KISS&CRY 氷上の美しき勇者たち 2014 Winter/フィギュアスケート日本男子応援ブック

五輪特需で、フィギュアスケート誌の刊行ラッシュが続いています。特に男子シングル本の勢いがすげーです。
スケート誌は、1900円程度の価格が一番多いんですね。けっこう値が張るわりに、お目当ての選手のページは10ページ程度。そんな中・・・ゆづ成分がいっぱいで、しかも千円以下!という、とってもコスパのよいスケート誌が、最近2冊発売されました。ゆづファンにはかなりおすすめなので、紹介しておきます。


KISS & CRY~氷上の美しき勇者たち 2014WINTER ~日本男子フィギュアスケート ソチ冬季オリンピックをTVで応援! BOOK (TOKYO NEWS MOOK 403号)KISS & CRY~氷上の美しき勇者たち 2014WINTER ~日本男子フィギュアスケート ソチ冬季オリンピックをTVで応援! BOOK (TOKYO NEWS MOOK 403号)
(2014/01/27)
羽生 結弦、町田 樹 他

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この「KISS & CRY」は、昨年も発売されました。第二弾です。第一弾の感想はこちら
第一弾に引き続き、ほぼ「ゆづ&大輔」二人誌の様相を呈しています。表紙はゆづ、裏表紙は高橋選手。
昨年と逆ですね。内容は、ゆづページが24ページ、高橋選手が22ページ、町田選手6ページ、Pチャン2ページ・・・の配分。あと、本田さんの五輪展望が4ページほどありました。

第一弾もそうでしたが、このキスクラは記事内容はたいしたことありません(笑) 写真集と考えた方がいい。
とはいえ、この内容で千円を割る価格は嬉しい限り。ゆづ OR 高橋選手、どちらかのファンならコスパ的に買って損はないと思います。反対に・・・2人のファン以外にはあまりお勧めできませんが(笑)


フィギュアスケート日本男子応援ブック (DIA COLLECTION)フィギュアスケート日本男子応援ブック (DIA COLLECTION)
(2014/02/03)
大野田徹郎

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あまり聞いたことのない出版社ですが、スケート誌の出版は初めてじゃないでしょうか。五輪特需と最近の羽生フィーバーに乗っかっちゃえ!・・・って感じマンマンですね。そのせいか、正統派(?)のスケート専門誌では考えられないユニークな選手へのアプローチが目につきます。

まず、男子応援ブックといいながら、ゆづ41ページ、高橋選手11ページ、町田選手9ページという偏った配分。
「KISS & CRY」以上です。高橋選手を羽生くんのオマケ扱いするような編集は、普通のスケート誌にはなかなかしにくいでしょうが、五輪の盛り上がりにのって、単発売り逃げするつもりの出版社だからできる技かと(笑)

とはいえ・・・これで780円という価格は、ゆづファンには感動ものでございます。わずか数ページのために1900円近く払ってる身にはこのコスパの良さは本当にありがたい・・・が!! コアなファンの私でも、ドン引きしてしまうわけのわからんキャプションはなんとかして・・・(笑)

高く美しく躍動する新世代エース  美しき蒼い炎  氷上に咲く一輪の花  豊かな感情表現にウットリ 
リボンとフリルがジョニ子っぽい❤  しなやかで美しい肉体  ロミオ様、現る  華麗にセクシーに舞う


美しいだ、華麗だとしつこいほどいってます。興味は容姿だけ? それに、ジョニ子って、あんた・・・(笑)
そして極めつきは・・・ 男らしいゆづに恋しよう 
 
”ゆづ”呼びしてるスケート誌、初めてみましたよ。編集さん、単なるファンかよ(笑) アスリートをこれだけ露骨にアイドル目線で扱うってある意味すごい。でもまあ、写真はいいです。ジュニア時代の写真とかもありますしね。
記事内容は正直つまらないです。新規のファンならともかく、コアなファンなら知ってることばかり。自分で取材してるわけじゃなくて、これまでの資料をかき集めて纏めました!って感じ。それもミーハー視線で。
とはいえ、写真だけでも買う価値はあるかと思いますよ。恥ずかしいキャプションの数々は我慢しましょう(笑)

発売以来数日たちましたが、アマゾンのスポーツ書籍部門で、ほぼ一位をキープしてるので、売れてはいるのだと思います。出版社の狙いは当たったようですね。やっぱり五輪効果ってすごいんだなあ・・・。


あと1冊おまけです。これはスケート誌ではありません。家庭画報の付録とおまけ目当てで購入しました。
通常版には今シーズンのフィギュアスケートのプログラムで使われた曲を12曲集めたCDが付録についてます。
さらに、特装限定版には、プラス羽生くんと高橋選手のポスターとポストカードがついていました。

家庭画報 2014年3月号 特装限定版 ([バラエティ])家庭画報 2014年3月号 特装限定版 ([バラエティ])
(2014/02/01)
不明

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この本の感想については畳みます。興味のある方は続きをどうぞ♪


「読んだ本」というより「聴いた本」・・・ですね。本誌は高橋選手のSP曲の作曲家・佐村河内氏と振付師・宮本氏のインタビュー記事のみ読みました。丁度付録のCDを聴いていたとき、「ヴァイオリンのためのソナチネ」が佐村河内氏ではなく、ゴーストライターが作ったものというニュースが入ってきてビックリしました。
他の曲は知りませんが、「ソナチネ」はいい曲だとは思います。でも、クラシックが売れない時代、全聾の作曲家が絶対音感を頼りに作曲した・・・という現代のベートーベンという付加価値が売れ行きに寄与していたのは確かでしょう。いろいろわかってみると、記事の佐村河内氏の言葉がなんとも白々しかったです。

CD曲は全12曲。真央ちゃん関連の曲が4曲入ってました。競技に使われた音源・編曲は、その佐村河内氏の「ソナチネ」だけでした。羽生くんのはロミジュリの原曲が入っていました。原曲はしっとりしたスローな曲なので、競技で流れるロミジュリがどれだけドラマチックに編曲されているのかよくわかります。あ~、でも無理なのわかってるけど、競技音源のロミジュリがほしかった~(笑)

家庭画報 ポスターとポスカ-1   家庭画報 ポスターとポスカ-2

家庭画報 ポスターとポスカ-3   家庭画報 ポスターとポスカ-4

限定特装版についているCDジャケット(2種類)、ポストカード、ポスター

これからも、スケート本が続々と刊行されそうですね。お財布に痛いけど、結局買ってしまうんだろうな(笑)

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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2014/02/10 08:20 | 2013-2014 seasonCOMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

m○○○ 様

m○○○さん、こんにちは。

>書籍ラッシュ、ニュースもラッシュですね。

そうなんですよね~。すごくて拾いきれません(笑)
今シーズンはかなり本も買ってると思うんですけど、次から次へとでてくるんで、もう何がなんだか・・・状態です。今も保留にしてるのが2冊あるので、そのうち書店でチェックしないと(笑)

>深夜観戦は2時まで、とか。

団体戦はまだいいんですよね。問題は個人戦ですよ。
あのスケジュールだと朝まで生テレビになっちゃうじゃないですか!
羽生くんは最終2グループのはずなので、とりあえずそこまで仮眠をとるか。
でないと、肝心の羽生くんのときに寝てしまいそう(笑)

>これは大ちゃんまっちーファンは買わないのでは・・・

応援ブックに関しては、町田くんのファンはああいう扱いはなれてるはずなので(笑)、あまり気にしないかなと。
9ページは、町田くん比では多いと思うし(町田くん、ごめん) 反対に考えれば、高橋選手と1ページしか違わないわけだし。
むしろ、高橋選手のファンはああいう扱いをされたことないので、怒って買わないだろうなと思いました(笑) 

>家庭画報は重くてコスパが良くない

本誌の記事内容に興味があればいいんですが、なかったら、ただ重いだけの代物ですよね・・・。
1400円ですが、高橋選手のポスカ&ポスターはオクでお譲りしたので、実質1000円ほどでした。

>先日お話したコスミック出版、ご購入されたんですね

ご紹介ありがとうございます。写真綺麗でしたね。
書店で現物をみて、買うのをやめるのもあるのですが、あれは迷った末、買っちゃいました(笑) 
記事内容もさることながら、やっぱり買うかどうかの決めては掲載されてる写真の好き嫌いになっちゃいますね。

>また素敵な記事を楽しみにしています

ありがとうございます。五輪中は、スケートの話題がどうしても多くなると思います。
とりあえず、男子のSPとFSまでが正念場です。頑張りましょう!

拍手&コメント、ありがとうございました♪

No:2882 2014/02/11 00:05 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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