2013年12月の読書メーター

12月の読書メーターをUPします。

小説4冊、漫画10冊。

12月に読んだ小説で一番印象に残ったのは、小林典雅さんの『クレイジーな彼とサバイバーな彼』。
漫画では、町屋はとこさんの『イイ関係で困ってる』が良かったです。
相変わらずジレジレさせられますが、あべ美幸さんの『SUPER LOVERS(6)』も安定した面白さでした。

読む量も14冊と少なかったのですが、12月中に感想記事をあげたのが、14冊中たった1冊だということに愕然としてしまいました。BL感想ブログの看板を下ろさないといけないんじゃなかろうか・・・(汗)


2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2304ページ
ナイス数:422ナイス

クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ クレイジーな彼=和久井、サバイバーな彼=騎一・・・ってことですね? ”役作りのための覗き”・・・つまり”出歯亀”がテーマとは、さすが典雅ワールド。そして、やっぱり会話が多いねえ。出来上がったカップル和久井&結哉のバカップルは延々とアホエロトークを炸裂させてるし、ヤッテてるときもうるさいこと(笑) いろんなシチュエーションを楽しむ”ごっこ”プレイが面白すぎる。無人島で出来上がってしまった騎一と尚。初っ端から放尿プレイサービスとは! 尚主演の「恋襲ね」はぜひ観たい。続編希望
読了日:12月5日 著者:小林典雅
ぼくのせんせい。 (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS)ぼくのせんせい。 (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS)感想
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 高校生×先生。BLビギナーだったら面白いと思うけれど、コアなBL読みにはライトすぎて物足りないかもしれない。個人的に設定は好みだけど、くっつくのが早すぎるし、松崎がそこまで里見に嵌るには説得力が弱かった。松崎も里見も、キャラの掘り下げが浅いなという印象。受・攻それぞれの心情がよくわかるとはいえ、同じ場面を繰り返されるのもなあ・・・。BBNだし、軽く楽しむべき作品なのだろうけど。腰乃さんのイラストは良かった。デビュー当時から比べると、腰乃さんは絵が垢抜けたなあ。SSペーパー付
読了日:12月12日 著者:岩本薫
俺のキモチも知らないで (あすかコミックスCL-DX)俺のキモチも知らないで (あすかコミックスCL-DX)感想
★★★☆☆ 幼馴染み4人、2カップル。絵は綺麗。ストーリーは・・・面白くなくはないけどフツー。詩織×航も海×フミも、どちらも男同士なのに!とか、親友なのに!とかの葛藤はほぼナッシングで、悩みといえば「攻のアレがデカすぎる」とか、「攻が絶倫すぎて、受に負担がかかる」とか、非常に能天気なもので、単なるバカップル。まあ、コメディなので、平和でよろしいかと。悩みの内容が、一言いえばその場で解決していたようなことなので、ちょっとバカバカしくはあったが。レーベルのせいか、挿絵の相葉さんよりエロ控えめ? ※レンタル本
読了日:12月15日 著者:相葉キョウコ
NEWSな彼! (あすかコミックスCL-DX)NEWSな彼! (あすかコミックスCL-DX)感想
★★★☆☆ 人気俳優×高校生。作者が言うとおり、ベタでコテコテのラブコメ。ベテランの名瀬さんなので、お約束の展開ながら、一応面白い仕上がりにはなっている。ダメンズな父親との父子家庭で、TVもない家で頑張ってる男子高校生・洸太がかわいい。こんな健気な高校生に手をだすの早すぎ!と、ストーリー展開的には、もうちょっと段階を踏んでほしかったような気がするけど・・・これも名瀬さんのサービス精神か(笑) ご都合展開は多々あるけど、あまり深く考えず楽しむのが吉・・・という感じの作品。※レンタル本
読了日:12月15日 著者:大和名瀬
エースの休日 (花丸コミックス・プレミアム)エースの休日 (花丸コミックス・プレミアム)感想
★★★☆☆ 船長(バイ)×プロ野球選手(ノンケ)。豪華客船を舞台にした肉体派ゲイラブストーリー(笑) 素行最悪に見えたやんちゃな飛高・・・意外と真っ直ぐな奴だった。優人に懐かれたのも、子供は本能で飛高が”いい奴”って見抜いたのかもね。船長はヤリ手に見えたのに、最後の方は一番ヘタレ。嫁さんや飛高の方がオトコマエだった。やっぱり、戦いの場からリタイアした船長と、現役で戦場の場にいる飛高の違いかしら。20年後の描き下ろし、優人がどれくらいカッコ良く育ったのか見たかった。船長は髭ない方が好みだわ。 ※レンタル本
読了日:12月15日 著者:西田東
身勝手な恋心 (あすかコミックスCL-DX)身勝手な恋心 (あすかコミックスCL-DX)感想
★★★☆☆ 短編集。表題作はデザイナー×大学生(幼馴染み)他、大手飲食チェーン御曹司×レストランバイト、大学生×美人会社員、割烹の若旦那×厨房見習い、会社員×高校生(幼馴染み)。どの話も残念ながら、あまり心に残るものがなかった。エロへの突入がかなり唐突なので、短編だから仕方ないけど、無理にエロを入れなくてもいいかも。全体的に受の性格がウジウジ系が多いので、ちょっとイライラするかな。ウジウジ受は苦手なので。絵は綺麗だけど、トーンの多用が、個人的にはちょっと画面がうるさく感じる。※レンタル本
読了日:12月15日 著者:サクラサクヤ
抱擁実験 (H&C Comics)抱擁実験 (H&C Comics)感想
★★★☆☆ 医師×難病の大学生。従兄弟同士。従兄弟(ミヤ)の難病を治すために、もぐりで新薬開発をしていた天才医師(レイ)と、余命に不安を感じながら警察官を目指していたミヤが再会、めでたく病気が治る話。純愛のわりに、難病のミヤに手をだすの早い!(笑) すっごくドラマチックにクライマックスを盛り上げることのできる題材のはずだが、あっさり終わってしまった感が少し残念。レイの背後がチラッとでてくるけど、あまりよくわからず。ミヤの病気も不明のまま。う~ん、そこはどうでもいいんだろうけど、ちょっとモヤモヤ。絵は綺麗
読了日:12月17日 著者:小笠原宇紀
between the sheets (ディアプラス・コミックス)between the sheets (ディアプラス・コミックス)感想
★★★★☆ 高級ホテル社長×オーナーバーテンダー。アダルトなカップル。セレブで大人で自信家のくせに、甘えん坊なところが素敵なオヤジ(といっても、まだ三十代だが)であった。受も自分の魅力に十分自覚してる魔性受なのだけど、恋人じゃなくセフレ!と言い張るツンデレ具合がかわいい。たまにおとなしめのときもあるけど、やはり橋本さんにはこれくらいエロってほしい!(笑) 身体の相性がバツグンの二人が、お互いにどんどん嵌っていく感じもよかった。秘書さんが何気に気になる。彼は受・・・よね?(笑) P付
読了日:12月18日 著者:橋本あおい
SUPER LOVERS 第6巻 (あすかコミックスCL-DX)SUPER LOVERS 第6巻 (あすかコミックスCL-DX)感想
★★★★★ う~ん・・・ハルは結局、零をどうしたいんだろう? ハルの零への愛情は家族愛>恋愛感情なのか。それとも零がまだ子供だから、大人になるまで待ってるのか。もしかして、もう枯れちゃったのか?(笑) でも、零への独占欲は人一倍で、零がよそ見したらキレちゃうし、零と喧嘩したら、酒の力を借りないと寝れないくらい悩むんだよね。添い寝を必要としてるのは、本当は零じゃなくて、ハルだろうに。本当にヘタレな男だわ。しっかし、いつまで引っ張るのかしら。もういっそ、零がハルより大きくなって、零×ハルでもいいと思うの(笑)
読了日:12月18日 著者:あべ美幸
ラスト (プラチナ文庫)ラスト (プラチナ文庫)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ SE×大学生。「ラスト」というゲームのテストプレイヤーに選ばれた真人は、元同級生3人と再会。ゲーム世界を再現した迷宮の支配者と侵入者側に分かれ、残虐な体験プレイを強いられる。宮緒さんの攻は、今まで『犬』か『腹黒』って感じだったけれど、空閑は『腹黒犬』という二つの個性を融合した新種だな。『悪夢のように~』と『渇仰』のキャラを足して二で割ったような攻だなあと思った。空閑のイカれっぷりとヘンタイ度は、宮緒作品の攻の中でも、1,2を争うかな。そして、真人はお人好しすぎる(笑)
読了日:12月20日 著者:宮緒葵
いつも王子様が (H&C Comics)いつも王子様が (H&C Comics)感想
