羽生結弦選手 「荒川静香Friend+α」に出演 その2

2月29日に放送された、「荒川静香Friend+α 2015-2016」の2回目です。
なお、今日3月14日、再放送があります。1回目の記事はこちら

長いので何回かに分けて記事にしてます。2回目は、「羽生結弦の柔軟性」「オリンピックチャンピオンとして」「荒川静香からみた、羽生結弦の魅力」。

よく、ジャンパーは身体の硬い人が多いといいます。なので、けっこうスピンが苦手だったり。
結弦くんの特異さは、ジャンプと柔軟性を兼ね備えていることでしょう。二十代に入ったことや、トレーニングによって、体幹が安定してきたこともプラスになってるようです。

昨年の札幌の全日本と同じ会場だった初優勝の2012年の全日本を”ほろ苦い思い出”といってますね。私たちファンにとっても、最高にうれしかった反面、ちょっぴり思い出すのがつらい大会でもあります。それは、ショートの得点差での逃げ切り優勝だったからではなく、大会終了直後、あの強気な結弦くんが、「スケートから少し離れたい」とこぼしたほど、会場の雰囲気(特に表彰式)がブリザードだったから。今は、会場のほとんどを味方につけている結弦くんですが、かつてはそういう時代もあった。でも、オリンピックチャンピオンになった今、彼にとってもうとっくに過去のものかと思っていたので、今でもフラッシュバックするのか・・・と驚きました。

どれだけ多くのファンに応援されても、コーチがサポートしてくれても・・・リンクの上ではだれも助けてくれません。特に、頂点を極めた今・・・どんな世界でもトップになればなるほど、孤独な戦いになります。特に、今の彼は、自分自身の記録と戦っているような状態。ときには、その重圧に押しつぶされそうなときもあるでしょう。それでも、リンクにのれば、ネガティブな気持ちを忘れるといえる・・・本当にスケートの申し子ですね。

対談をおこしてますが、長いのでたたみます。読みたい方は「続きを読む」からどうぞ。

friend+α2015-2016-2 羽生


よろしければポチっとお願いします♪

人気ブログランキングへ


<羽生結弦の柔軟性>

荒川 : 以前お話しを聞いたときは、「もともと柔らかいんです」ってことだったけど、柔らかさゆえに安定しないようなところが脆さにつながるんですよね、柔らかい人って・・・。

羽生 : そうですね。だから、小さいころは本当にジャンプが全然跳べなくて。全然ってほどじゃなかったかもしれないですけど。

荒川 : 可動域が広くて難しいんですよね。

羽生 : だから、僕、ダブルトゥループが最後ですし、ダブルの中で。あとは、そうですね。ダブルアクセルは早かったですけど。やっぱり、トリプルトゥループに関しては、すごく遅かったですね。筋肉が全然固くなかったので、グニャンとなって跳んでたから。

荒川 : 前は、四回転をやるようになっても、抜けるときとかありましたよね。やっぱり、可動域が広いから、止まらない・・・っていうのがめだっていたけど、今は体幹が強くなって、ブレないっていうのが印象的なんですよね。

羽生 : 今シーズンは、スケートカナダあたりですかね。それから、少しずつ簡単な・・・毎日10分とか5分とかのトレーニングですけど、体幹を鍛えなきゃな~と思ってやってる部分もあって、それも生きてるかな~と思いつつ。本当につらいトレーニングでもないので、やっとそこの部分が使えるようになってきたというか、そういうのもあるのかなと思います。

<オリンピックチャンピオンとして>

羽生 : オリンピックで金メダルとりたいって思いはすごく強かったですし、オリンピックのとき。実際、ショートではよくて、すごく点数よかったですし。なんか、やってみての感想として、環境は全然違うんですけど、やることは一緒だよな・・・って。

荒川 : いつも全力を投球しているのにはかわらない・・・?

