2012年7月の読書メーター
7月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説12冊、漫画6冊。
小説でよかったのは「FLESH & BLOOD (19)」につきますね。早くも20巻目が待ち遠しいです。
漫画は「最恐教師 教師も色々あるわけで (2)」が一番面白かった。
今まで読んだ大和名瀬さんの漫画では、この「最恐教師」が最強です!(笑)
7月の終盤、何かと落ち着かなかったので、7月下旬発売の本は全然読めていません。
山は越えたものの、8月はオリンピックを観てしまって、本があまり読めないかもしれませんね~。
暑いことですし、読書もマイペースでいきたいと思います♪
7月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3319ページ
ナイス数:432ナイス灼視線 (二重螺旋外伝)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 二重螺旋シリーズ番外編。雅紀視点の4つの短編集。雅紀一家がまだ幸せだった頃の思い出編。加々美との出会い編。尚人への欲望を持て余していた頃の雅紀編。そして両想いになった現在のラブラブ編。尚人誕生のときから、雅紀にとって尚人は特別の存在だったことがわかる短編で、この二人は前世でもきっと恋人同士だったに違いない!と思わせた(笑) 楽しめたけれど・・・この内容をなぜ単行本で出版する必要があったのだろう。文庫本で十分だったと思う。1年に1冊ペースなのだから、本編を進めていってほしい
読了日:07月01日 著者:吉原理恵子FLESH & BLOOD 19 (キャラ文庫)
小説★★★★★ 挿絵★★★★★ スペインサイドのラウル&ヤン、アロンソ&ビセンテ、イングランドサイドの海斗&ナイジェル&キット&ロバート。3者の動向が並行して描かれ、運命を決める海戦の足音が聞こえるような19巻。獄中のジェフリーと海斗の再会シーンは感動。わずか半時の短い逢瀬だったけれど、まだジェフリーを助けだせてはいないけれど、希望の光が見えてきた。史実とファンタジーの摺合せには苦労が多々あるはずが、作者がそれを悠々と楽しんでるように見えるのがすごいといつも思う。表紙と2枚の口絵が心震えるほど美しい
読了日:07月02日 著者:松岡 なつき荊の枷鎖 (幻冬舎ルチル文庫)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ ルチルのフェアで購入。大尉×軍医。幼馴染み再会もの。主役二人は少年時代から本質は変わらずピュアで普通。そのかわり、脇役には上流階級の歪んだ濃ゆ~い人達が多かった。和貴や道貴の話題がでてきて、微妙に清澗寺家シリーズ繋がり。どす黒い秘密やら事件が色々あるのだが(特に晄久の父の阿澄の父への執着なんて狂的)、どれも淡泊な扱いなので、ドロドロ感は内容のわりに薄かった。ネタふりは多いがどれも中途半端な印象だった。ちょっと欲張りすぎ? ところで、思わせぶりな脇キャラの静はスピン要員かしら
読了日:07月03日 著者:和泉 桂不器用な策略 (幻冬舎ルチル文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ ルチルのフェアで購入。シェフ×フロア責任者。口が悪くて、竹を割ったようなサバサバした性格の一基の好感度が高かった。椎崎作品では珍しいタイプの受。反対にハルカがすごく面倒臭い攻だったな~。遊びの経験値は高いのに、本気になると不器用で、公私混同した挙句に、一人殻に閉じこもる。お子ちゃまだけど、一基が長男気質だから合ってるともいえるか。イタい男は2人ほどでてきたけど、必要以上に女がでてこなかったのも高ポイント。終わってみれば、痴話喧嘩に周囲が振り回される話であった。挿絵が素敵♪
読了日:07月05日 著者:椎崎 夕オオカミを食らう赤ずきん (リンクスロマンス)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 大学生同士。幼馴染み再会もの。「抱かれたい男NO.1」に選ばれたモテモテ男が受になる・・・というあらすじに惹かれたが、これ嘘だよね。最近初彼女ができてDT卒業したばかりのフットサル男だった。誰が書いたあらすじか知らないけど(担当さん?)、ちゃんと中身読んでるのかしら。わざとならそれはそれで問題じゃね? 昔美少女(赤ずきん)のようだった幼馴染みが成長して、狼(には見えないが)を食べちゃうお話。バーバラさんの乳首責めエロ健在。お話自体はフツーだけどエロはさすがのクオリティ
読了日:07月06日 著者:バーバラ 片桐吉原艶情 (プラチナ文庫)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 男花魁×特高警察官。昭和初期のパラレル遊郭もの。設定はとても面白かった。犯人も意外性があったし、攻っぽい受と受っぽい攻も新鮮。だが、二人のラブと特高の変態拷問プレイとの量のバランスが・・・。拷問が延々とあるのに、締めのHが3ページとか(笑) 痛めつけるだけの拷問はBLではメインディッシュにせず、スパイス程度でいいのでは。攻の素股や蜂蜜プレイのエロ部分はさすが沙野クオリティ。三田村や直澄の絡ませ方が少し中途半端に思えた。悪くないが何かが足りないと感じる。惜しい感じ。挿絵は眼福
読了日:07月10日 著者:沙野 風結子恋惑星へようこそ (ディアプラス文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 砂原さんのイロモノコメディ。宇宙人×地球人。数十年前に宇宙船でやってきて、地球人になりすまして(?)いる宇宙人。イケすかない幼馴染みはそんな宇宙人だった!というお話。アメーバ状になった宇宙人との触手エッチが良かった~。触手大好きなの(笑) こんなエッチを経験したらフツーのでは満足できないんじゃね?と思ったけど、後半は人型になった攻との本当に想いを通わせたエッチで、これもGOOD。読んでる間、ピンクレディーの「UFO」が頭の中で流れた(笑) 砂原さんのイロモノはやはり好き♪
読了日:07月11日 著者:砂原 糖子ムーンライト (ガッシュ文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 内科医×心臓病の青年。海岸で拾った青年は重い心臓病で記憶喪失だった。医師としての使命感と同情から青年に心をかけている内に、二人は愛し合うようになる。地味で淡々と話は進むが、剛さんらしいしっとり落ち着いた味わいの作品。確かにJUNE時代なら確実にデスエンド。BLでよかった(笑) 「一人でも生きていけそうな自立した強い女」が「守ってやりたくなる庇護欲をそそる受」に負けてしまう話でもあったなあ。受が女だったら、元恋人の女医に同情票がかなり集まったことだろう。でもBLだからね(笑)
読了日:07月12日 著者:剛 しいらドロップアウト 甘い爪痕 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 香港マフィアの幹部×日本人無資格医師。医学生だったときに、華勝と出会ったために医師の道からドロップアウト。ヤクザ相手の闇医師をしている修哉。5年ぶりに修哉に会いに来た華勝との愛が再燃。華勝の”愛人”となるまで。突っ込み処はかなりあって、華藤が5年間も修哉を放置したことや、過去の事情には「?」と思うことが色々あるけど、導入部なのでこんなものかな。2巻以降は、華勝が修哉にもっともっと執着するとこがみたい。実相寺さんの挿絵が素晴らしく綺麗。眼福!
読了日:07月16日 著者:佐々木 禎子書店員のオススメは (キャラコミックス)
★★★☆☆ キャラBDフェアで購入。書店店長×書店員、風紀委員長×問題児、会社員×書店員、同級生同士の4カップル。黒沢作品は絵が好きなのだけど、ストーリーがいつも惜しい感じがする。表題作では、私も店長と同じ疑問(ノンケなのに男相手になぜそんなに抵抗ないの?)を天地に感じたな。最初のキスにつながる衝動もかなり唐突だし。二話目の風紀委員長と問題児の二人の話はわりと好きかな。三話目は表題作のスピンアウト。最後のW草食系の話は、あとがきの筆者談にあるようにかなり消化不良な感じ。どれもパンチ不足が少し残念な読後感
読了日:07月17日 著者:黒沢 椎そんな気持ちが恋だった(キャラコミックス)
★★★☆☆ キャラBDフェアで購入。昔の作品集だけど絵はとても綺麗。今の絵よりむしろ好きかも。表題作は高校生同士(1学年違い)、カメラマン×写真館店員、牧師の息子×寺の息子の3カップル。キス止まり、手をつなぐだけ、頬にキスだけ・・・と1冊まるごと可愛い清純派作品。変な妄想もないし(笑) 描き下ろしにはサービスシーンが欲しかったような。カメラマンの兄の弁護士とか、表題作の主人公の従兄の医師とか、脇キャラが気になった。表題作の主人公は、細身で髪が長いし、柔道の有力選手には見えないビジュアルだったな(笑)
読了日:07月18日 著者:高久尚子最恐教師~教師も色々あるわけで~2 (ビーボーイコミックス)
★★★★★ 伊吹×藤田編の2巻目。スピンオフカップルがメインカップルを完全に食ってしまった感のあるこのシリーズ。これは伊吹のキャラクターの魅力につきると思う。今回は、伊吹の過去が明らかになる。デンジャラス・イブがなぜ更生し教師になったのか。その理由は伊吹自身も自覚してなかった初恋だった。伊吹の藤田への執着が萌えるし、藤田も伊吹の本質をしるたびに惚れ直しているのが嬉しい。もう一緒に住めばいいのに!(裕紀は理解してくれるよ) 多岐川×古森カップルがもっと絡んでも面白いかも。2人の話は続くようで楽しみ♪ P付
読了日:07月20日 著者:大和名瀬溺愛イトコン! (ビーボーイコミックス)
★★★★☆ ひとつの敷地に母屋と3つの離れに親戚一同で住んでる大家族もの。ゆえにカップルは従弟同士。父親の転勤が多く、離れて暮らしてることが多かった有都が、親と離れて一人だけ越してくることになる。一族のオカン的存在の透司は、昔から自分だけに懐いていた有都への邪まな感情を、同居することで自覚してしまう。新シリーズだが、名瀬さんなので安心のクオリティ。有都が可愛いし、透司のヘタれ具合も面白い。二人以外にも、凛や清一や庄太郎など美形キャラが他にもいるので今後の展開が楽しみ♪ 同時収録の2編も面白かった♪ P付き
読了日:07月23日 著者:大和名瀬秘密が花園 (キャラコミックス)
★★★★☆ 新入生は男は7人という女の花園で、なぜか男同士で2組デキてしまうお話。確かにこれだけ女子に囲まれたら男同士の結束が強まるかも(笑) 矢尾×瀬川も可愛いカップルだが、古賀×入江の方が面白みはあるかな。古賀にライバル心を燃やしながら、策士の古賀の網にかかっちゃう入江が可愛いよ。余談だが、偶然にも作中の高校名が自分の出身校と同じなので笑った。(うちは公立だが、昔は女子高だったが後に共学になったというのも同じだし) 間に挟まれる4コマ漫画もいい。ところであと一人ホモになるのは誰? 気になる。P付き
読了日:07月24日 著者:秋葉 東子DARLING (Dariaコミックス)
★★★★☆ 遊び人転校生×地味な優等生。不良っぽいイケメンだけど心は恋人に一途というのは、昔から乙女にモテるテンプレタイプ。受は、地味だけど眼鏡を外したら超美形というこれまた少女漫画の鉄板(笑)作者あとがきにあるように使い古された材料だけど、扇さんらしいエロエッセンスが効いていて、なかなか楽しめる作品になっている。最初のエッチに至る展開の早さはビックリだったけど、最後の描き下ろしで、実は最初から朋美の一目惚れだったとわかり納得。身体と心がちゃんと噛みあうまでのプロセスがコメディタッチで描かれ面白かった♪
読了日:07月25日 著者:扇 ゆずはドロップアウト 堕天使の焦燥 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 「ドロップアウト」シリーズ2作目。攻の華勝の出番があまり多くないので存在感が少し薄い? ”堕天使”と呼ばれる修哉の、華勝への男としての焦燥も理解できなくはないが、それを解消するために華勝の裏の仕事を嗅ぎまわるのは少し方向性が違うような気がする。華炎の裏切りがあったから結果オーライになったものの、そうでなければ華勝に大損を与えただけだったし。修哉の魅力がわからない私だった。マフィアものとしてのドロドロした昏い迫力があまりなくそこが物足りないかも。実相寺さんの挿絵はとても美しい
読了日:07月26日 著者:佐々木 禎子ドロップアウト 龍の咆哮 (講談社X文庫 さK-03 ホワイトハート)
小説★★☆☆☆ 挿絵★★★★☆ 「ドロップアウト」シリーズ完結編。最後まで修哉の思考回路が理解できないまま読み終わった。華勝が修哉のどこがいいのかもわからなかった。修哉は最初から最後まで、クロやメッシュに利用され、華勝の足を引っ張り続けてただけだし、華勝の最後の決断も、色ボケしてるからにしか見えなかった。パクの件も含めて最後は力技で八方丸く収めていたけど、モヤモヤ感が残ってしまった。てか、3巻も必要かな。途中少し退屈だった。この内容だったら上下巻くらいで纏めてもよかったような。色々物足りなかった
読了日:07月29日 著者:佐々木 禎子捜査官は恐竜と眠る (キャラ文庫)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ BDフェアで購入。恐竜博士×FBI捜査官。肉体派のワイルドな学者サイラスと美人ツンデレ警察官リン。リンの元同僚の白骨死体をサイラスが偶然発掘したことから知り合った二人。行動をともにするうちに惹かれあう。過去の殺人事件の謎解きもありでアメリカ版2時間サスペンスドラマ風味。いい感じに仕上がってると思う。大人の男同士。互いの領分を守り、依存し合わないながらも、二人のときはたっぷり甘い関係というのが心地よい。すごく萌える!ってことはないが、軽い読み物として楽しめる作品
読了日:07月31日 著者:洸
2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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2012/08/01 08:20 | 読書メーター | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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