鳴門におでかけ ~大塚国際美術館で世界中の美術品を堪能♪~

もう1ヶ月以上前の話題になりますが、6月に1泊2日で鳴門に小旅行してきました。
お目当ては、大塚国際美術館とうず潮です。特に、大塚国際美術館は前々から興味があったのです。
泊まったのはルネサンス・リゾート・ナルト。観光内容は以下のとおり。

6月3日(火)  鳴門門橋架橋記念館(エディ)、渦の道、うずしお観潮船
6月4日(水)  大塚国際美術館


大塚国際美術館は、徳島県鳴門市の鳴門公園内にある、陶板複製画を中心とした博物館。大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設されました。展示されている作品は、大塚グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたもの。オリジナルの収集ではなく、自社技術を用いてふんだんに作品を複製、展示するという、非常に特異な試みをしています。古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを、原寸で鑑賞することができる、ある意味とても贅沢な美術館です。

世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示しているので、じっくり見ようとすれば、 1日では足りないと思います。入館する前は、「複製の美術館でこの入場料(3240円)は高いのでは?」と思っていましたけど、入ったら、その料金に納得させられました。一企業の文化事業としては本当に素晴らしい。もうここまでくると、壮大な道楽だなとすら思いました。旅行クチコミサイトのトリップアドバイザーが発表した「行ってよかった美術館&博物館ランキング2011」で大塚国際美術館が1位に選ばれたというのもわかります。美術に興味のある人なら、この美術館はかなりおすすめです。

海外旅行や日本での企画展覧会などで実物を見た作品がけっこうありましたが、複製として確かによくできてると思いました。ただ中には、「さすがにこれは違うなあ」と思ったものもありました。一番そう感じたのはダビンチの「最後の晩餐」。実物を見たとき、鳥肌たつほど感動した作品だけに、さすがに複製の限界を感じました。ただ、システィーナホールのミケランジェロの天井画とかにはそこまで違和感なかったので、思い入れのある作品かどうかで、感じ方は違うんだろうなと思います。陶板画の美しさは想像以上で、楽しく美術鑑賞ができました。

ごくごく一部ですが、写真を何枚かUPしました。興味のある方は、続きをどうぞ。


      システィーナ礼拝堂

システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画を再現したシスティーナホール。

      岩窟の聖母

ダ・ビンチの「岩窟の聖母」。右はルーブル美術館、左はナショナルギャラリーが所蔵しているもの。パリとロンドンを旅行したときに、両方とも実物を見ましたが、この二つの絵画が並んでいるという奇跡(笑)は、この美術館でしかありえませんね。

      最後の晩餐修復後

      最後の晩餐修復前

ダ・ビンチの「最後の晩餐」。上は修復後のもの。下は修復前のもの。
両方を同時に見れるのは、この美術館ならでは。私がミラノで見たのは、修復後のものです。

 モネの庭  モネの庭2

モネの睡蓮の池も再現されてます。池の横にはカフェがあります。右上の写真はカフェの特製パンケーキ。

 古代遺跡  美術陶板

絵画だけでなく、古代遺跡も多く再現されていました。その中で、見たことのあるのはポンペイの遺跡ぐらいでしたが、なぜかエジプトの遺跡がないのが不思議でした。エジプトの許可がでなかったのかなと思いました。
個人的希望としては、王妃の谷のネフェルタリの墓の壁画を再現してほしい。エジプト行ったことのある人はそれなりにいるでしょうけど、王妃の谷は普通のツアーでは組み込まれておらず、なかなか見ることができないので。ネフェルタリの墓の壁画は、王妃の谷の中で一番美しいといわれています。
この美術館でしか手に入らないのがオリジナルミニ陶板。これも欲しいと思ってたもの。ミニイーゼルも売ってるので、セットで買いました。今は玄関にディプレイしています。4枚買ったので、季節ごとに絵を変える予定。

 渦の道  鳴門のうず潮

おまけ。左上は渦の道。大鳴門橋遊歩道で、渦上45メートルの高さから海上散歩できます。ガラスは入ってなく、ふきっさらし。たまたまかもしれませんが、かなり強風でした。臨場感バツグンです(笑) 右上はうず潮船から撮ったうず潮。この日は中潮の日。それでも十分だったけど、大潮の日だともっと迫力あるのでしょうね。

最後に、今回利用したルネサンス・リゾート・ナルト。コスパすごく良かったです。大阪からホテルまでの往復シャトルバスがでてるし、リーズナブルなのに、お部屋も綺麗で料理もおいしい。うず潮や大塚国際美術館観光の拠点としてはかなりおすすめです♪

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2014/07/08 10:15 | 旅行記COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

久々にこっちから♪
鳴門の渦潮は中学生の時に見たことがあります。ええ、太古の昔です。
子供だったし、寒かったという記憶しか…(^^;

大塚国際美術館、以前からここにはとても行きたいと思っているのですが、
犬を飼っているしなかなか実現に至りません。
行ったことのある人の感想がとても良いというものばかりですし、そのうち行きたい。

陶板が飾られている写真は、みずほさんのお宅ですか?
向かって右横に立っているエジプトの神のようなオブジェクトが実に気になります。
いいですね、あれ。陶板もですけど、実はこういうの大好きです(^^)


No:3301 2014/07/08 12:18 | ren #H3.T54zY URL [ 編集 ]

ren 様

renさん、こんにちは。

>行ったことのある人の感想がとても良いというものばかりですし、そのうち行きたい。

私も、みなさんと同様「とても良い」と思います(笑) 
できれば、1日かけて回ることをおすすめします。ゆっくり絵を見ながら、疲れたらカフェで休んだり・・・という、優雅な過ごし方ができる美術館ですよ。

>陶板が飾られている写真は、みずほさんのお宅ですか?

はい、うちの玄関です。

>向かって右横に立っているエジプトの神のようなオブジェクトが実に気になります。

エジプトのアヌビス神です。エジプトの神話に登場する冥界の神様であり、ミイラ作りの神様です。エジプトは多神教なのでたくさん神様がいますけど、アヌビス神のビジュアルが一番気に入ってます。エジプトに行ったときに買ったものです。

>いいですね、あれ。陶板もですけど、実はこういうの大好きです(^^)

私もああいうの好きなんです。旅行にいくと、ついつい見てしまいます(笑)

コメント、どうもありがとう♪

No:3302 2014/07/08 16:13 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

何回か訪れたことがあります。

子供が小さいころ美術館や博物館の感想を書くという宿題があって何回か訪れたことがあります。
なかなか実物を見ることができないので一箇所で全てを見ることができるというのはありがたかったです。

美術雑誌や教科書には絵のサイズがかかれておりますが今一歩感覚としてぴんとこないのですが
ここで大きさくる迫力というのが感じられて楽しめました。

本物のオーラというか迫力には全然追い付きませんがサイズを感じることができるだけでもいい勉強になった記憶があります。

モネの青い睡蓮はフランスでは咲くことができなかったそうですが、徳島とか高知の気候では花咲くことができるそうです。
庭の池一面に咲いていたら綺麗だったでしょうね。

もう一度一人でゆっくり訪ねてみたくなりました(*^_^*)

No:3303 2014/07/08 22:13 | Lianha #cIULLd6U URL [ 編集 ]

Lianha 様

Lianhaさん、こんにちは。

>何回か訪れたことがあります

朝いちばんから3時頃まで滞在して、ひととおりみて周りましたけど、かけ足という感じがありました。
複数回訪れて初めて全体像を知ることが出来る美術館という声が多いそうですが、あれだけの作品数だとそうなりますよね。
とても気に入ったので、機会があったら、ぜひ再訪したいと思いました。

>一箇所で全てを見ることができるというのはありがたかったです
>ここで大きさくる迫力というのが感じられて楽しめました。

それにつきますね。これだけの名画を一度に見れるといのは、複製とはいえ、すごく贅沢なことだと思います。やはりあの迫力は画集では得られないですから。ダビンチの部屋、フェルメールの部屋、レンブラントの部屋など、画家ごとに作品をまとめて見れるような配置になってるのも見やすかったし、絵画のセレクトもとてもよかったです。

>本物のオーラというか迫力には全然追い付きませんが

やはり本物のもつオーラはないですけど、それはしょうがないですよね。実物を見たことがあって、かつ好きな作品ほど、違いは感じましたが、それでも、複製といえど侮るなかれ・・・という陶板技術の素晴らしさは十分感じられました。

>庭の池一面に咲いていたら綺麗だったでしょうね

6~9月が睡蓮の見ごろだそうなので、今はもっと綺麗かもしれません。7月5日に、青い睡蓮が咲いたという速報がありましたよ(笑)

>もう一度一人でゆっくり訪ねてみたくなりました(*^_^*)

「テルマエ・ロマエ」ツアーとか「怖い絵」ナイトツアーとか、面白そうな企画もしてるので、今度行くことがあったら、そういうのにも参加してみたいなと思います♪

コメント、どうもありがとう♪

No:3304 2014/07/09 09:23 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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