GPシリーズ2013 エリック・ポンパール杯★羽生結弦選手のSP・FS動画
フィギュアスケートのグランプリシリーズ、第5戦のエリック・ポンパール杯が終了しました。
羽生くんは、スケートカナダと同じ順位で2位。羽生くん、グランプリファイナルの出場決定、おめでとう♪
では、エリック・ポンパール杯、男子シングルの結果を表彰台の3位まであげておきます。
1 Patrick CHAN(カナダ) 295.27 (98.52/196.75)
2 Yuzuru HANYU(日本) 263.59 (95.37/168.22)
3 Jason BROWN(アメリカ) 243.09 (84.77/158.32)
羽生 ファイナルへ手応え フリー後半踏ん張った(スポニチアネックス 2013年11月18日 05:30)
世界王者に完敗しても、確かな手応えをつかんだ。男子の羽生結弦(ゆづる、18=ANA)は、合計263・59点で2位に入り、シリーズ上位6人で争うファイナル(12月5日開幕、福岡)進出が決定。世界最高得点を大幅に更新する295・27点をマークしたパトリック・チャン(22=カナダ)には31・68点の大差をつけられたが、2種類の4回転ジャンプを失敗しながら自己ベストに0・70点に迫った。
3週間前のスケートカナダと同じ2位、チャンとの点差は27・23点から31・68点と開いた。それでも、羽生の表情はカナダを終えた後よりも明るい。序盤に組み込んだサルコーとトーループの4回転ジャンプを失敗しながら、合計得点で自己ベストに0・70点と肉薄。「前の大会や先シーズンなら気持ちが落ち込むところを、落ち着いて修正できた」と胸を張った。
世界選手権で銅メダルを獲得した2季前と同じ「ロミオとジュリエット」に乗ったフリーは、最悪のスタートだった。4回転を予定した冒頭のサルコーは、踏み切りでスケートの刃が氷に取られて1回転に。「焦った」と揺れる気持ちのまま跳んだ、続く4回転トーループも転倒したが、ここから踏ん張った。「後半をしっかりとやりきれたことが収穫」。ジャンプの得点が1・1倍となる後半を完璧に演じ、終盤のステップやスピンも力を振り絞った。
ジャンプなどの技術面以上に、チャンとは表現力を示す5項目で圧倒的な差を見せつけられた。だが、18歳のホープも着実な成長を見せている。表情や身のこなしを意識した猛練習でSP、フリーともに演技点はスケートカナダよりも高評価を得た。「一歩一歩前に向かっている」。GP2戦連続で世界王者に完敗したが「(チャンは)うまいなぁ」と脱帽するしかなかった前戦に比べ、確かな手応えをつかんだ。
チャンと今季3度目は12月のファイナル。世界王者との対決が続くが、羽生は「練習の方向性を見極めやすい」と前向きに捉えている。「もっと練習して、本番で決められるようなジャンプを跳びたい」。世界の頂に君臨するチャンに、18歳が果敢に挑み続ける。
ジャンプの調子はよく、ショートではパーソナルベストを更新。自信をもって臨んだフリー、氷の溝にスケートの刃がはまって、初っ端の4回転サルコウを失敗したのは本当に不運でした。最近では鉄板だった4回転トゥーループが転倒してしまったのを見ても、相当動揺したのがわかります。でも、そこからよく立て直しました。そのあとのジャンプはすべて成功。フィンランディア杯やスケートカナダでは不調だったアクセルも見事に復活。4回転2本を失敗しながらのフリー168.22点は、羽生くんにとっても、大きな収穫だったと思います。
4回転2本を失敗したエリック・ポンパール杯のフリーのプロトコル
4S:0.17 4T:7.30 合計:7.47-1.00(減点)=6.47
4回転2本を成功させたフィンランディア杯のフリーのプロトコル
4S:12.00 4T:11.97 合計:23.97
試合が違うのであくまでも参考ですが、今回4回転の失敗で17.5点を失っていることになります。
今回の羽生くんのTESは87.28なので、ノーミスなら104.78。チャンの100.25より上でした。
4回転2本が決まっていれば、PCSも多少上積みされた可能性が高いので、20点近く違っていたかと。
”たられば”とはいえ、ノーミスならフリーで190点が視野に入ってくることがわかったのは大きい。
もちろん、PCSおばけのチャンに勝つことは容易ではないでしょうが、勝機はゼロではないはずです。
実際、ノーミス同士だったショートでは、わずかですが、TESではチャンを上まわっていました。
