2009年12月の読書メーター

12月の読書メーターをUPします。

内訳は、小説13冊、コミックス9冊、アンソロジー1冊。

5日ほど留守にしたことと、年末の慌ただしさも響いたのか、あまり読めませんでした。
小説では、「いとしいとしという心2」「真音2」「放水開始!?許可証をください!6?」が群を抜いてました。
漫画では、やはり「LOVE MODE」シリーズが印象深いです。


12月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:3353ページ

花は咲くか 1 (バーズコミックス ルチルコレクション)花は咲くか 1 (バーズコミックス ルチルコレクション)
評価 ★★★★☆ 古い日本家屋の下宿の大家(大学生)と少し疲れたやり手の広告マン。話はまだ導入部で、花が育つよりもゆっくりと二人の関係が変化していく。日高作品のキャラはノーブルで、派手な演技はしなくても表情と目の力だけで読者の心を掴む一流の俳優だと思う。話は淡々として地味だが、ジワジワ心に沁みてくる感じなので、1度目より再読する方が良さが実感できる。従兄弟の二人も気になる
読了日:12月31日 著者:日高 ショーコ
KEEP OUT (バーズコミックス ルチルコレクション)KEEP OUT (バーズコミックス ルチルコレクション)
評価 ★★★★☆ クライアント×ボディガードの恋愛としては王道だけど、事件部分が濃くて充実していて読み応えたっぷり。メインカップルは攻キャラのトボケた味が良い。脇カップルも魅力的。秘書の昼と夜のギャップが萌え。ワイルドな攻と色香溢れる女王様受のアダルトな雰囲気が素敵だった。小説版が楽しみ 
読了日:12月31日 著者:如月 弘鷹,ひちわ ゆか
志水 ゆき全集 LOVE MODE (3) (ディアプラス・コミックス・デラックス)志水 ゆき全集 LOVE MODE (3) (ディアプラス・コミックス・デラックス)
評価 ★★★★★ 蒼江×直也。紆余曲折を経てやっと結ばれホッした。天雷と葵一の過去も気になる。普通のハッピーエンドを迎える二人と対象的なのが誠一×朋樹。泣かせる演出とわかっていながら泣かされる最後の場面。どちらであっても救いはあるエンディングだったと思いたい。朋樹の全てを受け入れた静かな笑顔が綺麗で胸を打たれる
読了日:12月31日 著者:志水 ゆき
恋を知る日 ( 二見書房 シャレード文庫 ) (二見シャレード文庫 か 4-4)恋を知る日 ( 二見書房 シャレード文庫 ) (二見シャレード文庫 か 4-4)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 大学生×大学助手。「恋になる日」で脇役ででてたときは、もっと大人の遊び人かと思っていたが、実はこんなにお子様の俺様ヘタレ攻だったとは。健気で芯が強くて揺れない受が素敵だった。この攻には勿体ない。執着度が攻<受から受<攻になって、攻が受にメロメロになっていくのがツボ。好きパターンの可南作品
読了日:12月31日 著者:可南 さらさ
危険なプリンス~連理の契り~ (プラチナ文庫)危険なプリンス~連理の契り~ (プラチナ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 新装版「プリンス」シリーズ第三作目。毎度これだけ命の危険に晒され、無事な真澄がすごい。プリンスに愛され、皇太子に求愛され、反乱者に横恋慕され・・・男達を魅惑し続ける美姫・真澄はもはや無自覚魔性受(笑) カシムの復権のくだりはちょっと強引かなと思うけど、内容は盛り沢山で面白かった
読了日:12月29日 著者:橘かおる
魅惑のプリンス―比翼の未来 (プラチナ文庫)魅惑のプリンス―比翼の未来 (プラチナ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 新装版「プリンス」シリーズ第二作目。今回もまた死にかける受・真澄。怪我の治りは速いし、益々男前だし、精神・肉体とも強靭なスーパー受に見えてきた(笑) 攻・仁の計画はかなり杜撰で、真澄の命は危険に晒すし、今回は良いところなく終わってしまった感じ
読了日:12月26日 著者:橘 かおる
秘密のプリンス―夢の行方 (プラチナ文庫)秘密のプリンス―夢の行方 (プラチナ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 新装版「プリンス」シリーズ第一作目。アラブの第二王子×会社員。攻が王子と日本人青年の一人二役で、受が二人の男に恋をする・・・という設定が面白かった。受攻とも好感のもてるキャラで、二人に対等感があることろが良かった。受攻とも情熱的でポジティブで、感情移入しやすい。挿絵も話に合っている
読了日:12月25日 著者:橘 かおる