羽生 : まあ、アップの仕方も、オリンピックだからといって特別かわるわけじゃないし、それまでの経験がなくなるわけでもないし。だから、たぶん、これはすごくいつも思っていることで、すごく贅沢だなって思うのは、完璧な演技でオリンピック優勝できたわけじゃないので・・・。たとえば、これが、今シーズンのNHK杯であったり、グランプリファイナルだったり、ああいう演技で、もしオリンピック優勝できていたら、もうちょっと燃え尽きてたと思うんですよ。ただ、自分自身、サルコウの失敗であったり、フリップの失敗であったり、いろいろ失敗があって、課題が見つかった試合でもあったので、何かその・・・オリンピックで優勝したっていうよりも、一つの大会で優勝して、課題がたくさん見つかって・・・みたいなイメージがまだありますね。

荒川 : ソチを終えた後は、一番、羽生選手が難しかっただろうなという・・・私が想像したこととしては、オリンピックで金メダルとって、その後世界チャンピオンにもなって、インタビューだったり、スケート以外に付随してくるものが増えて、頭もいろいろ使わなきゃいけなかった。その中で、またシーズンがすぐにきてしまった。一番難しいだろうな、勝った後というのは・・・と思ってたんですけど、それに対しては、どんな風にとらえてました?

羽生 : それがですね、意外と難しかったんですけど、あの・・・衝突事故というものがありまして(笑)  中国で思い切り怪我をしたので、それから意外と吹っ切れちゃいましたね。もう完全に”オリンピックチャンピオン!”みたいな感じでずっときてたんです。”オリンピックチャンピオンとして!”、”オリンピックチャンピオンとして!”・・・。

荒川 : それまでは(オリンピックチャンピオンに)ちょっととらわれている部分があった・・・?

羽生 : あったと思います。ただ、あそこで一度怪我したことによって、あれはもう見てる人もすごい不安だったと思うし、印象もあまりよくないと思うんですけど、逆にあれのおかげで、なんか、その”チャンピオンとして”というよりも、”復活しなきゃ”というのが一番強かったのかな。あのシーズン乗り越えられちゃったから、ある程度、もう”オリンピック”というのはおいとける。で、結局、先シーズンは世界選手権銀だったので、またそれもどんだけグランプリで勝っても、全日本で勝っても、世界選手権銀にはかわりないので。すごく、自分が追いかける立場ではいられるかなと思います。

荒川 : すべてをいつもプラスに転換しようと・・・。

羽生 : うん、なんかしゃべってるとしてますね、意外と。でも、僕もけっこう、なんだかんだ引っ張られるんですよ。たとえば、近々の話でいうと、札幌の全日本選手権なんかは、自分、札幌の全日本で、3年前・・・4年前かな?・・・に、実際、ショートでノーミスして、フリー、あんまり・・・あんまりっていうか、4回転もきれいに決まらなかったですし、自分の中ですごいほろ苦い思い出があって、それに引っ張られているところも、なくはないんですよ、やっぱり。

荒川 : そうなんだ。

羽生 : あとは・・・なんていうかな。本当に失敗のことしか考えられないときとかあるんですよ。

荒川 : ネガティブな羽生選手のときもあるんですか?

羽生 : そう、すごくネガティブになるんですよ、実際は。もう・・・すべてを拒絶したいくらいまで、落ちこぼれるときがあるんですけど(笑)  でも、たぶん、やっぱりスケート好きなんですよね。

荒川 : リンクにのったら、また気分が変わる・・・?

