羽生結弦選手出演「殿、利息でござる!」についての情報いろいろ

結弦くんの出演する「殿、利息でござる!」の完成披露試写会がありました。

「殿、利息でござる!」完成披露試写会に豪華キャスト集結(2016.4.7 FNN)

5月14日公開の映画「殿、利息でござる!」の完成披露試写会に、竹内結子さん(36)、阿部 サダヲさん(45)、瑛太さん(33)、妻夫木 聡さん(35)ら、豪華キャストが集結した。
映画には、物語の重要な役割を果たす殿様役で、フィギュアスケートの羽生結弦選手(21)が出演する。
舞台あいさつでは、竹内結子さんのことが気になって仕方がない、きたろうさん(67)が、「竹内さんのドレス、背中がすごくすてきなので、ちょっと見ていただきましょう。もう、ずっとそこしか見ていないです」と話した。


いよいよ、あと1か月少しでロードショーですね。待ち遠しいですね~。


原作本の「無私の日本人」の映画版ジャケットの文庫本もでてますね。

   無私の日本人表紙1

   無私の日本人表紙2

この映画版ジャケット、2種類あるようです。表紙の右上に「殿役で羽生結弦映画初出演」と文字だけで告知してるものと、写真のように左下に小さく写真が載せられているものとあるので、これから本を探される方は、ご注意ください。


こんなMAD動画ありました。原作と、この動画で、映画公開までの間に「重村」補給しましょう(笑)

  羽生結弦【MAD】仙台藩藩主・伊達重村 yuzuru hanyu
  


では、最後に・・・もう2か月ほど前の記事なので、もうご存知の方も多いでしょうけど(特に、読売新聞購読者)、まだ知らない方もおられると思いますので、一応書きおこしておきます。
原作者による「羽生結弦重村誕生秘話」です。

磯田道史の古今をちこち 羽生君「殿」を演じる  (2016.2.10 読売新聞)

フィギュアスケート選手の羽生結弦君が映画「殿、利息でござる!」に出てくれた。5月14日から松竹系で全国公開だから、まだ一般にはみられない。しかし、僕はこの映画の原作「無私の日本人」(文春文庫)の著者である。完成した映画の初試写会で羽生君たちを、こっそりみせてもらった。
自分の映画で恥ずかしい話だが、無茶苦茶に泣けた。初号試写で、出演女優が号泣することはある。出た女優が試写で泣かないような映画は駄目である。しかし、今回驚いたのは出資会社や広告代理店の男など、おじさんまでボロボロ泣きながら試写会から出てくることだった。羽生君が出演してくれるまでの経緯を書いておきたい。
<中略>
当然、映画でもこのシーンを描くことになった。ところが、出演者の阿部サダヲ・瑛太・妻夫木聡を圧倒する存在感の「殿」を演じる俳優さがしに困った。そこで中村義洋監督と松竹の池田史嗣氏が相談して「スケートの羽生君にお願いしてみよう」となったらしい。僕の原作本を羽生君のお父さんに持って行って読んでもらったら、親子で考えてくれ、しばらくしてOKがきた、という。
仙台出身の羽生君は、震災後の東北を励ますことへの志がしっかりしている。映画が仙台の話でまさに庶民の町おこしをテーマにしており、時代劇出演がスケート演技にもどこかで生きるとも思われての決断であったと、あとで聞いた。
<後略>


結弦くんを「重村役」に抜擢した経緯の部分だけ抜粋しました。長いので全文はたたみました。
全文を読みたい方は、「続きを読む」からお願いします。


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磯田道史の古今をちこち 羽生君「殿」を演じる  (2016.2.10 読売新聞)

フィギュアスケート選手の羽生結弦君が映画「殿、利息でござる!」に出てくれた。5月14日から松竹系で全国公開だから、まだ一般にはみられない。しかし、僕はこの映画の原作「無私の日本人」(文春文庫)の著者である。完成した映画の初試写会で羽生君たちを、こっそりみせてもらった。
自分の映画で恥ずかしい話だが、無茶苦茶に泣けた。初号試写で、出演女優が号泣することはある。出た女優が試写で泣かないような映画は駄目である。しかし、今回驚いたのは出資会社や広告代理店の男など、おじさんまでボロボロ泣きながら試写会から出てくることだった。羽生君が出演してくれるまでの経緯を書いておきたい。
この映画のあらすじはこうだ。主人公・殻田屋十三郎は仙台藩領(宮城県大和町)の吉岡という貧乏な宿場の酒屋。伝馬役という藩の荷物運び役儀が重く、宿場から夜逃げが続出。衰退しつつあった。家数が減れば1軒あたりの負担はさらに重くなる。また夜逃げが増える悪循環。そこで殻田屋たちは、奇抜な解決策を思いついた。宿場の旦那衆9人が犠牲になり1軒平均で今の約3000万円余をだしあい総額3億円の基金をつくる。それを仙台藩の殿様に年利10%で貸し付け毎年3000万円の利息をとり、100軒ある宿場の家々に30万円ずつ配る制度を作って衰退を止めるというもの。
殿が百姓から年貢を取る江戸時代。殿から金をとる途方もない計画だった。ところが、殻田屋たちは大変な苦労と知恵で、お上と交渉。この基金制度を藩にみとめさせていく。そして、これは実話なのである。
僕はこの基金にお金をだした無名の庶民9人のことをしらべた。一番多くお金を出したのは殻田屋の実兄・浅野屋甚内。実に一人で9000万円出した。当然、家業が傾く。その後、どうしたのか調べると、故・吉田勝吉という地元大和町の篤志家が浅野屋の墓碑の拓本をとっていた。それを読み解いて驚くべきことがわかった。
なんと浅野屋は仙台藩から「褒美をやる。仙台城下においで」といわれたが、「足が悪い。自分は馬や駕籠には乗らない。駕籠は人間が担ぐ人の方を苦しめる乗り物。乗らない主義です」といって出てこなかった。すると奇跡が起きた。仙台藩主・伊達重村が、浅野屋に会うため、みずから宿場の浅野屋まで出向いて、店にあがり、浅野屋のお酒に命名して揮毫(きごう)し、支援してくれていた。藩主が貧乏宿場の酒屋に乗り込んできたのだから当時の人はさぞかし驚いたに違いない。
当然、映画でもこのシーンを描くことになった。ところが、出演者の阿部サダヲ・瑛太・妻夫木聡を圧倒する存在感の「殿」を演じる俳優さがしに困った。そこで中村義洋監督と松竹の池田史嗣氏が相談して「スケートの羽生君にお願いしてみよう」となったらしい。僕の原作本を羽生君のお父さんに持って行って読んでもらったら、親子で考えてくれ、しばらくしてOKがきた、という。
仙台出身の羽生君は、震災後の東北を励ますことへの志がしっかりしている。映画が仙台の話でまさに庶民の町おこしをテーマにしており、時代劇出演がスケート演技にもどこかで生きるとも思われての決断であったと、あとで聞いた。
実は、僕も古文書を扱う役で、一瞬、出ている。和紙の文書処理という日常やっていることでの出演だからか「あまりにも自然すぎて溶け込み、先生がどこに居たかわかりにくかった」と週刊誌の記者にいわれた。(日本史家)

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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2016/04/10 13:35 | 2015-2016 seasonCOMMENT(10)TRACKBACK(0)  TOP

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No:5444 2016/04/10 18:31 | # [ 編集 ]

ぴ○ 様

ぴ○さん、こんにちは。

>王者のメソッドはまだ購入していないのですが、どうでしたか?
>野口さんは信頼できるライターさんですか?

購入したまま、まだ読んではいませんが、写真がとても素晴らしかったです。
万人受けするフィギュアスケートライターってあまりいないので(笑)、好き好きだと思いますが、個人的には、青嶋さんよりマシだと思ってます。

>今晩はいよいよ「情熱大陸」ですね。

良かったですね。ただ、3か月密着してあれだけ・・・ってことはありえないので、やっぱりDVD発売するのかな。

コメント、どうもありがとう♪

No:5450 2016/04/11 01:09 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

みずほさん、こんにちは

昨日の情熱大陸で「日常生活の中でもスケートに活かせることを意識して…」のような受け答えがありましたが、まさその実例(映画は「日常」ではないにせよ)のエピソードですね。

私も原作読みました。ターゲット的にはサラリーマンのおじさま方を狙った時代劇版「池井戸潤作品」みたいな印象でしたが、映像化に羽生くんを起用したことで明らかにターゲット外だった老若男女が見るでしょうね。公開が楽しみです♪

情熱大陸、せっかく三ヶ月も密着したなら未公開シーン焼いて発売しろ!せめて限定配信しろ!はファンの本音ですよね。

No:5451 2016/04/11 07:26 | なすか #- URL [ 編集 ]

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No:5453 2016/04/11 09:59 | # [ 編集 ]

なすか 様

なすかさん、こんにちは。

>私も原作読みました。

買ったけど、まだ読んでないんです。原作本買うのが遅かったのは、映画版ジャケット版が買えたのでかえってよかったかなとは思ってますが、映画が始まるまでには読みたいです。

>未公開シーン焼いて発売しろ!せめて限定配信しろ!はファンの本音ですよね。

情熱大陸のtwitterで、いつもは見逃し配信をしてるけど、今回の羽生編は見逃し配信はしないそうです。やっぱりDVDだすからかしら。調べたら、過去に綾野剛(誰??)という人のDVDだしたことがあるみたいなので、可能性はあると思うんですよね。売れるの間違いなしだし。

コメント、どうもありがとう♪

No:5454 2016/04/11 14:03 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

八○ 様

八○さん、こんにちは。

>ネット上ではタガが外れてしまうヒトがことのほか多いようです。

ご心配いただきありがとうございます。そうですね。ブロガーとの適度な距離感を完全に踏み越えてしまわれたケースだと思います。

淡々と情報のみを提供しているブログは別として、多少でもブロガーの意見を反映させているブログで、万人受けするものはまずありません。自分にあわないと思えば、黙って見限って、また自分に合うブログを探せばいいのです。「自分好みのブログにしろ」と言われてもできるわけもなく・・・それをどうしてもご理解いただけないケースが発生したのはとても残念でした。

あと、うちのブログをしつこくストーキングしてるアンチもいますね。たぶんデー○タだと思うのですが、ファンブログにまでアンチ活動するんですね、あの人達は(笑)

>支持してますよ(^^)

ありがとうございます<(_ _)>

>でも記念に小説は買おうかな

結弦くんの顔写真のついた映画版ジャケットの文庫なら記念になりますよね。

コメント、どうもありがとう♪

No:5457 2016/04/11 20:23 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

真○○○○○○ 様

真○○○○○○さん、こんにちは。

>75組150人招待に約10,000件の応募

試写会に10000件の応募ってすごいですね! それだけでもヒットの予感です(笑) 1/160って、FaOIの当選確率よりはるかに激戦じゃないですか。

>招待者は羽生くんファンが多かったようで

結弦くんのファンが応募倍率をぐ~んと押し上げたんでしょうね。普段は試写会に興味のない人達の方が多かったのでは・・・(笑)

>私の感想は、♡上出来、上出来♡ 90点!! 

よかったです! いや、もう児童劇団の発表会に出演する我が子がちゃんと演技できるか、客席からドキドキしながら見守る母の心境でしたから(笑)

>セリフがねぇ...一ヶ所、危な〜い感じでしたが

でも、監督さんのOKがでたのだから、その初々しさもアリと思われたのでは。映画デビュー、まずは成功のようですね。

>皆様安心して、映画館に足をお運び下さい。

来月のロードショーが楽しみです。

試写会のご報告、ありがとうございました♪

No:5458 2016/04/11 20:36 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

みずほさん
こんばんは

ご紹介のMAD、最高ですね! もう爆笑です。
色々と腹が立ったり、悲しかったり、心配なことが多いこの10日間ですが、これは、いいです!
みずほさんのコメ返にある「児童劇団の発表会に出演する我が子がちゃんと演技できるか、客席からドキドキしながら見守る母の心境」にも、ホッコリ。 同じです!

No:5460 2016/04/11 21:37 | レモンパイ #- URL [ 編集 ]

補足です、度々すみません

結弦君が(というか重村が)敷居や畳の縁を踏んでいるの、やっぱりわざとですね。磯田さんが講演で話していました。おおらかなお殿様が庶民の家に来た場面だから、ということのようですヨ。
そりゃそうですよね。時代考察とか、所作の専門家とか入りますものね、映画作りは。
ずーと、ちょっと気になっていたので、これもスッキリしました。(#^^#)

No:5461 2016/04/11 22:22 | レモンパイ #- URL [ 編集 ]

レモンパイ 様

レモンパイさん、こんにちは。

>ずーと、ちょっと気になっていたので、これもスッキリしました

この映画の宣伝動画が公表されてすぐ、アンチが「畳の縁を踏んでる!」と騒いでましたが、私は全然気になりませんでした。それからまもなく、お殿様が庶民の家にきてそんな作法を気にするわけがない・・・という意味で、監督がわざと踏ませたらしい・・・で、とうに決着がついてたかと(笑) 

でも、現代人はもうそんなこと気にする人少ないと思ってたので、皆細かいこと気になるのね~と感心した記憶があります(笑)

コメント、どうもありがとう♪

No:5469 2016/04/12 09:50 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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