太陽生命さんは今年5月で創業130周年、ドイツ記事「日本は世界選手権を満員にできなかった」、FSはもうスピスケを養えない?、米SOIチケットダンピング事情

太陽生命さんから幕張公演の特別協賛のお知らせきました。



太陽生命さんのWIKIをみると「1893年(明治26年)5月 - 愛知県名古屋市西区伝馬町に名古屋生命保険として創設」とあります。つまり、今年の5月で創業130周年です。5月26~28日の幕張公演の特別協賛になったのは、記念事業的な意味があるのではないでしょうか。今をときめく羽生結弦が実質座長的なアイスショーならば、あまり言いたくないですが、佐賀県の新アリーナの記念事業で開催されるアイスショーよりはるかに格が上です。


ドイツ記事です。TLで重要部分を訳してくださっている方はいますが、全文おいておきます。


最も忠実なサポーター喪失
フィギュアスケートのシーズンが終わりに近づくにつれ、世界的な観客数の減少が目を引く。ヨーロッパは以前からこの展開に悩んでおり、ロシアのファンの不在がそれに拍車をかけている。


フィギュアスケートシーズンは、世界選手権をもって終了した。そして、フィギュアスケートの牙城である日本で開催された世界選手権で、初めてすべての日程は埋まらなかったという新事実があった。東京近郊の巨大都市・埼玉で開催された世界選手権を、業界誌『Pirouette』で取材したジャーナリストのクラウス=ラインホルト・カニー氏は、平日は19,000席のうち70%しか埋まっていなかったと推定している。週末は満席だったそうだ。ベルリン・アイススケート協会のラインハルト・ケッテラー氏は、「これはもちろん、ヨーロッパでは夢のような観客数です」と言う。「しかし、はっきりしているのは、世界連盟のISUが世界選手権の開催権を日本に与えたのは、(全日)満員御礼になると期待したからだ。これはISUにとっては残念なことだったでしょう」

日本人と同じくフィギュアスケート人気が高いロシアの観客が、日本へのビザを取得できなかったから、空席の原因だろうか? カニーはその推測を否定する。「ロシアからの観客は、以前はほとんど日本に来なかった。チケットは、日本国民しかアクセスできない流通経路で販売されています」。彼は観客減少の理由は別のところにあると考えている。鬼神のごとく多くの日本人ファンを氷の会場で魅了した日本のスーパースター・羽生結弦がオリンピックシーズンを最後に現役を引退してしまったからだ。「それに、コロナ禍が終息したわけでもない。心配性の日本人は、いまだにビッグイベントを避けている」。

しかし、世界選手権の観客数の減少は、決して一過性のものではない。フィギュアスケートの競技人口は、特にヨーロッパでは何年も前から減少している。フィギュアスケートのメディア露出の少なさ、子供たちのフィギュアスケートへの関心の低下、フィギュア会場の観客数の減少は、相互に関連している。そのため、主催者は採算が合わないという理由で、国際ジュニア大会や2022年の四大陸選手権さえもキャンセルしている。昨年秋、イギリスのシェフィールドで権威あるグランプリ大会の開催地が決まるまで、長い時間がかかった。ドイツスケート連盟が約20年間、国際大会を開催していないのは、財政的なリスクを敬遠しているからだ。アンドレアス・ワグナー会長は、再び選手権の開催を申請することを表明しているが、これに関する具体的な発言はない。

新しいのは、フィギュアスケートへの国民の関心が低下していることだ。2月、カナダのカルガリーでジュニア世界選手権が開催された。ペアのジュニアコーチであるリコ・レックスは、「会場が半分しか埋まっていなかった」と言う。「カナダの基準からすれば、空っぽみたいなものだ」。レックスは、その理由は推測することしかできないが、熱心なファンダムだったロシア人の不在が、その一因ではないかという。「しかし、それだけではありません。60ドルというチケット代が高すぎたのでしょうか」。

ヨーロッパでは、状況は異なります。小さな大会にやってくるのは、主に選手の親族です。ロシアのウクライナ侵攻の戦争で、ロシア人選手の出場禁止と、ロシアファンが離れてしまう以前は、ヨーロッパのフィギュア会場の観客のかなりの部分をロシア人が占めていた。特にフィンランドやエストニアで開催される大会では、隣国から多くの観光客が訪れていた。

ところが、1月初めにオーベルストドルフで開催されたドイツ選手権では、1500人収容のフィギュア会場が4分の3も売り切れた。これはスポーツとはあまり関係がなかった。山間部に雪が降らないため、地元の観光客は別のアクティビティーを探したからだ。



日本の事情について少し甘い見方はありますが、概ね正しい記事だと思います。

甘いと感じるのは、「日本のフィギュア人気は健在」だと示すために、スケ連が相当数動員して「かさ上げ」してることに触れていないこと。ただこれは海外記者にはなかなかわからないことでしょうし(日本人でも知らない人は多い)、仕方ないと思います。あともうひとつ、これは違うだろうと思ったこと。今年の世界選手権の集客に、コロナの影響はま~~~ったくありません(笑)

このドイツ人記者も、羽生結弦のプロ転向が日本の集客に大きく影響していることはわかっているらしい。欧米の会場を埋めていた観客の多くがロシア人だったと言っているが、羽生結弦が欧米の大会に出たときは、ロシア選手以上に、圧倒的に集客に寄与していたことを忘れてはいけません。3500人以上の日本人をヨーロッパ大陸に民族大移動させていた人ですから。


一昨日、フィンランドの事情についてとりあげましたが、それに関連して。


フィンランドは、昨年チケット代を下げていた。それでも集客できず赤字。今年はさらに下げる予定らしい。

ISUは、フィギュアの稼ぐ収入で稼げないスピスケを養っていたが、フィギュア人気が凋落すれば、それも今後は厳しくなるだろうと。日本のスピスケの強化にも影響は甚大でしょう。ソチ五輪でメダルゼロだった日本のスピスケ。結弦くんが稼ぐ資金を大量に注ぎこんでスピスケを強化した。それが平昌五輪でのスピスケの大量メダル獲得に繋がった。スケ連理事の清水さんは「羽生選手にはとても世話になった」と言っていた。でもこれからは事情が変わる。ミラノ五輪、日本のスピスケははたしてメダルをとれるのでしょうか。


アメリカも来年は、2020年みたいに、カナダのSOIに吸収されるかも…。



海外事情をみると、フィギュア界、もうお先真っ暗な未来しかみえません。
背に腹は替えられないと、ISUがロシア復帰を決断する日も遠くないかもしれませんね。



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2023/05/18 11:25 | 海外情報COMMENT(11)TRACKBACK(0)  TOP

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