ランビ「FSは芸術性だけでなく品質も失われた」、有森裕子氏ゆづを語る「自分の人生を人任せにしないという選択」、コラム「羽生結弦がスポーツ新聞を変えた」
ランビのインタビュー記事です。
「それなら自分の生徒をどうにかしろ!」と突っ込まれまくっています(笑)
「私の時代と比べると、より多くの回転を求めるあまり、フィギュアは芸術性だけでなく質的な面も失われてしまった」
— みずほ (@traveler_mizuho) August 30, 2022
「離氷の質、着氷の質、どのようにジャンプを決めるか。それを新しい世代に伝えていかなければならない。生徒たちがより広い視野を持つことが重要です」https://t.co/0NNjRsXVqG
ステファン・ランビエル「すべてが空中で4回転することが中心になってしまったことが悔やまれる。フィギュアスケートは芸術性だけでなく、品質も失われてしまった」
世界選手権で2度の優勝を誇るステファン・ランビエルコーチは、4回転ジャンプが増えたことについてどう感じているのか語ってくれました。
―あなたは、信じられないようなスピンと非常に優れた解釈で有名です。しかし、最近のスケーターは、ジャンプ以外の要素にきちんと気を配っているわけではありません。テクニックにシフトしている感じでしょうか?
「フィギュアスケートは、ある面では進化しています。私の時代でも、4回転を着氷させなければなりませんでした。でも、今は、空中で4回転することが中心になっているのが気になりますね。
私の時代と比べると、より多くの回転を求めるあまり、フィギュアスケートは芸術性だけでなく、質的な面も失われてしまったと思います。
私はオールドスクールの代表的存在で、伝統主義者であり、純粋さを愛する者です。純粋な技術、純粋なフィギュアスケートが好きなのです。
フィギュアスケーターに氷上で見せてほしいのは、深い感情だけでなく、一般的に深い演技、つまり観客がつながりを感じられるような演技なのです。そしてそれは、芸術性だけでは達成できない、もっと何かが必要なのです」
―コーチとして、どのようなフィギュアスケート観を伝えていますか?
「子供の頃、テレビでフィギュアスケートを見たときに感じた、自分の好きなもの、自分のビジョンを伝えるようにしています。4回転ジャンプの裏にどれだけの努力があるのかは知っていますが、回転率だけが努力すべき細目だとは思っていません。
離氷の質、着氷の質、どのようにジャンプを決めるか。それを新しい世代に伝えていかなければならないのです。一面だけでなく。生徒たちがより広い視野を持つことが重要なのです」とランビエルは言った。
あえてランビの肩をもつなら…「あの選手」に関しては矯正不可能と思っているはず。一度は断ったのに、スケ連に押し付けられて渋々引き受けた。自分に師事したときはもう20歳を超えていて、今更世界一のチートジャンパーを矯正できるコーチなど、ランビでなくても世界中を探してもいない。
ちなみに、17歳からランビに師事してるデニスはアンジェロ曰く「教科書通りのジャンプ」を跳んでいる。これはランビの前に師事していたラトビアのコーチがよかった可能性も高い。中国の選手もジャンプはマトモ。チートジャンパーをゴリ推ししてるのは日本ロシアアメリカなど、ISUに力を持ってるいわゆるメダルを回り持ちしたい「フィギュア先進国」で、これらの国が諸悪の根源。
有森さんが結弦くんにエールを。良記事です。
7月19日、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、プロ転向を表明しました。26年前に同じく「プロ宣言」をした有森裕子さんが、当時を振り返りながら、羽生選手のプロ宣言への思いを語ります。#日経グッデイ @animo33 @arimori_managerhttps://t.co/hvzTMjU4fm
— 日経Gooday (@nikkeigooday) August 30, 2022
自分の人生を人任せにしないという選択
今回、自分の理想のスケートを追求したいという揺るがぬ信念を持つ羽生選手が、軽やかにプロへと羽ばたく姿を見て、頑張ったトップアスリートがその先の人生を生きていくための、当たり前の姿だなと改めて感じました。
彼が選手として五輪で戦う姿が見られないことが寂しいとか、残念だとか、そうしたマイナスの感情は一切なく、プロになってよかった、次のステージで頑張ってほしいと思いました。それは、「自分の人生を人任せにせず、組織に縛られたり翻弄されたりすることもなく、自分で選択していくことの大切さ」を知っているからです。
次のステップに移る時期を見極め、自らの人生を切り開いていくためには、自分という人間は何に価値を置き、どんなふうに生きていきたいのかを常に自問しておく必要があります。多様化と言われる時代になり、昔と比べてあらゆる方法や可能性があるなかで、アスリートの方々がそれぞれの形で、プロを含めた新しい道を切り開いていくことを期待しています。
1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネと、日本女子はマラソンで4大会連続で五輪メダルを獲得。日本女子マラソンの黄金期でした。高橋尚子さんと野口みずきさんは金メダル。二人の前に有森さんは2大会連続でメダルを獲得した黄金期の先駆者。その有森さんはプロアスリートの先駆者でもあったらしい。
そういえば、スポーツ村の中で、東京五輪開催を支持をするOBOGが多い中、彼女は開催に懐疑的な数少ないOGでもありました。「自分の人生を人任せにせず、組織に縛られたり翻弄されたりすることもなく、自分で選択していく」生き方をしてきた有森さんらしい忖度の無さです(笑)
この記事も大変興味深い記事です。
羽生結弦がスポーツ新聞を変えた
— 【公式 スポーツ】CoCoKARAnext /ココロとカラダを整えるマガジン (@CoCoKARAnext) August 29, 2022
永遠の課題「オヤジジャーナルからの脱却」進むhttps://t.co/t2CVINNNVM#羽生結弦 #羽生結弦選手 #羽生結弦さん #YuzuruHanyu #YuzuruHanyu𓃵 #HANYUYUZURU
スポニチのゼウスもいってました。羽生結弦はスポーツ紙を変えたと。それまではスポ紙の写真は「ガッツポーズ」がどんな競技でも定番で、フィギュアならジャンプ。けれども、顔が歪んだジャンプの写真は、選手も読者も喜ばない誰得写真。しかし古くからの「オヤジジャーナルの固定観念」はなかなか覆せなかった。それを覆したのが羽生結弦だったと。
スポニチは紙面からジャンプ写真を排除した。最初は他紙や社内でも風当たりが強かったが、それが好評で売上を伸ばすことにより、他紙も追随するようになった。それどころか、フィギュアだけでなく他競技もガッツポーズの写真を使わなくなったと。
驚いたのは、ゼウスはニースロミオ沼落ち組ですが、ニースワールドは会社派遣ではなかったこと。休暇をとって自費でニースに行った。理由は「なんとなく行きたかったから」。そして、休暇なのに、なぜか仕事はしていて、社に写真は送っていたと(笑)
当時はスポーツ紙が海外のワールドにカメラマンを派遣するのは考えられなかった時代。ニースにカメラマンが派遣されてたのは、朝日読売共同中日くらいで、フリーカメラマンは坂本さんや能登さんくらいだったらしい。2012年なら日本は既にフィギュアブームだったはずだが、スポ紙のフィギュアの扱いはそんなによくはなかったということ。ワールドどころか、海外のグランプリシリーズにまで各紙のエース級カメラマンが投入される時代を作るなんて…羽生結弦おそるべし。
以前に、報知の高木さんが「今までは試合には記者の自分だけが派遣されて、記事書いて写真撮って一人でこなさないといけなかったから、すごい大変だった。矢口くんが一緒に派遣されるようになってすごく楽になった」と言ってました。でも今年のワールドは、矢口さんは派遣されず、また高木さん一人になっていました(笑) ちなみに今年のグランプリシリーズの時期は”神”はワールドカップに派遣されます。
報知の矢口さんは元々巨人番のエースカメラマン。その矢口さんがフィギュアを担当することになったときは、他のフィギュアを撮るカメラマンが「あの矢口がフィギュアに来るのか」とザワついたらしい。おそらく他紙も思ったことだろう。「ついに報知が本気を出してきた」と。そして、羽生カメラマンとしては新参者だった矢口さんは、今や日本のみならず海外の羽生ファンにも知らぬものはいない人気カメラマンとなり、すでに写真集2冊をだしてバカ売れしている。
羽生結弦はスポーツ紙の社内でのカメラマンの地位も高めたらしい。それまでは、カメラマンは記者の付属的な扱いだったけれど、今や逆転してるくらいだと(笑) 田中さんも言ってた「スポーツ紙のカメラマンが写真集だすなんて考えられなかった。ゆづは本当に凄い人だよ」って。
フィギュア競技に革命を起こした彼は、その競技の舞台から去り、スポーツ紙を変えたように、これまでのプロスケーター像も変えてしまうに違いない。彼の成功には一片の疑いももっていない。彼の通る道には、常に美しい花が咲き乱れているはずだから。
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2022/08/31 11:35 | 雑談 | COMMENT(10) | TRACKBACK(0) TOP