも彼の努力には敬意を払っていました。今は、異性愛者の白人至上主義や、女性であることが弱点であると考えていることがわかり、そう言うことができなくなりました。
ストレート男性のエゴが、自分の仲間のアスリートを傷つけたことは残念です。


https://twitter.com/JChelseaW/status/1419865019416784915

私の専門分野はPRです。これはPRです。この若者が何かを学んだことを願っていますが、これはPRが書いたPRの謝罪文であり、本物の感情はゼロです。彼の最初のインタビューは生き生きとしていて、即興的であり、つまり彼の純粋な反応であった。これはゴールではなくスタートなのだ。

https://twitter.com/nnympheas/status/1423003683655233539

リハーサルもまともにできなくて、ロボットのような声になってしまってますね。

https://twitter.com/pifeathers/status/1420016301381128199

私は簡単に許しますし、心からの謝罪の後に他人を攻撃し続ける人を軽蔑します。しかし、これは明らかにPR会社の台本です。
私には心がこもっているとは思えません。念のため、本当に心がこもっているかどうか確認してみましょう。
私はこの話をやめるつもりですが、許すにはもっと多くの努力が必要です。


https://twitter.com/KonnyakuSenshu/status/1419992216282570753

私たちは中身のからっぽな中途半端な謝罪を得た。北京に先駆けての影響を考えてのPRね。
いいわ。もういいわよ。
ストレートと自認してる男の文化は絶対的にウンザリ。


https://twitter.com/erin_hanyu/status/1419868867115900928

PRチームは解雇する必要があります。


IMGとサエグサが火消しに走り、YT動画は炎上コメントもろとも削除(Delete)できたがSNSで拡散されてしまった。なお、現在、twitterのネイサンチェンJPのアカウントからも件のインタビューの翻訳は、炎上部分だけでなく、全文削除されている。このGIF面白い(笑)




ナフカの発言は批判したTSLがネイサンの発言はソッコーで擁護だそう。


待って、TSLはまたお金をもらったの? モップ頭を擁護してるの? 真面目な話、IMGのお金はさぞかし美味しいんでしょうね。

サエグサがお金渡したんだろうな。TSLって、お金が動いてないときは比較的マトモなことも言うだけに、もらってるときはすぐわかる(笑) TSLの擁護はこんな感じだそう。フォーラムからの間接的な情報ですが。

ネイサンはまだ若いから質問に混乱しただけ
ネイサンはイェールだから賢いんだ
質問者が悪いよ
彼はコミュニティを良くしたいと思って発言しただけさ
これを責めるfanyuが悪いんだ
ジョナサン「ある大きなファンダムがそれを実際よりも大げさにしてる。本当に、どのようなものか」
デイブ(にっこり笑って)「歴史上最大のもの(ファンダム)よ」



ネイサンの謝罪文が「文法的におかしい」という指摘もありました。イェールなのに? それともサエグサの作った台本が間違ってたのかな? あ、サエグサもイェールだったわ(笑) 結局、気持ちが伴ってない表面的な謝罪だから、つまらない文法間違いもするんだろう。



私はここで間違っているかもしれませんが、もし間違っていたら教えてください。
しかし、私の理解では、「Thank you for YOUR ACCOUNTABILITY(説明責任を果たしてくれてありがとう)」は、話しかけられた人が責任を負うことを意味します。
そうではなく、「Thank you for HOLDING ME ACCOUNTABLE(私に説明責任を果たさせてくれてありがとう)」と言えば、話し手自身が責任を負うことになります。

文法の警察官になるつもりはありませんが、これまで以上に構文が重要だと思います。



ネイサンが同性愛差別主義者になった背景を少し考えてみました。あくまでも想像ですが。

ネイサンは、ユタ州ソルトレイクの出身です。あのフィギュアペア競技で不正採点があったことで有名なソルトレイク五輪が行われた場所です。

ユタ州は州人口の70%がモルモン教祖です。モルモン教は原則同性愛を禁じていて、教会のLGBTQ信者を背教者とし、LGBTQ信者の子どもたちの洗礼を2019年まで禁止していたほどです。(ソースはこちら

つまり、ネイサンは、LGBTQ差別の空気が強い地域で育った中華系一族ということです。LGBTQへの偏見は筋金入りだと思われます。また、モルモン教は、キリスト教会でありながら、最近まで一歩多妻制を奨励していたような特殊な宗教でもあります。

ネイサン自身がモルモン教祖でなかったとしても、周囲から受ける影響は大きい。彼の同性愛差別意識も、女性蔑視的な部分も、育った地域性が影を落としているのかもしれません。実際、一人の人間に、ホモフォビアとミソジニーが共存していることは珍しくありません。

そんな同性愛差別のある州で、ネイサンはアメリカでは「ゲイのスポーツ」と思われがちなフィギュアをしてたのですから、ゲイだと思われたくない意識が人一倍強くなったのもわからないではありません。それなら、そもそもフィギュアをやるな!という話になるわけですが、両親の、アイビーリーグに入るにはフィギュアが一番有利だという判断が優先されたようです。彼が纏うビジネススケーター臭は、そういうところから由来するのかもしれません。

ユタ州のモルモン教徒は政治的な問題では保守的になる傾向があり、有権者の大多数は共和党に投票することの多い無党派層とのことですが、ネイサンのLGBTQに対する意識も共和党支持者寄りのものではないかと思います。彼が「民主党支持者」という設定になっているのは、ポリコレにうるさいイマドキのアメリカではその方が受けがいいからでしょうか。フィギュア界では特に。

「医師志望の優等生」が事務所のPR戦略のための設定であるように、「リベラルな民主党支持者」も表の顔にすぎないのでしょう。

人間は多かれ少なかれ表の顔と裏の顔があるものですし、彼が腹の中で何をどう思おうが自由です。ただ、それを表に出してしまったのはマズかった。政治家の失言と同じで、あとから謝罪したり、撤回して、その場は収まったとしても、「本音は差別主義者」という印象は消えないからです。

ところで、8月に入ってから、ISUが、4日と5日はエイモズ、6日はジョニー、7日はジェイソンと、たて続けに、LGBTQスケーターの記事をUPしております。ネイサンの発言については沈黙していますが、ISU的には「うちはLGBTQに理解がある組織だから!」というアピールしてるのかなと思ってしまいますね、タイミング的に(笑)


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2021/08/08 10:20 | 羽生結弦以外COMMENT(10)TRACKBACK(0)  TOP

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