★★★★★ 「眠り王子にキスを」とのコラボ作品。ハウスクリーニング会社御曹司×エロ漫画家で、元中学の先輩と後輩。小説版の主人公・篤史とマンションのお隣さん設定。佐原がヒナのどこが気に入ったのか最初あまりわからなかったが、佐原曰く「ドS」と「ドM」で相性がよく、「割れ鍋に綴じ蓋のいいカップル(自分でいうか!笑)」らしい。MだSだといっても、月村さん原作なので、ほんわかのぼのした可愛いラブコメだった。俺様キャラなのに、篤史にすらヤキモチやく佐原が面白かった。巻末の番外編SS小説やSS漫画、番外編Pも楽しめた
読了日:12月26日 著者:木下けい子
眠り王子にキスを (SHYノベルス313)眠り王子にキスを (SHYノベルス313)感想
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「いつも王子様が」とのコラボ。会社員×デリカ店オーナー。自分の性癖にコンプレックスをもち、恋愛を諦めてる影のある美人オーナーに、『友達』からはじめて、ジワジワ距離を縮めていく宮村の捕獲作戦は見事だった。しかし、ゴーインに篤史を連れて、親の前でカミングアウトするとは、宮原カッコ良すぎでしょ!(笑) 腰が引けてる篤史の逃げ場を見事に絶ってしまった。それに比べて、篤史の弟、最低すぎだわ。宮原の家族は本当に素敵だった。篤史にいい家族ができてよかったよ。巻末SS漫画も可愛かった。P付
読了日:12月26日 著者:月村奎
イイ関係で困ってる (ビーボーイコミックス)イイ関係で困ってる (ビーボーイコミックス)感想
★★★★★ 待ちにまった町屋さんの久々のオリジナル。広告企画事務所同僚同士、幼馴染み同士、税理士事務所所長×職員、図書館司書×高校生(後に代議士)の4カップル。表題作カップルとラストのカップルが好き。特に、高校生が成長、代議士としての再会後は、リバというか、受攻逆転しそうなカップルで、すっごくツボった。表題作も、社長が何気に気になるので、スピンオフ希望。ラストのカップルの後日談も読みたい。確かな画力に支えられた美しい絵と、色っぽいエロシーン、短編でも読み応えのあるストーリー性・・・やっぱり町屋さんは素敵だ
読了日:12月26日 著者:町屋はとこ
only you,only (GUSH COMICS)only you,only (GUSH COMICS)感想
★★★★☆ 常務の息子×主任。恋愛に臆病で一夜の相手限定の受と、仕事のデキる若手のホープで政略結婚を父親から勧められている攻。攻の出世の邪魔になると受は身をひき、受の本心を知りながら、攻は一度は世間の常識のレールに戻ろうとした。”ああいう理由”がなかったら、そのまま結婚してたわけで、そのへんがモヤッとするけど、そこがフツーの人間の狡さ・弱さかな。ゲイに対する社内の偏見の目、親の反対、子をもてない性の意味・・・とちょっと「スメルズライク~」と共通する重いテーマが絡んでる。1冊同じ話で読み応えあった。P2種付
読了日:12月29日 著者:麻生ミツ晃

読書メーター

関連記事

テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 本・雑誌

2014/01/04 09:00 | 読書メーターCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

あけましておめでとうございます。

「恋とは呼べない」で町屋さんいいなあと思っていました。
オリジナルじゃないかもしれませんが。
やっぱり読んでみることにしますね♪

今年もどうぞよろしくお願いします。

No:2846 2014/01/04 16:22 | ren #H3.T54zY URL編集 ]

ren 様

renさん、あけましておめでとうございます。

「恋とは呼べない」は1巻だけ読みました。
町屋さん大好きなんですが、「恋とは~」は原作が肌に合わなくて、1巻だけでリタイアしました。それだけに、久々のオリジナルはとても嬉しかったです。
個人的な好みですが、町屋さんのオリジナルはどれもいいですよ♪

こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします♪

コメント、ありがとうございました♪

No:2848 2014/01/04 22:33 | みずほ #o/PXu/q6 URL編集 ]

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |