2013年9月の読書メーター
9月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説5冊、漫画12冊、スケート雑誌2冊。
9月は新作より積読消化の方が多かったかな?
小説が5冊とかなり少ないですが、★5が3冊、★4が2冊と、満足度は高い読書でした。
漫画もヒットが多く、初読みの倫敦巴里子さんと永井三郎さんはこれからも注目していきたいですね。
「FLESH & BLOOD 20」「スメルズライクグリーンスピリット」「花鳥風月」は時間がなくて9月は感想記事をあげれませんでしたが、この3作品については、できれば10月中にあげたいです(一応予定・・・汗)。
2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3014ページ
ナイス数:628ナイスファインダーの渇望 初回限定版 (ビーボーイコミックス)の感想
★★★★★ 今回もリブレ商法に踊らされ、初回とアニメイト版両方買ってしまった(笑) 本編は同じで、違うのは表紙とふろくの小冊子。アニメイト版の方が表紙が好きだったので、初回は小冊子のみ残し里子にだした。さて本編だが、秋仁の麻見への想いが強くなり、ヤキモチが見れたのが収穫。まあ、でもこれは自然の変化かな?と思った。居候とはいえ、まだステディーな恋人という約束はないとはいえ、同棲する前と後では独占欲が強まるのは当たり前。麻見もそろそろ「愛してる」と言ってあげたら?(笑) 小冊子はパラレルオフィスもの
読了日:9月2日 著者:やまねあやのファインダーの渇望(アニメイト限定版)の感想
★★★★★ 本編の感想は初回の方に書いたので省略。表紙が素敵。二人の浴衣姿なんてなかなかお目にかかれないし夏らしいよね。小冊子の内容は、二人のラブラブ同棲生活? 麻見が秋仁の用意した朝食を食べていたり、エプロンつけてのキッチンエッチ、二人で風呂に入ったりと、すっかり甘~い新婚さんの二人(笑) 前回は初回限定版の小冊子の方がよかったけど、今回はアニメイト版の方が好きかな。なお、アニメイトで千円以上ファインダー関連商品を購入すると表紙絵のクリアシートがもらえます♪
読了日:9月2日 著者:やまねあやのきみが好きだったの感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 1部は高校時代で攻視点。2部は13年後、受視点で眼科医×飲食店マネージャー。丁寧な心理描写で安心のクオリティ。ダメンズ好きの受・真山が、高校時代から自分を一途に思ってくれた高良と十数年後に結ばれる話。凪良さんの一途攻は本当に攻の鑑だね。諏訪はどこか憎めない男だが・・・自分の寂しさをコントロールできず、人を傷つけ、さらに孤独になってしまう破滅タイプのロクデナシ。スピンなら受でお願いしたい。しかし、あのペンションでは、男3人と女2人ですごい相関関係が展開されてたんだなあ(笑)
読了日:9月4日 著者:凪良ゆう日本男子フィギュアスケートFanBook CuttingEdge2013+Plus (SJセレクトムック)の感想
★★★★★ 羽生選手インタ記事12P、指田さんインタ記事にもゆづ写真、少々古いが、スケアメ表彰台3人衆(小塚、羽生、町田)のインタ記事&写真、高三トリオの座談会は体調不良でゆづ欠席(でも話題にはけっこうでてる)などなど、ゆづファンにはそれなりに満足できる内容。インタからは彼のくやしさがにじみ出ていたけれど、学んだことも大きかった1年だと思う。日本男子本なのに、小塚・織田・町田選手の単独インタがなかったのは意外。ジュニアでも7人も単独インタあったのに。ベテランよりフレッシュな顔ぶれを優先した感じかな?
読了日:9月9日 著者:ワールド・フィギュアスケート 60の感想
★★★★☆ 先にCuttingEdgeを読んだせいか、記事のボリュームの少なさが気になる。ページ数が20ページ以上少ないけれど、それだけが理由じゃない。毎号のことながら、WFSは全体的にテキスト量が少ない。写真はCEよりいいくらいなので、写真集と割り切った方がいい本だなと思う。でも、浴衣姿をはじめ、羽生くんの写真が素敵だったので不満はない。「THE ICE」大阪公演を観たとき、パンフ買わなかった(ゆづINしてなかったので)から、「THE ICE」の写真がいっぱいあったのもありがたかった
読了日:9月10日 著者:期限切れの初恋 (ビーボーイノベルズ)の感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 前半は「なけるBL」で既読で、「ホームレス攻! 木原さん、ついにここまできたか・・・」と衝撃を受けた本書。続きを読みたいと思っていた。大学時代憧れの存在だった美しい男は、”生きてるだけで生ゴミ”のような醜悪な生き物となっていた。なのに嫌いになれない。皮肉にも宇野の力で村上が立ち直っていくことが宇野の苦しみになっていく。後半は村上視点。宇野が自分を救ってくれたマリアでも、愛せるとは限らない。最終的に宇野が村上の愛を手に入れたかは微妙だが、村上は宇野を大事にするだろうと信じれた
読了日:9月15日 著者:木原音瀬期限切れの初恋 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)の感想
★★★☆☆ 同名小説の漫画化。話に合った絵柄だし、うまくコミカライズされてるが、原作がBLとしては救いがないほど地味(笑)なので、反対にもうほんの少し華のある絵柄でもよかったかな? 村上からすれば神様のような存在だった宇野だが、宇野が村上を世話をしたのは、7年間引きずってる初恋を終わらせるため。村上のためじゃなく自分のためだよね。読者はどうしても宇野に全面的に同情してしまうけれど、宇野も病んでるよなあ。恋の病をこじらせてるというべきか。巻末漫画にはほっこりした。まだ未読の人は小説も読むことをお勧めしたい
読了日:9月15日 著者:糸井のぞ,木原音瀬抱かせてくれないか? (ディアプラス・コミックス)の感想
★★★☆☆ 初読み作家。同じ会社のアクセサリー・デザイナー同士で攻×攻カップル。設定が好物なので買ってみた。面白くないわけじゃないけど、何か物足りない。この二人ならリバでもいいんじゃないの?(作者的にNGらしいが) というか、どっちかに固定するなら、この二人なら、戸嶋×高宮の方が組み合わせとして面白かったな。バリタチでヤリチンの戸嶋が「高宮に抱かれたい」と思いだしたきっかけがあれだけだとちょっと唐突に感じたし。巻末のスタイリスト×ショップ店員の女装攻の話は面白かった。女装攻プレイもっとみたい♪
読了日:9月18日 著者:立野真琴小夜啼鳥に千のくちづけ (スーパービーボーイコミックス)の感想
★★★☆☆ 18世紀フランスが舞台。フランス貴族×中国人男娼。安曇作品、絵は好きだが、最近のは内容的に今ひとつ萌えない。お得意のフランス時代ものなので期待したが、展開・結末ともあまり納得できなかった。君蘭を愛しているといいながら、サラディンの複数プレイの仕掛けに応じるファビアンの心理も理解しがたいし、ファビアン&サラディンと3Pしてどうして君蘭の心が解放されるのか・・・意味不明。複数プレイを描くためのこじつけとしか思えなかったのが残念。最初に君蘭を拾ってくれた主人の義弟に天罰を下してほしかったわ(笑)
読了日:9月18日 著者:安曇もか腹ペコ蜘蛛と長い階段 (GUSH COMICS)の感想
★★★★☆ 初読み作家。表題作は大学生×社長。他に、画家×医者、外科医×研修医。名前は知ってたが未読だった倫敦さん。表紙だけではわからなかったけど、絵はけっこう好みだと思う。ストーリーの感じも嫌いじゃない。ただ、表題作は・・・受の千歳の性モラルの低さの理由と味覚障害との関係が最後までよくわからなかった。攻に他の女とやったコンドームの後始末をさせる受はいやかも(笑) 表題作以外の二組の話の方が面白かった。かなり好みの作風なので、倫敦さんの他の作品も読みたくなった。とりあえず「三村と片桐」から。小冊子&P付
読了日:9月18日 著者:倫敦巴里子花鳥風月 (1) (ディアプラス・コミックス)の感想
★★★★★ 発売当初に買っていたのになぜか積読になっていた志水さんの新シリーズ。まだ序章。メインは3カップルらしいけど、このシリーズも総ホモワールドになるんだろうな(笑) 人見医師と一人は早くもカップルになりそうだけど、大輝とサバトは何気にワケありの雰囲気。大輝とサバトは元恋人だけど、大輝が記憶を失ったということなのかな? 曜明と火弦ももちろんだが、吉利谷も気になる。私が田舎に住めない大きな理由の一つが”虫”なので、一人にすごく共感を感じた(笑) このシリーズも長く楽しませてもらえそうだ。※サイン本
読了日:9月23日 著者:志水ゆき花鳥風月 (2) 初回限定版小冊子付 (ディアプラス・コミックス)の感想
★★★★★ 謎が多かった曜明と火弦、大輝とサバトの背負う背景がかなり明らかになってきた。この2カップルはまだうまくいくまで時間がかかりそうだけど、反対に順調なのは人見医師と一人で、まだ最後までいってないものの、指4本まで進展(笑) 火弦は一人エッチしたり、座薬入れてもらったり、曜明とは全く何の進展もしてないのに、人見×一人カップルよりむしろエロく感じてしまうのはなぜだろう(笑) 曜明を一途に慕う火弦の想いが切ないなあ。小冊子は人見と一人とのお風呂プレイ編で楽しかった。来年初冬刊行予定の3巻目が楽しみ♪
読了日:9月23日 著者:志水ゆき王と夜啼鳥(ナイチンゲール) ~FLESH & BLOOD外伝~の感想
小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 表紙はカイト、ビセンテ、アロンソ。口絵はジェフリー、ナイジェル、キット。表紙も素敵だが、口絵が素晴らしい。彩さんはフレブラの世界観を完全に自分のものにしてるなあ、すげーわ。内容は、ビセンテに連れ去られ、暗殺されかかった後のカイトのスペインでの生活編。ビセンテにもレオにもアロンソにもフェリペ2世にも大事にされてるカイト。相変わらず愛され体質。フェリペ2世の寝物語という形式で、フール時代のイングランドでのカイトの生活も描かれている。本編では読めない平和なエピソードにほっこり
読了日:9月24日 著者:松岡なつきスメルズライクグリーンスピリット SIDE:A (POE BACKS) (ポーバックス Be comics)の感想
★★★★☆ 中性的な容姿からいじめにあっていた三島は、偶然、苛めのリーダーだった桐野が”同類”だと知る。秘密を分かち合った三島と桐野は友達になった。正直に心を解放しあう、この二人の友情がとてもいい。そして、三島を苛めていた夢野と、三島に興味を抱く教師の柳田も絡み、話はサイドBに続く。閉鎖的な田舎町でゲイとして生まれてきた少年の苦悩を描いている。ゲイである少年達やホモ教師が美形であることを除けば、BLというよりまじめなゲイコミックに近いかも。シリアスな内容だが、深刻になりすぎないのはギャグ絵のおかげか
読了日:9月24日 著者:永井三郎スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B (POE BACKS) (ポーバックス Be comics)の感想
★★★★★ BLではない・・・と思うのは、メインは恋愛ではないから。”ゲイである”というパンドラの箱を抱えもった三島と桐野の一度は交わった道が再び分かつことになった最大の理由が家族の理解の有無であったこと。ゲイで生きることに家族の理解がどれだけ大きいか・・・ということを投げかけている話でもあった。一人はパンドラの箱を解放し、一人は箱に永遠に鍵をかけた。三島と夢野の母が男前だった。どちらの母も、本当に息子を信じ幸せを祈っているのが伝わってきた。三人の十数年後の話もよかった。夢野のお父さん、お茶目だね(笑)
読了日:9月24日 著者:永井三郎FLESH & BLOOD20 (キャラ文庫)の感想
小説★★★★★ 挿絵★★★★★ アルマダの海戦を前に、スペインサイド(ビセンテ&レイバ)、イングランドサイド(カイト、ジェフリー、他)、スペインサイド(ヤン&レイバ)と、視点を変えながらそれぞれの開戦前の作戦が語られ、緊迫した雰囲気で物語は進む。ジェフリーがようやく解放され出所・・・身体に多くの傷を負いながら、それでも恋人のカイトのもとに帰ってきた。普段泣くことのないジェフリーの涙が美しい。しかし感動の再会なのに、ジェフリーが拷問の後遺症でプチEDに・・・本当にじらすなあ(笑) 来月発売の21巻が楽しみ!
読了日:9月25日 著者:松岡なつき或るミステリ作家とその担当編集にまつわる記録 (GUSH COMICS)の感想
★★★★★ 「腹ペコ蜘蛛~」が面白かったので、倫敦さん2冊目。1冊目以上に面白かった。倫敦さん、もっと早く読めばよかったわ。表題作はミステリ作家×編集者。ドMの童貞乙女攻とドSでバイの淫乱受のカップルでもある。攻の天然ヘタレワンコぶりがすごく可愛いし、受の魔性ビッチぶりも笑える。「プリーズ・テル・ミー」は優等生(国立大学コース)×アホの子(就職組)だけど、受がめちゃくちゃいい子だった。いつもニコニコ癒し系だけど本当はすごくしっかりした子・・・天然人たらし?(笑) これから攻のヤキモキする姿が目に浮かぶよう
読了日:9月25日 著者:倫敦巴里子ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン)の感想
小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 会社の同期。営業マン×総務部社員。付き合うようになったきっかけが変わってるので、そこに目が行ってしまうけれど、この小説のテーマって、ズバリ”SEX”なんだな。一穂さんがこういう生々しいテーマを扱うとは思わなかったので、意外かつ新鮮だった。でも、テーマがセックスでも、そんなにエロ描写は多くない(一穂さん比では多いが) 恋人同士や夫婦間のセックスとは何か・・・という問題に真正面からアプローチをしている。BLの枠を超えて考えさせられる問題作で、アダルティなBLだった。P付き
読了日:9月26日 著者:一穂ミチ三村と片桐 (GUSH COMICS)の感想
★★★★☆ 「三村と片桐のつれづれ」を読みたかったので、前作を先に。5カップルの短編集。表題作「三村と片桐」は付き合って14年のゲイカップルの話。付き合いが長すぎて倦怠期夫婦よろしく今やセックスレス気味。馴れ合いすぎて気持ちがすれ違い始めている。ラブラブなBLもいいけど、これはこれで面白かった。しかし、「ゆるい」は禁句だと思う(笑) 弟×姉の元婚約者、高校生同士も面白かった。長生きネコと人間のカップル2組の話は、「ネコいりませんか?」の流れを汲んだ短編なので、そちらを先に読んだ方が話にすんなり入れそう
読了日:9月27日 著者:倫敦巴里子
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2013/10/01 09:15 | 読書メーター | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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