2013年4月の読書メーター

4月の読書メーターをUPします。

内訳は、小説10冊、漫画7冊、一般書籍1冊、同人誌11冊。

4月はオリジナル登録本が11冊ありました。すべて同人誌です。

君を思い初めにしか : かわい有美子 2012年10月発行
あーちゃんの犬! : 宮緒葵 2013年3月発行
本日は晴天なり : 椹野道流 
奔馬 : 剛しいら 2002年夏コミ新刊
虎穴 : 剛しいら 2002年冬コミ新刊
蝸牛 : 剛しいら 2003年夏コミ新刊
鶏姦 : 剛しいら 2004年5月発行
見猿聞猿言猿 :剛しいら 2005年3月
猪口 : 剛しいら 2005年冬コミ新刊
羊頭狗肉 : 剛しいら 2007年3月発行
脱兎 : 剛しいら 2007年冬コミ新刊


4月の小説での私的ヒットは、かわい有美子さんの「月一滴」。「上海金魚」「透過性恋愛装置」リンク作で、発売すぐ購入したのに、なぜか積読状態でした(汗) やはりこのシリーズ、かわいさん外さないですね!
漫画では、「今宵おまえと 最終章」と「理想の恋人」が特に面白かったです。

なお、今月は、いつもの月より表紙画像を大き目にしています。これからはこの大きさでいこうかと思ってます。


2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:3551ページ
ナイス数:718ナイス

思い込んだら命がけ! (ディアプラス文庫)思い込んだら命がけ! (ディアプラス文庫)感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★☆☆☆ 芸人の卵×洋食レストランオーナー。終始攻の穣太郎の真面目さや誠実さに好感がもてた。受の郡司の一回りも年上らしからぬスレてない可愛さもよかった。あがり症でなかなか実力をだせない穣太郎が、恋を知って芸人としても男としても成長していくお話。川那部とのコンビ解消の下りは切なかった。相思相愛なのに引き裂かれたようなものだから。郡司の過去の男がでてきたりと展開はありがちながら、面白く読めた。ただ、挿絵が好みでなかった・・・というより、北別府さんの絵はあまり挿絵向きではないような気がした
読了日:4月1日 著者:久我 有加
約束 (ガッシュ文庫)約束 (ガッシュ文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 「告白」のリンク作だけど読んでなくても問題なし。高校時代恋人同士で四年後再会。全寮制男子校もので記憶喪失もので再会ものというベタベタの王道てんこ盛りに切なさスパイスがたっぷりトッピングされてる。食材はありふれてるし、キャラのタイプも可南さんのテンプレ通りなのだけど、可南テイストが好きな人なら楽しめると思う。幸せの絶頂のときに残酷な運命に引き裂かれた二人が再び巡りあってもう一度恋をやりなおす。いつか思いだせるといいね。あとがきにあった颯視点も読みたかったな。同人誌で読めそう?
読了日:4月3日 著者:可南 さらさ
硝子の迷宮 (リンクスロマンス)硝子の迷宮 (リンクスロマンス)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ コミコミのリンクスフェアで購入。作家の弟×弁護士の兄。ヤンデレで兄一筋の弟。多少腹黒で策士なのは兄への愛情ゆえ。兄の方はちょっと天然入ってる?というより、弁護士なのに性善説で生来人間好きな人なのだろう。事故によって失明したことで恋人や友人に去られた兄。目が見えなくなったことで見えてくることがある。兄の苦境に乗じた・・・ともいえるのだが、待ってればチャンスはあるものだ(笑) この兄弟にいえるのは、すべてを受け入れ開き直った者は強いということ。弟のあの二人への復讐も見たかったな
読了日:4月4日 著者:いとう 由貴