羽生 : リンクにのっていて、「あ~、ダメだ、ダメだ」って思いながら滑ることって、基本ないですね。リンクにのって・・・やっぱり、ジャンプとか好きだし、その・・・唯一、自分の思い通りにできる時間なんですよ、演技してる間って。自分がどれだけ集中していて、体の状態がどうで、自分の気持ちがどうで・・・っていうのが、すべてあらわれるわけじゃないですか。もちろん、そこで皆がサポートしてくれて。だから、その時間がすごく好きなんですね。自分の思い通りにできる・・・もちろん、それって孤独かもしれないけど、ある意味、孤独かもしれないけど、やっぱりそこまで支えてくれる皆さんがいるし、応援してくれる皆さんが・・・直接見てる方々もたくさんいるし、だからとても好きなんですね。

<スケーター・羽生結弦の魅力とは?>

荒川 : 脆さがなくなったんですよね。ソチの前には、まだ・・・たぶん、十代の成長の変化が大きかったこともあって、筋力だったり、体力だったり、いろいろなバランスをとるのが難しいんじゃないかなとみていたときもあったんですけど。
とにかく、ひとつの作品として、クリーンに滑り上げる・・・しかも、簡単な難易度ではないプログラムを滑っているので・・・そこがすごいなと。
目標としている試合をすべて制してきているので、今はもう目標が試合を制することというよりは、自分を極めることに入っていると思うんですよね。どこまで自分自身が伸びられるかという可能性にチャレンジしている。守る気持ちがでてきてもおかしくないところで、彼自身はいつも失敗を恐れずに挑み続けている。で、また今シーズンはそれを成功させている・・・その成長をやめないところがすごいところだなと。
なんか・・・見続けたいなと思う、そういうスケーターだと思いますね。


関連記事

テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2016/03/14 09:35 | 2015-2016 seasonCOMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

みずほさん
こんばんは

ジャンプとスピンの両方が得意な選手って、本当に少ないですよね。彼は、しなやかでいて力強い。だからどこをどう切りとっても美しい。
OPのFSが上手くいかなかった(しかし、後半の立て直しには鳥肌が立ちました……だからこその金メダルですね)、にも関わらず優勝した。これって、天の絶妙な配剤だわ~。とあの時思ったのを思い出しました。FSもノーミスだったら、如何に賢い羽生君でも、天狗になっちゃったかも知れないし、燃え尽きたかも、と。
でもそれと同時に「オリンピックチャンピオンに相応しい演技じゃなかった」という思いに苦しんだのですよね。
実際そういう声も耳に入っていたでしょうし。
さぞや悔しかったことと……。
2014年シーズンの前は、本当に肩に力が入っていましたよね。
彼が「オリンピックチャンピオンとして」って言うたびに、何か、胸が苦しくなりました。(思えばあのころは、子供だったな~、なんか一昨年のこととは思えない)
この対談の中で、何回も「スケートが好き」って言っていたのが、嬉しかったですね。
何があっても、大好きなスケートをすることで彼自身が救われてきたのだろうな。
大好きなことをしているから、見ているこちらも嬉しく、幸せになるのですよね。そんなことに改めて気づきました。

いよいよ本番が目前に迫ってきましたね~!!
草太くんの骨折とか、プル様の手術とか、テンくん治っていないとか……。
どうか怪我なく、存分に練習できていますように。
そういえば、ハビくんとかパトちゃんとか、怪我したって話
聞いたことないような。コンスタントに成績残すのに重要な
要素ですね。
羽生君は、なんかこの面でも別格なような。
あんなに大怪我したり、病気したりしたのに。。。。

No:5233 2016/03/14 21:43 | レモンパイ #- URL [ 編集 ]

みずほさん、こんにちは

書き起こしありがとうございます!

