ゆづはアーチストを本気にさせる天才?~ToshI&清塚信也「羽生結弦を語る」

トシさんと清塚さんの話題を。

トシさんは山形県で10月12日から絵の展覧会をされます。



ピヨ卵 ゲストに龍玄としさんを迎える!



僕が書いた楽曲を羽生さんがアイスショーで一緒にコラボレーションしてくださって、羽生さんがその楽曲を演舞してくださったんですね。そのときに、マスカレイドを演舞するときには、僕はトシさんの中に入ってマスカレイドを舞います!という風に仰ってくださって、すごくエネルギッシュで美しい、こんなアートみたことないっていうくらい、僕は歌いながら、間近で彼の演舞を見ていたんですけども、あまりにも衝撃的すぎて、歌えなくなると困るので目をそらすくらい、本当に素晴らしい圧倒的な演技だったんですけども、その演技に誘発されて、今度は僕が羽生さんの中に入って描き切ってみようという、そういう気合でマスカレイドという絵を描きました。

(絵と音楽に共通点はあるのですか?)
僕の中ではすごく同じものですね。表現をするという意味では同じなんですが、逆に言ったら、言葉にはできない、伝えることもはばかれる、自分の奥の奥にある、本当の本当の気持ち、マスカレイドをはがした、仮面をはがしたその奥にある本当の自分の思いみたいなものをそこに表せるので、そういった意味では、絵を描くっていうことを始めて、自分の中の奥底にあるなにか、痛みとか悲しみとか、いろんな思いが、それを皆さんに絵画として提示して、皆さんに見ていただいて、なにか喜んだり感動したりしていただくことで、自分のなにかそういう思いが昇華されていったなという感じがするので、本当に絵を描いてよかったなと思います。

羽生さんのマスカレイドを描いている時なんかは、何度ももうイヤになって辞めたくなるんですけど、羽生結弦はここで辞めないな、やっぱりここで辞めないもっと深く追求するはずだというふうに自分を鼓舞して、そういった意味ではいろんな方々とこれまで出会っていい影響を頂いて来ましたけども、羽生さんとの出会いっていうのは自分の人生のなかでは最も重要な出会いだったというふうに言っても過言ではないですね。



こちらは、清塚さんのコンサートに行かれた方のレポです。


羽生選手はリハーサルから全力なんです。他の人は違う。ジャンプは飛べる回数が限られているみたいなんですね。それほど体に負荷がかかる。だから皆ジャンプは抜くか流すかする

でも羽生選手はクルクル!!っと飛んでスピンしてグルングルン回る!!まるでブラックホールみたいに!!
リハが終わって、息を切らしている羽生選手に大丈夫?まだリハだよと声をかけたら 彼はゼーハーゼーハ―しながら『僕が本気を出さなかったら清塚さんも本気にならないでしょ?』

僕も本気でなかった訳じゃない。でも羽生選手の演技を見ていたら 全力で命を削るようなスピンを見ていたら僕も何かできないか
命を削るような

そうだ!スピンの所のグリッサンド 黒鍵を使おう
グリッサンドは白鍵と黒鍵では大きく違う
音は華麗になる分 痛い!
鍵盤がデコボコしてるから指を削られる 僕も命を削ってる(笑)

そして1回目のリハが終わった後 シャーっと羽生選手がやってきてゼーハー言いながら『黒鍵のグリッサンド良かったです』
そうか気に入ってくれて良かった
帰ろうとしたら『待ってください。僕たちのリハーサルの時間まだ残ってますよ。もう一度やりましょう』

羽生選手はまた全力。僕もザーザーっとついに血が出る。もみじおろしだ
終って羽生選手がやって来る『凄く素敵です!』

うん!良かった。帰りかけると…
『リハの時間、あと数秒ありますよ。最後の所やりましょう!』
シャーと最後の所に戻っていく羽生選手の背中を見つめながら”ゆずらねぇなぁ”



こちらも清塚さんのコンサートに行かれた方のレポです。
1年半ほど前のものですが、ちょうどよい機会なので紹介します。


「春よ、来い」でコラボされた清塚さんが見た羽生選手。
本当にストイックな方だと仰っていました。
リハから本番さながらに全力で舞われ、曲が終わるとゼーゼー息を切らしながらこちらへ滑ってきて「あそこ1秒違います」などと凄く細かなところまで指摘されたとのこと。

そして命懸けで演技をされている姿を見て、こちらも命懸けでやらなきゃならないんじゃないかと思い、曲の最後にグリッサンド三連発するところを黒鍵のグリッサンド三連発に変えたと。
ただ、これは大根おろしのように指が痛過ぎて血が出たりして、ツアーのひと夏もたないんじゃないかと思ったらしく。

でも羽生さんがまたゼーゼー息を切らしながら「黒鍵のグリッサンドすごく良いですね!」と言うのでやめられなくなったそうで。
「まだあと数分ありますから」と何度も何度もリハを全力で繰り返され、黒鍵グリッサンド地獄のお話を笑いを交えながら "ゆづらない人だ" とオチをつけて語られました。

最後には「僕のために滑ってくれてるんじゃないかと思った」と仰り、昨年のFaOIでとしさんが語っていたことと同じだと思いました。
リスク覚悟でマスカレイドを原キーに戻したこと、中に入り込んで全力で舞ってくれたこと、音楽への拘り、完璧な演技を求めて一切の妥協を許さないストイックさ。

羽生選手は誰に対しても、どんな時でも、どんな場所でも変わらないんだと思いました。
その一瞬に込める全力。
超一流が超一流を超える為の努力。
そんな凄まじい裏の努力をとしさんはとても近くで見て感じ、刺激を受けていたんだなぁと。
本当に世界で一番凄い方とコラボしたんだと改めて思いました。



昔から、羽生結弦はリハーサルでも手を抜かないことで有名である。某カメラマンさんが講演会でこう言っていた。「ゆづにはドリームオンアイスに出てほしい。ゆづのリハーサルから全力の姿は若いスケーター達の手本になるから」と。それは今年、久々に出演したスターズオンアイスやドリームオンアイスのバックヤードの映像でも証明されていた。もちろん、共演したからといって、吸収できるかできないかは個々の選手の資質次第ではある。「オープニングで退場するときに、最後まであげた手を下ろさないように」という指導を受けても従わない選手もいたように。

トシさんや清塚さんの話を聞くと、共演したアーチストが皆羽生沼に落ちる気持ちがわかる。「トシさんの中に入って演じる」とは、なんという殺し文句であろうか。清塚さんも「自分のために滑ってくれているんじゃないか」と思ったという。

だから清塚さんも地獄の黒鍵グリッサンドでも「やってやろうじゃないか」という気持ちになるし、トシさんもリスク覚悟でマスカレイドを原キーに戻した。本気でかかってこないスケーター相手に、アーチストも本気になるわけがない。そう、羽生結弦は、どうすればアーチストを本気にさせることができるか本能でわかっている。本気と本気がぶつかり合わなければ、本当に良い作品などできないことも。


「天と地のレクイエム」の松尾さんのツィートです。


大阪芸術大学のパンフレットの松尾さんの紹介文が「『天と地のレクイエム』が羽生結弦選手に選ばれた」なんですね(笑)


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2021/10/09 07:30 | アーチスト・裏方・メディアCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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