窓の灯とおく (幻冬舎ルチル文庫)窓の灯とおく (幻冬舎ルチル文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「街の灯ひとつ」のスピン。義肢職人×遺伝子研究者。道を隔てたアパートの向かい同士。象徴的に使われる”窓”、蚕の生き様、遺伝子の神秘・・・モチーフがどれも効果的に使われていて上手いと思う。一穂さんの言葉の選び方や比喩は職人芸の域だね。文章だけで楽しめる貴重な作家さん。裏表がなく、論理的で、わかりやすい築の性格、好きだな。種としては幸福でなくても、個としての幸福はある・・・という言葉が印象的。BLの幸福感そのものだから。事件はなく二人が一緒にいる場面がほとんど。その会話が楽しい
読了日:4月5日 著者:一穂 ミチ
ステノグラフィカ (幻冬舎ルチル文庫)ステノグラフィカ (幻冬舎ルチル文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「off you go」リンク作。政治部記者×国会速記者。どちらも口にした途端に消えていく”言葉”を文字という形で残す職業でありながら、その有り様は正反対。黒子に徹する立場で、いずれ存在そのものが消滅していく速記者という仕事に着目したところが新鮮だった。西口のプライドの持ち方はいい意味でも悪い意味でも”男”。愛する人に求めるものは癒しなのだな。そういう微妙な感情の機微を描かせると一穂さんは上手い。BL部分はあまり色気を感じないが面白かった。バツイチトリオの漫才が楽しいね♪
読了日:4月6日 著者:一穂 ミチ
月一滴 (クロスノベルス)月一滴 (クロスノベルス)感想
小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 「上海金魚」「透過性恋愛装置」リンク作。デザイナー×ホテルドアマン。「透過性~」の牧田に片想いしてるドアマン・橋本が主人公。隙があって、嫌なものをはっきり嫌と言えないちょっと頼りない妹を心配する姉の心境でハラハラ&イライラした。橋本と北嶋、足して二で割ったらちょうどいいのに。北嶋は今回は脇役ながら、登場すると場を制してしまう存在感はすごい。登とのかけあい漫才は絶妙だった。男運の悪かった橋本、幸せを掴めて良かったね。しっとりとした大人のBL。「上海金魚」CPもちょっぴり登場
読了日:4月7日 著者:かわい 有美子
君を思い初めにしか君を思い初めにしか感想
★★★★☆ 2012年10月発行。「月一滴」の番外編「微熱惑星」は嵯上視点で本編後日談。事務所を訪ねてきた北嶋と相対する嵯上。極力お近づきになりたくないという嵯上の北嶋への苦手意識がバンバン伝わってきて笑える。恋人の橋本はお友達認定されてしまったが、自分は他人だぞという(笑) あとは橋本にドイツ土産のテディベアを渡す甘々シーン。でも北嶋が一番印象に残った。「甘い水」の番外編「遠雷」は遠藤と神宮寺の小旅行話でエッチあり。飲食店で食べ物を半分こする遠藤と神宮寺。傍からみたら絶対ゲイカップル認定だと思う(笑) 
読了日:4月9日 著者:かわい 有美子
働くおにいさん日誌 (プラチナ文庫)働くおにいさん日誌 (プラチナ文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ ブログで掲載されていた「働くお兄さんブログ」を大幅加筆修正+書き下ろし。甫&九条、遥&深谷の1年間の交換日記。ほのぼのほんわか。4人の甘くて仲の良い雰囲気が楽しかった。遥の九条への、甫の深谷への「兄弟を盗られた」という蟠りもなくなって、頻繁にダブルデートやホームパーティー?をしたり、日常生活の情報交換をしてる様子が微笑ましい。ラブラブの2カップルだが、九条の外国人のような情熱的な愛の言葉は甫でなくても恥ずかしくなりそう。九条が「人当りのよい念入りな変態」というのは同意(笑)
読了日:4月10日 著者:椹野 道流
あーちゃんの犬!あーちゃんの犬!感想
★★★★☆ 2013年3月発行。「渇仰」番外編。明良が子供時代に可愛がっていた愛犬・タツが転生、アメリカ人ミュージシャン・エルンストとして現れた。達幸だけでも持て余しているのに、また一匹犬が・・・(笑) でも、達幸は駄犬だけど、タツは賢い犬なので、正直”犬”としてはタツに軍配があがる・・・というか、タツが恋人だったら、明良の心身の負担はずっと軽くなるだろうなあ。このままだと、明良はいつか過労死しそうだし(笑) 達幸の異母弟の引き起こした事件はいつか読めるのかな?  この後の達幸VSタツの攻防戦を見てみたい
読了日:4月10日 著者:宮緒 葵
ペーパームーン (ガッシュ文庫)ペーパームーン (ガッシュ文庫)感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆☆ 「ムーンライト」の続編。医師×心臓病の青年。心臓の手術を受け、一樹と幸せな同棲生活を送る浩之。いつまで生きられるかわからない不安を抱えながら、今与えられた”生”を一生懸命に生きようとする浩之が健気。二人の間に割り込んできたのが、自殺癖のあるメンヘラストーカー女。迷惑至極な女だったが、母親との確執を抱える彼女の出現は、浩之が一段強くなるステップにはなったかも。大きな実害がなかったからいえることではあるが。一樹が浩之を両親に紹介する話や、浩之の経過も気になる。続編でないのかな
読了日:4月12日 著者:剛 しいら
フィギュアスケートDays Plus 2013 Spring 男子シフィギュアスケートDays Plus 2013 Spring 男子シ感想
★★★★★ 日本人では、羽生・高橋・無良・町田の4人が6ページ。小塚・佐々木の2人が5ページ。日本選手へのインタビューは四大陸選手権終了後くらい。とても興味深い内容だった。外国人選手も、フェルナンデス、ジュベールなど、有名選手のインタビューが充実。ハビと羽生くんとのライバルとして友人として切磋琢磨する関係が素晴らしい。写真も綺麗、内容も読み応えがあり、満足度の高い出来。羽生くんの写真のセレクトのセンスがいい。彼の可愛さとカッコよさの両方がでた写真を選んでいる。彼の頭の良さがよくわかるインタビュー記事だった
読了日:4月15日 著者:
今宵おまえと 最終章 (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 134)今宵おまえと 最終章 (H&C Comics ihr HertZシリーズ 134)感想
★★★★★ シリーズ3作目最終章。男女の恋愛と男同士の恋愛では『恋をする気持ちは同じでも覚悟が違う』・・・これは名言だと思う(笑) ノンケなら尚更、自分の人生を180度変える覚悟がいる。2巻かけてようやく保孝がその覚悟を決めて、陸郎に抱かれたというのに、陸郎に負い目があるからか、なかなか上手くいかない・・・そんな一線を越えた後の二人のもどかしさがよかった。すご~く大好きな親友と恋人・・・同じ好きでも種類が違う感情が少しずつ重なっていく過程がすごく楽しめた。当て馬の後輩くんもいい出会いがあるといいな。P付き
読了日:4月17日 著者:木下 けい子
ヒマなのでハジメテみます。 (ディアプラス・コミックス)ヒマなのでハジメテみます。 (ディアプラス・コミックス)感想
★★★★☆ 幼馴染みでルームシェアしてる大学生同士。第一話だけが高校時代で少女漫画誌に掲載されたためニアホモ(濃い友情?)。二話以降BL誌掲載で一気にホモモードへ(笑) 希のアホさが可愛かった! 凜太郎を好き・好き・大好きな希。アホだけど狙った獲物は逃がさなかった(笑) 同居を提案した希のアネキは実に弟思いだったな。左京さんのエロは某指定を受けないかいつもヒヤヒヤするけど、アウトとセーフのギリギリのラインで目一杯読者サービスしてくれる左京さんは漢だわ。凜太郎が妖精になるのは可哀想。ぜひリバを! P付き 
読了日:4月18日 著者:左京 亜也
幸運の理髪師(2) (キャラコミックス)幸運の理髪師(2) (キャラコミックス)感想
★★★★☆ BL漫画でも好感度ではトップクラスの俳優×理髪師カップル。2巻目もほのぼの・ラブラブで楽しかった。ハリウッドにも進出してどんどんビッグになっていく司だけど、内面は初心で那智一途で真面目なワンコのまま。司が汚い芸能界の水に染まらないのは、生来の性格と那智という聖域のおかげだろうね。じいさまズも可愛くていい。この二人の番外読みたいくらい。お父さんの鋏のエピソードも素敵だった。2巻で完結してしまうのかしら? 番外でもいいからたまに二人の話を描いてほしい。それから、ぜひ長門さんに新シリーズを!
読了日:4月20日 著者:長門サイチ
理想の恋人 (ディアプラス・コミックス)理想の恋人 (ディアプラス・コミックス)感想
★★★★★ 表題作は客(S系美人)×バーの店員(無骨な坊主男)。美形でモテモテ攻と並み以下の容姿の冴えない受の組み合わせ。どちらのスペックが高かろうと低かろうと、恋愛はより惚れた方の負けなのだと、斑目作品を読んでると感じる。80%バーが舞台で、あと20%がベッドかお風呂という、新宿二丁目物語(笑) あのバーに行ってみたい。ママいい味だしてた。ヒロトは20年後はママ二世になると予想(笑) 斑目作品はコメディの方が楽しい。同時収録の「震える手の先」の受は性格悪かったな。フラれた眼鏡の子可哀想。P付き
読了日:4月20日 著者:斑目 ヒロ
奔馬奔馬感想
★★★☆☆ 2002年夏コミ新刊。辰巳シリーズ番外編。本編で恋人同士になったコージと笙。笙のために早く一人前の男になりたいコージはITオタクのヒッキー・長谷川にゲーム事業を持ちかける。一方の辰巳は自分の膝元で八百長競馬を企てたヤクザにきっちり落とし前をつけた。「ライオンを抱いて」の将英の名前がでてくる。彼は中村の元いた東雲塾の叡山の息子。中村は将英と手を組むことを辰巳に薦める。ただし辰巳が手をださない約束で(笑) 将英は可愛い恋人・志宣がいるから心配は無用だけど。長谷川の開発した辰巳ゲームが面白そう
読了日:4月21日 著者:剛 しいら
虎穴虎穴感想
★★★★☆ 2002年冬コミ新刊。辰巳シリーズ番外編。中村メイン。辰巳は将英と顔合せ終了。東雲叡山の病状が重篤という噂から、将英が後継する前に叡山を亡き者にしようとした大伴を中村がきっちり始末する。中村は辰巳お抱えの殺し屋でもある。オカマのハニーをアリバイに利用。中村のために危ない橋を渡るハニーがいじらしい。中村が女嫌いなのは知ってたが・・・妖精さんだったとは。将英が男もOKなのを知ってルンルンだったのにアテが外れ、中村が将英のために働いてるのが気に入らない辰巳。辰巳の嫉妬は怖いと中村も思い知ったね(笑)
読了日:4月21日 著者:剛 しいら
蝸牛蝸牛感想
★★★☆☆ 2003年夏コミ新刊。辰巳シリーズ番外編。コージがゲーム事業で組んでる長谷川がメイン。辰巳の裏稼業で使っている長谷川は、2LDKのマンションの中だけで生きている男。辰巳があるエロゲーを手に長谷川のマンションを訪れた。それは、PCを破壊しつくすキラーウィルスだった。インテリヤクザの高輪組に相談にいった辰巳は、そこで色男の舎弟・上條に目の色を変えて安藤をヤキモキさせる。150キロの巨体の汚部屋の住人・長谷川にも淡い春がきた。オタク同士のネットで繋がった恋。でも、幸せの基準は人それぞれなのだ
読了日:4月21日 著者:剛 しいら
バイバイ、ハックルベリー (ディアプラス文庫)バイバイ、ハックルベリー (ディアプラス文庫)感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 同じ学部の大学生同士。友情にも独占欲はある。すごく気が合って大好きで、他の誰かと親しくしていたら面白くないくらい執着を感じる親友がいたとしたら・・・その親友と恋人はどこが違うのか? 好きの種類が違うといっても、突き詰めれば”欲情”するかしないかだけの違いかもしれない。ただその壁を超えるか超えないかがとてつもなく大きいわけで。友情と恋の境目で揺れ動く二人の心情が受視点で丁寧に描かれている。事件は何もなく、心情描写だけで読ませるのはさすが一穂さんだが、少し中だるみ感もあるかな
読了日:4月22日 著者:一穂 ミチ
鶏姦鶏姦感想
★★★★☆ 2004年5月新刊。辰巳シリーズ番外編。傾正会権藤組の権藤親父がかつて兄弟盃を交わした山岡が殺された。現在はヤクザを辞め違法の闘鶏をしていた山岡。犯人を見つけるべく、辰巳は安藤を連れて茨城のある町にやってきたが、何もない田舎に辰巳はウンザリ。しかし、早速若くてイイ男の巡査を見つけると、たちまち辰巳のテンションがUP。いかにも舌なめずりしそうな辰巳とヤキモキしている安藤の対比が面白い。殺人事件の犯人は、闘鶏で山岡のライバルだった養鶏所の男だった。卵プレイ・・・辰巳なら絶対ノリノリでやると思うよ
読了日:4月22日 著者:剛 しいら
見猿聞猿言猿見猿聞猿言猿感想
★★★★☆ 2005年3月発行。辰巳シリーズ番外編。「落とす」のが得意な刑事・大熊が定年退職した。かつて中村も過酷な取り調べをされたことがある。辰巳は大熊に目をつけた。辰巳は人の暗い欲望を見抜く天才。大熊の場合は、その加虐性。大熊は犯人をいたぶりながら勃起する変態だった。大熊は辰巳の手でダークサイドに堕ちた。辰巳はマゾ、宋と大熊はサド。安藤と中村の二人は蚊帳の外(笑) 東京地検との戦いを匂わせて終わっている。あとがきでSHYノベルズから東京地検対決の続編がでると予告があったのに出なかったのはポシャった?
読了日:4月22日 著者:剛 しいら
猪口猪口感想
★★★☆☆ 2005年冬コミ新刊。辰巳シリーズ番外編。権藤の親父の次男・聡が11年ぶりに帰国した。聡は辰巳が部屋住みの頃可愛がっていた青年。聡は映画に投資するお金を融通してくれと辰巳に相談してきた。綺麗な過去の想い出を壊された気分になった辰巳は、自分を抱いたら20億融通すると条件をだすが・・・。権藤が不能にならなかったら、聡が米国に行かなかったら・・・安藤は辰巳の傍にいなかった。それでも安藤は辰巳にとっては唯一無二の存在。冷徹な辰巳も聡には甘い。あとがきにある商業の続編は、結局どうなったのかしら
読了日:4月23日 著者:剛 しいら
羊頭狗肉羊頭狗肉感想
★★★☆☆ 2007年3月発行。辰巳シリーズ番外編。公安警察が辰巳のマンション内部に潜入して張り込み始めた。辰巳は刑務所に収監されるのを何より恐れていた。煎餅蒲団も不味い飯も安藤のいない生活も耐えられないからだ。王は日本に密かに入国しているし、カジノの件もある。そして辰巳を逮捕したくてたまらない検察。辰巳は敵が多いが、上手く切り抜ける才覚もある。将英と志宣がゲスト出演。この二人と辰巳が会食するのは同人誌ならでは。あとがきで剛さんの辰巳への強い思いいれを感じた。分厚い本での続編をだしたいらしいけど・・・
読了日:4月23日 著者:剛 しいら
脱兎脱兎感想
★★★☆☆ 2007年冬コミ新刊。辰巳シリーズ番外編。十二支シリーズはこの兎で完結! 権藤親父の手を借りて警察と取引をし(海外マフィアを排除することが条件?)、ドッグレースの日本での開催にもめどがついた。残るは王だったが、辰巳を目の敵にしている王との対決にも今回ほぼ決着がついた。王は大打撃を受けたのだ。ゲスト出演は「美しい犬」の勇馬と紫朗のカップル。美しいが甘ちゃんのボンボンに辰巳がちょっぴりお灸をすえる。検察は辰巳の逮捕は諦めたと考えていいのかな? 王、カジノ、検察、商業での続編は無理だったか・・・
読了日:4月24日 著者:剛 しいら
ぼくのスター (幻冬舎ルチル文庫)ぼくのスター (幻冬舎ルチル文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 高校生俳優×半ヒッキー高校生。あることが原因で半ヒッキーになった侑史の生きがいはアイドルのほたるん。ある日突然侑史を強引に学校に引っ張っていった航輝は偶然にもほたるんの実兄で新人俳優だった。まずこんなことはありえない現代のおとぎ話。でも、主役の二人がとても可愛くて、心温まるお話だった。羽山&久住の親友コンビも良いコだ。航輝は実力派俳優で成功しそうなので、侑史は将来航輝のマネージャーになったらいいと思うわ。4人が大学生になった話も読みたいな。まだ波乱はありそうだし続編希望
読了日:4月25日 著者:一穂 ミチ
本日は晴天なり本日は晴天なり感想
★★★★☆ 楢崎先生とまんじ君番外編その1。コピー本。昼頃まで惰眠をむさぼる楢崎の日曜日。ベッドの温もりの中でウダウダと至福のときを過ごしていると、まんじの起こす声がする。楢崎の大好物のフレンチトーストをベッドまで給仕するまんじ。傍からみれば同棲してる恋人同士なのに、あくまでもまんじを「家事をするセフレ」扱いをする楢崎だが、年下のまんじにどこまでも甘やかされてるなと思う。ストレートに言わず、暗にまんじに人間椅子をねだる楢崎。ほのぼのとした恋人同士の休日のひとこま。8ページながら2段組で満足感があった
読了日:4月26日 著者:椹野 道流
ひみつのセフレちゃん (CITRON COMICS)ひみつのセフレちゃん (CITRON COMICS)感想
★★★★☆ 20歳の国民的アイドル×37歳の一般人。リストラされ自棄になった夜、コースケが勢いで寝てしまった相手は有名なアイドル・ウエトモだった。それ以来執着され、毎日コースケの部屋に通ってくるウエトモ。抵抗しながらも流されてるうちに、だんだん絆されて・・・。年齢差、男同士、芸能人と一般人、高所得者とニート。違いすぎる境遇に、コースケのウエトモへの恋心と今一歩踏み込めない臆病さとの綱引き・葛藤が上手く描かれて面白かった。芸能プロ社長×ウリをやってる青年の短編もよかった。こちらの方がより萌えた。※レンタル本
読了日:4月28日 著者:ヤマヲミ
ひみつのセフレちゃん~恋人編~ (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)ひみつのセフレちゃん~恋人編~ (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)感想
★★★★☆ 20歳国民的アイドル×37歳独身リーマン。セフレから恋人同士になったウエトモとコースケ。ウエトモの「仕事を辞めてほしい」という言葉がコースケの地雷を踏んでしまい・・・。現代の御伽話ながらリアルな現実も織り込まれている本作。男としてのプライドとウエトモへの恋心。コースケの心の天秤はその二つの間を微妙に揺れ動いてる感じ。でもこれからは大丈夫かな。REAL5のメンバーの杉と岡の話もいい。なぜか萌えはメインカップルよりいつも脇カップルの方がある(笑) 前作より修正がキツくなったのが残念 ※レンタル本
読了日:4月28日 著者:ヤマヲミ
恋は育って愛になる (あすかコミックスCL-DX)恋は育って愛になる (あすかコミックスCL-DX)感想
★★★★☆ 農業青年×肥料の営業マン。中学2年間だけ住んだ田舎の町の担当に配属された櫻井は同じ中学だった中道と再会する。実は中道は中学のときから櫻井のことが好きで・・・。田舎のスローライフな雰囲気がこの二人のゆったりとした恋愛ペースによく合っていた。中学のときは好きになれなかった田舎が目線を変えると違ってみえてくる。シェフの白井と農家の田畑もライバルで乱入してくるけど波乱要素にはならず、全体的にあっさり風味。大洋図書の木下さんに比べると物足りなさはあるものの、軽く楽しめる感じ。※レンタル本
読了日:4月29日 著者:木下 けい子

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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 本・雑誌

2013/05/04 08:10 | 読書メーターCOMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

麗○ち○○さんへ

こんばんは♪

やっぱり表紙が大きい方が見やすいですか。
気に入ってもらえてよかったです!
読書メーター、同人誌も記録できるようになって便利になりました(笑)

拍手&コメント、どうもありがとう♪

No:2571 2013/05/09 20:56 | みずほ #- URL [ 編集 ]

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