罪の褥も濡れる夜 (リンクスロマンス)罪の褥も濡れる夜 (リンクスロマンス)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 「清澗寺家」シリーズの冬貴編。3兄弟編でも理解を超えた彼方にいるカップルだったが、本作を読んでも印象は変わらず。異常な設定と地雷満載で感情移入できない。心は攻にあっても、ニンフォマニアで男女の見境なく身体を許し、妻以外の女にも孕ませ続ける受。受の多情を公認する攻の心にも真の平穏はない。どちらも病んでいて、死まで終わりのない煉獄。二人の関係は「愛」と呼ぶには特異すぎて、話として面白いのはわかるが、萌えは皆無だった
読了日:12月25日 著者:和泉 桂
放水開始! ‾許可証をください !6 ‾  (二見シャレード文庫 う)放水開始! ‾許可証をください !6 ‾ (二見シャレード文庫 う)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★☆☆ 3重苦で、弘が煮詰まっても、前原がそんな弘を見守っていてさり気なく心が軽くなるような助け舟をだす・・・弘のプライドを尊重しながら、甘やかさず、優しさを見せる前原の愛情がすご?く良かった。好きだな?このカップル。ワーキングBLの傑作。次が最終巻なのが淋しい
読了日:12月16日 著者:烏城 あきら
きら星ダイヤル (ビーボーイコミックス)きら星ダイヤル (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ 資産家の無職青年×医師。周囲の田舎の人達が良い味をだしていた。まだ話が広げられそうなので続編を読みたい
読了日:12月15日 著者:夏目 イサク
恋人は僕の主治医 (ブラコン処方箋2) (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫 231)恋人は僕の主治医 (ブラコン処方箋2) (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫 231)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 整形外科医同士。患者のJリーガーの方が目立って、今回少し攻の影が薄く感じた。安定した面白さはあるけど。うえだ作品らしくワークシーンがしっかりしてて、受がきっちり医者としての仕事をしてるところはいい
読了日:12月14日 著者:うえだ 真由
徒花は炎の如く (リンクスロマンス)徒花は炎の如く (リンクスロマンス)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ ヤクザ幹部×ヤクザ組長嫡男。ヤクザ設定の幼馴染みもの。ヤクザものと考えるとぬるいが、甘いのでそれなりに楽しく読めた。受のちょっと壊れた女王様ぶりが良い
読了日:12月14日 著者:名倉 和希
最果ての空 (shyノベルズ)最果ての空 (shyノベルズ)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「エス」のスピンオフ。ファンに愛された「エス」もこの作品でファイナルを迎える。最初は、意外な変化球を投げられた気分だったが、よくよく考えれば、この形もシリーズの締めに相応しいのだと思えた。BLというより、篠塚という男の生き様を描いた作品。篠塚は孤独を飼いならして、これからも頂きを目指して一人で生きていく・・・篠塚らしい選択がこのシリーズに重厚さを与えた。篠塚、江波、神津、椎葉、宗近・・・皆素晴らしい男達だった。そして、何よりも椎葉と宗近の幸せな姿が嬉しい
読了日:12月12日 著者:英田 サキ
恋日和。 (ショコラノベルス)恋日和。 (ショコラノベルス)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ セレブ社長×保育士。子持ち攻ということを除けば王道だが、受の健気さ・子供の可愛さと小椋絵が心温まる世界を築いている。性格は違えど不器用であることは共通した二人。政略結婚であることから、夫婦の亀裂は仕方ないものに感じた。また、攻の気質を造り上げた家庭環境も漠然と想像でき、ある意味受とはぴっちりパズルのピースの様に嵌っているのだと思う。その後の二人も読んでみたい
読了日:12月11日 著者:辻 桐葉
世界BL妄想童話 (kobunsha BLコミックシリーズ)世界BL妄想童話 (kobunsha BLコミックシリーズ)
評価 ★★★☆☆ 9篇の童話のBL風パロディ集。好きだったのは「人魚王子」「ごんぎつね」「桃太郎」。童話を腐女子的アプローチで描く・・・という着眼点はいい。内容も笑えるが、「危険な童話」という帯のコピーほどは過激ではなかったかな。「人魚王子」の人間の王子の婚約者や「桃太郎」のお婆さんが腐女子というのが面白い
読了日:12月10日 著者:
ヤバイ気持ち (キャラコミックス)ヤバイ気持ち (キャラコミックス)
評価 ★★★★☆ 涼司は最低だった。先輩や友人の匡の方がいい男だ。透は男の趣味が悪いが、二人が両想いになったことで良しとしよう。でも、これからも透は苦労しそう(笑) 優しくて可愛い癒し系の穂波絵がすごく好き