ノーミス同士で争って、TESでチャンに勝てる人類は、この世に羽生くんしかおりません。
解説をしていた田村岳斗さんも、「実力差があれば意識はしないですが、羽生選手はうまくやれば(パトリックに)勝てる可能性があるわけで、意識しないわけにはいかないですよね」と言っておられました。
「あのスケーティングでノーミスされたら、勝ちようがない」と、チャンに最大限の敬意を表しながらも、自分がチャンに勝てるチャンスがあるステージにいることを、羽生くんは十分にわかっています。
スケカナのときは、公式練習で、チャンをガン見して、自分の練習がおろそかになってオーサーに怒られてたようだし(笑) 羽生くん、チャン(・・・のスケーティング)に惚れてるのかしらと思っちゃいました(笑)
元フィギュアスケーターの中庭健介さんのコラムです。参考までにリンクしておきます。
世界一のジャンプを持つ羽生結弦が世界王者チャンを超える日(2013.11.16)
プリンス羽生結弦が見せた未知なる可能性(2013.11.17)
では、最後になりましたが、エリック・ポンパール杯の動画を貼っておきます。
羽生くん、パリのノートルダム大聖堂をみたいといってたそうですね。私も一度だけ行ったことがあるんですが、ステンドグラスがとてもきれいでした。ファイナルが近いので、ゆっくりパリ観光はできないだろうけど、少しはリフレッシュも大事。ナンデスくんもパリに帯同してるみたいなので、一緒にいけたらいいですね♪
次の大会では、表彰台の真ん中に立つ羽生くんの笑顔が見たいものです。羽生くん、ガンバ
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2013/11/18 12:25 | 2013-2014 season | COMMENT(3) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
す○○ 様
す○○さん、こんにちは。
テレビ中継は、地上波は関西もなかったんですよ。
ストリーミングもトライしたけど、繋がらなくて、諦めました(笑)
BSとCSは見れるし、ネットに動画があがるのも早いので今は便利ですが。
>現在入院中のため
入院されていたんですね・・・。
そうですね。今は、入院してるとき、テレビよりネットがないと不便かもしれませんね。
あと1か月ちょっとで全日本。オリンピックまで3ヶ月。
ファンは応援することしかできませんが、彼の夢がかなうことを祈るばかりです。
す○○さんも、1日も早く回復されて、元気に退院されますように!
拍手&コメント、ありがとうございました♪
No:2766 2013/11/18 21:03 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
ライブで見られなくて、かえってよかったです。
先に点数と順位知ったので。。
もしライブだと、冒頭のミス2つで、がーんってなってたと思います。
結弦くん、気持ち切らすことなく、後半よく頑張りました~~
去年なら、自爆してたかも。。。
成長してますね♪スタミナも確実にアップしてる!!
ただ本当にpチャンは強い!!って思いました。
練習では、うまくいかなくても、本場は決めてくる。そこは経験なのかな?、ジャンプの軸が傾いても修正する、こつがあるのかしら?
今の段階では、勝つのは正直大変。。。
でも結弦くん、ロロさんが、この数か月でも成熟してると、言ってくれたように、成長してるし、練習の成果もでてるみたいですね~少しずつ差を縮めてほしいな~~
Pチャンもミスする時はけっこうあるし、去年のファイナルみたいにお腹こわしたりして、勝機はゼロではないし。。。
SPのキスクラのぷーさん攻撃面白かったですね~~!!no moreって言ってるのに。。フランスじゃなく日本でやってるみたい。。
あっグランプリファイナル進出おめでとう!!
調整的には、出場はぶっちゃけ良いのかな?と思いますけど、
表彰台の日本人1位じゃないと、意味ないし。。
でも本人がすごく行きたがってたし、(全日本1本も精神的にしんどいのかな?やっぱり)行けてよかったです!!
結弦くん下げじゃないです。。日本開催で、いろいろ不安。。
陰謀論は思いたくないけど、今はこの選手を押したいとか、フィギュアにちょっと不透明な部分はあるんじゃないかとちょっと思ってしまうんです。。
またネガってしまって、ごめんなさい~
応援するのみですね!!
No:2767 2013/11/20 01:17 | リラ #- URL [ 編集 ]
リラ 様
リラさん、こんにちは。
>結弦くん、気持ち切らすことなく、後半よく頑張りました~~
よく立て直しましたね! 最初のジャンプの失敗で最後までグダグダになった昨年のスケアメと比べると、とっても心が強くなりました。
最初のサルコウの失敗は本当に不運だったけど、次のトゥーループまでひきづってしまったのが課題といえば課題でしょうか。
サルコウの調子が良かっただけに、思わぬアクシデントで動揺してしまったんでしょうが。
>成長してますね♪スタミナも確実にアップしてる!!
表現もスタミナも、スケカナよりはるかにUPしてました。
4回転2本の失敗を除けば、全体的にすごくよくなっていたと思います。
>ただ本当にpチャンは強い!!って思いました。
Pチャンがノーミス演技をしたら、誰も勝てないでしょう。
>Pチャンもミスする時はけっこうあるし
てか、PチャンがSPもFSもノーミスなんて、過去に見たことあったかしら? 思い出せない~(笑) むしろ、滅多にお目にかかれないものを見せてもらった・・・という気がしました。
今年のワールドでも、FSはノーミスじゃなかったですしね。
Pチャンがうまいのはわかるけど、彼が絶対王者であることにちょっと首をかしげたくなるのは、おそらく彼がノーミス演技が少ないからかな・・・と思います。そこがプルシェンコとかとは違う。
羽生くんもインタで言ってましたが、一流選手でも、SP・FS両方をノーミスでそろえることは、そう何回もできることではありません。それはPチャンでも同じ。ただ、彼は1、2回くらい転倒しても高得点なので、勝機はゼロではないけど、彼以外の選手は、まずノーミス演技が絶対条件でしょうね。
>SPのキスクラのぷーさん攻撃面白かったですね~~!!
すごかったですね! 日本人サポーターも多かったし。
リンクがプーさんと花で埋まるのは壮観でした(笑)
>調整的には、出場はぶっちゃけ良いのかな?と思いますけど
2週間後は全日本ですしね。カナダに戻るのか、そのまま日本で調整するのか。日本調整だとまた自主練習になってしまうだろうから、カナダに帰った方がいいかも。もう往復の飛行機代の心配はなくなったことだし(笑)
>陰謀論は思いたくないけど、今はこの選手を押したいとか、フィギュアにちょっと不透明な部分はあるんじゃないかとちょっと思ってしまうんです。。
不透明な部分は多いにあるでしょうね。アメリカとかは、はっきり「採点競技は政治力」だと言ってるそうですよ。
日本開催の試合も相当なもんです。特にNHK杯は(笑)
外国人選手を下げるだけじゃなくて、日本人選手間で採点上の上げ下げの調整も露骨にされますよね。今年のNHK杯の日本人の犠牲者は織田選手でした。女子の3位は、NHK杯でなかったら、ゴールドちゃんだったでしょう。
あれみると、あまり韓国やカナダのこと言えないような気がしちゃいます(笑)
点数調整の毒は、1、2滴たらす程度にしないと。今年のNHK杯、ファイナルが日本開催で焦ったのか、やりすぎましたね・・・。
羽生くん、昨年空気を読まずにNHK杯優勝しちゃったから、今年外されたのかしら?と思っちゃいましたよ(笑)
ナンデス君も、もうNHK杯こなくていいわ。いつも冷遇されてるし(笑)
PCSのファイブコンポーネンツに8点台以上が並ぶ選手はジャッジが「勝たせたい」選手なのだそうです。
羽生くんも自爆しない限り8点台はもらってますが、自爆してもそれよりはるかに高いPCSもらえる選手や、そこそこまとめたら銀河点PCSもらえる選手に勝つのは容易ではありません。
だから、リスクを冒しても、TESかせげる高難度構成にせざるえないのでしょうね。
羽生くん、今年に入ってSPは4大会連続失敗してます。あまり失敗が続くと、「羽生はこんな程度」だとジャンジに見られて、PCSを落とされてしまう・・・という焦りが彼にはあったようです。だからでしょうか、今回久々のノーミスで、羽生くんがフィニッシュですごくホッとした表情をしていたのが印象的でした。
全日本も優勝してほしいけど、NHK杯見てたら、正直ちょっと不安になりました(笑)
でも、全日本で表彰台に乗れたら、WSも高いのでソチに行けるはず。
ファイナル、全日本と、落ち着いて臨んでほしいです。
コメント、どうもありがとう♪
No:2769 2013/11/20 09:39 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
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