2012年12月の読書メーター
12月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説8冊、漫画2冊、雑誌2冊。
12月も本があまり読めませんでした。
師走なので、普段にない雑事があったのと、スケートばかり観て読書時間が削られたのと。
まあ、理由はいろいろですが、今月は昨年から持越しの本をできるだけ読みたいです。
12月の良かった本は、「キャッスルマンゴー2」と「リバーズエンド」でした。
2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2374ページ
ナイス数:336ナイス美・MENSパーティ この美メン、超セレブにつき (アズ・ノベルズ)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 正美の主催する美メン・パーティの新たな犠牲者(?)は庶民派トリマー・祐だった。パーティーで正美から紹介された超セレブチェリスト・香結の愛犬・グレアの出張トリミングを一日おきにしてるうちに、香結と祐の間に愛が芽生える。どこか物たりないと思ったら、そうか、祐がわりとしっかり者だからか・・・と気づいた。コメディなので、慶士のようなヌケてるコの方が牧山節がより冴えるような気がする。もえぎ文庫から場所をアズに移して美メンシリーズ再開。次の主役は柴崎かアーチャーあたりかしら?
読了日:12月2日 著者:牧山とも嵐気流 二重螺旋7 (キャラ文庫)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 記憶を失った慶輔が退院後、実母の元に転がりこむことに。父親の智之が事件のショックから鬱になり、世間の好奇の目に晒されて悩んでいた零が、10年間会っていなかった尚人に相談を持ちかける・・・話が進んだのか進んでないのかわからない7巻目。しかし、この話の進行度で年1回とか、本当に完結させるつもりがあるのかな~と、毎回読むたびに思う(笑) 今回は尚人と雅紀のラブ成分もエピローグで無理矢理ねじ込んだ感じ。BL要素をトッピングしたドロドロ骨肉の争いドラマだね。円陣さんの描く零、美人♪
読了日:12月3日 著者:吉原理恵子シガレット×ハニー (キャラ文庫)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 内装屋後輩×先輩。4歳年下攻。恋に臆病な美人スモーカー・・・ツンデレの仮面をかぶってるけど、本当はかなり健気受だった。攻の浦木より当て馬の西脇の方が好みだったな。2年半も・・・気の毒だ(笑) 前半は小説キャラで既読。そのときもあまり萌えなかった。作家買いしてる砂原さんなので書き下ろし目当てで購入したが、やはり砂原さんにしては普通すぎる。タバコという小道具を上手く使ってるし、文章はしっかりしてるし、エロも上手いけど、砂原さんだけに期待基準が高くなっちゃうのだよね・・・
読了日:12月5日 著者:砂原糖子RISKY TARGET ~愛の標的~ (ガッシュ文庫)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 「LOVE TARGET」のスピンオフ。SIT班長×SIT隊員。始まりは、SAT隊員と誘拐事件の被害者として出会った十数年前。命の恩人で憧れの高須賀を追ってSIT隊員になった葎は、念願の高須賀の部下となったものの、年季の入った恋心を自覚して玉砕覚悟で高須賀に猛アタックする。トラウマ抱えたオヤジが、余裕ぶっこきながらも、年齢差のある若い子に振りまわされてる図式が楽しい。オヤジ攻萌えはないけど、それなりに楽しめた。前作にでてた高須賀(周作)の弟・由朔もちょっぴりゲスト出演
読了日:12月10日 著者:妃川 螢龍の憂事、Dr.の奮戦 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 「龍&Dr.」シリーズ19作目。人質を救うために、佐和姐さんが清和と氷川に別れてくれと懇願し、氷川は身を引く覚悟をする。このシリーズ・・・というより、樹生作品はどれもそうなのだが、女性陣の愚かさや醜悪さが半端ない。佐和姐も極妻にしては愚かすぎだし、京子も、名取会長も・・・。生物学的には男でも、メンタルと言葉使いがほぼ女の氷川は、私の中では女認定。他人に優しいようで、他人の意志はけっこう無視してるよね、この人(笑) 最近はいささか惰性で読んでるけど、早めの展開を希望します
読了日:12月12日 著者:樹生 かなめ,奈良 千春ロクデナシよりロクデナシ (セシル)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 「最果てのロクデナシ」の続編。甲斐と設楽と千葉は、自分を悪と認めた潔いロクデナシ。自分の汚さを認めない偽善者のロクデナシの方がもっと醜悪なのだと波多野とその両親を見てつくづく思った。樹生さんの”ロクデナシ”は生き生きしてるね。だから不快感があっても読んでしまうかな。久々に千葉登場。千葉カップルは上手くいってるようだ。里和が甲斐を愛していたら、甲斐が設楽を愛せれば、丸くおさまってたわけで、執着の一方通行が生んだ悲喜劇といえる。でも、ラストを考えると、また続編があるのだろうか?
読了日:12月17日 著者:樹生かなめ蜜家族 (プラチナ文庫)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 父親+息子×養子。今回は犬系でなく、「悪夢のように幸せな」系列のブラックなお話。父親から虐待を受けて育った暁生は勝将・康将親子の家族に迎えられ、爛れた3P生活が始まる。自分を守るための堅い殻の中には愛情に飢えた幼子が入っていた。暁生の幼児帰りがすごい。ここまで依存させちゃうって、また違う虐待のような気がする。エロたっぷりの宮緒作品の中でも、エロ度はNO.1では? でも、私二輪挿しは苦手だわ・・・(汗) あとがきにあったハートフルというより、ひたすらザーメンフルな話であった
読了日:12月19日 著者:宮緒 葵Dear+ (ディアプラス) 2012年 12月号 [雑誌]の感想
★★★★★ 全サと「是」の番外編目当て。150号記念ということで、ディアプラスのいろんな作品の番外編が集められていて、これだけでも番外編小冊子という感じ。完結してから読もうかと積読で待機中の「プリティベイビィズ」シリーズの刑事同士のカップルの話が面白かったな。「是」も3カップル登場で今回のエロ担当は影伊と阿沙利だった。左京さん、真生さん、夏目さん、橋本さんもよかった。好き作品の番外編があるから保存しときたいけど、分厚いんだよね。やっぱり切り抜きするしかないか・・・。CDもついて820円ならお買い得かな
読了日:12月21日 著者:そして世界は君のために (ビーボーイコミックス)の感想
★★★★☆ 「スウィート・ライフ」のスピンオフ。岐多島編。外資系リーマン×小説家。高峰さんの絵は美しいわ。満足度は絵★5で、ストーリー★3くらい。同級生再会愛は好きなのだけど、高校生のときに藤枝が岐多島を振った理由が抽象的であまり理解できなかった。「やっぱり諦めきれない」と会いにいくのに十数年もかかるのか・・・。このケースで焼けぼっくりに火はつきにくいと思うよ、普通は。岐多島が突然書けなくなった理由もなんだかなあ・・・。カップリングは前作よりずっと好みだし、絵も好きなだけに、お話の方が惜しかった感じ
読了日:12月28日 著者:高峰 顕BE×BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2013年 02月号 [雑誌]の感想
★★★★☆ この号も、「春抱き」、明日美子さん、ファインダー、池さん、等々実力派作家・人気シリーズが顔をそろえ、BL漫画雑誌としてのクオリティは高いなあと思う。「春抱き」はハワイの休日編。珍しく喧嘩してる二人だけど、犬も食わない感じ(笑) ファインダー今回は短かったけど、このシリーズは絵を見てるだけでウットリする。ファインダーの小説化第2弾もありそうな感じで楽しみ。鳥海さんとみなみさん、絵が綺麗でエロかった
読了日:12月29日 著者:キャッスルマンゴー(2)(完) (マーブルコミックス) (MARBLE COMICS)の感想
評価 ★★★★★ 1巻目と同じく、新刊で買ったのに積読になり、年末駆け込みで読了。AV監督×家業がラブホテルの高校生。悟から遠ざけるために芝居していたはずが、万は本気で十亀を好きになってしまう。でも、万を気に入りながら、諦め癖がついている十亀は、万を遠ざけようとする。母親の手術やホテルの火災など、まだ17歳の万に試練が次々起こる。万に悟られないように影から万を守っている十亀は本当にイイ男だなあと思った。木原さんとムクさん・・・一見真逆に見える個性がナイスな化学反応をおこした素晴らしいコラボだったね。P付き
読了日:12月30日 著者:小椋 ムク,木原 音瀬リバーズエンド (Holly NOVELS)の感想
小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 積読本年末駆け込み読了。「キャッスル・マンゴー」とのコラボ小説。十亀の生い立ち部分は小冊子で読んでいた。書き下ろしは漫画の後日談。十亀の生い立ちを知らずして、十亀の人生観は説明できない。万との恋が成就しても十亀の諦め癖は治らない。愛していても執着しない、許して諦める、期待しないことが習い性になっている・・・深く傷ついてきた者の優しさ。でも、恋人からすればその優しさは残酷でもある。万みたいな、諦めない頑固な恋人ができて本当に良かったな。良い奴も嫌な奴も脇役の配置がグッド。P付
読了日:12月31日 著者:木原 音瀬
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2013/01/04 07:20 | 読書メーター | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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