FS界の闇 ~電通独占契約、スケ連貯金が2憶から34憶に増えるまで、羽生ロスの影響、偽垢と珍バイトの共通点、ほか
1月1日~3日にいただいたコメントにレスいれました。よろしくお願いいたします。
だいぶ前に書きかけて中途で放置してUPしてなかった記事を蔵出し。
モヤモヤするフィギュア界の闇部分をつらつら書いてみます。
スケ連は2006年6月から電通と独占広告契約を結んでいます。
2006年6月の読売新聞の記事
— みずほ (@traveler_mizuho) November 27, 2022
日本スケート連盟は、電通と大型の独占広告契約を結んだ。
それまで選手に海外遠征などの費用の約6分の1を自己負担させていた。35憶の保留金のあるスケ連にもそういう時代があった。選手の負担は減ったが今の電通との癒着の始まりでもある。https://t.co/LJBXX4lE7P
スケート連盟が電通と独占広告契約…選手の負担軽減(2006年6月19日 読売新聞)
日本スケート連盟は18日の評議員会で、新年度から、広告会社の電通と大型の独占広告契約を結ぶことを報告した。
4年間で6億円規模になると推定され、これまで選手に求めていた遠征費などの自己負担が大幅に軽減されることになった。
契約は、スピード、ショート、フィギュアの国内大会看板広告などの権利を電通が独占して手がける内容になっている。スケート界は、トリノ五輪でフィギュアの荒川静香(プリンスホテル)が金メダルを獲得して、スケートへの注目度が飛躍的に上昇。荒川は引退したものの、浅田真央(愛知・中京大中京高)、岡崎朋美(富士急)ら、人気と実力を備えた選手が多いことから、その広告価値が改めて評価された形だ。
これまで、スケート連盟は内部規定により、選手に海外遠征などの費用の約6分の1を自己負担させていた。だが、来年度は独占契約により、1億数千万円の収入が見込まれ、3競技の代表遠征、合宿費に充当されることになった。また、残額の一部は、国際事業委員会のずさんな経理で大幅に減少した連盟財産の回復に振り向けられるという。
一方、今年度の決算見通しでは、フィギュア人気を受けたトリノ五輪関係の広告、事業収入が大幅に伸び、1998年長野五輪当時の規模の黒字になった。これにより、一時は2億円を割っていた連盟正味財産は4億円以上にまで回復する見通しだ。
2006年2月に、荒川さんがトリノ五輪で日本人初の金メダルを獲得しました。さすが金儲けできそうなことには鼻の利く、抜け目のない電通です。「フィギュアが金になる」と見込んだのでしょう。その後フィギュアブームがおこり、電通の狙いは当たりました。
選手に海外遠征などの費用の約6分の1を自己負担させていた。だが、来年度は独占契約により、1億数千万円の収入が見込まれ、3競技の代表遠征、合宿費に充当されることになった
海外遠征の費用の1/6が自己負担だったとは驚きです。でも他競技ではそう珍しいことではない。
笹川スポーツ財団の2013年の資料から
ソースはこちら
海外遠征にかかる個人負担額が0円と回答する選手が9人(7.2%)といた一方で、300万円を超えた選手が10人(8.1%)いた
卓球の水谷選手もこんな話をされてます。Number WEBから。
ソースはこちら
「フェンシングの三宅諒選手には、ウーバーの配達を始めたという情報を知って連絡しました。フェンシングの海外遠征は自費参加と聞きました。彼は遠征費などを自分で稼ぐために配達員を始めたわけですが、僕も昔は自費で遠征に行っていましたし(現在は卓球協会がすべて負担)、大会で得られる賞金も最近あがってきたという状況で。自分が若いときも厳しい状態だったので三宅選手の気持ちは痛いほど理解できましたし、卓球選手は恵まれているなとも感じました」
フィギュアの選手は連盟から「強化費」まででるので恵まれているといえるでしょう。ただし、フィギュアの選手も帯同するコーチの遠征費は選手の自費です。だから同門の選手はできるだけ同じ試合に出てコーチの遠征費を選手間でシェアできるようにしてますね。
電通は真央さんが引退ならスケ連を切るつもりだったらしい…。
【BLトラベラー 羽生結弦応援ブログ】