読了日:12月09日 著者:鹿住 槇
いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 老舗旅館若旦那×老舗紙屋跡取。95%性格悪くても、世界を敵に回しても、受に対してだけ純情ならばBLの攻は支持されるのだと再認識した(笑) 狡くて、一途な男・・・その狡さが受を守るために発揮されるなら上等なのだと。それでもまだ青かった高校時代の千秋・・・バスに乗ったままユキに別れを告げる場面が泣ける。千秋と天然魔性受・ユキ。ゾクゾクするほど濃密な色香が漂うカップルだった。「ボクと一緒に、地獄まで堕ちよ」・・・千秋のプロポーズの言葉もいい
読了日:12月08日 著者:かわい 有美子
幸せになってみませんか? (MARBLE COMICS)幸せになってみませんか? (MARBLE COMICS)
評価 ★★★★☆ 社員×課長&高校生×リーマンの2カップル。前作よりエロ度は低いが、BL的にはより読みやすい仕上り。堅物課長と童貞高校生のお人好しで押しに弱いところが可愛い。リアルな性器も健在だが、「隣の」より絵が全体的に垢抜けた。この作者の独特の味のあるコメディセンスは貴重。表題作のオヤジ受も良いが、外見を裏切るビッチなリーマンの話の方がより好きかな
読了日:12月07日 著者:腰乃
真音〈2〉 (リンクスロマンス)真音〈2〉 (リンクスロマンス)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 富樫と進藤。謎に包まれていた二人の過去が段々解き明かされてきたが、全貌を知るには最終巻を待たねばならない。そして、サメの過去も明らかに。富樫のきな臭い周辺も最終巻でひと波乱ありそうだし、最後まで目が離せない。富樫を拒否していた進藤が富樫に安らぎを求め始め、富樫は進藤に完全にメロメロ。相思相愛になってきて萌え度もUP
読了日:12月06日 著者:谷崎 泉
てのひらの星座 (キャラコミックス)てのひらの星座 (キャラコミックス)
評価 ★★★★☆ 従兄弟同士・1歳差年下攻。ピュアでしっとりした好きなテイストなのだが、話自体の印象は弱かった。だが、絵がすごく話に合っている。メリハリの少ない、空気感だけで読ませる話だけに、作画とストーリーの相性とか、絵柄の好き嫌いの比重が大きい。その意味では、優しくて透明感のある温かな作画の良さが、ストーリーを何倍にも引き立たせていたと思う
読了日:12月03日 著者:穂波 ゆきね,桜木 知沙子
志水ゆき全集2 LOVE MОDE (2) (ディアプラス・コミックス・デラックス)志水ゆき全集2 LOVE MОDE (2) (ディアプラス・コミックス・デラックス)
評価 ★★★★☆ 嵐×いずみカップル誕生、それに晴臣×葵一と、「是」みたく総ホモ化で、蒼江家を中心に楽しいファミリーになってきた。その一方で、直也が家族を一挙に失った事故の真相が絡む。二人の高校生は光と影のように対照的。直也の境遇の暗さが和泉の天真爛漫さでカバーされてて、全体のバランスのとり方が上手い。一番遊び人そうな蒼江の直也に対する純情がいいなあ。いずみも過去のトラウマから解放されて良かった。「是」と同様、これもすごく嵌るシリーズ
読了日:12月03日 著者:志水 ゆき
志水ゆき全集1 LOVE MОDE (1) (ディアプラス・コミックス・デラックス)志水ゆき全集1 LOVE MОDE (1) (ディアプラス・コミックス・デラックス)
評価 ★★★★☆ 「是」の勢いで購入。志水氏の初期作品のため、今とかなり絵が違う。本編と巻末の書き下ろしイラストの4人ではまるで整形前と整形後(笑) 最初は戸惑いがあったが、テンポの良い切なさを含んだストーリーに引き込まれ、絵の古さは気にならなくなった。やんちゃな受は大好きなので、2巻以降も楽しみ。全巻購入決定
読了日:12月02日 著者:志水 ゆき
愛を乞う (キャラ文庫 や)愛を乞う (キャラ文庫 や)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 歪んだ変則的な主従関係もので幼馴染みもの。攻の父と受の母の醜悪さを前面にだしてるが、どこか造りものめいて薄っぺらく感じた。両親の呪縛からの解放の経緯もイマイチかな。特に攻。父親が死ななくても自力で飛び出す気骨が欲しかった。離婚も後味悪い。せめて婚約破棄だろう。高校の寮生活の中で、気持が寄り添っていくあたりは良かったが、再会からの部分はもたつきが目立つ
読了日:12月01日 著者:夜光花

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2010/01/02 16:03 | 読書メーターCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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