ソルトレイク五輪元ジャッジの告白「当時のジャッジは、親カナダ人、親ロシア人、親中国人などの利益団体から定期的に言い寄られていた」

4/20~4/23にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。

今日(5/24)にの深夜に、それぞれ違う記事に匿名のコメントを4つ入れた方がいます。4つとも同じ人ですが、ブログのコメント欄は匿名掲示板ではありません。匿名のコメントはマナー違反です。お名前のないコメントにはレスは入れませんので、ご了承ください。


4年以上前の記事になります。ソルトレイクシティ五輪の不正採点に関わったジャッジの告白。




ソルトレイクシティのスキャンダルから数年、フランスのジャッジは平穏な日々を過ごしている

モスクワ(ロイター) - 2002年のソルトレークシティー大会はスキャンダルの震源地であり、スポーツを再定義するものだったが、フランスのフィギュアスケートの元ジャッジ、マリー=レネ・ル・グーヌさんは、脚光を浴びた後、ウェルビーイングセンターの静謐な空間へ移っている。

国際的なフィギュアスケートの喧騒や来月の平昌オリンピックから遠く離れ、ル・グーニュさんは生まれ故郷のストラスブールの歴史地区で経営するリラクゼーションセンターで静寂を見つけた。

2012年にラ・ソース・オ・ロータスをオープンしたル・グーニュさんは、ロイターのインタビューに応じ、「私の人生は荒廃していた」と語った。

「私は単にもう生きていたくなかった」

ル・グーニュさんは、連盟からの圧力に屈して、ロシアのイェレナ・ベレジナヤとアントン・シハルリドゼのペアに金メダルを、カナダ人のジェイミー・セールとデヴィッド・ペレティエに銀メダルを与えたと言われている。

このスキャンダルは、ペア競技における票の売買の一部とされ、今日まで続く審査における抜本的な改革の先駆けとなった。

従来の6.0点満点に代わり、難易度の高い演技をした場合に点数で報いる方式に改定された。これは、演技をよりよく表現し、得点の操作から保護することを目的としている。

ル・グーニュさんは、当時、審査システムの改革を要求していたと主張しています。ル・グーニュさんは、フィギュアスケートの権威を失墜させる結果へのスケープゴートにされたと述べている。

「理想的な犯人はフランス人ジャッジだったんです」とル・グーニュさん言う。その後の審査システムの変更は「完全に私の犠牲の上に行われた」と付け加えた。

ル・グーニュさんは、6.0システムは本質的にジャッジに「ひどいプレッシャー」を与えるものだと語った。

「世界最高のスケーターが4回転ジャンプを跳んでいるとき、5.9、5.8、5.8、5.9という小さなマークと、2つ目の小さな芸術点のマークだけでどうやって表現するんでしょうか?」

「たった二つのマークでスケーターの順位を決めるのに、私達は苦労していました」と彼女はいう。

大会の数日後、セールとペレティエ組には、ロシアのカップルと同じ金メダルが贈られた。

最悪のシナリオ

国際スケート連盟(ISU)は、ル・グーヌさんに3年間の資格停止処分を科し、2006年のトリノ・オリンピックへの出場を禁じた。それ以来、彼女は競技会のジャッジをしていない。

「2002年2月11日以来、テレビで競技を見ることが全くできなくなりました」とル・グーニュさんは、ソルトレイクシティのペア・フリースケートの日を指して言いました。

「しかも、テレビでもです。生で見るのは不可能だと想像できるでしょう」

2002年大会を振り返るとき、ル・グーニュさんは鋭い口調でいった。

「9つの国と9人の審査員を知っていたんです」

「誰がロシアに有利な票を入れるか、誰がカナダに有利な票を入れるか、よく分かっていたんです。オリンピック・タイトルを誰に与えかは私次第なのだと、ほとんど確信していました。私が恐れていたことが本当に起こってしまったのです」

ル・グーニュさんは、当時のジャッジは、「親カナダ人、親ロシア人、さらには親中国人」などの利益団体から定期的に言い寄られていた」と述べた。

また、このスキャンダルで出場停止処分を受けたフランスアイスホッケー連盟のディディエ・ゲヤゲ会長から圧力があったのかと問われ、ル・グーニュ氏は次のように答えている。「ゲヤゲは私に会いに来た。私は彼に、『うるさい、知りたくない。ほっといてくれ。私に私の競技のジャッジをさせてください』と言ったんです」。

同じ立場だったゲヤゲ氏は、コメントを求めても応じなかった。

ル・グーニュさんは、今も反省はしていない。「もし、今日、この大会が開催されていたとしても、ロシアのペアを1位にしただろう」

「技術的な密度、演技の複雑さは、ロシアペアの方がカナダペアよりはるかに上だった。カナダ人の演技はもちろん素晴らしいものでしたが、より簡単に実行できたのです」

ロイターの個別取材に応じたセールとペルティエは、ル・グーニュさんの主張を否定した。

「今日、彼女が、それでも同じことをすると言ったのなら、私は完全なデタラメと呼ぶよ」とセールは言った。「滑稽な話だ。彼女は信用できない。冗談のような話だ 」と。

このスキャンダルによって、2人は表彰台の栄光の瞬間を奪われ、忘れられない傷を負ってしまった。

「被害者意識はないし、不満もない」とペレティエはいう。「しかし、オリンピックの経験の一部である瞬間を奪われたのです」

「1年後、半年後、5日後にメダルを受け取ったとしても、その感動はなくなってしまう。もちろん、感動はしますが、同じではありません」



ソルトレイクシティ五輪のペア競技では、カナダのペアも繰り上がり、金メダリストは2人に。銀メダリストは該当者なしになりました。銅メダルは中国ペアでした。

2002ソルトレイクシティ五輪ペア

オリンピックのフィギュアスケート競技・メダリスト一覧より


ル・グーニュさんが「ゲヤゲから圧力をかけられて、ペア競技のジャッジをミスジャッジしてしまった」と告白し、証言者が複数いたため、ゲヤゲは3年間の国際大会への出場停止処分を受けています。一度は仏スケ連会長を辞任したものの、その後再選され、2020年にスケート界の性的虐待問題でフランススポーツ相から辞任を要求されるまでその座に居座った。そして、ソルトレイクシティのペア競技でテクニカルだったのは、現ISU副会長のラケルニク。

男子スケーターへのセクハラが問題になった日本のスケ連会長も辞任することなく居座りました。同様に、ゲヤゲといい、ラケルニクといい、フィギュアスケート界の自浄作用の無さを象徴している人物です。これでは、採点の透明化など夢のまた夢。

この真っ黒なゲヤゲが、2019年のトリノファイナルの採点の酷さに呆れ、偶然出くわした田村明子氏にこう言っている。ソースはこちら

「日本の連盟は、なぜISUに抗議しないんだ。自分のところの選手を守ろうという気がないのか。ぼくはミスター・イトー(伊東秀仁フィギュア委員長)にそう言ったんだ」

つまり、採点操作など当たり前だと思っているゲヤゲですら、ファイナルの採点は目を疑うようなものだったのです。それでも、日本のスケ連は、全く動かなかった。いや、動くどころか、アメリカに協力し続けた。おそらく、自国の推し選手の優遇と引き換えに。

この大会のときでしたね。結弦くんがスケ連副会長の荒川さんに「もう少し(現役を)続けていいですか?」と聞いたのは。あの採点には、彼もさすがに感じるものがあったのではないでしょうか。


自国のスケ連すら「敵」という四面楚歌の中、コーチもいないたった一人だけの練習の日々は、想像を絶するような孤独との闘いだったと思います。何度挑戦しても、どれだけ研究しても、なかなか光が見えてこない4Aへの道。少し見えてきたと思えば怪我をして、また後退するという繰り返しの中、三連覇の重圧がかかる北京五輪への出場など、世界中を探しても、彼にしかできなかったでしょう。

操作した採点によるメダルでは、人の心は動かせない。ソルトレイクシティ五輪の教訓を、完全に忘れてしまったISUと各国スケート連盟。北京五輪の男子シングルは、ソルトレイクシティに負けない黒歴史として、後世語られるのではないかと私は思っている。

五輪直後でも盛り上がらないフィギュアスケート人気。そんな中で、表彰台を逃したにも関わらず、北京落ちを増産し、全く表にでてこない状況で、常にスポットライトを浴び続ける羽生結弦という存在。どんな汚い手を使って引きづり下ろそうとしても、真の王者は誰か…世間は知っている。そう、それが全ての答えだと思います。


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2022/05/24 11:10 | 海外情報COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

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