はあぁさすが…なインタビューですね。
この数日、空いた時間に彼のスケーティングをひたすら見まくって英気を補給してる身としては感慨深いものがあります。

今シーズンから遡って、去年の上海ファントムとか、ニースのロミオを何回もリピしては「たちあがるぞ!」という勇気を分けてもらってます。

もうワールドまで半月ですね~山本草太くんがケガでジュニアワールド欠場、と聞いてからひたすら日本選手のステイヘルシーを祈念してます。

No:5234 2016/03/14 22:27 | なすか #- URL [ 編集 ]

レモンパイ 様

レモンパイさん、こんにちは。

>これって、天の絶妙な配剤だわ~。

結弦くんのフリーが終わったとき、「これは今回は銀か・・・」と覚悟しました。でも、チャンが予想以上にグダって、「これはもしかしたら・・・」と思ったら、結弦くんが優勝とわかって、そのとき思ったのは、「ああ、これが、よくいわれる”もってる”っていうことなんだな」と。やっぱりスケートの神様に愛されてると思った瞬間でした。

>実際そういう声も耳に入っていたでしょうし。

タラソワははっきり「二度も転倒してオリンピックチャンピオンになった選手はいない」と言ってましたね。二度転倒したといっても、フリーの1位もやっぱり結弦くんで、ソチの男子フリーは自爆大会でしたから、結弦くんだけがどうこう言われるのもおかしいのですが。チャンなんて、2Aでよろけてましたからね。とはいえ、タラソワの言葉も、当然、結弦くんの耳に入っていたでしょう。でも、そのタラソワが、今は手放しに絶賛してます。五輪の金にふさわしくないといっていた人でさえ、今はそれに値すると認めさせてしまっている・・・彼のオリンピックチャンピオンとしての意地だと思います。

でも、基本にあるのは、彼のスケート愛でしょう。好きなことをしてるから、苦しくても乗り越えられるのでしょうね。

>コンスタントに成績残すのに重要な要素ですね。

「無事これ名馬」ということわざがあるくらいですからね。結弦くんも「怪我をしたら終わり」と言ってました。長く競技を続けるには、なにより重要なことですね。

コメント、どうもありがとう♪

No:5235 2016/03/15 08:49 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

なすか 様

なすかさん、こんにちは。

>山本草太くんがケガでジュニアワールド欠場、と聞いてからひたすら日本選手のステイヘルシーを祈念してます。

ネイサンと山本くんと、有力選手二人が怪我で欠場で、クワド全盛時代の闇の部分をみた思いです(日本のジュニアは、もしかしたら1枠かしら)。とはいえ、ルール改正でもない限り、この波は止まらないでしょうから、「怪我しなかった選手が生き残る」みたいな時代になりそうで、ちょっと怖いですね。

ネイサンも、コーチに隠れて、コーチの指導以上にクワドを跳んでいたみたいですし、山本くんも、大西さんから長久保さんにコーチを変えて、ジャンプは以前より安定したけど、スケーティングがおろそかになって、滑りが荒くなった・・・とスケオタの間で言われてました。最近は、身長が伸びてクワドやアクセルがあまり安定しなくなってたから、焦りもあったのでしょうか。いずれにしても、ジュニアも、トップを争う子たちは、頭の中は「クワド、クワド、クワド」でいっぱいなんでしょうね。今にして思うと、リンク事情が悪くて、身体の未熟なジュニア時代に、高難度ジャンプの練習があまりできなかったのは、長い目でみたら、結弦くんにとってよかったのかも・・・と思えてきました。
結弦くんも、今追い込んでる最中でしょうけど、ただただステイヘルシーを祈るのみです。

コメント、どうもありがとう♪

No:5236 2016/03/15 09:03 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

長文の書き起こし、感謝です。

こんばんは

書き起こし、有り難うございます。今回、書き起こしていただいた部分も、色々と興味深かったですね~
そういえば、2014年の夏ごろは、やたら「オリンピックチャンピオンとして」と言ってましたっけ。ソチでのタラソワ評は、私が聞いても悔しかったので、羽生君はさぞ悔しい思いで一杯だったと思います。(でも、あれはスケジュールが酷かった所為もありました。)
兎に角、そのような悔しい経験も糧にして今日があるのでしょう。

2012年の全日本は…現地に行った知人に様子を聞きました。以前にも書きましたが、羽生ファンの方も(理不尽な攻撃で)大変でしたわ。羽生君も確か昨年のワールドのプレカンで、この試合に言及していましたね?ノイズか何かあって、精神状態が苦しかった、と。ブライアンの言葉に救われたそうですが、あの状況は18歳の彼には相当キツかっただろう、と今も胸が痛みます。

ところで、草太君骨折の報はかなりショックでした。フィギュアに限らず、アスリートには、怪我を抱えながら、折り合いをつけてギリギリの所で試合に臨んでいる人が多いと思います。プル様も手術されたようですしね。
みずほさんはNHKで放映された「もっと強く」は御覧になったことがありますか?(2011年の1月に放映された)シニアデビューの前の2010年の映像ではアイリンでガンガンにクワドの練習をしていました。(コケまくっていたので、ヒヤヒヤものでした)
今は、そのような無茶はせず、計画的な練習を重ねていると思いますが、何よりステイヘルシーです。

No:5239 2016/03/15 22:56 | あお #Q3cyE8.I URL [ 編集 ]

あお 様

あおさん、こんにちは。

>やたら「オリンピックチャンピオンとして」と言ってましたっけ。

えらく肩に力が入ってるなという印象でした。彼も若かったんでしょうね(今も若いですが)。

>でも、あれはスケジュールが酷かった所為もありました

SPの翌日にFS。しかも、SPの3位までは夜中までプレカンに駆り出され、翌朝から公式練習でほとんど眠れず・・・というひどいスケジュールで、結果、自爆大会に。氷の状態も悪くて、水たまりできてましたよね。劣悪な条件で試合させたのはロシア。そのロシアのコーチであるタラソワの批判だったので、カチンときた覚えはあります(笑)

>あの状況は18歳の彼には相当キツかっただろう、と今も胸が痛みます。

そういえば、ワールドのプレカンでも触れてましたね。それだけあのときの心の傷は深かったということでしょう。あのときは、震災から立ち直って頑張ってる日本人選手をこれだけ叩ける人が、同じ日本人の中にいる・・・ということが信じられませんでした。
「全日本はT選手が優勝に相応しかった、それはなぜか・・・と、十数枚にわたる長文の手紙を羽生結弦に送り付けてやった」と、自慢してるデ○オタもいたそうです(ネット上のことなので真偽はわかりませんが)。実際、全日本の会場で、彼にひどい言葉を投げつける人がいたそうだし、その後も、脅迫に近いような誹謗中傷の手紙が彼に送り付けられていたのだろうことは想像できます。まあ、そういうことの積み重ねで、かえってメンタルが鍛えられたのかもしれませんが。

>みずほさんはNHKで放映された「もっと強く」は御覧になったことがありますか

残念ながら見てません。2011年1月だとまだファンになる前でしたから。

>シニアデビューの前の2010年の映像ではアイリンでガンガンにクワドの練習をしていました

アイリンでは、リンクを使えるのが1日に1時間しかなかったので、スケーティングは後回しで、ジャンプの練習ばかりしてたとか? それでも、もっとリンク事情がよかったら、ジュニアのころからもっとクワドをガンガン跳びまくっていたのだろうなと思うと、ちょっと怖いですね。膝は消耗品だといいますから。

