2013年1月の読書メーター
1月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説11冊、漫画2冊、雑誌1冊、書籍1冊、同人誌4冊、全サ小冊子1冊。
1月は漫画をあまり読めませんでした。
小説で特に良かったのは、凪良さんの「恋をするということ」と、かわいさんの「Zwei」です。
オリジナル登録本は、以下の5冊でした。
氷上の輪舞 : 春原いずみ 2009年夏コミ新刊
氷上の輪舞 Ⅱ : 春原いずみ 2010年夏コミ新刊
氷上の輪舞 Ⅲ : 春原いずみ 2010年冬コミ新刊
Sparkle on Ice ! : 春原いずみ 2011年冬コミ新刊
プラチナBOX 2012 : プランタン出版全サ小冊子
2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:3285ページ
ナイス数:446ナイスDear+ (ディアプラス) 2013年 01月号 [雑誌]の感想
★★★★☆ 全サ目的で。面白かったのは扇さん、夏目さん、麻々原さん、左京さん、阿部さん、橋本さん、青山さん。志水さんのは途中からなのであまりよくわからなかったけど、早くコミックスになってほしい。橋本さんのオヤジものはぜひ続きが読みたい
読了日:1月2日 著者:こいしい悪魔 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
★★★★☆ シリーズ4作目。楓太が記憶喪失になって5歳児に戻ってしまう。それでも秋吉を「おにーたん」と一心に慕う楓太が可愛い。二人の同棲生活の主婦は楓太とか、どれだけ秋吉が好きなんだ(笑) このカップルとしては最大の危機だったけど、秋吉も楓太への想いをちょっとは自覚できたのではなかろうか。ところで、楓太の記憶はいつから戻っていたのだろう? 最初の頃に比べて絵が崩れ気味に感じる。もう少しギャグ絵は控えめでもいいのでは。楓太と秋吉カップルは好きだが、長兄の雷太の話も読んでみたい。「Scarlet」後日談あり
読了日:1月3日 著者:斑目 ヒロブラザーコンプレックス (SHYノベルス296)の感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 長男(養子)×次男。2段組で兄弟ものだけど、椎崎さんにしてはかなりアッサリ目。私にはむしろ読みやすかった。受は酷い目にあわないし、周囲に大事にされてる素直な良い子。兄の男の恋人の存在を知って激しく動揺してしまったのはなぜか・・・受がその答えを見つける心の軌跡がメインになっている。兄弟愛と恋愛感情・・・この二人の場合は、その二つが違和感なく共存してるように思った。兄弟相姦ってブラコンが暴走したものともいえるのだよね。この手の話は穂波さんのハマリジャンルなので、挿絵はバッチリ
読了日:1月7日 著者:椎崎 夕不埒なファシネイション(ダリア文庫)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 「不埒」シリーズ5作目。3カップルの番外編集だが、メインは直隆×真幸カップル。今回は真幸がウザすぎた。情緒不安定な依存性メンヘラ女のようだった。日比谷が真幸は友達としては付き合えても、恋人としてはダメだったというのがよくわかる。直隆、あんたはすごいよ!!(笑) 三十も過ぎた男がこれでは痛すぎる。冬美も、崎谷さんらしい独善的な女性キャラで苦手なタイプ。女々しい受と説教臭い女とで、今回はダブルでイライラすることが多かった。エロは薄いわりにたっぷりで、さすが崎谷クオリティ
読了日:1月8日 著者:崎谷はるひ宿命[さだめ]の婚姻 (ルナノベルズ)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ TV番組制作マン×地質研究者。5歳年上攻。圧倒的に男が多いゲイのパラダイスみたいな村が舞台。その村の秘密の性の儀式でのイザナギ(男神)とイザナミ(女神)の役として出会った二人が真剣に愛し合うようになる。宮司や村人の監視をくぐり抜けて村を脱出するお話。宮司のブラックな部分や、礼治の過去のイザナギの行方とか、結局ベールに包まれたままで終わったので、モヤモヤ感が残った。犯罪かもしれないのに。題材は面白くて話に引き込まれただけに最後が駆け足気味だったのが残念。挿絵はすごく良かった
読了日:1月10日 著者:剛 しいら薫風 (幻冬舎ルチル文庫)の感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 雨雪シリーズのスピンオフ。隆世編は「風」。あの隆世が18歳に! 幼い頃を知ってる少年が大人になった姿を見て感慨にふける近所のおばちゃんの気分(笑) 雨CPはアラフォーか!とか、雪CPもアラサーか!とか、隆世はやっぱり佑真が好きだったのね~とか、本筋と関係ないところでも色々楽しかった。隆世と有隆との親子関係もいいね。最後慌ただしくくっついた感があるので、二人のラブラブをぜひ続編で補完してほしいな。デリヘルの下りは私もいらなかったと思う。オチがショボかったから(笑)
読了日:1月11日 著者:真崎 ひかるこのBLがやばい! 2013年度版 (Next BOOKS)の感想
★★★★★ ランキング順位だけ確認して放置していたけど、やっと読めた。小説はベスト10中8冊既読。コミックはベスト10中3冊既読。毎年そうなんだけど、漫画より小説の方がカバー率が高い。漫画は読んでみたいと思う本が何冊か発見できた。凪良さんのインタビューが嬉しかった。あとは、2ページながら「空と原」の番外編が読めたこと。BL座談会でハラセンが受か攻が皆気にしてるのが受けた! 皆、受だと思ってるみたいだけど(笑) 今回は初めてランキングに参加させてもらってすごく楽しかった。他の人達のコメントも参考になった
読了日:1月13日 著者:NEXT編集部/編微睡む夜明けの秘めごと (Rose Key NOVELS 57)の感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ ロシア人軍医×日本人SP。白夜の季節のサンクトペテルブルグと舞台はロマンチック。外務大臣の汚職問題に巻き込まれ、瀕死の重傷を負った美貌のSP。彼の命を救った天才的軍医は、ロシアンマフィアともつながる裏の顔と人徳派の医師としての二つの顔をもつ男。真相究明に動いた叔父も命を狙われ、ドラマチック要素てんこ盛り。侑耶も大尉の前以外では射撃の天才の優秀なSPで好みの受だった。色々誤解があったけれど、大尉は最初から最後まで侑耶にベタ惚れだったのね。コミコミPは本編ラスト翌日の甘々話
読了日:1月15日 著者:華藤 えれなプラチナBOX 2012の感想
★★★★☆ プラチナ文庫セレクトフェアの全サ小冊子。番外編8篇。可南さんの「移り香」と宮緒さんの「渇仰」の番外編だけ読む。店頭配布のプラチナBOOKの続きになってるのはいつもと同じ。「真夜中のキス」では、兄・要だけを追い求めてきた清司の一途さがようやく報われて良かったなとジーンとした。結ばれても、清司の孤独感は残ったままだったからなあ。「ある犬の暴走」、達幸が明良のことになると狂った駄犬になるのはデフォルト。達幸の暴走を止めるためにとった明良の行動がすごかった! 明良もここまできてしまったのね・・・(笑)
読了日:1月16日 著者:プランタン出版氷の軍神 ~マリッジ・ブルー~ (リンクスロマンス)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ ネオナチのドイツ人実業家×日本人官僚。周防は180センチの長身で元ワールドクラスの水泳選手で、キャリア官僚、受なのにアソコも立派・・・という、沙野さんらしい攻仕様の受で、実に私好み。にも関わらず萌えれなかった。クラウスはナチ思想の兄に洗脳されていたが、周防と出会って兄の呪縛から解放される。3Pはあったけど、沙野さんにしてはエロはフツー。ネオナチ、ドイツの移民問題、近親相姦風味の変態兄弟、監禁凌辱、親友の裏切り、婚約解消・・・と盛り沢山。突っ込み処満載のトンキワシリアスだった
読了日:1月18日 著者:沙野 風結子銀盤を駆けぬけて (キャラ文庫)の感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 番外編の同人誌を読むために再読。やはりスケートものはシーズン中に読む方が気分が盛り上がる。演技への作者のマニアックなほど細かい描写は、さすが年季の入ったスケオタならでは。主人公の優希のビジュアルといい、天才ジャンパーだけど、コーチの水澄から基礎のスケーティングを徹底的に練習させられることといい、音楽性といい、今読み返すと、あれ、羽生くんがモデルなの?って思うほど共通点が多くて、ちょっとビックリ(笑) ラブの部分が少し物足りないけど、よくできたフィギュアスケートBL
読了日:1月20日 著者:春原 いずみ氷上の輪舞の感想
★★★★★ 「銀盤を駆けぬけて」の番外編同人誌。2009年夏コミ新刊。本編がよい人ポジションだった高杉視点側からなぞられている。”王子”と呼ばれた優等生スケーター・高杉は、現役時代、天才スケーター・優希の才能に秘かに嫉妬していた。かつて日本のエースの地位を優希に奪われる恐怖に怯えていた高杉は、今度は憧れの人・水澄の優希への特別な思いいれを目のあたりにして愕然とする。本編での高杉の言動の裏側を描くことで、物語が肉付けされている。脇役キャラのモデルが想像できすぎて面白い。同人誌ならではの遊び心。Ⅱに続く
読了日:1月20日 著者:春原 いずみ氷上の輪舞 Ⅱの感想
★★★★★ 「銀盤を駆けぬけて」番外編同人誌。2010年夏コミ新刊。本編の裏で、高杉は悪魔の尻尾を出していた(笑) 15歳の真があのDVDの存在をなぜ知ってるのかと不思議だったが、そうか高杉が渡したのね。真が優希に渡すのを計算の上で。本編でも、いい人そうで、たまに「?」と感じる部分があって、どこか胡散臭いキャラだったけど、やっぱりドス黒い部分をもってる人だった。でも、この人が執着してるのは水澄じゃなくて、本当は優希だったのだな。嫉妬の対象であり憧れでもあった稀有な才能に。屈折具合がなかなか良いよ。Ⅲに続く
読了日:1月21日 著者:春原 いずみ氷上の輪舞 Ⅲの感想
★★★★★ 「銀盤を駆けぬけて」番外編同人誌。2010年冬コミ新刊。高杉視点のサイドストーリー完結編。高杉は裏で色々暗躍してたんだな。それも優希への愛の裏返し。優希の才能を憎み、恐れ、その一方で強烈に惹きつけられていた高杉は、優希の憧れの存在でいるために最後までトップでいたかった。自分に懐いている優希への独占欲、水澄への対抗心が結果的に深く優希を傷つけてしまう。一回転して元に戻りそうなくらいの屈折具合だ。最後の二行”この想いは永遠に消えない。永遠に届かない”が印象的。高杉の優希への執着恐るべし(笑)
読了日:1月21日 著者:春原 いずみSparkle on Ice !の感想
★★★★★ 「銀盤を駆けぬけて」番外編同人誌。2011年冬コミ新刊。アスリート意識の強い優希はEXに苦手意識を持っていた。そんな優希にアイスショー出演のオファーがきた。復帰以来、水澄のプログラムだけだった優希だが、日本人で初めて4回転を飛んだ伝説のスケーター・久坂振付のEXプロを演じることになる。新キャラが何人かでてくるが、このキャラは本田さんだなとか、真央ちゃんだなとか、小塚くんだなとか、モデルがきっちりいるので、同人誌っぽい遊び心が楽しい。しかし、優希のEXプロがピアソラって・・・!(笑)
読了日:1月21日 著者:春原 いずみ恋をするということ (幻冬舎ルチル文庫)の感想
小説★★★★★ 挿絵★★★☆☆ 大学生×カメラマン。また凪良さんの新境地的作品だね。ほんわか・ふんわりした温かなラブストーリー。僅かな風でも、恋する二人にとってはドキドキ、ハラハラする嵐。元ノンケの攻と、攻の父にかつて片想いしていた受がゆっくりと愛を育んでいく。ベーシックな恋物語でも、丁寧な心情描写と洒落た文章で平凡な作品にならないところが凪良クオリティ。ゲイであることの苦悩も語られてるが、呂久の性格からか、重すぎないのもいい。地の文が「呂久さん」「月浦くん」と、名前に敬称がついてるのも変わっていて新鮮
読了日:1月23日 著者:凪良 ゆう人でなしの恋 (リンクスロマンス)の感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 医師×小説家。昭和初期という時代設定、同潤会アパート、一高から帝大の男子校ものと、建築オタクでアナカン世代の作者の趣味満載の作品といった感じ。仲睦まじかった親友3人の複雑な愛情関係。その危ういバランスが崩れたことで、3人の友情にヒビが入ってしまう。仁科が霊が見えるとか、仁科の小説を模倣した猟奇殺人事件が起こるとか、色々詰め込みすぎでは。三人の関係だけに絞った方が良かった。仁科と花房の友情の延長にある艶めいた関係は好み。精神的な三角関係の着地点については好き嫌いが別れるかも
読了日:1月26日 著者:かわい 有美子Zwei (リンクスロマンス)の感想
小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 刑事×検事。同級生再会もの。平河寮繋がりで峯神兄弟や篠口、宮津などが登場。時系列としては「天使のささやき」より前になる。高校時代、相思相愛だとわかりながら友人から恋人への壁を越えられないまま大学生となり、疎遠になっていった山下と須和。疲れたアラサーなった二人が、再会してもう一度恋をやり直す。高校時代のキラキラした輝きを紙飛行機になぞらえて、二人が仕事にも私生活にも充実感を取り戻していく過程(心情描写)が丁寧に描かれていて読み応えあった。本編から2年目の後日談も甘くてよかった
読了日:1月29日 著者:かわい 有美子mother (白泉社花丸文庫BLACK)の感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 大学生同士。周囲から”天使”と言われる超お人好しの真治と、超セレブの祐紀は高校時代に出会った。レイプ被害にあい、対人恐怖症のようになった真治を、祐紀が匿い同居するようになる。顔の見えなかった強姦魔の正体は、読者には最初からわかってるので、真治が祐紀の手の内にどうやって堕ちていくか、真実を知ったとき真治がどうするかが興味の中心になっていく。タイトルは、壊れ系執着攻の祐紀が求めたものそのもの。ブラックだけど糖分多め。この二人の場合は幸福な共依存なので、十分にハピエンだと思う
読了日:1月31日 著者:丸木 文華不測ノ恋情 2 (Dariaコミックス)の感想
★★★★☆ デザイナー×雑誌編集部デスク。「純情」のスピンオフ。ついに!宮田がニャンコになった(笑) ゴーインにやられたのに感じてしまって戸惑う宮田が可愛い。でも、本気で抵抗したらできないのではなかろうか? この二人ほとんど体格差ないし。心の深層部分にはOKな気持ちがあったのでは?なんて思ってしまった。バリタチだった宮田はなかなか心の整理がつかなかったけれど、怒っていたわりには2回目もわりとすんなり受け入れてるし、結局は惚れた弱みか?(笑) 身体先行の関係だったけど心も追いついた2巻目。3巻目に続く
読了日:1月31日 著者:富士山 ひょうた
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2013/02/01 08:00 | 読書メーター | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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