— みずほ (@traveler_mizuho) November 25, 2022
約1年前の私のブログ記事ですが、再掲しておきます。
「アフター羽生」は「アフター浅田」よりはるかに深刻?~清水氏が「浅田真央引退」裏事情を暴露!、スポーツ中継のTV離れ、ほかhttps://t.co/l61X1N2Ajd
清水氏が言うところによると、最初浅田が引退するかもしれない状況で周囲はとにかく引退を思い留まらせようとしたという。
その一方、仮に浅田が引退した場合「広告業界も一度フィギュアから退こうとしていた」と発言。結局「現役続行」になったことで広告業界も戻り、さらにフィギュアも盛り上がったのだという。
伊〇が「浅田選手が引退したら自分もスケ連をやめる」と言っていたという噂を目にしたことがあります。ソースはわからないので話半分で聞いていただきたいですが、もしそれが本当だったら、電通に切られて旨味がなくなるから…というのもあったのではないでしょうか(マオタだから…という単純な理由だけではなく)。電通に見捨てられたら大打撃。電通が見切りをつけられた競技…となったら、スポンサーへの悪影響は避けられない。結局、真央さんとバトンタッチするように結弦くんが出てきてくれたおかげで、スケ連は助かった。スケ連からすれば、宝くじに2回当たったようなもの。
スケ連の役員の報酬はかなり美味しい。
最高で月100万円の報酬。もちろん経費や接待は別腹。
以下、PDFファイルのリンクを貼っておきます。
役員及び評議員の報酬並びに費用に関する規程
日本スケート連盟役員一覧 (令和4 ・5年度)
羽生ロスの影響は大きい。これからは今までような金満生活は難しくなる。
【羽生結弦 プロ転向でフィギュア人気が大ピンチ…入場者&視聴率激減でスポンサー離れの懸念も】https://t.co/lAECSxLTYt
— 女性自身【公式・光文社】 (@jisinjp) December 1, 2022
“ゆづ貯金20億円”が使い尽くされて消えるまでに、日本フィギュアスケート界に、新しいスターは……#羽生結弦 #フィギュアスケート #日本スケート連盟 #女性自身[@jisinjp]
「羽生さんがシニアデビューした’10年度時点の日本スケート連盟の正味財産、いわば“蓄え”は、約11億円でした。それが羽生さんの五輪2連覇などに伴って収入が膨らんだことで黒字を積み重ねていき、最新の’21年度の決算では、正味財産は34億円超と発表されています。つまり連盟は、羽生さんの活躍した11年間で20億円以上も“貯金”を増やすことができたのです」(フィギュア関係者)
「2006年4憶→2010年11憶→2021年34憶」と順調に増えていった連盟の貯金。スピスケに湯水のようにお金を使い、贅沢三昧してもこれだけ貯金ができたわけですから、実態はすべて「スター選手のおかげ」であっても、スケ連がまるで自分達の手柄のように勘違いして、慢心がどんどん膨らんでいったのは想像に難くない。おそらく本気で「フィギュアは人気スポーツ」だと思いこんでいたのではないだろうか。「羽生ロス」による影響をかなり過少評価していた可能性がある。
佐野さん談
「羽生結弦というスターを失ったのは、どうしようもないことです。どんな名選手もいつかは自分の道を選んでいくのですから。いまが転換期ということでしょう。 (中略) 業界全体で人気を保てるようにやっていかないといけないところではありますが、宇野昌磨選手や鍵山優真選手ら、現在の選手たちに頑張っていただいて、今後もいい成績を残してもらうしかないですね」
アイコンになるスターがいなくても、いい成績を残せば「日本人が活躍している競技」として見てくれる人もいるだろうし、JOCからの強化費も増える…ということですかね。佐野さんも昨年理事から外れてます。いい時期に外れたといえるかも。
佐藤健、凄まじいことに気がつく…!映画よりドラマ優先にシフトした深い理由
— みずほ (@traveler_mizuho) November 29, 2022
「スターの存在というか、やっぱり羽生君が出てきたことでフィギュアスケートっていうものがめちゃくちゃ広がったみたいな事も近くて」と、大衆を惹きつけるスターの重要性を訴えかけますhttps://t.co/RXJ23yoajh
いくら強くても、魅力あるスターがいないとダメなんっすよ。芸能界の方がそれはよくわかってる。だから、彼のプロ転向を待ち構えていたように、あちらこちらからオファーが殺到しているわけで。そういえば、佐藤健さんは以前結弦くんに「アミューズに入りませんか?」と言ってましたね。今アミューズと業務提携してるわけで、巡り巡ってなかなか興味深い。
体操は東京五輪で新しい個人総合金メダリストが誕生しましたが、内村さんの引退でやはり体操の競技会場は閑散としてるとか。「日本人が勝つところが見たい」より「〇〇がでてるから見たい」人が多いということ。ましてや、アメリカ様の五輪金に協力して、アメリカ様の金確定の瞬間グリーンルームでガッツポして、おこぼれの銀銅で満足してるような競技に、人気がでるわけない。
週刊新潮 2022年11月24日号より
— みずほ (@traveler_mizuho) November 28, 2022
【浅田真央に“異変”…唐突なイメチェンの理由は? 積極的に露出せざるを得ない事情が 】
ほとんどファン層も被っていない
意味のない対立煽り記事
どこが書かせているのでしょうか?https://t.co/qASpQbQeYq pic.twitter.com/6EdO2NAWI9
偽垢と同じ匂いがする
— みずほ (@traveler_mizuho) January 22, 2023
もっと些細なことでも記事にするくせに
騒ぎになってもメディアが全くとりあげない
FS界は闇が深い https://t.co/eZP6XJA0r2
あの偽アカウントは、"羽生選手の出演予定のないショーを『妨害により告知できないが羽生選手が出演する』と宣伝する"や"羽生選手のショーのチケットを買い控えるよう呼び掛ける"など、はっきりとした業務妨害してるのがミソ。チケットを買わせないように誘導しようとしている。彼の足を引っ張りたい陣営は?と考えると、だいたい想像つく。そしてなぜメディアにとってアンタッチャブルの領域になっているかも。
なお、昨日の記事のコメント欄から、偽垢首謀者に近しい人に野口以外では
・愛知名電OBを父に持つ後輩2号君の父親
・サンクスツアーのメンバーの1人(千葉リンクで問題起こした人)、
・荒川や村主と競ってた人(真知子門下OG)。
の名前もでていた、という情報をいただきました。(コメ主から訂正のコメントがあったので一部修正しました)
よくフィギュア界を「フィギュア村」というけど、村はよそ者には生きにくい。田舎暮らしに憧れて都会から移住する人もいるけど、なじめなくて都会に戻る人が多いらしい。田舎暮らしするのなら、まだ別荘地の方が住みやすいとか。なぜなら別荘地は都会からの移住者ばかりだから。
自分の周りの村社会が「全宇宙」
村の外に出たこともないので
村の尺度でしか物事を測れない
身内(派閥)が一番大事
よそ者(派閥外)は金だけだせばいい
自分達の文化に染まることを強要し
染まらないよそ者は村八分
村の特徴は本当にフィギュア界そのもの。結弦くんも本当によくこんなとこで長年頑張ったわ。
アイスショーは観客が購入するチケットが収益の大きな柱となりスケーターへの出演料や会場設営費などにあてられる。チケット約8割の販売が損益分岐点。今回は無観客開催。有料でのオンライン配信を行ったが、チケット収入を補填できるほどではなかった。https://t.co/sRjVIwUt84 @Sankei_newsより
— みずほ (@traveler_mizuho) September 28, 2020
結弦くんが出演していないアイスショー、最近通年リンク(リンク設営費が不要)の会場が多いような気がする。損益分岐点もそれならもう少し低くなるのではないだろうか。チケットが売れなくてもチケット代が上がり続けているのは、完売しない前提でとれるところからとろうとしているように見える。
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2023/01/23 11:45 | 問題提起 | COMMENT(6) | TRACKBACK(0) TOP