>何よりステイヘルシーです

そうですね。ワールドでは万全の体調で臨めるように願うだけですね。

コメント、どうもありがとう♪

No:5240 2016/03/16 10:48 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

2012と同じ真駒内スケートリンクだったので、気持ちを引っ張られた・・何一つ悪いことをしていないのに故なきバッシングにさらされてどんなにつらかったかと思います。
おそらく、彼は今後、若い選手がのびてきても決して同じ目にはあわせたくないという気持ちが強く、この体験を話す気になったのではないかと推測しています。
わたしは以前は高橋さんも応援していたのですが(というか全員応援していました)、ある日、高橋さんのファンのブログを読んでいたら(このブログ主さんはとてもフラットな人だと思い込んでいました)、ブログには普通のことしか書いていなかったけれど、コメント欄のやりとりで「あの2012年は仕方ないですわよねえ。無理矢理世代交代させて」「ブーイングなんかしてませんわよね、エーイングくらいで」と書かれているのを読んで、もう、すっかり信じられなくなりました。
過去の演技集を見ていると、キムヨナさんも日本開催の試合でかなりの地蔵行為を受けていました。顔を背ける、拍手しない、無表情。以前はこんな行為がまかり通っていたのかと背筋が寒くなりました。
小塚くんが去年の全日本の会場を見渡して、とても満足そうな表情を浮かべていました。彼もまた、思うところがあったのでしょう。
SOIは行く気がなかったのですが、小塚くん引退の報を聞いてあわててチケットを取りました。
東京公演の日でよかった・・デビューの時から見守ってきた小塚くん。最後の日はもう、思いっきり、精一杯拍手を送ってきます!

No:5241 2016/03/16 11:43 | ひろ #WGv/JGO2 URL [ 編集 ]

ひろ 様

ひろさん、こんにちは。

>もう、すっかり信じられなくなりました。

ブロガーの立場からいうと、記事よりコメントの方が本音がでやすいです。私は基本スタンスとして、記事にはネガティブな内容はかかないようにしてます。かかなければならないときでも、極力オブラートに包んだ表現で書きます。でも、コメント欄は、同好の人が集まるので、井戸端会議のようなやりとりになり、記事より本音をぶっちゃけやすいんです。記事じゃないから、まあいいか・・・と多少箍が外れますし。そのブロガーさんもコメント欄の方が本音でしょう。それでも・・・まあ、かなり抑えてんじゃないでしょうか? 私も記事よりはぶっちゃけてますが、それでも抑えてますから(笑) 

>このブログ主さんはとてもフラットな人だと思い込んでいました

それはそのブロガーさんのポリシーなんですよ。下品なブログにしたくないということでしょう。高橋さんの応援ブログと名乗って、他選手sageばかりしてる下品なブログもありますが、それは、高橋さんのファンのイメージを下げ、最終的には、高橋さんのイメージをも下げることになります。少なくともそのあたりはわきまえてる人なんだと思いますよ。ただ、コメント欄のレスだと、つい本音をポロリって感じなんでしょうね。

>キムヨナさんも日本開催の試合でかなりの地蔵行為を受けていました

よく、「日本のファンは素晴らしい。どの選手にも温かい拍手や歓声をくれる」とか言われますが、そうでない人もいますよね。
そのうち、宮原さんも地蔵行為受けそう(笑) NHK杯以降の宮原さんへのバッシングをみてると、かつての結弦くんへのバッシングを思い出します(結弦くんへの攻撃よりはだいぶマシですが)。「羽生選手のファンは宮原さんに好意的な人が多い。WFSの表紙をRTしてたのは7~8割、羽生ファンだった」と言ってる人がいましたが、かつて同じ境遇だったから同情されてるのかしら(笑) こういうのも、浅田さんのイメージを落とすだけだから、本当にやめてほしいですね。

CSのフジテレビONEで、小塚選手が優勝した全日本を放送してたんですよ、2年くらい前かな。そのときの、会場の雰囲気がすごく冷めてるんですよ。拍手もあまりないし。ああ、小塚選手も同じような目にあってたんだなあと思いましたね。

小塚選手も、ソチ五輪の代表選考でとても辛い思いをしたでしょうし、今回は完全引退宣言には、いろいろ思うところがあってのことなのかしら。結婚したので、安定性をとったのかもしれませんが、スケーティングは一級品だっただけにもったいないですね。

SOI、小塚選手の最後の演技を存分に堪能してきてください。最終公演、テレビ放送してくれないかしら。

コメント、どうもありがとう♪

No:5242 2016/03/16 15:47 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |