2013年2月の読書メーター

2月の読書メーターをUPします。

内訳は、小説7冊、漫画4冊、雑誌1冊、一般書籍1冊、同人誌2冊。

15冊・・・2月は、四大陸選手権はあったし、アイスショーは観にいくし、旅行はいくしで、遊び倒していたので、こんなものでしょうね。どうしてもブログを始めた頃と比べてしまうので、毎月「あまり読めてないな~」と思うけれど、読むペースは明らかに落ちてるので、15~20冊くらいが最近の平均なんですよね。

「どうしても触れたくない」以来、4年ぶりにヨネダコウさんが2冊コミックスをだされました。
これが2冊とも★5で、期待以上でした。次のコミックスはあまりブランクが空かないことを祈ります。

オリジナル登録本は、以下の2冊でした。

ORANGE : 樹生かなめ 2012年冬コミ新刊
Re : From KISS & CRY with love : 小塚佳哉 2010年夏コミ新刊



2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:2455ページ
ナイス数:396ナイス

嫌よ嫌よも好きのうち? (ディアプラス文庫)嫌よ嫌よも好きのうち? (ディアプラス文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 弁護士×クラフト作家。好きな子を苛めちゃうガキ大将と、ボケーっとした苛められっ子が、小学生レベルのまんま大人になったようなカップル。裕貴は本当に筋金入りの天然ちゃん。でも、裕貴が醸し出す空気は、周囲を癒してくれる。大介とのやりとりが漫才みたいで笑える。裕貴を小学生のときから狙っていた大介の20年越しの純愛は感動もの。一途な愛がベースにあると思えば、うわべの亭主関白ぶりもとても可愛くみえる。周囲も良い人ばかりで、ほんわかした癒し系のお話だった。ムクさんのイラストがぴったり
読了日:2月1日 著者:月村 奎
狼と狐の夜 (SHYノベルス293)狼と狐の夜 (SHYノベルス293)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 元ボクサーの鉄板焼屋×謎の青年。人が好くて貧乏クジばかり引いている司郎は、ヤクザの飴屋から500万円である男のボディガードを依頼される。その男は、かつて命を助けた青年・零だった。司郎は、借金と腕っぷしと無駄に多い男気しかないけれど、彼の優しさ・男らしさは本物。根なし草で死に急ぐように生きてる零が、身の危険も顧みずに守ってもらったら、そりゃ惚れるわ。罪作りなのは零じゃなくて司郎かも? SHYの高遠さんはハズレがない。「世界の果て」も気になるが、こちらも続きを早くお願いしたい
読了日:2月4日 著者:高遠 琉加
ORANGEORANGE感想
★★★★☆ 「龍&Dr.」シリーズ番外編。2012年冬コミ新刊。1話目は真鍋ファミリーの箱根旅。戦国時代に父親に引き裂かれた夫婦の悲恋話で「父親を処理すればそれですんだ」ってのが清和らしい(笑) 2話目は変な患者を押し付けられた氷川の話。3話目はバカラ(拓也)×平井編。時系列的には「不屈・闘魂」「憂事・奮戦」の真鍋組お家騒動で新宿が荒れている頃の裏の話。ワインボトル(新宿)のコルク(真鍋組)が抜けたらワイン(血)が流れる。危険に身をさらすバカラへの愛情を平井がやっと自覚したみたい。静と平井の漫才が面白い
読了日:2月5日 著者:樹生 かなめ
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 2/21号 [雑誌]Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 2/21号 [雑誌]感想
★★★★★ フィギュア特集。主に羽生選手の記事目当て。フィギュア特集としてのオープニングページは見開きで羽生・高橋両選手の写真。特集記事は、高橋10ページ、羽生8ページ、浅田6ページ、安藤5ページ。外国人選手ではP・チャン3ページ、キムヨナ4ページで、その他は、国の内外問わず今シーズン注目されてる選手がサラッと取り上げられている。羽生選手の18歳とは思えない冷静な分析力、アスリートとして一流になるために、がむしゃらになんでも吸収しようとする貪欲さは、あの中性的な見かけによらず本当に”漢”。四大陸が楽しみ
読了日:2月7日 著者:
青色蜘蛛 (ガッシュ文庫)青色蜘蛛 (ガッシュ文庫)感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 公爵家御曹司×出版社勤務。時代は昭和初期。前半は「小説ガッシュ」で既読。前半は「衛生博覧会」の展示物である男の尻の模型を犯してしまったら、実はそれは本物の人間だった・・・という着想が変態っぽくてよかったし、乱歩チックな文章に時代の雰囲気がでていたし、朴念仁の攻とクールビューティーな受の対比も面白かった。でも、書き下ろしでは、受が純情一途な可愛い青年になってしまい、攻もただの鈍感な男にしか見えず、前半のおどろおどろしいテイストも影を潜めていた。そこが少し残念だったかな
読了日:2月10日 著者:吉田 珠姫
鮮烈に闇を裂け (幻冬舎ルチル文庫)鮮烈に闇を裂け (幻冬舎ルチル文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ SAT班長×SAT隊員。「饒舌に夜を騙れ」のスピンオフ。犬伏に片思いしていた高梁の救済編。お相手は橋埜の後継で二班の班長になった飯田。前から高梁に片思いしてた飯田は、犬伏の一斑から高梁を引き抜く。職権乱用し放題のムッツリ攻だった(笑) 無口なくせに手が速い。好きになる前に高梁が流されちゃった感じだが、まあ気持ちもわからんではないので結果オーライか。高梁は子猫ちゃんだけど、飼い猫じゃなく、飼い主を探しもとめていた捨て猫だったから。巻末の飯田の妄想もいずれ実現させそう・・・
読了日:2月13日 著者:かわい 有美子
鬼花異聞 (SHYノベルス297)鬼花異聞 (SHYノベルス297)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「花」シリーズのリンク作。「花」で鬼沢村の尚吾ママの身代わり遺体の謎がわかる神谷村編。小さい頃山神に攫われ、不思議な霊力をもつようになった泰正。弟(衛)と兄(泰正)は一線を越えたが、精神年齢が幼稚園児で”恋”を知らない泰正と、兄に激しい恋心を抱く衛の間にはまだまだ温度差がある。悩んだ末に、衛が泰正を一生守ると腹を決めたところで終わっている。泰正が野生児というよりほぼ動物で色気は感じなかったけど、濃厚なエロは美味だった。ホラー&ファンタジー風味。まだ導入部だが面白くなりそう
読了日:2月19日 著者:夜光 花
キス&クライから愛をこめて―SIDE:KISS (ガッシュ文庫)キス&クライから愛をこめて―SIDE:KISS (ガッシュ文庫)感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ もうすぐ世界選手権なので再読。フィギュアスケートにヤクザを絡めるのには正直違和感はある。天城はただの実業家でもよかったんじゃないかな? フィギュアものとしてのリアリティは、「銀盤を駆けぬけて」の方が上だし、コーチについて何年もジャンプに苦しんでいたのに、素人の天城のアドバイスで、そんなに簡単にジャンプのタイミングがつかめちゃうの?とか、ゲイでもないのに、そんなに簡単にエッチしちゃうの?とか突っ込み処はあるが・・・作者のフィギュア愛は感じるし、希少なフィギャアBLではある
読了日:2月25日 著者:小塚 佳哉
キス&クライから愛をこめて―SIDE:CRY (ガッシュ文庫)キス&クライから愛をこめて―SIDE:CRY (ガッシュ文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 再読。初読はバンクーバーOP前。あれからもう3年もたったのかと感慨深い。テレビ放送があれば見る程度のライトファンで、特定の好きな選手はいなかったので、天城が隼のジャンプに魅せられ忘れられなくなった・・・というのがあまりピンとこなかったけど、その後ニースワールドの羽生選手の演技に心臓鷲掴みにされたので、今はその気持ちがよくわかる(笑) しかし、組長自ら兄貴をOP会場まで殺しにくるって、無防備すぎないか。弟頭悪すぎ。隼は次のOPもでるだろうから、来年続編でソチOP編でないかな
読了日:2月26日 著者:小塚 佳哉
Re : From KISS & CRY with loveRe : From KISS & CRY with love感想
★★★★☆ 「キス&クライより愛をこめて」番外編。2010年夏コミ新刊。本編2章と3章の間に入る天城視点の「intermission Chapter 2.5」と、世界選手権を終え、多忙を極める隼がOPモデルのオメガを天城にプレゼントする「星に願いを」、オフシーズンに10日間の休暇をもらった隼が天城と東カリブ海のバカンス地でラブラブの「夏の名残のバラ」。一回り若い恋人(それも大・大・大ファンだった相手)を手にいれて色ボケしてる天城が可愛い。隼の性格はあまり好みじゃないのだけど、この二人はお似合いなのだろうな
読了日:2月27日 著者:小塚 佳哉
世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠 (文春文庫)世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠 (文春文庫)感想
★★★☆☆ 男性同性愛大全であってBL大全ではないと思う。また大全というには時代や地域に中途半端に偏りがあるような。ページ数の半分は19~20世紀のゲイの文学者に割かれている。特にフランスの作家が多いのは、桐生氏自身が仏文専攻だからだろう。最後の申し訳程度の日本男色史みたいな部分はいらなかったんじゃないかな。専門外だし。その分を近代以前の西洋史にもっていった方が良かった。JUNE時代にホモ本を漁った経験から馴染みのある名前は多く、目新しさは少なかったが、中には知らない話も混在していて、それなりに楽しめた
読了日:2月27日 著者:桐生 操
アンダーグラ〔×ウ〕ンドホテルKISS&KILL (ダイトコミックス BLシリーズ 315)アンダーグラ〔×ウ〕ンドホテルKISS&KILL (ダイトコミックス BLシリーズ 315)感想
★★★★☆ UGHのスピンオフ。UGHが大好きだったので続編はとても嬉しい。表紙はノーマンとシャットコールのエリー。裏表紙は医師のヴァン。ノーマンは死んだウィルを想いながら、ヴァンに恋をした。ノーマンは、ヴァンを好きになってる自分が許せなかったのだろうな。ウィルを裏切ってるようで。だから、エリーに逃げた・・・ってことかな。エリーは、ノーマンを本当に好きだったんだね。エリー好きじゃなかったけど、最後は可哀想だった。次はレベル4送りになったエリー編かな? UGHより絵が垢抜けたので、ノーマン美人になったね
読了日:2月27日 著者:定広 美香
イベリコ豚と恋と椿。 (GUSH COMICS)イベリコ豚と恋と椿。 (GUSH COMICS)感想
★★★★☆ 評判がいいので読んでみる。SHOOWさん5冊目だが、今まで1~2回読んでもよくわからなかったりしたけど、これは今までで一番わかりやすかった。2カップルできるが、タイトルの入江(イベリコ)×椿より、源×吉宗の方がページ数多かったな。基本ギャグだけど、シリアスな部分もあって、エロい独特の世界観。吉宗の過去話だけは全部シリアスで重かった。吉宗と源はともかく、入江と椿はイチャイチャしてそうなので、そういうのがもっと読みたかった。吉宗と源のその後も気になる。単発では勿体ないので、とりあえず続編希望
読了日:2月27日 著者:SHOOWA
NightS (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)NightS (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)感想
★★★★★ 「どうしても触れたくない」は面白かったものの、あまり再読することがなかったけれど、これはかなり好きかも。表題作は、マトリと運び屋の、仕事と恋の駆け引きに心躍るし、「感情スペクトル」は、変則的な三角関係が面白い。結局、一番鈍かったのは・・・といオチも(笑) 「リプライ」は自動車営業マン×整備士の恋。ノンケの男同士なのに、恋に落ちるプロセスにすごく納得してしまう。一緒にいて一番楽しい相手が結局一番好きなのよね。受が手を真っ黒にして汗を流して働いてる普通の男なのがいい。”男同士”の萌えが凝縮されてる
読了日:2月28日 著者:ヨネダ コウ
囀る鳥は羽ばたかない 1 (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 129)囀る鳥は羽ばたかない 1 (H&C Comics ihr HertZシリーズ 129)感想
★★★★★ ”ドMで淫乱ネコで幹部の公衆便所”と言われる若頭の矢代の前に現れた元刑事の百目鬼。そして、百目鬼は矢代のドストライクだった。矢代が高校生時代から片想いしてた影山はあっさりチンピラの久我とくっついちゃうし、百目鬼はインポだし、家族も恋人もいない矢代の手にあるのは望んだわけでもない極道稼業。百目鬼、早くインポを治して、矢代を幸せにしてあげて!!と強く思う(矢代はプラトニックでは幸せになれないだろうから) 矢代、百目鬼、影山、久我と、一筋縄ではいかないキャラばかりでとても魅力的。2巻目以降が楽しみ♪
読了日:2月28日 著者:ヨネダ コウ

読書メーター

関連記事

テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 本・雑誌

2013/03/01 08:35 | 読書メーターCOMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

ほ○○ 様

ほ○○さん、こんにちは。

「NightS」良かったですね。
短編集で、どれも全部好き!ってことは少ないんですけど、これはどれも甲乙つけがたいくらい良かったです。
表題作はまだ恋人未満なので、できれば続きが読みたいですね。

「囀る鳥~」も、身体は淫乱でも、心は意外と純情なヤクザ受のキャラが気に入りました。
HertZなので、2巻目が少し時間がかかるかのかな? 
まさか、また4年ってことはないとは思いますが(笑)

「イベリコ豚」の続きも楽しみですね!

拍手&コメント、ありがとうございました♪

No:2470 2013/03/02 00:25 | みずほ #- URL [ 編集 ]

ヨネダさんのブランクは・・・

ご出産とかはさんでたらしいですね。

まんだ林檎さんのように出産を機にBL卒業される方もいらっしゃるけど
育児をされつつ生産枚数伸ばされる方はすごいですネ!


ヨネダさんのは「どうしても~」しか読んでませんが
作風としては湿り気があるというか
アテシの好みではありませんでした・・・。
でも新刊の好評を伺うと『働く母』として『母でありつつ創作を諦めない女性』として尊敬を向けたくなります♪^^エライ!

No:2472 2013/03/03 11:14 | 麗藤ちよこ #- URL [ 編集 ]

麗藤ちよこさんへ

>ご出産とかはさんでたらしいですね
そうだったんですか! 
かわい有美子さんのように、絶賛育児中でも、小説ならまだ両立できそうですが、
漫画となるとさらに大変そうですよね。

>ヨネダさんのは「どうしても~」しか読んでませんが
>作風としては湿り気があるというか
>アテシの好みではありませんでした・・・。
「どうしても」は受がネガティブだったけど、今回は受がブルーカラーだったり、ビッチヤクザだったりで、
「どうしても」とはかなり雰囲気が違いますよ。
私は「どうしても」より、今回の2冊の方が断然気に入りました。

育児は大変でしょうけど(育児したことないので、想像でしかないですが)、ヨネダさん人気あるので、
1~2年に1冊くらいのペースでもいいから、コンスタントに本をだしていただきたいですね。

コメント、どうもありがとう♪

No:2475 2013/03/03 12:36 | みずほ #- URL [ 編集 ]

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |